一度観た作品も、スクリーンで観ると違った発見があるかもしれない。だから映画館はいい。誰にも邪魔されず、物語の世界に没頭する時間は、やはり特別だ。
ジブリの名作から、1980年代の青春映画、サイコサスペンス、社会派ドラマ、カルト的人気を誇る日本映画まで。2026年10月は、国内外の傑作・話題作がリバイバル上映でスクリーンによみがえる。「4Kリマスター」や「IMAX」「Dolby Cinema」など、今の上映環境だからこそ味わえる映像体験にも注目したい。
本記事では、この秋改めて観たい6作品をピックアップする。
1.『耳をすませば』『借りぐらしのアリエッティ』
© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH耳をすませば
何度も見たお気に入りのジブリ作品を、今度は大スクリーンで観たい。『耳をすませば』と『借りぐらしのアリエッティ』の2作品が、スタジオジブリの監修による4Kデジタルリマスター版として堪能できる。
『耳をすませば』では、月島雫が空想する物語の世界と日常の風景や天沢聖司が自転車を押す夜道を、『借りぐらしのアリエッティ』では、小人の視点だからこそ生まれる圧倒的なスケール感や草花、水滴などの繊細な描写を、より鮮明な映像で楽しめる。
※10月23日(金)~11月2日(月)、全国のIMAX劇場/10月30日(金)~11月12日(木)、全国47都道府県で拡大上映・Dolby Cinema上映
2.『ビッグ・フィッシュ』
画像提供:株式会社riverch© 2003 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
巨人、魔女、サーカス、黄色い花畑。現実ではありえない光景が次々と現れ、一人の男の人生がまるでおとぎ話のように紡がれていく。映画監督のティム・バートン(Tim Burton)による『ビッグ・フィッシュ』が、2000年代の名作を再上映する「REVIVAL by THE RIVER」の第3弾としてスクリーンに登場する。
主人公は、自らの人生を大げさな物語として語り続けるエドワード・ブルームと、そのほら話を嫌い、父親の本当の姿を知ろうとする息子のウィル・ブルームだ。未来を予見する魔女、旅をともにする巨人、怪しげなサーカス、不思議な町・スペクター。一面を黄色い花で埋め尽くす光景や、時間さえ止まったような恋の瞬間など、色鮮やかで幻想的なイメージが、エドワードの人生を夢のように彩っていく。
やがて病に伏した父を前に、ウィルはこれまで聞かされてきた物語をたどりながら、その奥にある父の人生と向き合うことになる――。
奇想天外なファンタジーと現実を自由に行き来しながら、父と息子のすれ違いと愛情を描いた感動作。ユアン・マクレガー(Ewan McGregor)、アルバート・フィニー(Albert Finney)らが出演する。
※10月23日(金)~29日(木)、「ヒューマントラストシネマ渋谷」
3.『太陽を盗んだ男』
画像提供:株式会社ジャパネットブロードキャスティング太陽を盗んだ男
「テレビのナイターを最後まで放送しろ」。原子爆弾を手にした一人の青年が、国家を相手に大胆な要求を突きつける。1979年、そんな前代未聞の設定と圧倒的な熱量で一大センセーションを巻き起こしたのが、映画監督・長谷川和彦の『太陽を盗んだ男』だ。公開から47年を経た今、4Kデジタルリマスターで上映される。...
