「Di Hotel Malibu Album Showcase」
Photo: Tuan Rio | 「Di Hotel Malibu Album Showcase」
Photo: Tuan Rio

「大人としての問い」を胸に世界のフロアを揺らす、Thee Marloes来日直前インタビュー

ニューアルバム『Di Hotel Malibu』とともに9月4日から日本ツアーがスタート

Kosuke Hori
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インドネシア第2の都市・スラバヤ出身のソウルグループ「Thee Marloes」(ジ・マーローズ)。ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)やクレイロ(Clairo)のプロデュースを手がけ、El Michels Affair(エル・マイケルズ・アフェアー)という自身のプロジェクトでも活動するリオン・マイケルズ(Leon Michels)率いる「Big Crown Records」から2026年5月にリリースしたセカンドアルバム『Di Hotel Malibu』(国内仕様盤:MUSIC CAMP, Inc.)を携えて、9月4日(金)、高知の「X-pt.(クロスポイント)」から日本ツアーがスタートする。

Thee Marloes “Di Hotel Malibu” JAPAN TOUR
画像提供:MUSIC CAMP, Inc.Thee Marloes “Di Hotel Malibu” JAPAN TOUR

メンバーはボーカルとキーボードを担当するナターシャ・シアントゥリ(Natassya Sianturi)、ドラムのトミー・サトウィック(Tommy Satwick)、ギター兼プロデューサーの「ラカ」ことシナティリヤ・ダッラカ(Sinatrya Dharaka)の3人。メンバー全員がもともとR&Bやスカ、レゲエをはじめ、さまざまな音楽に影響を受けており、スイートで哀愁あふれるサウンドを持ち味としている。デビューアルバムの『Perak』をリリースした際の日本公演では、ライブパフォーマンスの素晴らしさでも話題を集めていた。

Thee Marloes
Photo: Tuan Rioドラムのトミー・サトウィック(左)、ギター兼プロデューサーのシナティリヤ・ダッラカ(中央)、ボーカル・キーボードのナターシャ・シアントゥリ

今作の『Di Hotel Malibu』は、前作への大きな反響、初めての世界各地へのツアー、そしてローカルな音楽との関わりなどを経てたどり着いた、バンドの音楽性の深化を感じる作品だ。ボーカルのナターシャによる英語、インドネシア語、バタク語と複数の言語を駆使した歌唱も特徴といえるだろう。ここ東京でもレコード店をのぞけばレコメンド作品としてピックアップされていることが多く、注目の高まりを個人的にも感じていた。

そんな彼らへの来日直前のメールインタビューが、今回のジャパンツアーを主催するBARRIO GOLD RECORDS/MUSIC CAMP, Inc.を経由して実現した。初日の高知、2日目の大阪「SOCORE FACTORY」、前回のツアー会場でもあった代官山「晴れたら空に豆まいて」ではすでに売り切れ、また岐阜「柳ヶ瀬ANTS」、渋谷「WWW X」もソールドアウト寸前だという。

本稿では、最新作についてはもちろん、彼らがBig Crown Recordsを知るきっかけとなったアーティスト、来日公演について聞いてみた。なお、個人の名前を記載している時は一人が、そうでない時はバンド全員で回答している。

まだライブへ行くか迷っている人はもちろん、本記事で知った人もぜひライブへ足を運んでほしい。

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「Di Hotel Malibu Album Showcase」
Photo: Tuan Rio「Di Hotel Malibu Album Showcase」

架空のサウンドトラックをイメージして作り上げたニューアルバム、歌詞に込めた「大人として生きていく中で抱く問い」

―今作を聴いてみて、メロディーやコーラスワーク、ファズやトレモロのかかったギター、そして粒だちの良いドラムのサウンドと絡みつくパーカッションから、すごくシネマティックなサウンドだと感じました。今作の制作で、影響を受けた音楽や映画などはありますか?

制作に当たっては、自分たちの頭の中に架空の映画セットを作り上げていました。今作の楽曲たちは、要するにその映画のサウンドトラックがどのように響くかをイメージして作ったものなんです。

「Di Hotel Malibu」のアルバムジャケット
画像提供:MUSIC CAMP, Inc.「Di Hotel Malibu」のアルバムジャケット

―前作に比べて全体的に重心が低いというか、楽曲のローの成分が増えたような気がするのですが、意識しましたか? なんだか体を揺らせるような、ダンスミュージックのようなニュアンスを感じます。もし意識したのだとしたら、いろいろな国をツアーで巡り、ライブの経験を重ねたからなのでしょうか?

