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2025年5月18日(日)は、「国際博物館の日」。世界中の博物館で18日を中心に、無料開館・地域連携事業・講演会など、さまざまな記念行事を行う。東京においても多数の博物館や美術館が参加する見逃せない日だ。
この機会に興味を引く博物館や企画展へ出かけて、新たな発見をしてほしい。
常設展が無料公開
常時無料公開を除き、東京で常設展示などが無料となるのは、「東京国立博物館」「東京国立近代美術館」「国立西洋美術館」「国立科学博物館」「台東区立書道博物館」「台東区立一葉記念館」「旧東京音楽学校奏楽堂」「朝倉彫塑館」「切手の博物館」「古賀政男音楽博物館」「品川区立品川歴史館」「世田谷美術館」「たましん美術館」「家具の博物館」だ。

皇居の近くにある「東京国立近代美術館」は、重要文化財を含む国内最大級のコレクションが特徴の、常設展のみ無料公開。近代の日本画・洋画をはじめとする約1万3000点の所蔵作品から、会期ごとに200ほどに絞って展示しているので、いつ訪れても新たな美に出合えるだろう。
企画展では、スウェーデン出身の画家ヒルマ・アフ・クリント(Hilma af Klint)によるアジア初の大回顧展「ヒルマ・アフ・クリント展」が、6月15日(日)まで開催されている。

同じく常設展示のみ無料となる「世田谷美術館」では、88歳の横尾忠則の現在を紹介する「横尾忠則 連画の河」展が行われている。常設展と併せて、注目の企画展にもぜひ足を運んでみてほしい。
ポストカードやステッカーのプレゼント
無料観覧は実施していないが、オリジナルグッズのプレゼントや入館料が割引になる人気美術館も多数ある。

「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」を開催中の「国立新美術館」では、先着で展覧会のオリジナルステッカーとポストカードを配布。新宿の「SOMPO美術館」では展覧会オリジナルステッカーを、 「東京ステーションギャラリー」ではロゴ入り鉛筆をそれぞれ来館者全員にプレゼントする。
六本木の「森美術館」と「東京シティビュー」では、一般入館料が200円引きとなるので、この機会を見逃さないでほしい。
「上野ミュージアムウィーク」を実施
上野では、「国際博物館の日」に合わせ、5月25日(日)まで「上野ミュージアムウィーク」を開催中。「上野恩賜公園」周辺にある博物館や美術館、動物園など13の文化施設と上野のれん会の店舗が参加し、さまざまな催しが行われている。

常設展が無料公開となる「東京国立博物館」には、縄文時代から浮世絵まで10万を超える文物を所蔵し、国宝や重要文化財も多数。仏像のコレクションも充実し、常設展示だけでも十分に見応えがある。「国立西洋美術館」では常設展が無料となり、オリジナルポストカードをプレゼントする。

「相国寺展—金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」が5月25日まで開催中の「東京藝術大学大学美術館」でも、オリジナルグッズを配布する予定だ。
このほかにも、この日だけのスペシャルな取り組みを行う博物館・美術館があるので、詳細は日本博物館協会の公式ウェブサイトを見てほしい。
5月18日は美術館・博物館巡りを堪能しよう。
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