世田谷ボロ市

2016年1月しかできないこと

2016年1月しかできないこと

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東京、話題のイベント5選

  • 映画
  • 映画
今年も夏がやってくる。本稿執筆時点において、すでに都内の最高気温は30度を優に超えており、これからまたあの蒸し暑さが到来するのかと思うとウンザリを通り越してゲッソリであるが、とはいえスペシャルな季節である。未来への予感とノスタルジーが混じり合うあの特別な気分は、夏の光と太陽がなければ生まれ得ないのだ。 そして我が国の夏はどういうわけか、アニメーション映画がぴったりハマる。スタジオジブリが巧妙な戦略によって「夏はジブリ」という図式を定着させてから幾星霜、この時期にアニメーション作品を鑑賞する行為は、花火大会や夏祭りにも似た、ちょっとしたイベントの一つとなった。 本稿ではこの夏にぜひ観ておきたいアニメ映画のリバイバル上映作を紹介する。 『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』 ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbowラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow 2019年に公開され、興行収入13億円という大ヒットを飛ばした劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!』が4DXとして復活する。 スクールアイドルの全国大会「ラブライブ!」で優勝を果たした9人組グループAqoursが、沼津とイタリアを舞台に歌ったり踊ったりして、挫折しながらも成長してゆくという青春大河ミュージカル映画だ。 はっきり言って詰め込みすぎな上にあまりにも御都合主義だし、とにかくツッコミどころ満載なのだが、怒涛の勢いで押し切る脅威的なドライブ感は唯一無二にして痛快。 3DCGを駆使したライヴシーンのダイナミックな空間表現がすばらしい。そしてやはり「Believe again」は名曲。考えるな、肌で掴め! 7月4日(金)から「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」「グランドシネマサンシャイン池袋」など全国の劇場で2週間限定上映 詳細はこちら 『劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード』 言わずと知れた超名作『カードキャプターさくら』の劇場版第2作が、公開25周年を記念して再上映。TVシリーズのその後を描いた作品であり、さくらと小狼の恋路の行方が巧妙なストーリーテリングによって進行する。セル画アニメの集大成ともいわれる作品であり、恥ずかしくなるほどピュアな恋愛模様と、なかなかにエグい戦闘場面が、超絶作画によって実に丹念に活写されている。 「個人」を取るか「世界」を取るかを迫られる、いかにもアーリー2000年代的な感覚も、いま観るとかなりノスタルジー。登場人物が全員良い子すぎるのでそれだけで泣いてしまう。 入場者特典として第1週はイラストカード、それ以降はミニ色紙が配布されるとのこと。絶対にほしい。 7月11日(金)から「新宿ピカデリー」「アップリンク吉祥寺」など全国の劇場で上映 詳細はこちら   『海がきこえる』 画像提供:株式会社つみき | 『海がきこえる』 シティポップ リバイバルによって近年再評価を受けた、「ジャパニーズ エモ」の金字塔だ。...
  • アート
タイムアウト東京 > カルチャー > 東京、7月に行くべき無料のアート展8選 日々を豊かにするグッとくるアートとの出合い。本記事では、2025年7月に都内で開催する無料のアート展を届ける。 杉本博司、アニッシュ・カプーア、友沢こたおらが参加する、三島由紀夫の遺作をテーマにしたグループ展や、評価が高まり続ける写真家・深瀬昌久の写真展など、厳選したものをピックアップ。リストを片手に街へと繰り出そう。 関連記事『2025年下半期、見逃せない芸術祭10選』
