1. Tokyo National Museum
    Photo: Tokyo National Museum
  2. Tokyo National Museum
    Photo: Tokyo National MuseumTokyo National Museum
  3. Tokyo National Museum
    Photo: Courtesy of Tokyo National Museum
  4. Tokyo National Museum
    Tokyo National Museum春の庭園開放
  • ミュージアム
  • 上野

東京国立博物館

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タイムアウトレビュー

東京滞在中、美術館巡りには1日しか割けないが、日本の芸術や歴史に興味があるのなら、ここに行くべし。日本最古にして最大の博物館で11万件以上を所蔵。華麗な門をくぐると、広い中庭と池を3つの建物が取り囲んでいる。正面の建物が1938年建立の本館で、日本美術と骨董(こっとう)品を常設展示。25部屋あり、定期的に絵画、陶器、刀、着物、彫刻などを入れ替わり展示をしている。

右手にある東洋館は5階建てで、ほかのアジア諸国の芸術作品を集めている。左には1909年に開館したヨーロッパスタイルの表慶館。その裏には法隆寺宝物館があり、奈良の法隆寺から皇室に献納された仏教美術を中心とした作品を展示している。

本館の左は平成館で、日本とアジアの美術の大人気の作品の企画展を年3、4回行っている。敷地内にはレストランが2カ所あり、ミュージアムショップもある。

詳細

住所
東京都台東区上野公園13-9
Tokyo
アクセス
JR『上野』駅(公園口)徒歩10分/京成電鉄『京成上野』駅 徒歩15分/東京メトロ千代田線『根津』駅 徒歩15分
価格
展覧会により異なる
営業時間
9時30分~17時00分(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)

開催中

内藤礼 生まれておいで 生きておいで

美術家の内藤礼は、光や空気、水、重力といった自然がもたらす事象を通して、「地上の生の光景」を見いだすインスタレーション作品などを国内外で発表してきた。今回、上野の「東京国立博物館」という意外性に満ちた空間で個展を開催する。 同館が収蔵する縄文時代の土製品や建築空間との出合いをきっかけにした本展では、内藤が館蔵資料に見いだした、原始から現代につながるような精神世界を表現するという。かつて太陽とともにあった生と死、人と動植物や人と自然のあわいに起こる親密な協和を、自然光に照らされた展示室にそっと浮かび上がらせ、期待が高まる。 なお本展は、エルメス財団との共同企画で、東京国立博物館での展示会期終盤、2024年9月7日(土)からは「銀座メゾンエルメス フォーラム」でも、同名の個展を開催予定だ。同財団では、自然素材にまつわる知識や技術の共有を目指す「スキル・アカデミー」で、「土」にフォーカスしている。関連書籍などと併せて楽しみたい。 ※9時30分~17時(入場は閉場の30分前まで)/定休日は月曜(7月15日、8月12日、9月16・23日は開館)、7月16日、8月13日、9月17日/料金は前売り1,400円、大学生800円/当日1,500円、大学生1,000円、高校生以下無料

カルティエと日本 半世紀のあゆみ 「結 MUSUBI」展 — 美と芸術をめぐる対話

フランスを代表するハイジュエリー&ウオッチメゾン「カルティエ(Cartier)」が、上野の「東京国立博物館 表慶館」で、「メゾン」と日本を結ぶさまざまなストーリーを紹介する展覧会を開催する。 20世紀初頭に美術愛好家であったルイ・カルティエの時代から現代まで、「メゾン カルティエ」の作品がいかに日本からの影響を受けているか、また、1988年以降、日本で開催されてきたカルティエの展覧会を振り返りながら、その歴史を貴重なアーカイブピースとともに紹介する。 加えて、多くの日本人アーティストをヨーロッパに紹介してきた「カルティエ現代美術財団」の活動も紹介。澁谷翔が描いた絵画50点の連作をはじめ、村上隆や横尾忠則、荒木経惟、川内倫子、森山大道、束芋、宮島達男、杉本博司、三宅一生らの作品も展示予定だ。 カルティエが日本で最初のブティックをオープンしたのは1974年。カルティエジャパン50周年にふさわしい、貴重で豪華な展覧会となるだろう。 ※9時30分~17時(金・土曜は19時まで)/入場は閉場の30分前まで/定休日は月曜(7月15日は開館)、7月6日/料金は前売り1,400円、大学生1,100円、当日1,500円、大学生1,200円/高校生以下無料

創建1200年記念 神護寺―空海と真言密教のはじまり

京都市の北西部・高雄にあり、紅葉の名所として知られる神護寺。奈良・平安時代の貴族、和気清麻呂(わけのきよまろ)が建立し、中国・唐から帰国した空海が活動の拠点にしたことから、真言密教の始まりの地となった。 上野の「東京国立博物館」で開催される本展では、神護寺の創建1200年と空海生誕1250年を記念し、寺外初公開の本尊「薬師如来立像」、現存する日本最古の「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」、日本の肖像画史上の傑作「伝源頼朝像」など、国宝17点、重要文化財44点を含む密教美術の名品など約100点が展示される。 ここ数年、各地で空海に関する特別展が相次いで開催されているが、本展はかつてないほど多くの国宝が京都を離れ、東京で展示される展覧会となる。神護寺を訪れても拝観できるとは限らない至宝が並ぶ、非常に貴重な機会だ。 ※9時30分~17時、金・土曜は9時30分~19時(8月30・31日は除く)/入場は閉館の30分前まで/休館日は月曜(8月12日は開館)、8月13日/料金は前売り1,900円、大学生1,100円、高校生700円/当日2,100円、大学生1,300円、高校生900円、中学生以下無料

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