世田谷ボロ市

2016年1月しかできないこと

2016年1月しかできないこと

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東京、話題のイベント5選

  • アート
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2024年3月15日(金)、「横浜美術館」が約3年をかけた大規模な改修を終える。「横浜トリエンナーレ」の開催初日に合わせてオープンする。 日本のモダニズムの巨匠と称される建築家、丹下健三の設計で知られる同館。丹下都市建築設計が再び設計と施工監理を担当し、2021年10月1日から大規模改修工事が行われた。 Photo: Keisuke Tanigawa外観 新たなミュージアムメッセージは「みなとが ひらく」。入館してまず驚くのが、人々を迎える開放感抜群な大空間だ。3階までが吹き抜けになっており、最頂部約16メートル、左右約63メートル、奥行き16メートルを誇る。同エリアは「グランドギャラリー」と呼ばれ、巨大な天窓には開閉式のルーバーが設置。現在は春の暖かな太陽光が差し込んでおり、1年を通して四季の移ろいを感じられる。 Photo: Keisuke Tanigawaグランドギャラリー 「横浜トリエンナーレ」期間中は、吹き抜け階段の中2階にある踊り場スペースで作品が展示。隔てるもの何もなく、どの場所にいてもアートを感じられる最高の空間だ。同空間を中心とする無料エリアが、より自由で開かれた「じゆうエリア」となった。誰もが思い思いにくつろぐことのできる空間となるよう、什器なども新たにしつらえられた。丹下建築の特徴である存在感抜群な丸や四角のモチーフを模した家具なども設置される予定だという。 Photo: Keisuke Tanigawa天井部分 グランドギャラリー内にはエレベーターを1基増設し、ベビーカーや車椅子での館内移動が楽になっている。より多くの人が楽しめる美術館の新時代を象徴する場所となるだろう。 Photo: Keisuke Tanigawa 3階にあった美術図書室は地上階に移設。広場から気軽にアクセスできるようになった。11月にはカフェやショップも新たに生まれ変わるという。2025年2月に全館のリニューアルが終了し、「おかえり、ヨコハマ。」展が開催される。徐々にパワーアップしていく新たな横浜美術館の再オープンを祝おう。 関連記事 『横浜美術館』 『「第8回横浜トリエンナーレ」でしかできない5のこと』 『納税返礼品になった村上隆「もののけ京都展」の限定トレカ第2弾が登場』 『逆境から生まれた切り紙絵「マティス 自由なフォルム」展が開幕』 『都内5つの美術館・博物館で入館料が無料になる「Welcome Youth」が今年も実施』 『隈研吾がデザインを担当、ポルトガルの現代美術館がリニューアル』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら 
  • アート
  • アート
2024年3月11日、「国立西洋美術館」で開催された「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」の内覧会で、パレスチナでのイスラエル政府による「ジェノサイド」に反対の意を示す抗議活動が実行された。公安と見られる警察が抗議活動を制止する場面もあり、緊迫する事態となった。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa 国立西洋美術館のオフィシャルパートナーである川崎重工業株式会社が、イスラエルと武器貿易を行うことに対する抗議だが、「展覧会出品作家有志を中心とする市民」によって計画実行されたもので、同館や展覧会主催者にとっては、全くの予想外の出来事であったという。 Photo: Ryuichiro Satoプレス内覧会でまかれたビラ裏 Photo: Ryuichiro Satoプレス内覧会でまかれたビラ裏 プレス内覧会では抗議の趣旨を書いたビラがまかれ、垂れ幕を垂らして武器輸出の即時停止を求める趣旨文の読み上げや、展覧会参加アーティストでもある飯山由貴のスピーチが行われた。一方、抗議に対し、参加アーティストの小沢剛が「主張が長過ぎる」と遮る場面もあった。 Photo: Ryuichiro Sato一般向け内覧会でまかれる前に阻止されたビラ 一般向け内覧会では、関係者挨拶が終わった後、展覧会場入り口で、ビラをまこうとした有志らが、公安と見られる警察によって館内での活動を控えるよう求められ、会場から連れ出される場面も。 Photo: Ryuichiro Sato警察聴取の脇で掲げられる垂れ幕 Photo: Keisuke Tanigawa しかし、現場での警察による聴取が進められる一方で、垂れ幕が掲げられたり、展覧会会場入り口前のロビーではアーティストの百瀬文と展覧会参加アーティストでもある遠藤麻衣のアクションが続行されたりした。遠藤によれば、今回の抗議活動への参加の呼びかけがあったのは展覧会開始直前。「圧倒的な非対称の関係の下でのジェノサイドは容認できない」との思いから、今回の参加を決めたという。 ビラによれば、パフォーマンスの趣旨は「イスラエル政府のジェノサイドに強く、強く反対」すること、そして「私たちがいるこの国立西洋美術館のオフィシャルパートナーである川崎重工業株式会社が『防衛省にイスラエルの武器を輸入・販売しよう』としている」ことを踏まえ、「国立西洋美術館は、川崎重工業株式会社に対し、イスラエル武器輸入・販売を取りやめることを働きかけてください」と呼びかけるものであった。 国立西洋美術館のコレクションの基礎を築いた松方幸次郎が、川崎重工業の前身である川崎造船所の社長だったのは周知の事実。松方によるコレクションは「第一次世界大戦時の世界的な商船不足を補う商売」などによる「帝国主義下の戦争特需の利益で行われたコレクション」であり、慰安婦問題などを否定する歴史修正主義者が「勢力を伸ばし」ていることも鑑み「無批判に賞賛することは難しい」と前述のビラは訴える。 そのため、川崎重工業による武器輸入は松方や戦時下の日本の植民地支配などに正当性を与えることになるため、国立西洋美術館という文化芸術における重要な施設がその正当化のために利用されることを拒否する、というのが抗議者の主張だ。もちろん、それは日本の過去に対してだけでなく、今後さらに多くのパレスチナ人が虐殺される可能性を妨げるためでもある。だからこそ、美術館だけでなく、鑑賞者や作品なども含めた全ての人を利用しないで