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  • レストラン
猛暑が予想されるこの夏は、進化し続けるかき氷を味わってクールダウンしたいところ。今年も止まらないかき氷ブームに乗って専門店のオープンが相次いでいるが、ホテルやカフェが夏限定で手がけるかき氷も見逃せない。 老舗和菓子店の素材を生かしたクラシックな一杯から、パフェのようなボリュームたっぷりのものまで、2025年の夏に味わっておきたい7品を紹介する。 画像提供:株式会社榮太樓總本鋪「丸山珈琲 日本橋ブレンド~特製珈琲蜜とミルクエスプーマ~」 丸山珈琲 日本橋ブレンド ~特製珈琲蜜とミルクエスプーマ~ 日本橋に本店を構える老舗和菓子店「榮太樓總本鋪」が手がけるカフェ「ニホンバシ イーチャヤ」では、軽井沢発の「丸山珈琲」とコラボレーションしたかき氷を提供する。 「丸山珈琲 日本橋店」の「日本橋ブレンド」を使用した「丸山珈琲 日本橋ブレンド~特製珈琲蜜とミルクエスプーマ~」は、濃厚に抽出したコーヒーと榮太樓のみつあめを合わせた特製蜜に、北海道産の生クリームと牛乳を使ったエスプーマを重ねた一品。大人のビターな味わいと、ラテのようなまろやかさが同時に楽しめる。 そのほか、山本山の宇治抹茶と自家製蜜に北海道産小豆を合わせた毎年人気の定番メニュー「宇治抹茶金時~山本山×榮太樓~」や、イチゴの果肉感と甘酸っぱさを楽しめる「あまおうミルク~福岡県産あまおうと自家製ミルクみつ~」も提供する。 販売期間:9月下旬まで 画像提供:株式会社ニュー・オータニ「新江戸かき氷」 新江戸かき氷 「ホテルニューオータニ(東京)」内にある日本料理店「カトーズ ダイニング&バー(KATO'S DINING & BAR)」では、希少な「日光天然氷」と月ごとに産地が変わる厳選フルーツを使った「新江戸かき氷」シリーズを提供している。 特に注目したいのは、鳥取県産のブランドスイカを丸ごと味わえる「新江戸かき氷〜鳥取すいか〜」。ふわふわに削った天然氷に、スイカをマリネした自家製シロップと葛(くず)ソースをかけ、スライスした果肉やミントを添えた、清涼感たっぷりのかき氷に仕上がった。 6月下旬までは上品な甘みの「とまり美人」、7月からは濃厚な甘さと食感が魅力の「大栄西瓜」を使用。どちらも生産量が少なく、全国的にも流通の限られたレアなスイカとして知られている。8月以降も、産地を変えて同メニューを継続する予定だ。 そのほか、天然氷の中に白玉・ようかんゼリー・黒蜜あんこを忍ばせ、最後に黒蜜をかけて仕上げた「新江戸かき氷~和三盆~」、マンゴーの味わいと和の甘みが相性抜群な「新江戸かき氷~マンゴー~」などが揃う。 販売期間:9月下旬まで 氷菓子 東銀座の「現代里山料理 ゼンハウス(ZEN HOUSE)」には、今年も夏の人気メニュー「氷菓子」が登場する。 かき氷の名店「氷舎 ママトコ」の原田麻子がプロデュースした「花桃露(はなとうろう)」は、白桃のコンポートにバラのムース、ライチのジュレを重ね、紅茶シロップで華やかに仕上げた上品な一杯。とろける果実感と香りの余韻が広がる、大人のためのかき氷だ。 もう一つの「黒翡翠(くろひすい)」は、静岡県産の「天空の抹茶」を使った濃厚ソースと、黒ゴマのカスタードクリームを重ねた和テイストのかき氷。小豆アイスや「雷おこし」など、食感と味の変化が楽しめる構成になっている。仕上げには金箔(きんぱく)をあしらい、見た目にも贅沢感を感じる一皿だ。 販売期間:8月29日(金)まで WA!!くまのかき氷 芝公園の「テラスダイニングタンゴ(Terrace Dining...
  • アート
タイムアウト東京 > カルチャー > 東京、6月から7月に行くべきアート展 東京の人気ギャラリーや美術館で開催するアート展を紹介。「東京都庭園美術館」での年に一度の建物公開展から、日本古美術や中国美術、ジブリの立体造型物展まで、今月も注目の展示が盛りだくさんだ。 厳選したアート展を紹介する「東京、6月に行くべきアート展5選」「東京、6月に行くべき無料のアート展14選」という記事も用意しているので、併せてチェックしてほしい。 関連記事『6月から7月に行くべきアニメ展示』
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  • Things to do