東京、話題のイベント5選
「2025年日本国際博覧会」(以降、大阪・関西万博)が閉幕した2025年10月13日からちょうど1年。その翌日の2026年10月14日(水)、大阪・関西万博で注目を集めた落合陽一プロデュースのシグネチャーパビリオン「null²(ヌルツー)」が、横浜で新たな施設として生まれ変わる。常設ミュージアムシアター「null²ⁿ(ヌルヌルネクサス)」が、「横浜ランドマークタワー」の「ランドマークプラザ」5階にグランドオープンする。
画像提供:株式会社サステナブルパビリオン2025null²パビリオン正面©Yoichi Ochiai
大阪・関西万博で公開された「null²」は、鏡をモチーフとした外観と、来場者のデジタルヒューマンを映し出す演出などを特徴としたパビリオン。AIを手にした人類が、これからデジタルや自然とどのように向き合うのかというテーマを、落合が表現した作品だった。万博閉幕後は解体された「null²」だが、「null²ⁿ」ではその世界観を受け継ぎながら、横浜で新たな没入体験を届ける。
画像提供:株式会社サステナブルパビリオン2025null²ⁿ正面イメージ©Sustainable Pavilion
「null²ⁿ」は、2つのLEDシアターを含む5つのエリアで構成される常設ミュージアムシアター。光や鏡、デジタルと身体が交差する空間を巡りながら、「null²」からさらに進化した世界を体感できる。名称に含まれる「ⁿ」は「nexus(結節点)」を表し、人や体験、場所をつなぐ意味が込められているという。
画像提供:株式会社サステナブルパビリオン2025null⁴イメージ©Yoichi Ochiai
「null」の世界は、「null²ⁿ」だけで完結するものではない。横浜で2027年3月19日(金)~ 9月26日(日)に開催される「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」では、新たなパビリオン「null⁴(テトラヌル)」の発表も予定されている。「null⁴」では、鏡の生命体が回転しながら花や空、訪れた人々を映し込み、刻々と変化する風景をつくり出すという。自然と人、デジタルが混ざり合い、風景を「蒸留」し「発酵」させていく「計算する庭」をコンセプトに掲げる。
場所と形を変えながら広がっていく「null」の世界を心待ちにしたい。
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、ラーメンガイド >高円寺、ベストラーメン10選
テキスト:メンチャック
古着や音楽、ライブハウスなど、独特のカルチャーが根づく高円寺。駅前の商店街には人が行き交い、個性的な店がひしめいているが、商店街を抜けると、昔ながらの住宅街が静かに広がっている。タイムアウトが選ぶ2026年の「世界で最もクールな街」にもトップ10入りを果たしたのも、そんな自由な空気と日常の暮らしが隣り合い共存する街の姿にあるだろう。
ラーメン店もその性格を映すように、東京中から人が集まる超人気店から街に根差した老舗、24時間営業をする店舗まで、多彩な味わいの店が並ぶ。ここでは高円寺を代表するラーメン店をラインアップ。来訪する際に、ぜひ参考にしてほしい。
関連記事『高円寺が「世界で最もクールな街」ランキングで第8位に選出』
タイムアウト東京 > Things To Do >東京、10月に行くべきブックイベント7選
澄んだ秋空と心地よい風が街を包むこの季節は、本との一期一会の出合いを楽しむのにちょうどいい。10月の東京では、個性的で多種多様な本の世界に浸れるブックイベントがめじろ押しだ。
本記事では、100万冊の古本が並ぶ伝統的な神田の古本市をはじめ、上野の池のほとりでグルメと本が満喫できるブックカフェ、新代田のライブハウスで音と本が交差するカルチャーマーケットまで、個性豊かなブックイベントを6つ紹介する。手帳選びの高揚感を味わえる手帳博や、こだわりのフードも併せて楽しめるイベントなど少し変わったものもあるので、秋のお出かけ気分を満たす気に入ったコンテンツを選んでほしい。
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福岡市発祥のうどんチェーン「ウエスト」が2026年11月2日(月)、神保町に新店舗をオープンする。ウエストは福岡市の博多に本社を置き、うどんやそばを中心に焼肉、中華など幅広い業態を九州全域で展開する地場の有力チェーン。「資さんうどん」「釜揚げ牧のうどん」とともに「福岡三大うどんチェーン」の一角を占める。
これまでも千葉など関東エリアに生そばの店舗を出店してきたが、今回は本場の看板メニューである、うどんを前面に打ち出した店舗として東京の中心部に乗り込む格好だ。
背景にあるのは、福岡県のうどん文化への関心の高まりだ。福岡はもともとうどん・そばの製法が中国から最初に伝わった地とされる。麺は讃岐うどんのような強いこしはなく、柔らかいのが特徴。ウエストもその系譜に連なるが、一般的な博多うどんより少しこしがあるとも紹介される。
近年東京で先に話題を集めたのは、同じ福岡県でも北九州発祥の資さんうどんだった。両国への初出店で行列ができるほどの人気を博し、「福岡はうどん王国でもある」という認知を広げるきっかけとなった。現在は都内に5店舗を構える。博多うどんの老舗「因幡うどん」もこれに続いて同年、原宿に出店しており、ウエストの出店もこうした流れの延長線上にある。
画像提供:株式会社ウエストうどんウエスト 神保町店店内イメージ
ウエストの新店舗の座席数は約40席。昼はうどんを中心に提供し、夕方以降は業態を切り替えて居酒屋として営業する。夜のメニューには、もつ鍋やめんたいこ料理といった九州らしい一品に加え、九州産の焼酎も取り揃える予定だ。
福岡発のうどんチェーンが相次いで東京に進出する中、ウエストが神保町でどのような存在感を示すのか注目される。
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テキスト:アンドリュー・P・ストリート、 翻訳:佐藤環
シドニー・オペラハウスで行われた『Vivid Sydney』の音楽プログラム『Luminous』(2009年5月にシドニーで開催されたイベント。音楽公演や美術品の展示、環境問題についてのディスカッションなどが行われた)のキュレーターとして、彼はすべてをやり尽くせたかもしれない。だが彼が最も愛するものは、制限された環境だ。
―『Luminous』のパフォーマーはどのような基準で決めましたか?