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  • トラベル
タイムアウト東京 > トラベル >浅間山を臨む坂倉準三の名建築に注目のイタリアン「飯箸邸」がオープン 東京からのアクセスの良さや洗練されたたたずまいの店舗や施設が多いことから、軽井沢は「東京24区」といわれることもある。この一言を真に受けて、東京の延長線上で楽しめるこなれたスポットを紹介していこうと立ち上げた連載企画がこの「軽井沢は東京24区?」だ。 第9回は、軽井沢から15分ほど西に車で向かったところに、2023年末にオープンしたイタリアン「飯箸邸」を紹介。坂倉準三が等々力に建てた名建築が移築されたもので、当初は「ドメイヌ ドゥ ミクニ」という三國清三によるフレンチが入居していたが、2023年惜しまれれつつも閉店。その跡地にオープンした。 関連記事『軽井沢は東京24区?』
  • レストラン
タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 麻布台ヒルズ マーケット、和食文化の真髄を堪能できるショップ5選 「麻布台ヒルズ」に、34の食の専門店が集う「麻布台ヒルズ マーケット」が2024年3月13日オープンした。日常品から嗜好品まで上質でウェルネスな食文化体験が楽しめる。 ここでは、日本が誇るべき和の食文化について常に「本物」を追求し、次世代、そして世界へ向けて発信しているショップ5店舗にフォーカスし紹介しよう。 関連記事『麻布台ヒルズで行くべきレストラン&カフェ7選』
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  • Things to do
  • シティライフ
2024年3月9日(土)、東京駅の八重洲口に石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」がオープンする。16日(土)に、金沢―敦賀間の延伸開業が予定される北陸新幹線の起点となるほか、鉄道、バスのターミナルでもある八重洲口から徒歩4分という立地は、立ち寄りスポットとしても最適だ。 Photo: Kisa Toyoshima 明るく広いフロアには、情報発信や販売、イベント、飲食の5つのコーナーを配置。天井には石川県産のスギ材、壁には、能登半島の珪藻土(けいそうど)、床には金沢城の石垣に使われている戸室石(とむろいし)、手取川(てどりがわ)の川砂、奥能登の「珠洲焼き(すずやき)」と同じ原料で焼き上げたタイルなど、石川県産の素材を随所に使用しているのが特徴だ。 Photo: Kisa Toyoshima天井は和傘をイメージ、石川産のスギ材を使用している Photo: Kisa Toyoshima 店内の販売エリアでは、九谷焼や輪島塗などの伝統工芸品から金箔があしらわれたアクセサリーや、発酵食品、酒など、およそ1000品が揃う。特に日本酒は、県内36の全ての酒蔵の商品が並ぶというから、酒好きにはたまらない。 Photo: Kisa Toyoshima県内36の酒蔵の日本酒が並ぶ Photo: Kisa Toyoshima華やかな見栄えの金箔を散りばめたソフトクリーム 観光コンシェルジェが常駐し、石川県の魅力を紹介する情報発信エリアや、加賀棒茶や地酒、ビール、ソフトクリームなどが食べられる飲食エリア、復興応援などテーマに合わせた商品の数々を展示、販売する特設エリアもある。 Photo: Kisa Toyoshima特設エリアには、「能登の復興応援」をテーマに工芸品から食品・日本酒などが並ぶ とはいえ、1月1日に発生した能登半島地震の被害を受けたことで、現状では輪島など能登地方の商品は全商品のおよそ1割に留まっている。しかし今後は、事業者の復興に応じてその量を2割、3割と増やし、事業の立て直しにも貢献していくという。 Photo: Kisa Toyoshima販売エリアでは、伝統工芸品である輪島塗りが並ぶ 「現在、金沢など南の地域から順次受け入れ準備体制が整い始めています。海外からのお客さまには、『観光で応援する』という気持ちをもって、来られる範囲で来ていただければうれしい」と石川県商工労働部産業政策課長の佐藤晋太郎は、観光支援への思いを語る。 Photo: Kisa Toyoshima外国人にもわかりやすい「local specialty shop」の表記がある 通常の営業時間は10時30分から20時まで。初日の9日は、記念式典のため11時30分ごろにオープン予定だ。 12日には、旅行料金が最大50%オフになる「北陸応援割」も石川県向けでスタートする。石川の魅力を感じ、味わいながら、復興支援をしてみよう。 関連記事 『八重洲いしかわテラス』 『旅行料金最大50%オフ、「北陸応援割」が石川県含む4県で同時スタート』 『今すぐ能登半島地震の被災地支援をする方法』 『東京都庁が世界最大のキャンバスに、常設プロジェクションマッピング始動』 『2024年、見逃せない芸術祭8選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちらc
インタビュー:ブライアン・イーノ
  • 音楽