タイムアウト東京 > Things to do > 2025年に行くべき新施設10選 現在、東京では「100年に一度」と言われる大規模再開発が進行中。新しい建物が次々と誕生している。 2025年には、注目すべき新施設のオープンが相次ぐ予定だ。特に、高輪エリアで進行中の大規模なまちづくり計画「高輪ゲートウェイシティ」の完成や、歴史上初となる「西武池袋本店」の全面リニューアルには、大きな期待が寄せられている。   進化を続ける東京から、2025年も目が離せない。 関連記事『2025年春、直島に新美術館がオープン』『沖縄やんばるに、大規模テーマパーク「ジャングリア」が2025年開業』
  • 音楽
インタビュー:ブライアン・イーノ
インタビュー:ブライアン・イーノ
テキスト:アンドリュー・P・ストリート、 翻訳:佐藤環 シドニー・オペラハウスで行われた『Vivid Sydney』の音楽プログラム『Luminous』(2009年5月にシドニーで開催されたイベント。音楽公演や美術品の展示、環境問題についてのディスカッションなどが行われた)のキュレーターとして、彼はすべてをやり尽くせたかもしれない。だが彼が最も愛するものは、制限された環境だ。 ―『Luminous』のパフォーマーはどのような基準で決めましたか? 条件は2つあった。私の希望と、ブッキングが可能なことだ。 ―では、美意識が最優先というわけではないのですね? いや、美意識はあった。一貫して優先させた美意識は「私が好きなもの、または見たいもの」。私が最先端だと思える音楽か、その他の興味を持った“カタチ”の音楽だと思うもの。私にとってパイオニアだと思えるものなんだ。 ―では、80年代のシンセサイザーのリバイバルを売りにしているといわれているレディトロンもパイオニアだと言えますか? なるほど、面白いね。 私の考えでは、もはや音楽に歴史というものはないと思う。つまり、すべてが現在に属している。これはデジタル化がもたらした結果のひとつで、すべての人がすべてを所有できるようになった。レコードのコレクションを蓄えたり、大事に保管しなくてもよくなった。私の娘たちはそれぞれ 50,000枚のアルバムを持っている。ドゥーワップから始まった全てのポップミュージック期のアルバムだ。それでも、彼女たちは何が現在のもので何が昔のものなのかよく知らないんだ。 例えば、数日前の夜、彼女たちがプログレッシブ・ロックか何かを聞いていて、私が「おや、これが出たときは皆すごくつまらないといっていたことを思い出したよ」と言うと、彼女は「え?じゃあこれって古いの?」と言ったんだ(笑)。彼女やあの世代の多くの人にとっては、すべてが現在に属していて「リバイバル」というのは同じ意味ではないんだ。 ―でも、本当に大事なものはいくらかそこで失われたのでは? 何かは失われたし、何か別のものが得られただろうね。特に私の世代で失われたものは顕著だね。なぜなら、私たちにとってレコードは極めて重要なもので、レコードによって文化的なポジションが決められていたし、レコードの嗜好によって人との付き合いも決まった。レコードは文化的な会話の中心を占めていたんだ。 その理由の一つは、レコードは金のかかる趣味だったからね。当時は高くてたくさん買えなかったから、それだけお金をかけるならば、真剣になるし情熱も持つようになる。そして、真剣になって情熱を持った分だけ、恩恵も受ける。 だが、今や音楽は水のような存在になってしまった。事実、水より若干安くなっているし、音楽に対してはまったく異なる態度が生まれている。この新たな態度の健全な部分としては、さっき説明したように、偏見をまぬがれた差別のないフィールドが生まれたことだね。音楽は以前ほどはイデオロギーの重荷を背負わされなくなった。 例えば、ABBAを好きな人は政治的に格好悪いとされたり、ベルベット・アンダーグラウンドを称賛するのが不可欠だとされていた頃のことを思い出すよ。そういった多くのものは過ぎ去ったし、過ぎ去って良かったと思う。 ―それだけでしょうか? いや、他にも引き起こされたことは、音楽が事実上無料になったことで、コピーできない部分に価値が置かれるようになったことだ。...
