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東京、冷やし中華15選

王道スタイルから変わり種まで、夏の風物詩を味わう

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今年も冷やし中華の季節がやってきた。最近では定番のしょうゆだれ、ゴマだれだけではない、ユニークなものが生まれている。本記事では、定番から変わり種まで、東京の冷やし中華シーンの裾野の広さを感じることができる店を紹介。

「冷やし中華はじめました」の貼り紙を探して蒸し暑い東京の街をさまよう前に、チェックしてほしい。

テキスト:メンチャック

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  • 中華料理
  • 豊洲

築地市場の移転に伴い、豊洲市場の管理施設棟へ移転した「やじ満」。同店の冷やし中華は、60年以上変わらない秘伝のたれを使用した人気メニューだ。まろやかな酸味でかなり甘めのたれが、たっぷり乗った刻みのりとマッチする。

柔らかいチャーシューや、薄く仕上げた美しい錦糸卵にも確かな仕事ぶりが光る。昔ながらの王道タイプながら、市場関係者にファンが多いのも頷ける。もし、ほかにも食べる余裕があるのならば、柔らかくジューシーな「手作りジャンボ焼売」も併せて注文したい。

なお、臨時休業や営業時間の変更があるため、訪れる際には公式ウェブサイトを確認してほしい。

  • 中華料理
  • 池尻大橋
  • 価格 1/4

池尻大橋で人気の中華食堂「鶏舎」の「冷やし葱(ネギ)そば」は、「これを食べずに夏は越せない」という声も挙がるほど常連客に愛されるメニュー。「葱そば」と名乗るだけあり、極細にカットされた大量のネギが麺を覆うほどたっぷりと乗っている。

麺の上でキラキラと輝く様はなんとも涼しげだが、コシのある細麺にごま油が香るたれがしっかりと絡み、見た目よりもパンチのある味わい。

ネギのシャキシャキとした食感も心地よく、シンプルなのにまた食べたくなる一品だ。

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  • 戸越銀座

戸越銀座駅から徒歩3分、戸越銀座商店街にある人気ラーメン店。国産の鶏と豚をじっくりと炊き上げ、上質な和だし(3種の煮干し、サバ節、コンブ)を加え、丁寧につくるスープ、国産小麦100%自家製麺、じっくりと仕上げる3種類の絶品チャーシューがのる。

芳香な香りの「醤油ラーメン」(900円から、以下全て税込み)、モンゴル天外天塩を使った「塩ラーメン」(900円から)がレギュラーメニュー。季節ごとの限定メニューも豊富だが、夏季限定の人気のメニューとして「えにしの冷やし中華」(1,200円)を提供している。

一番の特徴は、ラーメンの上にかけられたかんきつ果汁のかき氷。ビジュアルのインパクトもさることながら、キュウリやナス、メンマ、だし巻き玉子、スイカなどの豊富な具材と、冷やし中華特有の酸味と、かき氷が作り出す味わいは唯一無二。暑い夏にぴったりの爽やかさに、箸が進む。ぜひ一度は味わいたい一杯だ。

酒やつまみメニューも充実しており、ちょい飲みもしやすいのがうれしい。

  • 神保町

神保町の老舗中華料理店、揚子江菜館は冷やし中華発祥の店として知られている。一年中食べられる「五色涼拌麺(ごもくひやしそば)」は、高く盛られた麺の周りを具材で飾り、富士山を表現したビジュアルがインパクト大。

チャーシュー、キュウリ、タケノコ、糸寒天はそれぞれ山の春夏秋冬を表し、錦糸卵は山頂に積もる雪をイメージしている。そのほかにも、エビ、シイタケ、ウズラの卵、鶏団子が乗り、食べ応え十分。たれは甘めなので、好みで卓上の酢やカラシを加えて味わおう。

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  • ラーメン
  • 池袋

池袋西口から徒歩5分ほどにある、「ハワイ」をテーマにした店内が特徴の一軒。カフェのような雰囲気で、女性1人でも入りやすい。

店主は護国寺にあった人気店「ちゃぶ屋」の出身。吉備黒鶏、丸鶏、香味野菜をベースにしたスープと、ハワイの水を使用した自家製麺のラーメンが楽しめる。

創作メニューが豊富だが、夏季限定で夏にぴったりの「Italian風Hulu-luの冷やしSOBA」(1,180円から)を提供している。氷の入ったキンキンに冷えた冷製の鶏スープに、生ハムとトマトにチーズ、バジルも加わった、まさにイタリアン風味のラーメンだ。