テキスト:アンドリュー・P・ストリート、 翻訳:佐藤環 シドニー・オペラハウスで行われた『Vivid Sydney』の音楽プログラム『Luminous』(2009年5月にシドニーで開催されたイベント。音楽公演や美術品の展示、環境問題についてのディスカッションなどが行われた)のキュレーターとして、彼はすべてをやり尽くせたかもしれない。だが彼が最も愛するものは、制限された環境だ。 ―『Luminous』のパフォーマーはどのような基準で決めましたか? 条件は2つあった。私の希望と、ブッキングが可能なことだ。 ―では、美意識が最優先というわけではないのですね? いや、美意識はあった。一貫して優先させた美意識は「私が好きなもの、または見たいもの」。私が最先端だと思える音楽か、その他の興味を持った“カタチ”の音楽だと思うもの。私にとってパイオニアだと思えるものなんだ。 ―では、80年代のシンセサイザーのリバイバルを売りにしているといわれているレディトロンもパイオニアだと言えますか? なるほど、面白いね。 私の考えでは、もはや音楽に歴史というものはないと思う。つまり、すべてが現在に属している。これはデジタル化がもたらした結果のひとつで、すべての人がすべてを所有できるようになった。レコードのコレクションを蓄えたり、大事に保管しなくてもよくなった。私の娘たちはそれぞれ 50,000枚のアルバムを持っている。ドゥーワップから始まった全てのポップミュージック期のアルバムだ。それでも、彼女たちは何が現在のもので何が昔のものなのかよく知らないんだ。 例えば、数日前の夜、彼女たちがプログレッシブ・ロックか何かを聞いていて、私が「おや、これが出たときは皆すごくつまらないといっていたことを思い出したよ」と言うと、彼女は「え?じゃあこれって古いの?」と言ったんだ(笑)。彼女やあの世代の多くの人にとっては、すべてが現在に属していて「リバイバル」というのは同じ意味ではないんだ。 ―でも、本当に大事なものはいくらかそこで失われたのでは? 何かは失われたし、何か別のものが得られただろうね。特に私の世代で失われたものは顕著だね。なぜなら、私たちにとってレコードは極めて重要なもので、レコードによって文化的なポジションが決められていたし、レコードの嗜好によって人との付き合いも決まった。レコードは文化的な会話の中心を占めていたんだ。 その理由の一つは、レコードは金のかかる趣味だったからね。当時は高くてたくさん買えなかったから、それだけお金をかけるならば、真剣になるし情熱も持つようになる。そして、真剣になって情熱を持った分だけ、恩恵も受ける。 だが、今や音楽は水のような存在になってしまった。事実、水より若干安くなっているし、音楽に対してはまったく異なる態度が生まれている。この新たな態度の健全な部分としては、さっき説明したように、偏見をまぬがれた差別のないフィールドが生まれたことだね。音楽は以前ほどはイデオロギーの重荷を背負わされなくなった。 例えば、ABBAを好きな人は政治的に格好悪いとされたり、ベルベット・アンダーグラウンドを称賛するのが不可欠だとされていた頃のことを思い出すよ。そういった多くのものは過ぎ去ったし、過ぎ去って良かったと思う。 ―それだけでしょうか? いや、他にも引き起こされたことは、音楽が事実上無料になったことで、コピーできない部分に価値が置かれるようになったことだ。 例えばパフォーマンスに関して言えば、ここ数年においておそらく今までにないほどイギリスではライブパフォーマンスが