  • 映画館
個性が光る東京映画館
個性が光る東京映画館
東京の映画館は個性的な映画館づくりに力をいれている。新宿ピカデリーは『プラチナシート』と『プラチナルーム』というサービスを導入。大スクリーンをベストポジションで見られるようバルコニーを設け、中央にプラチナシート、その両サイドにプラチナルームを配置した。プラチナシートは、カッシーナ・イクスシー社が初めてデザインした劇場用オリジナルソファシートで、足を伸ばしながら映画を鑑賞することができるのが特徴。一方のプラチナルームは、2人だけで大型スクリーンを独占しているような気分になれる、プライベートタイプの空間に仕上げてある。このほかにも、東京には個性派の映画館が多い。自分好みの映画館が見つかれば、鑑賞はいっそう楽しくなるだろう。
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  • トラベル
ヨーロッパのクリスマスマーケット
ヨーロッパのクリスマスマーケット
毎年11月後半から年末にかけて、ヨーロッパ各地の都市ではクリスマスマーケットが開かれる。プラハの歴史溢れる広場やコペンハーゲンの美しい庭園などが会場になり、露店が軒を並べている。ユニークなお土産を探しながら、ヨーロッパの伝統を体験してみよう。
  • トラベル
NYCでレディー・ガガに変身する
NYCでレディー・ガガに変身する
今この瞬間、レディー・ガガは来週ラジオ・シティ・ミュージックホールで行われる全公演売り切れのモンスター・ボール・ツアーの千秋楽に向けて、楽屋の鏡にうつる自分を見つめながら猫のようにのどを鳴らして、最終準備に入っているに違いない。もちろん、エリオット・スピッツァー元ニューヨーク州知事のセックステープに登場したような女性とアンデルセン童話『雪の王女』が混ざったような出で立ちで。ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ(レディー・ガガの本名)の奇抜さを取り入れて、ニューヨーク街中にに愛の光線を放射したいのなら、次の7つのガイドは外せない。 Step 1 ウォーホル的模倣術モードに入ろう レディー・ガガのアルバム『ザ・フェイム』と『ザ・フェイム:モンスター』をiPod に入れたら、1枚目のアルバムタイトル曲『フェイム』をプレイしよう。この曲は、ポップミュージック界での新たな突然変異を最初に感じさせるエレクトロな曲だった。覚えやすいキャッチーなフレーズは、ハイブローなパフォーミングアートになり観客の心をつかんだ。「シャンパンと終わりのない幸運の楽しみ方は知り尽くしてる。平凡なんて大嫌い」と誘うような甘い声でガガは歌う。ガガ旋風に身を任せるしかない。 Step 2 ドレスアップは必須 お次は去年Googleで最も検索された歌詞だというシングル『ポーカー・フェイス』をプレイして、ガガになるために必要な洋服を仕入れに行こう。 彼女の独特な美的センスをバックアップするクリエイティブ集団、ハウス・オブ・ガガが、もし一般人の予算しかなかったらどこへ買い物に行くのだろう?シームドの網タイツ ($24) をお探しなら、カペジオ・ダンス・シアター・ショップ に向かうはずだ。ホールターの光沢あるラメゴールドのボディスーツ ($30) は、アメリカン・アパレルで手に入る。ヘッドギアは後まわしだ。新しい服に着替え、ローア・イースト・サイドの道から道へ、くねくねと渡り歩きながら、tightsarenotpants.comからマニフェストをプリントして配ろう。彼女が名声をつかむきっかけとなったザ・ロックウッド・ミュージック・ホール (196 Allen St Houstonと Stanton Stsの間) などのクラブも周辺にある。ビキニラインを見てぎょっとする通行人に、作り笑顔を返すのも忘れずに。 Step 3 自分なりのレトロサウンドを探せ クイーンズ区のロング・アイランド・シティにあるリサイクルショップ、ハウジング・ワークス・スリフト・ショップ (クイーンズ区 48-49 35th St / 48th と49th Avesの間: ) にふらりと立ち寄って、ヒールが一番高いハイヒールと、優雅に終日持ち歩くための趣味の悪いティーカップを買おう。 リフレッシュしたら、スタンウェイ&サンズの無料ピアノ工場ツアー (クイーンズ1 Steinway Pl と 21st Aveの角: 2ヶ月前に電話予約が必要) に参加して、ピアノの製造工程や材料になる木材の保管所を見学。まだ加工前のラフな木材が、カール・ラガーフェルドのデザインによる限定品『ラガーフェルド』や、1900年代に作られた黄金のドヒニー・アートケース・ピアノのようなステージ映えするピアノとして生まれ変わるのだ。工場に展示されているピアノは触ることができないから、豪華なものを見るだけの冒険はこの辺りで一段落させ、実際にピアノが演奏できるスタンウェイ・ホール(109 W 57th St と Sixth Aveの角:...