生ハムの塩味とトマトのさっぱりした味わいが奇跡的なバランスで混ざり合う、ここでしか味わえない夏のラーメンを堪能してほしい。

  • 恵比寿

恵比寿ガーデンプレイスの近くにある中華料理店「ちょろり」。夏季限定で提供される「冷やし中華そば」は、シンプルながら完成度の高い一品だ。具材は定番のモヤシ、キュウリ、錦糸卵に加え、波型にカットされた大きなハムが特徴。

添えられたカラシと紅ショウガの風味が後味をすっきりと整え、刺激が欲しい人には卓上のニンニクと豆板醤(トウバンジャン)で好みの味にカスタマイズもできる。

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  • 下北沢

下北沢の老舗中華料理屋「珉亭」。多くの名物料理を持つ同店だが、通年で提供している冷やし中華も見逃せないメニューの一つだ。スープはしょうゆと酢、砂糖というシンプルなもので、非常にさっぱりしている。コシのある麺にチャーシューやキュウリなどがトッピングされており、盛岡冷麺のような味わいを感じさせる、爽やかで食べ飽きない一品だ。

  • 中華料理
  • 神楽坂

神楽坂の地元民たちからこよなく愛されている中華料理店、龍朋。この店の冷やし中華の特徴はなんといっても常識を裏切る錦糸卵だ。極太で大雑把な盛り付け方もここまでくると一つのスタイルである。

卵のインパクトに隠れているが、店の人気メニューの一つ、チャーハンにもたっぷり入るチャーシューも厚切りで食べ応え十分。太めの麺も具材に負けない存在感で、物足りなさは一切ない。

可能ならば二人以上で訪れ、常連客がこぞって注文するチャーハンと、セットで付いてくる煮干がきいたスープとともに楽しんでほしい。

なお、月曜は不定休なので、訪れる際は公式ウェブサイトを確認してほしい。

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  • 三鷹

三鷹にある人気ラーメン店「中華そば みたか」の冷やし中華は、具材がメンマ、キュウリ、ハムが1枚のみと、とにかくシンプルなのだが、一度食べると何度でも通いたくなってしまう。

魅力はなんといっても麺。ラーメンにも使用される角ばった中太麺は、コシがありながら、歯切れがよく、蕎麦(そば)を思わせる独特の食感。そこに濃いめのしょうゆだれがよく絡むのだ。

  • 江東区

東京メトロ住吉駅と東陽町駅のちょうど中間(それぞれ徒歩10分ほど)にあるラーメン店。「豚骨一燈」などで修行経験のある店主が営む人気店だ。

レギュラーメニューはあっさりとしながらも醤油と塩の深い味わいが楽しめる「醤油」と「塩」のほか、サンショがたっぷりとかけられた「紀州山椒麺」、「担々麺」などがある。

季節の限定麺として、夏季限定では「イサキと真鯵の冷たいらぁ麺」(2,300円)を提供。カツオの風味たっぷりの透き通った冷たい清湯スープに、イサキ、マアジ、ハーブ、ヤングコーン、メロン、ライムがトッピングがされた至極の一杯だ。

丸ごと入ったヤングコーンは実だけでなく、ヒゲつき。スープが染み込み、イサキの切り身とその他の具材もちょうどよいバランス。すっきりとした冷製スープと喉越しのよい細麺もピッタリだ。

7月以降は「鶏節と煮干しの冷たいらぁ麺」が提供される。

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  • 代々木

自家製麺が人気の「麺恋処 いそじ」では、一風変わった冷やし中華(並、中盛り、大盛り)が食べられる。通常メニューにも使用される魚介豚骨スープをベースにした、ゴマが香る濃厚なたれに加え、麺の上にはシャーベット状の魚介豚骨スープも乗り、冷たさが持続する。

中太の自家製麺は、もっちりした食感ながらするすると入る。トッピングにもオオバ、トマト、ヤングコーンなど、夏らしい野菜が並ぶ。食べ終わった後にスープ割りがあるのも、つけ麺屋ならでは。