個性が光る東京映画館
  • 映画館

東京の映画館は個性的な映画館づくりに力をいれている。新宿ピカデリーは『プラチナシート』と『プラチナルーム』というサービスを導入。大スクリーンをベストポジションで見られるようバルコニーを設け、中央にプラチナシート、その両サイドにプラチナルームを配置した。プラチナシートは、カッシーナ・イクスシー社が初めてデザインした劇場用オリジナルソファシートで、足を伸ばしながら映画を鑑賞することができるのが特徴。一方のプラチナルームは、2人だけで大型スクリーンを独占しているような気分になれる、プライベートタイプの空間に仕上げてある。このほかにも、東京には個性派の映画館が多い。自分好みの映画館が見つかれば、鑑賞はいっそう楽しくなるだろう。

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ヨーロッパのクリスマスマーケット
  • トラベル

毎年11月後半から年末にかけて、ヨーロッパ各地の都市ではクリスマスマーケットが開かれる。プラハの歴史溢れる広場やコペンハーゲンの美しい庭園などが会場になり、露店が軒を並べている。ユニークなお土産を探しながら、ヨーロッパの伝統を体験してみよう。

NYCでレディー・ガガに変身する
  • トラベル

今この瞬間、レディー・ガガは来週ラジオ・シティ・ミュージックホールで行われる全公演売り切れのモンスター・ボール・ツアーの千秋楽に向けて、楽屋の鏡にうつる自分を見つめながら猫のようにのどを鳴らして、最終準備に入っているに違いない。もちろん、エリオット・スピッツァー元ニューヨーク州知事のセックステープに登場したような女性とアンデルセン童話『雪の王女』が混ざったような出で立ちで。ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ(レディー・ガガの本名)の奇抜さを取り入れて、ニューヨーク街中にに愛の光線を放射したいのなら、次の7つのガイドは外せない。 Step 1 ウォーホル的模倣術モードに入ろう レディー・ガガのアルバム『ザ・フェイム』と『ザ・フェイム:モンスター』をiPod に入れたら、1枚目のアルバムタイトル曲『フェイム』をプレイしよう。この曲は、ポップミュージック界での新たな突然変異を最初に感じさせるエレクトロな曲だった。覚えやすいキャッチーなフレーズは、ハイブローなパフォーミングアートになり観客の心をつかんだ。「シャンパンと終わりのない幸運の楽しみ方は知り尽くしてる。平凡なんて大嫌い」と誘うような甘い声でガガは歌う。ガガ旋風に身を任せるしかない。 Step 2 ドレスアップは必須 お次は去年Googleで最も検索された歌詞だというシングル『ポーカー・フェイス』をプレイして、ガガになるために必要な洋服を仕入れに行こう。 彼女の独特な美的センスをバックアップするクリエイティブ集団、ハウス・オブ・ガガが、もし一般人の予算しかなかったらどこへ買い物に行くのだろう?シームドの網タイツ ($24) をお探しなら、カペジオ・ダンス・シアター・ショップ に向かうはずだ。ホールターの光沢あるラメゴールドのボディスーツ ($30) は、アメリカン・アパレルで手に入る。ヘッドギアは後まわしだ。新しい服に着替え、ローア・イースト・サイドの道から道へ、くねくねと渡り歩きながら、tightsarenotpants.comからマニフェストをプリントして配ろう。彼女が名声をつかむきっかけとなったザ・ロックウッド・ミュージック・ホール (196 Allen St Houstonと Stanton Stsの間) などのクラブも周辺にある。ビキニラインを見てぎょっとする通行人に、作り笑顔を返すのも忘れずに。 Step 3 自分なりのレトロサウンドを探せ クイーンズ区のロング・アイランド・シティにあるリサイクルショップ、ハウジング・ワークス・スリフト・ショップ (クイーンズ区 48-49 35th St / 48th と49th Avesの間: ) にふらりと立ち寄って、ヒールが一番高いハイヒールと、優雅に終日持ち歩くための趣味の悪いティーカップを買おう。 リフレッシュしたら、スタンウェイ&サンズの無料ピアノ工場ツアー (クイーンズ1 Steinway Pl と 21st Aveの角: 2ヶ月前に電話予約が必要) に参加して、ピアノの製造工程や材料になる木材の保管所を見学。まだ加工前のラフな木材が、カール・ラガーフェルドのデザインによる限定品『ラガーフェルド』や、1900年代に作られた黄金のドヒニー・アートケース・ピアノのようなステージ映えするピアノとして生まれ変わるのだ。工場に展示されているピアノは触ることができないから、豪華なものを見るだけの冒険はこの辺りで一段落させ、実際にピアノが演奏できるスタンウェイ・ホール(109 W 57th St と Sixth Aveの角: )ま