条件は2つあった。私の希望と、ブッキングが可能なことだ。
―では、美意識が最優先というわけではないのですね?
いや、美意識はあった。一貫して優先させた美意識は「私が好きなもの、または見たいもの」。私が最先端だと思える音楽か、その他の興味を持った“カタチ”の音楽だと思うもの。私にとってパイオニアだと思えるものなんだ。
―では、80年代のシンセサイザーのリバイバルを売りにしているといわれているレディトロンもパイオニアだと言えますか?
なるほど、面白いね。
私の考えでは、もはや音楽に歴史というものはないと思う。つまり、すべてが現在に属している。これはデジタル化がもたらした結果のひとつで、すべての人がすべてを所有できるようになった。レコードのコレクションを蓄えたり、大事に保管しなくてもよくなった。私の娘たちはそれぞれ 50,000枚のアルバムを持っている。ドゥーワップから始まった全てのポップミュージック期のアルバムだ。それでも、彼女たちは何が現在のもので何が昔のものなのかよく知らないんだ。
例えば、数日前の夜、彼女たちがプログレッシブ・ロックか何かを聞いていて、私が「おや、これが出たときは皆すごくつまらないといっていたことを思い出したよ」と言うと、彼女は「え?じゃあこれって古いの?」と言ったんだ(笑)。彼女やあの世代の多くの人にとっては、すべてが現在に属していて「リバイバル」というのは同じ意味ではないんだ。
―でも、本当に大事なものはいくらかそこで失われたのでは?
何かは失われたし、何か別のものが得られただろうね。特に私の世代で失われたものは顕著だね。なぜなら、私たちにとってレコードは極めて重要なもので、レコードによって文化的なポジションが決められていたし、レコードの嗜好によって人との付き合いも決まった。レコードは文化的な会話の中心を占めていたんだ。
その理由の一つは、レコードは金のかかる趣味だったからね。当時は高くてたくさん買えなかったから、それだけお金をかけるならば、真剣になるし情熱も持つようになる。そして、真剣になって情熱を持った分だけ、恩恵も受ける。
だが、今や音楽は水のような存在になってしまった。事実、水より若干安くなっているし、音楽に対してはまったく異なる態度が生まれている。この新たな態度の健全な部分としては、さっき説明したように、偏見をまぬがれた差別のないフィールドが生まれたことだね。音楽は以前ほどはイデオロギーの重荷を背負わされなくなった。
例えば、ABBAを好きな人は政治的に格好悪いとされたり、ベルベット・アンダーグラウンドを称賛するのが不可欠だとされていた頃のことを思い出すよ。そういった多くのものは過ぎ去ったし、過ぎ去って良かったと思う。
―それだけでしょうか?
いや、他にも引き起こされたことは、音楽が事実上無料になったことで、コピーできない部分に価値が置かれるようになったことだ。...