  • 中華料理
  • 渋谷

渋谷道玄坂近くに古くからある中華料理店。夏季限定の「冷やし中華」は、ごく一般的なしょうゆベースの甘酸っぱいスープに定番の具材が乗っている。

特筆すべき点は、麺が中太麺で太く、かなりの歯応えと食べ応えがあるところだ。この麺はスーパーで買える冷やし中華や、町の食堂で食ベられる冷やし中華と一線を画している。

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  • 恵比寿

恵比寿駅から徒歩4分ほどの場所にある、風味とうま味に奥行きのある親鶏のだしを使った中華そばが特徴のラーメン店。

夏季限定で、「冷やし親鶏中華そば」を提供している。親鶏の旨みをギュッと閉じ込めた冷製スープに、青竹手打ち麺の食感を引き立てる平打ちちぢれ麺、鶏チャーシューがたっぷりとのった、シンプルだけど贅沢な一杯である。

レギュラーメニューでは奥行きのあるスープを提供しているが、冷製スープになってもこちらの想像を超えたうまさが際立つ。白ネギは程よいアクセントになり、最後までスッキリと飲み干せるような爽やかでまろやかな味わいで、夏にぴったりな冷やしラーメンだ。

  • 丸の内

東京駅から5分、常盤橋タワーの地下にある店。横浜を本店とする煮干ラーメンの名店「ノ貫」が2024年11月に満を持して東京に進出した。

レギュラーメニューは濃厚な煮干しの味わい尽くせる「煮干蕎麦」(1,000円)、海老の旨みを凝縮させた「濃厚甘海老蕎麦」(1,300円)、各種つけ蕎麦などがあり、季節によって変わる限定メニューも豊富。厳選された日本酒メニューがあるのも特徴だ。

夏季限定のメニューの「冷や牡蠣」(1,500円)は、煮干白湯をベースにカキの旨みを凝縮させた冷製スープに、カキのコンフィとタマネギが添えられた、シンプルだけど深みのある一杯。冷やしにすることで、カキの旨みがキリっと際立つのがわかる。

細麺だがコシのある麺はスープにもピッタリで、タマネギの甘みも良いアクセントになっている。濃厚だがさっぱりできる夏にピッタリな一杯。

夏季限定で、「日本海直送冷やし甘海老蕎麦」(1,500円)も用意する。

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  • 中央区

都立家政駅前の人気ラーメン屋「食堂 七彩」の姉妹店。2015年に東京ラーメンストリートから移転オープンした。

この店の最大の特徴はなんといっても自家製麺。キッチンの一角に麺を打つためのスペースがあり、職人による打ち立ての麺を食べることができるのだ。

夏季限定の「冷やし中華」は、タレにトマトを使用している。王道の味ながら、暑い夏に合うさっぱりした味わいだ。

珠玉の一杯を味わいたいなら……

  • ラーメン

ここでは一杯あたり2,000円前後からなんと1万円のラーメンまで、10店舗を紹介する。和牛やオマールエビ、フカヒレなどの高級食材を使った店や本格的な中華麺、コース料理が堪能できるラーメン割烹など贅を尽くした究極の一杯の数々だ。

自分への最高級のご褒美ラーメンとして堪能してほしい。

  • ラーメン

本記事では、日本全国に弟子を持ち、つけ麺の魅力を広め続けている大勝軒グループの総本山や、魚介系のつけ麺ブームが来る前から魚介豚骨のスタイルを築いてきた行列店、はたまた本場・博多の明太子料理専門店が生み出した独創的なつけ麺など、5店舗を厳選して紹介する。

麺とスープが別々に提供されるからこそ、それぞれのこだわりが引き立つ奥深きつけ麺の世界。その迷宮に一歩足を踏み入れてほしい。

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  • ラーメン
東京、深夜の締めラーメン15選
東京、深夜の締めラーメン15選

ここでは深夜営業のラーメン店を15店を紹介する。カロリーと快楽のバランスをとりながら、あなたの行動エリアの締めラーメンを楽しんでいただきたい。幸い、深夜のラーメン摂取は今のところ法律で禁じられていない。

  • ラーメン

早稲田大学をはじめ、多くの大学が集まり、学生でにぎわう高田馬場。飲食店がひしめくこの街は、都内屈指のラーメン激戦区としても知られている。

店の数だけでなく、味のバリエーションも豊か。あっさりと上品な鶏そばから、濃厚な鶏白湯(パイタン)まで、好みに合わせて選べるのがうれしい。

本記事を参考に、高田馬場で自分好みの一杯を見つけてみては。

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