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久保田麻琴、世界に通底する音楽
  • 音楽

テキスト:大石始   1970年代からミュージシャン/プロデューサーとして数多くの歴史的作品を残してきたほか、世界中を旅しながら現地の知られざる音楽を紹介してきた久保田麻琴。2007年から09年にかけて宮古島での神歌と古謡を録音、Blue Asia名義の『Sketches Of Myahk』など数枚の作品にまとめた彼の最新作が『ぞめき壱 高円寺阿波おどり』。1957年に第1回が行われ、現在まで東京の夏の風物詩として多くの観客を集めてきた高円寺阿波おどりの連(打楽器隊などで構成されるグループ)の演奏を収めた異色作だ。高円寺および本場・徳島の阿波おどりの魅力について、たっぷりと語ってもらった。

東京、焼き小籠包5選
  • レストラン
  • 中華料理

Text by Takeshi Tojo 中国上海市で2010年5月1日、上海万博が始まった。246の国・地域などが参加する大規模な国際博覧会で、開場から1週間で来場者100万人を記録、終了の10月31日までに7000万人の来場が見込まれている。会期中に上海の訪問を予定している方も多いとは思うが、気になるのが現地の文化。そして中国といえば、そのひとつは“食”になるだろう。そこで、いま東京でもじわじわと注目を集めているのが、上海を代表する名物料理のひとつ『焼き小籠包』だ。 焼き小籠包は中国では生煎(シェンチェン)と呼ばれており、小麦粉の皮で挽き肉の具を包み、鉄板の上にぎっしりと敷き詰めて蒸し焼きにしたものが一般的。底の部分には焦げ目がつき、中にはあつあつの肉汁がたっぷりと含まれている。皮に穴をあけて肉汁すすってから食べるというこのローカルフードは、朝食やおやつとして日常的に食べられており、庶民に愛され、上海を中心に広がっている。そんな上海のB級グルメとも言える焼き小籠包だが、上海万博の開催に合わせ、東京では専門店の出店が相次いでいる。既に行列ができている店舗もあるほどの人気ぶりだ。新規オープンの店が多いため、さっぱりとして清潔感のある店舗が多く、行列の中には女性も多く見かける。 ここでは注目を集め始めた、焼き小籠包を専門に扱う5店舗を紹介する。どの店舗にも「ヤケドに注意」との注意書きがあるので、不慣れな“初心者”はあふれ出る肉汁に気をつけながら、焼きたてを食べてほしい。

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ついに姿を現したBanksy
  • 映画
  • ドキュメンタリー

Time Out London2010年3月号に掲載インタビュー:オシアン・ワード 翻訳: 佐藤環 世間の目から逃げ続けるろくでなし男、バンクシーの話題は久しぶりだ。最後にニュースになったのは、2009年にホームタウンのブリストルの美術館で個展をやるという、突拍子もないものだった。最初にその話を聞いたとき、ついにストリート出身のアーティストは違法な器物破損行為から卒業し、美術機関とオークションハウスのお世話になるべくギャラリーアーティストに変貌を遂げたのかもしれない、と思った。だがその予測は外れた。その後、常にスリルを追い求める変幻自在なこの男は、ゲリラ的映画監督としてドキュメンタリー風映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を作り始めたのだ。

慰めと励ましの民族音楽クンビア
  • 音楽

テキスト:大石始 南米コロンビアで生まれた民族音楽、クンビアは、今や中南米を代表する大衆音楽として、現地では欠かせないものとなっている。日本ではまだまだ知られていないクンビアだが、この音楽に取り組む奇天烈オランダ人音楽家、ディック・エル・デマシアドは日本でもカルト的人気を集めている。昨年に続いて来日を果たした彼に直撃インタビューを決行。謎に包まれたその世界観に迫った。