東京の映画館は個性的な映画館づくりに力をいれている。新宿ピカデリーは『プラチナシート』と『プラチナルーム』というサービスを導入。大スクリーンをベストポジションで見られるようバルコニーを設け、中央にプラチナシート、その両サイドにプラチナルームを配置した。プラチナシートは、カッシーナ・イクスシー社が初めてデザインした劇場用オリジナルソファシートで、足を伸ばしながら映画を鑑賞することができるのが特徴。一方のプラチナルームは、2人だけで大型スクリーンを独占しているような気分になれる、プライベートタイプの空間に仕上げてある。このほかにも、東京には個性派の映画館が多い。自分好みの映画館が見つかれば、鑑賞はいっそう楽しくなるだろう。
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毎年11月後半から年末にかけて、ヨーロッパ各地の都市ではクリスマスマーケットが開かれる。プラハの歴史溢れる広場やコペンハーゲンの美しい庭園などが会場になり、露店が軒を並べている。ユニークなお土産を探しながら、ヨーロッパの伝統を体験してみよう。
今この瞬間、レディー・ガガは来週ラジオ・シティ・ミュージックホールで行われる全公演売り切れのモンスター・ボール・ツアーの千秋楽に向けて、楽屋の鏡にうつる自分を見つめながら猫のようにのどを鳴らして、最終準備に入っているに違いない。もちろん、エリオット・スピッツァー元ニューヨーク州知事のセックステープに登場したような女性とアンデルセン童話『雪の王女』が混ざったような出で立ちで。ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ(レディー・ガガの本名)の奇抜さを取り入れて、ニューヨーク街中にに愛の光線を放射したいのなら、次の7つのガイドは外せない。
Step 1 ウォーホル的模倣術モードに入ろう
レディー・ガガのアルバム『ザ・フェイム』と『ザ・フェイム:モンスター』をiPod に入れたら、1枚目のアルバムタイトル曲『フェイム』をプレイしよう。この曲は、ポップミュージック界での新たな突然変異を最初に感じさせるエレクトロな曲だった。覚えやすいキャッチーなフレーズは、ハイブローなパフォーミングアートになり観客の心をつかんだ。「シャンパンと終わりのない幸運の楽しみ方は知り尽くしてる。平凡なんて大嫌い」と誘うような甘い声でガガは歌う。ガガ旋風に身を任せるしかない。
Step 2 ドレスアップは必須
お次は去年Googleで最も検索された歌詞だというシングル『ポーカー・フェイス』をプレイして、ガガになるために必要な洋服を仕入れに行こう。
彼女の独特な美的センスをバックアップするクリエイティブ集団、ハウス・オブ・ガガが、もし一般人の予算しかなかったらどこへ買い物に行くのだろう?シームドの網タイツ ($24) をお探しなら、カペジオ・ダンス・シアター・ショップ に向かうはずだ。ホールターの光沢あるラメゴールドのボディスーツ ($30) は、アメリカン・アパレルで手に入る。ヘッドギアは後まわしだ。新しい服に着替え、ローア・イースト・サイドの道から道へ、くねくねと渡り歩きながら、tightsarenotpants.comからマニフェストをプリントして配ろう。彼女が名声をつかむきっかけとなったザ・ロックウッド・ミュージック・ホール (196 Allen St Houstonと Stanton Stsの間) などのクラブも周辺にある。ビキニラインを見てぎょっとする通行人に、作り笑顔を返すのも忘れずに。
Step 3 自分なりのレトロサウンドを探せ
クイーンズ区のロング・アイランド・シティにあるリサイクルショップ、ハウジング・ワークス・スリフト・ショップ (クイーンズ区 48-49 35th St / 48th と49th Avesの間: ) にふらりと立ち寄って、ヒールが一番高いハイヒールと、優雅に終日持ち歩くための趣味の悪いティーカップを買おう。
リフレッシュしたら、スタンウェイ&サンズの無料ピアノ工場ツアー (クイーンズ1 Steinway Pl と 21st Aveの角: 2ヶ月前に電話予約が必要) に参加して、ピアノの製造工程や材料になる木材の保管所を見学。まだ加工前のラフな木材が、カール・ラガーフェルドのデザインによる限定品『ラガーフェルド』や、1900年代に作られた黄金のドヒニー・アートケース・ピアノのようなステージ映えするピアノとして生まれ変わるのだ。工場に展示されているピアノは触ることができないから、豪華なものを見るだけの冒険はこの辺りで一段落させ、実際にピアノが演奏できるスタンウェイ・ホール(109 W 57th St と Sixth Aveの角:...