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  • 音楽
久保田麻琴、世界に通底する音楽
久保田麻琴、世界に通底する音楽
テキスト:大石始   1970年代からミュージシャン/プロデューサーとして数多くの歴史的作品を残してきたほか、世界中を旅しながら現地の知られざる音楽を紹介してきた久保田麻琴。2007年から09年にかけて宮古島での神歌と古謡を録音、Blue Asia名義の『Sketches Of Myahk』など数枚の作品にまとめた彼の最新作が『ぞめき壱 高円寺阿波おどり』。1957年に第1回が行われ、現在まで東京の夏の風物詩として多くの観客を集めてきた高円寺阿波おどりの連(打楽器隊などで構成されるグループ)の演奏を収めた異色作だ。高円寺および本場・徳島の阿波おどりの魅力について、たっぷりと語ってもらった。
  • 中華料理
東京、焼き小籠包5選
東京、焼き小籠包5選
Text by Takeshi Tojo 中国上海市で2010年5月1日、上海万博が始まった。246の国・地域などが参加する大規模な国際博覧会で、開場から1週間で来場者100万人を記録、終了の10月31日までに7000万人の来場が見込まれている。会期中に上海の訪問を予定している方も多いとは思うが、気になるのが現地の文化。そして中国といえば、そのひとつは“食”になるだろう。そこで、いま東京でもじわじわと注目を集めているのが、上海を代表する名物料理のひとつ『焼き小籠包』だ。 焼き小籠包は中国では生煎(シェンチェン)と呼ばれており、小麦粉の皮で挽き肉の具を包み、鉄板の上にぎっしりと敷き詰めて蒸し焼きにしたものが一般的。底の部分には焦げ目がつき、中にはあつあつの肉汁がたっぷりと含まれている。皮に穴をあけて肉汁すすってから食べるというこのローカルフードは、朝食やおやつとして日常的に食べられており、庶民に愛され、上海を中心に広がっている。そんな上海のB級グルメとも言える焼き小籠包だが、上海万博の開催に合わせ、東京では専門店の出店が相次いでいる。既に行列ができている店舗もあるほどの人気ぶりだ。新規オープンの店が多いため、さっぱりとして清潔感のある店舗が多く、行列の中には女性も多く見かける。 ここでは注目を集め始めた、焼き小籠包を専門に扱う5店舗を紹介する。どの店舗にも「ヤケドに注意」との注意書きがあるので、不慣れな“初心者”はあふれ出る肉汁に気をつけながら、焼きたてを食べてほしい。
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  • 映画
  • ドキュメンタリー
ついに姿を現したBanksy
ついに姿を現したBanksy
Time Out London2010年3月号に掲載インタビュー:オシアン・ワード 翻訳: 佐藤環 世間の目から逃げ続けるろくでなし男、バンクシーの話題は久しぶりだ。最後にニュースになったのは、2009年にホームタウンのブリストルの美術館で個展をやるという、突拍子もないものだった。最初にその話を聞いたとき、ついにストリート出身のアーティストは違法な器物破損行為から卒業し、美術機関とオークションハウスのお世話になるべくギャラリーアーティストに変貌を遂げたのかもしれない、と思った。だがその予測は外れた。その後、常にスリルを追い求める変幻自在なこの男は、ゲリラ的映画監督としてドキュメンタリー風映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を作り始めたのだ。
  • 音楽
慰めと励ましの民族音楽クンビア
慰めと励ましの民族音楽クンビア
テキスト:大石始 南米コロンビアで生まれた民族音楽、クンビアは、今や中南米を代表する大衆音楽として、現地では欠かせないものとなっている。日本ではまだまだ知られていないクンビアだが、この音楽に取り組む奇天烈オランダ人音楽家、ディック・エル・デマシアドは日本でもカルト的人気を集めている。昨年に続いて来日を果たした彼に直撃インタビューを決行。謎に包まれたその世界観に迫った。
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  • Things to do
インタビュー:堀江貴文(2010年)
インタビュー:堀江貴文(2010年)
クリスマスは仕事」そんな答えが返ってくるのでは、という想定に反して、温かいクリスマスを過ごしているという堀江貴文。自身初舞台で初座長となるミュージカル『クリスマス・キャロル』出演のため、ほとんどの時間を練習に費やすなか、ミュージカルのことや、この先の新たな挑戦についてなど、話を聞いた。 12月に開催されるミュージカル『クリスマス・キャロル』では、初舞台で初座長をつとめられますが、どうして出演を決めたのですか? 堀江:なんとなく。新しいことを言われると、やっちゃうんですよ。なかなかできる体験じゃないし、今後、誘われることも滅多にないだろうと思って。それから、ニコニコ動画でネット生中継して、ミュージカルをネットで観るためのチケットが発売されるのも初めてのことで、社会的意義のある作品だと思うんですよ。 どういうシチュエーションで誘われたのですか? 堀江:ドワンゴの川上量生会長と、2ちゃんねるのひろゆきに、「堀江さんミュージカル出ません?」って誘われて、「ミュージカルおもしろそうだね!出ますかー!」みたいな感じになったのが最初です。主演だなんて思ってなかったし、最初は正直、冗談だと思っていました。 主演と聞いた時はどうでしたか? 堀江:まだ冗談だと思っていました。