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インタビュー:堀江貴文(2010年)
  • Things to do

クリスマスは仕事」そんな答えが返ってくるのでは、という想定に反して、温かいクリスマスを過ごしているという堀江貴文。自身初舞台で初座長となるミュージカル『クリスマス・キャロル』出演のため、ほとんどの時間を練習に費やすなか、ミュージカルのことや、この先の新たな挑戦についてなど、話を聞いた。 12月に開催されるミュージカル『クリスマス・キャロル』では、初舞台で初座長をつとめられますが、どうして出演を決めたのですか? 堀江:なんとなく。新しいことを言われると、やっちゃうんですよ。なかなかできる体験じゃないし、今後、誘われることも滅多にないだろうと思って。それから、ニコニコ動画でネット生中継して、ミュージカルをネットで観るためのチケットが発売されるのも初めてのことで、社会的意義のある作品だと思うんですよ。 どういうシチュエーションで誘われたのですか? 堀江:ドワンゴの川上量生会長と、2ちゃんねるのひろゆきに、「堀江さんミュージカル出ません?」って誘われて、「ミュージカルおもしろそうだね!出ますかー!」みたいな感じになったのが最初です。主演だなんて思ってなかったし、最初は正直、冗談だと思っていました。 主演と聞いた時はどうでしたか? 堀江:まだ冗談だと思っていました。だけど、ドワンゴでニコニコミュージカルを担当している片岡義朗プロデューサーが表れて、本気かも、と思いましたね。片岡さんはもともと『タッチ』とか『ハイスクール!奇面組』など数々のアニメを手掛けたプロデューサーだったんです。アニメから転身して、『ミュージカル テニスの王子様』のプロデューサーを務めたことでも知られる人物です。 ご存じかもしれませんが、ニコニコ動画は、『ミュージカル テニスの王子様』と一緒に盛り上がってきた、みたいなところがあるんですよ。テニスの王子様のキャストって、ミュージカル経験のない若い子もたくさんいて、あまりうまくなかったんですよ。それが原因で、セリフがちゃんと言えてなくて、空耳みたいに聞こえたりしていて。それを、初期のニコニコ動画で文字と一緒に流したらすごい話題になったんです。空耳ニコ動みたいな。それで伸びたんですよ。 皮肉にもそれがきっかけになって、ミュージカルの可能性みたいなものを感じて、それで今回、“やろう”ということになったんだと思うんです。川上さんとか、ひろゆきとかは、同じ業界の人たちだから、ミュージカルをやろうと言っても信憑性がわかないというか、冗談にしか聞こえなかったけど、片岡さんみたいな真剣にミュージカルをやっている人に、「やりますよね?」って聞かれて、「はい」ってついつい言ってしまったんですよ。 クリスマス・キャロル自体はもともと読んだことがあったのでしょうか? 堀江:ないですよ!決まってから漫画で読みました。過去の名作文学を徹底漫画化した『まんがで読破シリーズ』というのがあるんですが、僕はその宣伝をやっていて、ポップとか帯とかにコメントが出ているんです。その関係で、シリーズ全部100冊以上が家にあって、『クリスマス・キャロル』もあるんじゃないかと思って探したら、あって、ラッキー!みたいな。それを読んで、だいたい、あらすじはわかりました。 今回のミュージカルでは、ストーリーが現代版になって、主役のケチで守銭奴なスクルージが、IT社長になっていますよね。日常の堀江さんとは重なる人物像ですか? 堀江:スクルージおじさんは、ひねくれてクリスマスすら嫌いになってしまった人で、僕はそこまで偏屈で極端じゃないですよ(笑)。僕は、クリスマスとか、イベントは大好きです。スク

