江の島の最奥部に位置する海食洞窟「江の島岩屋」。島の発祥地ともいわれ、「龍神伝説」に彩られてきた。奥行き152メートルの「第一洞窟」と、奥行き56メートルの「第二洞窟」から成り、整備された洞窟の散策が楽しめる。
岩屋を歩き、「江の島神社」の境内を参拝してから江の島を探訪するといいだろう。
目の前には美しい海景色が広がる。サンセットポイントでもあり、夕日の美しさは格別だ。周囲の岩場は、人気の釣りスポットにもなっている。
富士山と海を眺めながら完璧な一日を過ごす
タイムアウト東京 > Things to Do > 江の島でしかできない16のこと
神奈川の海岸沿いを進むと、小さいながらも美しい江の島に出合う。神奈川西部、湘南海岸沖に浮かぶ丘陵地帯のこの島は、車と歩行者の両方が通行できる橋で本土と結ばれている。
江の島は、東京から近い島の中でも最も人気のある島の一つだ。数多くの文化的建築、雰囲気の良いカフェ、観光スポットがあり、日帰り旅行をするには余りある魅力を持ち合わせている。天気が良ければ、富士山を遠望できる。
ここでは「タイムアウト東京」英語版編集部が、江の島で訪ねたい名所や食堂、バーなどを紹介。東京から電車に乗って到着できる島の風情を大いに味わってほしい。
東京から江の島へのアクセス:小田急線の新宿駅から片瀬江ノ島駅までは片道約80分。
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江の島の最奥部に位置する海食洞窟「江の島岩屋」。島の発祥地ともいわれ、「龍神伝説」に彩られてきた。奥行き152メートルの「第一洞窟」と、奥行き56メートルの「第二洞窟」から成り、整備された洞窟の散策が楽しめる。
岩屋を歩き、「江の島神社」の境内を参拝してから江の島を探訪するといいだろう。
目の前には美しい海景色が広がる。サンセットポイントでもあり、夕日の美しさは格別だ。周囲の岩場は、人気の釣りスポットにもなっている。
地元の人々から「えのすい」の愛称で親しまれている「新江ノ島水族館」。「相模湾ゾーン」「太平洋ゾーン」「深海Ⅰ」「クラゲファンタジーホール」などに分かれ、500種類を超える多様な海の生き物たちが展示されている。
人工ビーチでウミガメを間近で観察したり、幻想的な球体の中で浮かぶ気まぐれなクラゲを鑑賞したりと、あらゆる年齢層の来館者が楽しめるアクティビティが満載だ。江の島と富士山を背景に水しぶきを浴びながらのイルカショーも、ぜひ体験してほしい。
最新の営業時間やショーのスケジュールは、公式ウェブサイトに掲載されているので、訪ねる前にチェックしよう。
小田急線片瀬江の島駅から徒歩5分にある、江の島と三浦半島が一望できる海水浴場。江の島と三浦半島が一望でき、東西5キロに広がる砂浜は東洋のマイアミビーチと呼ばれ、例年、夏の2カ月で平均100万人の来場者を記録する。「海の家」が設置され、家族連れや若者をはじめ、マリンスポーツを楽しむ人も多く訪れている。
「江の島サムエル コッキング苑」にある展望灯台。島のシンボルである、同展望台からの息をのむような景観を堪能しなければ、江の島の旅は完結しないだろう。
入場料は500円。日本初の屋外エスカレーター「江の島エスカー」で上る場合は、別途360円(子ども180円)がかかる。
展望台の高さは避雷針まで入れるとおよそ59メートルあり、約41メートル地点にガラス張りの展望フロアがある。気象条件が整えば西に富士山、東に三浦半島、「東京タワー」や「東京スカイツリー」まで見渡せる。とりわけ、富士山の夕景は見事だ。
江の島の入り口にある「江の島アイランドスパ」。江の島でゆったりとくつろぐなら、天然温泉に浸かるのが一番だろう。
海岸沿いに位置し、湘南の海を見渡しながら地下1500メートルから湧き出る天然温泉を使用している内湯のほか、水着を着用して男女一緒に楽しめる11種類の温水スパがある。 「露天スパ」では屋外にインフィニティプールが広がり、湘南の海が一望。富士山を望む絶好のロケーションを誇る。また、一幅の絵画のように海と富士山が見られる「洞窟泉」もおすすめする。
サウナや水風呂、内湯には炭酸泉もあり、のんびりと湯に入りサウナでととのえば、一日の疲れも吹き飛ぶはずだ。
「江の島サムエル コッキング苑」内にあるカフェ「ロンカフェ(LONCAFE)」。ヤシの木が茂り、草花が花を咲かせる庭園からは、島内随一ともいわれる景色が広がる。島の高台に位置しており、テラス席に腰かけると、青い海とともに雄大なパノラマビューが楽しめる。
日本初のフレンチトースト店として知られているが、ボリュームたっぷりのサンドイッチや「B.L.T.」をフレンチトーストに仕立てた逸品、クレームブリュレなど、軽食からスイーツまで幅広いメニューを提供する。
デザートには、同店特製の「フレンチトーストソフトクリーム」を試してみては。
「江島神社」の本宮、「奥津宮」の近くにある、人気のカフェ食堂「㠀舎(とうしゃ)」。昔ながらの調理法で作る家庭料理に、かまどで炊いたご飯や味噌汁が付いた定食を提供する。
「魚の煮付け定食」や「海鮮寿司丼」「しらす二色丼」など、新鮮な魚介類を用いたスタンダードメニューに加えて日替わり定食がある。コーヒーは数種類、野草茶なども用意する。