だけど、ドワンゴでニコニコミュージカルを担当している片岡義朗プロデューサーが表れて、本気かも、と思いましたね。片岡さんはもともと『タッチ』とか『ハイスクール!奇面組』など数々のアニメを手掛けたプロデューサーだったんです。アニメから転身して、『ミュージカル テニスの王子様』のプロデューサーを務めたことでも知られる人物です。 ご存じかもしれませんが、ニコニコ動画は、『ミュージカル テニスの王子様』と一緒に盛り上がってきた、みたいなところがあるんですよ。テニスの王子様のキャストって、ミュージカル経験のない若い子もたくさんいて、あまりうまくなかったんですよ。それが原因で、セリフがちゃんと言えてなくて、空耳みたいに聞こえたりしていて。それを、初期のニコニコ動画で文字と一緒に流したらすごい話題になったんです。空耳ニコ動みたいな。それで伸びたんですよ。 皮肉にもそれがきっかけになって、ミュージカルの可能性みたいなものを感じて、それで今回、“やろう”ということになったんだと思うんです。川上さんとか、ひろゆきとかは、同じ業界の人たちだから、ミュージカルをやろうと言っても信憑性がわかないというか、冗談にしか聞こえなかったけど、片岡さんみたいな真剣にミュージカルをやっている人に、「やりますよね?」って聞かれて、「はい」ってついつい言ってしまったんですよ。 クリスマス・キャロル自体はもともと読んだことがあったのでしょうか? 堀江:ないですよ!決まってから漫画で読みました。過去の名作文学を徹底漫画化した『まんがで読破シリーズ』というのがあるんですが、僕はその宣伝をやっていて、ポップとか帯とかにコメントが出ているんです。その関係で、シリーズ全部100冊以上が家にあって、『クリスマス・キャロル』もあるんじゃないかと思って探したら、あって、ラッキー!みたいな。それを読んで、だいたい、あらすじはわかりました。 今回のミュージカルでは、ストーリーが現代版になって、主役のケチで守銭奴なスクルージが、IT社長になっていますよね。日常の堀江さんとは重なる人物像ですか?...
  • アート
インタビュー:猪子寿之
インタビュー:猪子寿之
テキスト:東谷彰子 チームラボ株式会社代表取締役、猪子寿之。チームラボは、産経デジタルのニュース・ブログポータルサイト『イザ!』や、チケットぴあのミュージシャン検索などを手がけたクリエイティブ集団だ。5人から始まった会社だが、現在の社員数は150人を超える。過去の猪子のインタビュー記事を読むと、雄弁な経営者を想像させた。しかし、目の前に現れた猪子は、20分間にも及び考えこんだり、そうかと思えば直感的に浮かぶフレーズをぽつりぽつりと語り、突然饒舌になったりしながら、革新的な言葉を残した。 猪子さんは、家を持たずに、ノマドのような暮らしをしていると聞いたのですが、どうしてですか? 猪子:小さい頃に、学校で“衣食住”という言葉を習って、それが人生で一番大事だと聞いたから、どれくらい大事なのか、それらを無くしてみたらわかるんじゃないかと思ってなくしてみたんです。家がないのはここ2年くらいですね。 どうですか?何か変わりましたか? 猪子:東京はすご過ぎて、まったく困らないんですよ。それに、僕には会社があるから、会社にある程度荷物を置けるし、そういう意味では、純粋に家がないわけではなくて。そういう意味で、会社と東京があると、けっこう担保できますね。 東京って本当にすごいんです。偉い人に会う時に、髭をそらなきゃと思ってコンビニに行くと、100円くらいで髭剃りが売っていて、トイレもすごく綺麗。最近は広いトイレもあって、顔も歯も磨けるんですよ。それから、人生のエンターテインメントのほとんどは、パソコンの中に入っているし、パソコンの中に入っていないものは、東京が担保してくれる。ラクーアみたいなお風呂もいっぱいあって、どこでも泊まれるし、あんまり困ってないですね。 “衣”と“食”は捨てないですよね? 猪子:“食”は捨てたら死んじゃいますよね(笑)。“衣”に関しては、裸は寒いけど、昔、その時着ていたもの以外全部捨てたことがあるんですよ。そしたら面白くて(笑)。全部捨てちゃうから、一番気に入っている服を、毎日毎日着ているわけです。そうすると、「おしゃれですね」って言われることが増えて。たくさん服を持っていると、選択できるから、本当に一番気に入っているもの以外の服も着るわけですよ。すると、2週間に1回くらいは、あまり気に入っていない服も確実に着ていて、確率が安定しない。ずっと、いつ誰に会っても、常に一番気に入っている服を着ているから、おしゃれだと思われるんですね。まぁ、毎日会う人は、そんな表面的なことは気にしないし。毎日おしゃれだと、もてますよ(笑)。 そんな効用、副産物があったんですね。それは、世の中に薦めた方が良いですね。 猪子:いや、薦めない(笑)。あるのとないのと、どっちが良いかと聞かれれば、ある方がずっと良い!ない方が良いなんて一言も言ってなくて、なくても、案外大丈夫、っていうだけ。ある方が良いですよ。でも、なくなって、初めてわかることってありますよね。それに、その発見をすることが目的だから。 いつかはまた住まいを持つ予定ですか? 猪子:でも、家があると人間がだらける気もするんですよ。ないと、切羽詰まった感が出る。切羽詰まった感が、たぶん生命力をあげて、それがたぶん、もてるんじゃないですか?やっぱり生命力が強い方が、本質的に良いじゃないですか。差し迫る凶器みたいなものが必要なんですよ。 小さい時は何になりたかったんですか? 猪子:小さい頃は、なりたいものとかなかったけど、大人になりたくなかったですね。...