インタビュー:猪子寿之
  • アート

テキスト:東谷彰子 チームラボ株式会社代表取締役、猪子寿之。チームラボは、産経デジタルのニュース・ブログポータルサイト『イザ!』や、チケットぴあのミュージシャン検索などを手がけたクリエイティブ集団だ。5人から始まった会社だが、現在の社員数は150人を超える。過去の猪子のインタビュー記事を読むと、雄弁な経営者を想像させた。しかし、目の前に現れた猪子は、20分間にも及び考えこんだり、そうかと思えば直感的に浮かぶフレーズをぽつりぽつりと語り、突然饒舌になったりしながら、革新的な言葉を残した。 猪子さんは、家を持たずに、ノマドのような暮らしをしていると聞いたのですが、どうしてですか? 猪子:小さい頃に、学校で“衣食住”という言葉を習って、それが人生で一番大事だと聞いたから、どれくらい大事なのか、それらを無くしてみたらわかるんじゃないかと思ってなくしてみたんです。家がないのはここ2年くらいですね。 どうですか?何か変わりましたか? 猪子:東京はすご過ぎて、まったく困らないんですよ。それに、僕には会社があるから、会社にある程度荷物を置けるし、そういう意味では、純粋に家がないわけではなくて。そういう意味で、会社と東京があると、けっこう担保できますね。 東京って本当にすごいんです。偉い人に会う時に、髭をそらなきゃと思ってコンビニに行くと、100円くらいで髭剃りが売っていて、トイレもすごく綺麗。最近は広いトイレもあって、顔も歯も磨けるんですよ。それから、人生のエンターテインメントのほとんどは、パソコンの中に入っているし、パソコンの中に入っていないものは、東京が担保してくれる。ラクーアみたいなお風呂もいっぱいあって、どこでも泊まれるし、あんまり困ってないですね。 “衣”と“食”は捨てないですよね? 猪子:“食”は捨てたら死んじゃいますよね(笑)。“衣”に関しては、裸は寒いけど、昔、その時着ていたもの以外全部捨てたことがあるんですよ。そしたら面白くて(笑)。全部捨てちゃうから、一番気に入っている服を、毎日毎日着ているわけです。そうすると、「おしゃれですね」って言われることが増えて。たくさん服を持っていると、選択できるから、本当に一番気に入っているもの以外の服も着るわけですよ。すると、2週間に1回くらいは、あまり気に入っていない服も確実に着ていて、確率が安定しない。ずっと、いつ誰に会っても、常に一番気に入っている服を着ているから、おしゃれだと思われるんですね。まぁ、毎日会う人は、そんな表面的なことは気にしないし。毎日おしゃれだと、もてますよ(笑)。 そんな効用、副産物があったんですね。それは、世の中に薦めた方が良いですね。 猪子:いや、薦めない(笑)。あるのとないのと、どっちが良いかと聞かれれば、ある方がずっと良い!ない方が良いなんて一言も言ってなくて、なくても、案外大丈夫、っていうだけ。ある方が良いですよ。でも、なくなって、初めてわかることってありますよね。それに、その発見をすることが目的だから。 いつかはまた住まいを持つ予定ですか? 猪子:でも、家があると人間がだらける気もするんですよ。ないと、切羽詰まった感が出る。切羽詰まった感が、たぶん生命力をあげて、それがたぶん、もてるんじゃないですか?やっぱり生命力が強い方が、本質的に良いじゃないですか。差し迫る凶器みたいなものが必要なんですよ。 小さい時は何になりたかったんですか? 猪子:小さい頃は、なりたいものとかなかったけど、大人になりたくなかったですね。 会社を作ろうと思ったのは、どういうきっかけだったんですか? 猪

  • Things to do
  • 価格 0/4

確定申告に 年度末の決算、さらには花粉も舞い降りて、何かと疲労しがちなこの時期。溜め込んだ疲れは早めに撃退したいものだが、家で寝てばかりでは気分も冴えない。財布の口を開かず、気軽にリフレッシュしたいという人こそ、外へ足を踏み出すのが得策だ。無料の足湯や座禅体験、オルガンコンサートなど、本特集が紹介する魅力的な8選を参考にしてほしい。

  • アート
  • 公共のアート
  • 価格 0/4

タイムアウト東京 > カルチャー > 東京のベストパブリックアート 無数の美術館やギャラリーが存在し、常に多様な展覧会が開かれている東京。海外の芸術愛好家にとってもアジアトップクラスの目的地だ。しかし、貴重な展示会や美術館は料金がかさんでしまうのも事実。 そんなときは、東京の街を散策してみよう。著名な芸術家による傑作が、野外の至る所で鑑賞できる。特におすすめのスポットを紹介していく。

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  • Things to do
  • 価格 0/4

タイムアウト東京 > Things To Do > 東京、無料でできる32のこと 東京には、無料でさまざまなサービスを提供する文化施設や自然公園が多数存在している。ここでは、コンサートホールや工場施設、一見の価値ありのミュージアムなど、32にも及ぶ種類豊富な無料のアクティビティを紹介する。 「絶景」「アート」「ツアー・学び」「子どもと一緒に」「音楽」の5つのカテゴリー別にセレクトしているので、シーンに合わせて使い分けてほしい。財布の中身は気にせず、東京ライフを満喫しよう。関連記事『東京で楽しむ、手頃価格のミシュランレストラン』