夏にはかき氷が登場。古民家を改装した趣ある店内で、江の島の海を見下ろしながら頬張るかき氷は格別だ。
片瀬江ノ島駅の近く、片瀬橋のたもとにある食堂。8時から20時まで通しで営業しているので、腹がすいたらいつでも立ち寄れる頼りになる店だ。
魚は片瀬漁港から直接仕入れたもので、新鮮そのもの。魚をたたいて味噌で味付けしたなめろうを秘伝のごまだれで和えた「まかない丼」や、魚の燻製(くんせい)のほぐし身に焦がしバターしょう油をかけた「ホロホロ丼」が名物。江の島グルメの「釜揚げしらす丼」も味わえる。
10時30分まで限定の朝食メニュー「漁師汁定食」でしっかりエネルギーをチャージして、島の散策を始めるのもいいだろう。
シラス料理の専門店。江の島は豊富な海の幸に恵まれているが、中でも人気の高い食材がシラスだ。
シラスとは、カタクチイワシやマイワシなど稚魚の総称で、生で食べたり、釜ゆでしたものをご飯に乗せて丼ものとして食べたりする。 「しらす問屋とびっちょ」は、江の島で行列ができる人気店。入るまでに待ち時間が2時間に及ぶこともあるので、島を散策する前に立ち寄って整理券をもらっておこう。
メニューには、さまざまなシラス料理が並ぶ。定番の生シラスや釜ゆでしらすに加え、特大のかき揚げ、たたみイワシ、茶わん蒸し、しらすパン、しらすアイスまで揃っている。近くには「江の島弁財天仲見世通り店」があり、「しらすソフト」が楽しめる。
江の島名物「丸焼きたこせんべい」の専門店。注文を受けてから、タコ2、3匹を少量の生地をまぶし、鉄板でプレスしながら焼いて提供する。ほかに、「丸焼きえびせんべい」やシラス入りの「青のせんべい」がある。
列に並んでチケットを買い、焼きたての大きなたこせんべいが食べられるのは、江の島観光の醍醐味(だいごみ)である。タコのうまみがぎっしり詰まったたこせんべいの味を裾分けしたいなら、手土産にカットした箱入りを買って帰ろう。
ハワイ・カイルア生まれのカフェ「モケス ハワイ(Moke’s HAWAII)」。ふわふわのパンケーキとキュートなインテリアが魅力で、SNS映えすると人気がある。島気分を満喫したいなら、ぜひ訪れてほしい。
メニューにはパッションフルーツのソースが添えられた名物の「リリコイパンケーキ」や「マカデミアナッツパンケーキ」、江の島ならではの「しらすパンケーキ」も提供。同店限定の「イッツ・ア・ガール」は、江ノ島シーキャンドルがモチーフ。パンケーキが5枚重ねられた、見た目も愛らしい一品だ。
片瀬江ノ島駅を出てすぐの川沿いにある、オーセンティックバー「バード(Bar d)」。ステンドグラスの窓からは、江の島がのぞく。
15時にオープンするので、島の観光後に立ち寄るのがいいだろう。なぜなら、散策後でないと店を出るのがおっくうになってしまうからだ。
店の名は、往年のサックスの名手、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)の愛称「バード」に由来し、店内には昔ながらのジャズが緩やかに流れる。
窓際の革張りのアームチェアからBGMまで店の全てが居心地よく、つい時間がたつのを忘れてしまうだろう。
江ノ島のカフェ&クラブ。湘南海岸を見渡す最高のロケーションの店内では、絶品とうわさされるカレーやパンケーキを提供している。また、週末に開催されている音楽イベントでは、ディスコやハウス、テクノ系のDJを中心に、国内外の有名アーティストがプレイしに訪れる。
小箱だが音が良く、DJハーヴィーやニック・ザ・レコードといった有名DJの来日ツアーには、ほぼ毎回組み入れられている。
イベント開催日時については、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。
江の島に点在する「辺津宮(へつみや)」「中津宮(なかつみや)」「奥津宮(おくつみや)」三社の総称。中でも最大の辺津宮は、江の島シーキャンドルへ続く参道にある。
神社の入り口は、江の島弁財天仲見世通りの突き当りに大きな朱塗りの鳥居が建っているので、見逃さないだろう。
鳥居をくぐると、社殿へと続く階段の上に竜宮城を模した楼門「瑞心門(ずいしんもん)」が迎えてくれる。
江の島の「恋人の丘」にある鐘。美しい天女(弁財天)とリュウが結ばれた「天女と五頭龍」の伝説に基づいて造られ、恋人たちが一緒に鐘を鳴らすと、永遠の愛を約束できるといわれている。
鐘を取り囲む金網には、名前を書いた南京錠が鈴なりになっている。2人の愛に鍵をかけて未来永劫(えいごう)の愛を願うというものだ。 南京錠は近くの店で購入でき、サインペンを貸してくれる。
老いも若きも、カップルで江の島を訪ねたなら立ち寄ってみては。晴れた日には、伊豆大島まで見渡せる眺望が楽しめる。
日本酒やウイスキーのハイボールを居酒屋で浴びるように飲むのは手軽だが、そういうときは大概、酒のおいしさは味わっていない。
首都圏から少し外れた山梨、静岡、千葉には、
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