  • Things to do
確定申告に 年度末の決算、さらには花粉も舞い降りて、何かと疲労しがちなこの時期。溜め込んだ疲れは早めに撃退したいものだが、家で寝てばかりでは気分も冴えない。財布の口を開かず、気軽にリフレッシュしたいという人こそ、外へ足を踏み出すのが得策だ。無料の足湯や座禅体験、オルガンコンサートなど、本特集が紹介する魅力的な8選を参考にしてほしい。
  • アート
  • 公共のアート
タイムアウト東京 > カルチャー > 東京のベストパブリックアート 無数の美術館やギャラリーが存在し、常に多様な展覧会が開かれている東京。海外の芸術愛好家にとってもアジアトップクラスの目的地だ。しかし、貴重な展示会や美術館は料金がかさんでしまうのも事実。 そんなときは、東京の街を散策してみよう。著名な芸術家による傑作が、野外の至る所で鑑賞できる。特におすすめのスポットを紹介していく。
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  • Things to do
タイムアウト東京 > Things To Do > 東京、無料でできる32のこと 東京には、無料でさまざまなサービスを提供する文化施設や自然公園が多数存在している。ここでは、コンサートホールや工場施設、一見の価値ありのミュージアムなど、32にも及ぶ種類豊富な無料のアクティビティを紹介する。 「絶景」「アート」「ツアー・学び」「子どもと一緒に」「音楽」の5つのカテゴリー別にセレクトしているので、シーンに合わせて使い分けてほしい。財布の中身は気にせず、東京ライフを満喫しよう。関連記事『東京で楽しむ、手頃価格のミシュランレストラン』
  • Things to do
  • 浅草
「浅草寺」と上野を結ぶかっぱ橋本通りで、地元商店街による七夕祭りが開催。約1.2キロメートルにおよぶ通り沿いが、色とりどりの七夕飾りや笹飾りなどで飾られる。 2025年7月5日(土)、6日(日)は、メインイベントとして通りが歩行者天国に変貌。5日は地元の小学生や幼稚園児、警視庁の白バイ隊、音楽隊によるパレードを実施。6日には阿波踊り、佐渡おけさなどの流し踊りが披露されるほか、夕方まで通りのあちこちでストリートパフォーマンスが繰り広げられる。 商店街各所には笹竹を設置し、短冊に願い事を記入できる。地元商店会員による模擬店も並ぶので、食べ歩きながら夏のにぎわいを楽しんでほしい。 ※メインイベントの7月5、6日は10〜19時
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  • Things to do
  • 芝公園
増上寺の七夕祭が今年も開催。6月中旬から大殿前広場に七夕の笹飾りが設置され、広場横の短冊書き込み所で短冊に願い事を書き、笹に結ぶことができる。そのほか、七夕限定のご朱印やお守りも授与される(数量限定のため、なくなり次第終了)。 また、7月6日(日)・7日(月)の18時から21時は「和紙キャンドルナイト2025」も開催。天の川に見立てられた無数の和紙キャンドルが増上寺の入り口から大殿前まで延び、七夕の夜を一層幻想的に演出する。 大切な人と一緒に、増上寺へ足を運びたい。
  • Things to do
  • 芝公園
七夕ならではの、色とりどりの短冊と多数の和紙キャンドルで演出される幻想的なまつりが、「増上寺」で開催。境内では7月6日(日)・7日(月)の18時から21時まで、日本大好きプロジェクトによる「和紙キャンドルナイト」が行われる。使用する和紙は、全て学生が心を込めて手ですいたもの。三解脱門から大殿の間で何百もの和紙でできたキャンドルが、本堂へと続く階段に沿って天の川の形に並ぶ。 1枚200円(以下、全て税込み)で手に入る色とりどりの短冊に、七夕の願い事を書いてみよう。17時30分から「七夕会」として住職が特別な儀式を執り行い、願い事を祈願してくれる。 また、6日19時、7日18・19・20時の「七夕勝運祈願会」では、「七夕勝運御守」が授与される(3,000円)。数量限定なので、事前に安国殿窓口で購入しておくのがおすすめだ。住職が名前を読み上げるため、購入の際は追記欄に名前を記入するのを忘れずに。 ※各行事の詳細は公式ウェブサイトを確認