  • Things to do
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  • 人形町

春になると美しいソメイヨシノや大島桜が楽しめる人形町の「甘酒横丁」で、恒例の桜まつりが開催。2500杯の甘酒が来場者に無料提供されるほか、甘酒横丁の名物や甘酒横丁の名物やおいしいものが当たる福引が行われる。景品と甘酒がなくなり次第、終了となるので早めの来場を勧める。 また、桜と甘酒ともに、下町情緒あふれる商店会での買い物も楽しんでほしい。「佐々木酒店」や和菓子の「彦九郎」、手焼き草加せんべい、たい焼きの「柳屋」、木製の雑貨や手作り小物の店など、老舗の良質な商品がそろっている。 ※時間は11時~15時、入場無料

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  • Things to do
  • 価格 0/4
  • 六本木

「六本木ヒルズアリーナ」で、今年も春まつりが開催。2024年4月6日(土)・7日(日)は、通常は公開されていない「けやき坂コンプレックス屋上庭園」が13〜16時の間、4部に分けて特別公開され、咲き誇る桜が観賞できる。 回遊式の広大な「毛利庭園」と「六本木さくら坂」の桜並木は17時30分からライトアップされ、幻想的な夜桜を満喫できる。 イベントも盛りだくさん開催され、能や狂言を楽しめる「京都薪能2024 スペシャルプレ公演」、阿波踊りのなどの舞台パフォーマンスも見逃せない。また今年は六本木ヒルズのレストランが春を感じさせるメニューを提供する「グルメ屋台」だけでなく、「アルゼンチン屋台」が登場。アルゼンチンの特産品を販売するとともに、「タンゴ」のステージと体験ができるコーナーも設置される。 ※時間は5日が17時~20時、6日・7日が12時~18時、入場無料  

  • アトラクション
  • 宗教的な建物&場所
  • 原宿
  • 価格 0/4

明治天皇と昭憲皇太后を祀(まつ)る神社。年始には何百万人もの人々が初詣に訪れる、東京を代表する神社の一つだ。年間を通じさまざまな祭事が催されるほか、神前結婚式も行われている。現在の本殿は第二次世界大戦中に消失したもののを1958年に再建されたもの。厳格な様式と素木(しらき)づくりの神社建築はとても印象的だ。 社に向かう参道沿いにある2つの入口から入れる「御苑」は、人の少ないヒーリングスポット。植物が色濃く生い茂り、池や茶室へと続く小路をこっそりと隠している。5月下旬〜6月に咲くハナショウブを見たい人は、公式ウェブサイトにて開花時期をチェックしよう。

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  • アトラクション
  • 公園&庭園
  • 原宿
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原宿から代々木まで広がる大型公園。緑豊かな中央広場を中心とした北側と、野外ステージやイベント広場などがある南側に分かれる。 北側では芝生の上でゆったりと時間を過ごしている人が多く、ドッグランなども併設。対する南側はイベント会場になることが多く、タイフェスティバルなどの人気イベントには多くの人が集まる。 24時間営業の有料駐車場も併設されているので、車で訪れることも可能だ。周辺には「明治神宮」やNHKの施設、「国立代々木競技場」などがある。

  • アトラクション
  • 公園&庭園
  • 吉祥寺
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吉祥寺のシンボルの一つである広大な公園。井の頭自然文化園や小さい子どもたちが楽しく遊び回れる広場があり、あらゆる世代が一日退屈しないで過ごせるだろう。中央にある井の頭池では3種類のボートがレンタルできるほか、池のほとりには井の頭弁財天があり地元民に親しまれている。 週末には露店やミュージシャン、アーティストなどが集まり、活気がある。春には池の周囲を満開の桜が彩り、花見客でにぎわうスポットとなっている。 ※2023年6月12日(月)から12月中旬(予定)まで、改修工事に伴いボート場の営業が休止中

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  • アトラクション
  • タワー&展望スポット
  • 三軒茶屋
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26階建てのビルの最上階に位置する、入場無料の展望フロア。約30のソファー席が置かれ、ベイブリッジなどをのんびりと望むことができる。レストランからは、「東京タワー」やお台場がよく見える。天気の良い日には、絶景を狙うカメラマンの姿も多い。

  • ミュージアム
  • 丸の内
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2013年にオープンした、日本郵政と東京大学が共同運営する学術文化施設。局舎の建築的特徴を生かした展示空間で、東京大学開校以来の学術標本コレクションに、最新の学術研究の成果や芸術表現などを交えて無料で公開している。 関連記事『東京のシークレットスポット50』

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