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テキスト:大石始
1970年代からミュージシャン/プロデューサーとして数多くの歴史的作品を残してきたほか、世界中を旅しながら現地の知られざる音楽を紹介してきた久保田麻琴。2007年から09年にかけて宮古島での神歌と古謡を録音、Blue Asia名義の『Sketches Of Myahk』など数枚の作品にまとめた彼の最新作が『ぞめき壱 高円寺阿波おどり』。1957年に第1回が行われ、現在まで東京の夏の風物詩として多くの観客を集めてきた高円寺阿波おどりの連(打楽器隊などで構成されるグループ)の演奏を収めた異色作だ。高円寺および本場・徳島の阿波おどりの魅力について、たっぷりと語ってもらった。
Text by Takeshi Tojo
中国上海市で2010年5月1日、上海万博が始まった。246の国・地域などが参加する大規模な国際博覧会で、開場から1週間で来場者100万人を記録、終了の10月31日までに7000万人の来場が見込まれている。会期中に上海の訪問を予定している方も多いとは思うが、気になるのが現地の文化。そして中国といえば、そのひとつは“食”になるだろう。そこで、いま東京でもじわじわと注目を集めているのが、上海を代表する名物料理のひとつ『焼き小籠包』だ。
焼き小籠包は中国では生煎(シェンチェン)と呼ばれており、小麦粉の皮で挽き肉の具を包み、鉄板の上にぎっしりと敷き詰めて蒸し焼きにしたものが一般的。底の部分には焦げ目がつき、中にはあつあつの肉汁がたっぷりと含まれている。皮に穴をあけて肉汁すすってから食べるというこのローカルフードは、朝食やおやつとして日常的に食べられており、庶民に愛され、上海を中心に広がっている。そんな上海のB級グルメとも言える焼き小籠包だが、上海万博の開催に合わせ、東京では専門店の出店が相次いでいる。既に行列ができている店舗もあるほどの人気ぶりだ。新規オープンの店が多いため、さっぱりとして清潔感のある店舗が多く、行列の中には女性も多く見かける。
ここでは注目を集め始めた、焼き小籠包を専門に扱う5店舗を紹介する。どの店舗にも「ヤケドに注意」との注意書きがあるので、不慣れな“初心者”はあふれ出る肉汁に気をつけながら、焼きたてを食べてほしい。
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Time Out London2010年3月号に掲載インタビュー:オシアン・ワード 翻訳: 佐藤環
世間の目から逃げ続けるろくでなし男、バンクシーの話題は久しぶりだ。最後にニュースになったのは、2009年にホームタウンのブリストルの美術館で個展をやるという、突拍子もないものだった。最初にその話を聞いたとき、ついにストリート出身のアーティストは違法な器物破損行為から卒業し、美術機関とオークションハウスのお世話になるべくギャラリーアーティストに変貌を遂げたのかもしれない、と思った。だがその予測は外れた。その後、常にスリルを追い求める変幻自在なこの男は、ゲリラ的映画監督としてドキュメンタリー風映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を作り始めたのだ。
テキスト:大石始
南米コロンビアで生まれた民族音楽、クンビアは、今や中南米を代表する大衆音楽として、現地では欠かせないものとなっている。日本ではまだまだ知られていないクンビアだが、この音楽に取り組む奇天烈オランダ人音楽家、ディック・エル・デマシアドは日本でもカルト的人気を集めている。昨年に続いて来日を果たした彼に直撃インタビューを決行。謎に包まれたその世界観に迫った。
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クリスマスは仕事」そんな答えが返ってくるのでは、という想定に反して、温かいクリスマスを過ごしているという堀江貴文。自身初舞台で初座長となるミュージカル『クリスマス・キャロル』出演のため、ほとんどの時間を練習に費やすなか、ミュージカルのことや、この先の新たな挑戦についてなど、話を聞いた。
12月に開催されるミュージカル『クリスマス・キャロル』では、初舞台で初座長をつとめられますが、どうして出演を決めたのですか?