楽曲のほとんどは、いろいろな国をツアーで回っている間に形になっていきました。ライブが本当に楽しくて、特に観客の皆さんが踊り始めたり、一緒になって歌ってくれたりした瞬間が最高だったんです。

だから、制作合宿に入ったとき、よりダンスに向いた曲のアイデアが出始めてすごくワクワクしましたね。私たちはもともと、ビートやベースラインを曲の核として組み立てるのが大好きなんです。それが結果として今回のサウンドにつながったのだと思います。

―タイトルトラックである『Di Hotel Malibu』や『Under the Silver Moon』は愛について、『Harap Dan Ragu』や『Through the Changes』などは別れについて歌っていますね。今作の歌詞に通底するテーマは「愛・別れ・喪失」なのではと感じたのですが、影響を受けたような人生の大きな出来事はあったのでしょうか?

実は、今作の歌詞で表現しているのは、大人として生きていく中で抱く「問い」なんです。30代を迎えると、選択しなければならない機会が一気に増えますし、それには必ず責任がついて回りますよね。

『Harap Dan Ragu』では、「もう決して若くはないこの年齢になっても、自分たちの希望や望みを追い求めるチャンスは残されているのだろうか?」という葛藤を投げかけています。また『Through the Changes』も、単に愛する人との別れや傷心を描いているわけではなく、相手が去った後、自分たちがどうやって人生を歩んでいくのか――その変化に向き合う姿を描いているんです。

そうした「私たちが日々抱えている疑問や葛藤」こそが、このアルバムの根底にある大きなテーマなのだと思います。

Thee Marloes
Photo: Tuan Rio「Di Hotel Malibu Album Showcase」

インドネシアの音楽シーンから受けた影響

―ビートのアプローチから、レアグルーヴのレコードのようなニュアンスを感じます。皆さんレコード好きなのかなと勝手に想像していたのですが、DJカルチャーには慣れ親しんでいるのでしょうか。インドネシアではDJイベントは盛んですか?

インドネシアにはDJの友人もたくさんいますし、熱心なコレクターの知り合いもかなり多いですね。それに、ワールドミュージックを専門にプレイするような、面白いDJシーンも確立されています。

Thee Marloes
Photo: Tuan Rio「Di Hotel Malibu Album Showcase」

―バンドの「White Shoes & The Couples Company」をはじめ、インドネシアにはウェルメイドなソウルやポップを奏でるバンドが多い印象です。インドネシアで特に好きなバンドはいますか?

最近は、ジョー・スーゴーノ(Jo Soegono)の曲をたくさん聴いています。本当に素晴らしいミュージシャンで、サンバの要素とインドネシア東部の方言を自身の音楽の中で見事に昇華させているところがすごく好きですね。それらが本当に美しく融合していて、まさに天才だと思います!

―インドネシアのロックバンド「Polka Wars」が、サイケデリックな響きのある楽曲が多くてとても好きなのですが、Thee Marloesにもサイケデリックな要素を感じる曲があると思います。個人的にインドネシアの伝統音楽であるガムランからはサイケデリックな酩酊(めいてい)感を感じるのですが、伝統音楽からも影響を受けていますか?

日常的に身近に耳にする音楽なので、もしかしたら無意識レベルでは影響を受けているのかもしれません。ただ、意識的にガムランの要素を自分たちの楽曲に取り入れるようなことはしていないですね。

―ラカさんが『Under the Silver Moon』のミュージックビデオや、ライブで日本のメーカー・Teiscoのギターを使用しているのをお見かけしました。最近のライブでもあまり見かけることのないメーカーのホロウボディーのギターを使っていると思うのですが、機材選びのポイントはありますか? また、機材が楽曲の制作に与える影響はあるのでしょうか?

ラカは1960年代の日本製ギターのトーンやフォルムが大好きなんです。彼が求めているサウンドが出せるのはもちろん、音楽を作る上でのインスピレーションや雰囲気を生み出すために欠かせない存在なんですよ。

Thee Marloes
Photo: Tuan Rio「Di Hotel Malibu Album Showcase」

レディー・レイの音楽との出合いが導いたBig Crown Records所属への道

―Thee MarloesはBig Crown Recordsにデモを送り、そこから所属することになったと、MUSIC CAMP, Inc.のインタビューで知りました。そもそも、Big Crown Recordsを知るきっかけとなったアーティストや作品を教えてください。

ナターシャ:レディー・レイ(Lady Wray)です! まさにクイーンですね。彼女の『Queen Alone』と『Piece of Me』があったからこそ、今の私たちがいると言ってもいいかもしれません。そしてもちろん、Big Crown Recordsを主宰するEl Michels Affairもですね。

―10月に、Big Crown Recordsのショーケースでロサンゼルスに行くと聞きました。すごく難しい質問だとは思うのですが、レーベルメイトのライブで特に楽しみにしているのは誰ですか? もしくは、最近Big Crown Recordsからリリースされた作品でお気に入りのアルバムがあれば教えてください。

ええ、本当にワクワクしています。私たちが大好きなDerya Yıldırım & Grup Şimşek(デリヤ・ユゥドゥルム&グループ・シムシェク)とのツアーも決まりました。

El Michels Affairのライブを観るのもすごく楽しみです。きっと素晴らしいものになると思います。最近のお気に入りを挙げるなら、彼の『24 Hr Sports』ですね。よく聴いています。

―ジャカルタで大規模なライブをしているのをInstagramで拝見しました。今後、インドネシアはもちろん、アジア圏でどのような活動・展開していきたいですか?