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  • Things to do
  • 鎌倉
1949(昭和24)年から続く、由比ヶ浜と材木座海岸で行われる花火大会。「鎌倉花火大会」の名物は、何といっても沖合を走る花火船から海に投げ入れられる水中花火だ。色とりどりの光が漆黒の海で鮮やかに花開く光景は、鎌倉の夏を感じさせる。 そのほかにもスターマインや、花火玉の購入者からのメッセージの読み上げとともに打ち上げる「サポーターズ花火」など、約2500発を披露。内閣総理大臣賞を受賞した花火師が、鎌倉の風情や品格を損なわないよう作り上げた特別な演出を繰り広げる。 荒天・高波などの気象状況によっては中止となる場合があり、予備日の設定はないため注意が必要だ。海風を感じながら、特別な夜を楽しんでほしい。 ※19時20分~20時10分/観覧は無料
  • Things to do
  • 八王子
八王子市にある「富士森公園」で開催される、夏恒例の花火大会。見ごたえのあるスターマインや、ラストを飾る仕掛け花火など、約4000発が打ち上げられる。 公園内にある四つのエリア(陸上競技場、陸上競技場東側広場、慰霊塔広場、市民体育館駐車場)が一般用の観覧席となる。特に陸上競技場では、頭上に花火が迫るような臨場感を味わえる。 観覧エリアは16時頃から開放される予定で、敷物を敷いての場所取りも可能。混雑を避けたい場合は、高尾山や周辺の高台から遠景で楽しむのも一つの選択肢だ。豪快な音とともに真夏の夜空に打ち上がる、迫力ある花火を楽しんでほしい。 ※19時〜20時15分/入場は無料    
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  • Things to do
  • 足立区
板橋区の荒川河川敷を舞台にし開催される、都内最大級の規模を誇る花火の祭典。特に注目は、東京では珍しい大玉「尺五寸玉」の打ち上げだ。間近で開くその迫力は、圧巻そのものと言えるだろう。 幅300メートルにも及ぶ名物「ナイアガラの滝」や、国内屈指の花火師による芸術的な新作花火の競演も見逃せない。対岸で開催される「戸田橋花火大会」との合同プログラムでは、荒川を挟んでシンクロする約1万5千発の豪華な競演が、訪れる人々を魅了する。都内屈指の夏の風物詩として、今年も熱い夏の夜を満喫できるはずだ。 ※19時~20時30分/入場は無料    
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  • 江戸川区
打ち上げ総数が約1万4000発と全国有数の規模を誇る花火大会。創業360年を超える老舗「宗家花火鍵屋」が初回から打ち上げを担当しており、広々とした河川敷で打ち上がる大迫力の花火を間近で鑑賞できる。 2025年は7つのプログラムで構成され、かつてないスケールで開催。5秒間で1000発が打ち上がる「祝50周年! 江戸川大花火−はじまりの空−」で幕を開け、続く「ダイヤモンド富士−最高到達点!−」では富士山型の仕掛け花火が高さ55メートルに拡大され、「世界一高い山型仕掛け花火」としてギネス世界記録への挑戦も行われる。 フィナーレは、過去最大の打ち上げ発数となる「Road to 1∞(ワンインフィニティー)−新たなる船出−」。迫力満点の金カムロと、公募で選ばれたアイデア花火が、未来への希望を夜空に描く。赤と金の激しくスピード感あふれる花火や、鮮やかな発色で無数に咲く虹色の花火は必見だ。 ※19時15分~20時20分/入場は無料
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