堀江:なんとなく。新しいことを言われると、やっちゃうんですよ。なかなかできる体験じゃないし、今後、誘われることも滅多にないだろうと思って。それから、ニコニコ動画でネット生中継して、ミュージカルをネットで観るためのチケットが発売されるのも初めてのことで、社会的意義のある作品だと思うんですよ。
どういうシチュエーションで誘われたのですか?
堀江:ドワンゴの川上量生会長と、2ちゃんねるのひろゆきに、「堀江さんミュージカル出ません?」って誘われて、「ミュージカルおもしろそうだね!出ますかー!」みたいな感じになったのが最初です。主演だなんて思ってなかったし、最初は正直、冗談だと思っていました。
主演と聞いた時はどうでしたか?
堀江:まだ冗談だと思っていました。だけど、ドワンゴでニコニコミュージカルを担当している片岡義朗プロデューサーが表れて、本気かも、と思いましたね。片岡さんはもともと『タッチ』とか『ハイスクール!奇面組』など数々のアニメを手掛けたプロデューサーだったんです。アニメから転身して、『ミュージカル テニスの王子様』のプロデューサーを務めたことでも知られる人物です。
ご存じかもしれませんが、ニコニコ動画は、『ミュージカル テニスの王子様』と一緒に盛り上がってきた、みたいなところがあるんですよ。テニスの王子様のキャストって、ミュージカル経験のない若い子もたくさんいて、あまりうまくなかったんですよ。それが原因で、セリフがちゃんと言えてなくて、空耳みたいに聞こえたりしていて。それを、初期のニコニコ動画で文字と一緒に流したらすごい話題になったんです。空耳ニコ動みたいな。それで伸びたんですよ。
皮肉にもそれがきっかけになって、ミュージカルの可能性みたいなものを感じて、それで今回、“やろう”ということになったんだと思うんです。川上さんとか、ひろゆきとかは、同じ業界の人たちだから、ミュージカルをやろうと言っても信憑性がわかないというか、冗談にしか聞こえなかったけど、片岡さんみたいな真剣にミュージカルをやっている人に、「やりますよね?」って聞かれて、「はい」ってついつい言ってしまったんですよ。
クリスマス・キャロル自体はもともと読んだことがあったのでしょうか?
堀江:ないですよ!決まってから漫画で読みました。過去の名作文学を徹底漫画化した『まんがで読破シリーズ』というのがあるんですが、僕はその宣伝をやっていて、ポップとか帯とかにコメントが出ているんです。その関係で、シリーズ全部100冊以上が家にあって、『クリスマス・キャロル』もあるんじゃないかと思って探したら、あって、ラッキー!みたいな。それを読んで、だいたい、あらすじはわかりました。
今回のミュージカルでは、ストーリーが現代版になって、主役のケチで守銭奴なスクルージが、IT社長になっていますよね。日常の堀江さんとは重なる人物像ですか?...
テキスト:東谷彰子
チームラボ株式会社代表取締役、猪子寿之。チームラボは、産経デジタルのニュース・ブログポータルサイト『イザ!』や、チケットぴあのミュージシャン検索などを手がけたクリエイティブ集団だ。5人から始まった会社だが、現在の社員数は150人を超える。過去の猪子のインタビュー記事を読むと、雄弁な経営者を想像させた。しかし、目の前に現れた猪子は、20分間にも及び考えこんだり、そうかと思えば直感的に浮かぶフレーズをぽつりぽつりと語り、突然饒舌になったりしながら、革新的な言葉を残した。
猪子さんは、家を持たずに、ノマドのような暮らしをしていると聞いたのですが、どうしてですか?
猪子:小さい頃に、学校で“衣食住”という言葉を習って、それが人生で一番大事だと聞いたから、どれくらい大事なのか、それらを無くしてみたらわかるんじゃないかと思ってなくしてみたんです。家がないのはここ2年くらいですね。
どうですか?何か変わりましたか?
猪子:東京はすご過ぎて、まったく困らないんですよ。それに、僕には会社があるから、会社にある程度荷物を置けるし、そういう意味では、純粋に家がないわけではなくて。そういう意味で、会社と東京があると、けっこう担保できますね。
東京って本当にすごいんです。偉い人に会う時に、髭をそらなきゃと思ってコンビニに行くと、100円くらいで髭剃りが売っていて、トイレもすごく綺麗。最近は広いトイレもあって、顔も歯も磨けるんですよ。それから、人生のエンターテインメントのほとんどは、パソコンの中に入っているし、パソコンの中に入っていないものは、東京が担保してくれる。ラクーアみたいなお風呂もいっぱいあって、どこでも泊まれるし、あんまり困ってないですね。
“衣”と“食”は捨てないですよね?
猪子:“食”は捨てたら死んじゃいますよね(笑)。“衣”に関しては、裸は寒いけど、昔、その時着ていたもの以外全部捨てたことがあるんですよ。そしたら面白くて(笑)。全部捨てちゃうから、一番気に入っている服を、毎日毎日着ているわけです。そうすると、「おしゃれですね」って言われることが増えて。たくさん服を持っていると、選択できるから、本当に一番気に入っているもの以外の服も着るわけですよ。すると、2週間に1回くらいは、あまり気に入っていない服も確実に着ていて、確率が安定しない。ずっと、いつ誰に会っても、常に一番気に入っている服を着ているから、おしゃれだと思われるんですね。まぁ、毎日会う人は、そんな表面的なことは気にしないし。毎日おしゃれだと、もてますよ(笑)。
そんな効用、副産物があったんですね。それは、世の中に薦めた方が良いですね。
猪子:いや、薦めない(笑)。あるのとないのと、どっちが良いかと聞かれれば、ある方がずっと良い!ない方が良いなんて一言も言ってなくて、なくても、案外大丈夫、っていうだけ。ある方が良いですよ。でも、なくなって、初めてわかることってありますよね。それに、その発見をすることが目的だから。
いつかはまた住まいを持つ予定ですか?
猪子:でも、家があると人間がだらける気もするんですよ。ないと、切羽詰まった感が出る。切羽詰まった感が、たぶん生命力をあげて、それがたぶん、もてるんじゃないですか?やっぱり生命力が強い方が、本質的に良いじゃないですか。差し迫る凶器みたいなものが必要なんですよ。
小さい時は何になりたかったんですか?
猪子:小さい頃は、なりたいものとかなかったけど、大人になりたくなかったですね。...
確定申告に 年度末の決算、さらには花粉も舞い降りて、何かと疲労しがちなこの時期。溜め込んだ疲れは早めに撃退したいものだが、家で寝てばかりでは気分も冴えない。財布の口を開かず、気軽にリフレッシュしたいという人こそ、外へ足を踏み出すのが得策だ。無料の足湯や座禅体験、オルガンコンサートなど、本特集が紹介する魅力的な8選を参考にしてほしい。
タイムアウト東京 > カルチャー > 東京のベストパブリックアート
無数の美術館やギャラリーが存在し、常に多様な展覧会が開かれている東京。海外の芸術愛好家にとってもアジアトップクラスの目的地だ。しかし、貴重な展示会や美術館は料金がかさんでしまうのも事実。
そんなときは、東京の街を散策してみよう。著名な芸術家による傑作が、野外の至る所で鑑賞できる。特におすすめのスポットを紹介していく。
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タイムアウト東京 > Things To Do > 東京、無料でできる32のこと
東京には、無料でさまざまなサービスを提供する文化施設や自然公園が多数存在している。ここでは、コンサートホールや工場施設、一見の価値ありのミュージアムなど、32にも及ぶ種類豊富な無料のアクティビティを紹介する。
「絶景」「アート」「ツアー・学び」「子どもと一緒に」「音楽」の5つのカテゴリー別にセレクトしているので、シーンに合わせて使い分けてほしい。財布の中身は気にせず、東京ライフを満喫しよう。関連記事『東京で楽しむ、手頃価格のミシュランレストラン』
「かっぱ橋道具まつり」は10月9日の「道(10)具(9)の日」を祝う、日本最大級の道具の祭典。今年で41回目の開催を迎える同イベントは、「プロを支えるプロの街、かっぱ橋道具街」をテーマに盛大に開催される。最終日には道具街通りが車両全面通行止めとなり、歩行者天国として賑わう。
期間中は調理道具や食器、食品サンプルなどを扱う専門店が多数参加し、各店舗が特価品や掘り出しものを提供する。さらに今年は、金竜小学校・松葉小学校ブラスバンドパレードをはじめ、和太鼓ステージやチアリーディング、カンフーと太鼓のコラボレーションなど、多彩なパフォーマンスやパレードがイベントを盛り上げる。
また、「かっぱ橋道具街大喜利コンテスト」や、レトロフォトなどを募集する「"かっぱ橋の思い出”フォトコンテスト」などの参加型企画も実施。屋台やキッチンカーも出店予定なので、おいしいグルメを片手に、自分だけの掘り出し物を見つけよう。
※時間はコンテンツによって異なる/入場は無料
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目黒区で毎年開催されている「みんなのイルミネーション」は、日本における冬のイルミネーションシーズンに大量のエネルギーを消費する問題に対し、斬新な解決策を発見した。冬の桜をイメージしたピンク色のLEDは、地元の家庭や飲食店から回収した廃油を利用し、バイオディーゼル発電で点灯する。
大崎駅と五反田駅付近の目黒川沿い、全長2.2キロメートルの区間をエコな光が優しく彩る。2026年12月4日(金)には点灯イベントや環境に優しいワークショップイベントも開催予定なので、併せて楽しもう。
※17時〜22時30分/観覧は無料
「月」をテーマに、下北沢駅周辺の施設と店舗が一体となる地域参加型の新感覚アートフェス 「ムーンアートナイト下北沢」が開催。秋の夜長にぴったりの幻想的な雰囲気の中で、街の魅力とアートの世界を同時に楽しめる。
会期中は、国内外のアート作品をはじめ、街に根ざした音楽・演劇・古着、スタンプラリー、コラボメニューなどを通じ、街に「シモキタ」らしい彩りを与える。
注目は、ヘッドホン・イヤホンを付けて夜の下北沢を歩く、音声とダンスのイマーシブシアター『猫町』。45歳で下北沢へ移住し、世田谷代田で晩年を過ごした詩人・萩原朔太郎の世界とリンクした物語や言葉を感じながら、現実と幻想の交わる街の姿を体験できる。
また、下北沢南口商店街振興組合による能公演、 月下の舞「融(とおる)」を同時開催。下北沢出身のシテ方観世流能楽師・北浪貴裕が出演し、世阿弥作の夢幻能の名作『融』の後半部分を上演する。能の幽玄な魅力が凝縮された作品を楽しんでほしい。
中秋の名月の夜にふと立ち止まり、街の魅力や芸術文化に出合おう。
※時間・料金はプログラムにより異なる
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2013年にオープンした、日本郵便と東京大学が共同運営する学術文化施設。局舎の建築的特徴を生かした展示空間で、東京大学開校以来の学術標本コレクションに、最新の学術研究の成果や芸術表現などを交えて無料で公開している。
関連記事『東京のシークレットスポット50』
代々木公園にて、サルサをテーマにしたストリートフェスティバルが開催される。飲食ブースには、特製タコスやブリトーなど、ソースをテーマにしたグルメのほか、ローストチキン、ジャークチキン、シュラスコなどの屋台が並ぶ。アルコールには、カリブとラテンアメリカのビールやモヒートに、カイピリーニャなどのトロピカルカクテルも味わえる。サルサを使った料理が楽しめるほか、サルサダンスや音楽のパフォーマンスも行われ、2日間を通して陽気なムードに包まれる。東京でもなかなか味わえない刺激を味わいに、足を運んでみては。
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有明にある「東京都水の科学館」。ここは生命に欠かせないものである「水」をテーマに、体験型展示やゲームなどを提供する。
「アクア・トリップ 水のたびシアター」では、水のつぶになったかのように川を下る体験ができる。大型の真空実験装置を使用した「水の真空実験」も好評だ。本物の水道施設「有明給水所」のガイドツアーや、水遊びができるプールなども楽しい。
※施設工事のため2022年9月1日(木)〜2023年4月上旬の間、休館
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