この2週間は、本当に素晴らしい時間でした。スラバヤとジャカルタでアルバムのショーケースを行ったのですが、観客の皆さんがすごく温かくて。驚いたことに、ライブ中に一緒に歌ってくれて、本当に胸がいっぱいになりました。

今は、年末までのアジアツアーのスケジュールを組んでいるところです。全てがうまくいって、より多くの人たちに自分たちの音楽を届けられたらいいなと思います。

Thee Marloes
Photo: Tuan Rio「Di Hotel Malibu Album Showcase」

「長く離れた故郷に帰るような感覚」、日本でのツアーへの思い

―東京と大阪の2会場だった前回の日本ツアーよりも今回は会場が増えていて、あなたたちの音楽は日本でもすごく広まっていると思います。東京では前回もライブをした「晴れたら空に豆まいて」はソールドで、今回最大規模の会場となる「WWW X」での公演も控えています。前回のツアーを振り返って、思い出深い記憶があれば教えてください。

今振り返ってみても、前回の日本ツアーは私たちの人生で最高の経験の一つでした。日本のファンの皆さんが、初日から注いでくれた愛や応援には、いくら感謝しても足りないくらいです。だから、今回また日本に行けるのが本当に楽しみで、正直なところすごく長く離れていた故郷に帰るような感覚なんですよね。

今でも、ファンの方から「また日本に戻ってきてね」といった温かいDMが届きます。今はもう、日本行きの飛行機に乗る日を指折り数えてカウントダウンしているところですよ(笑)。

「Di Hotel Malibu Album Showcase」
Photo: Tuan Rio「Di Hotel Malibu Album Showcase」

―今回の日本ツアーの忙しい合間でも、東京で行きたい場所はありますか?

ナターシャ:雪をかぶった富士山を見てみたいです(笑)。前回通りかかったときは、頂上に雪がなくて、富士山にはあまり見えなかったんですよ。

ラカ:日本のビンテージ楽器を扱っている楽器店に足を運びたいですね。

―最後に、Thee Marloesの次の目標について教えてください。目指しているバンドなどはいますか?

現時点では、もっとたくさんの場所をツアーで巡りたいと考えています。それが一段落したら、またスタジオに戻って新曲の制作に入る予定です。

私たちは、数えきれないほどたくさんのバンドやアーティストを聴いています。その好みもどんどん変わっていくので、誰が自分たちのロールモデルかといわれると、正直答えるのは難しいです。

もしかしたら今回の来日中、Shin(BARRIO GOLD RECORDS/MUSIC CAMP, Inc 代表の宮田信のこと)にいろいろな日本のレコードショップへ連れて行ってもらった後、新しい指針が見つかるかもしれませんね(笑)。

Thee Marloes
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Thee Marloesのライブを観に行こう

  • 音楽
  • 代官山

※高知「X-pt.」、大阪「SOCORE FACTORY」、代官山「晴れたら空に豆まいて」の公演はソールドアウト

インドネシア・スラバヤ出身のR&Bグループ・Thee Marloesが、セカンドアルバム『Di Hotel Malibu』を2026年5月22日(金)にリリース。それを記念し、日本ツアーが開催される。

ツアーは高知の「X-pt.」からスタートし、大阪の「SOCORE FACTORY」、岐阜「Yanagase ANTS」を巡り、東京で2公演が行われる。各公演とも、Thee Marloesに加えて、親和性の高いアクトでオープンから終演までじっくりと楽しめるだろう。

東京公演の初日となる代官山「晴れたら空に豆まいて」には、オープニングのライブアクトとしてMinami Ishiwata Soul Inst. Sessionが出演。DJはTrasmundo DJs、DJ Holiday、El Shingonの3人がラインアップする。

2日目の渋谷「WWW X」では、ライブアクトのTiny Step "Southside" Trio、DJの松永良平、遠井りなが出演。本ツアーの最大規模の会場で千秋楽を迎える。

世界各地のツアーを経て、ますます注目を集めるThee Marloes。少しでも気になる人は、チケットを早めに押さえておこう。

※9月8日「晴れたら空に豆まいて」18時15分〜、9月9日「WWW X」18時〜/料金は前売り8,000円、当日8,500円(別途1ドリンク)

ミュージシャンのインタビューを読むなら……

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「現代ソウルミュージックシーンの旗手」と称される、イギリスはサウス・ロンドン出身のシンガーソングライター、サム・ヘンショウ(Samm Henshaw)。EPやシングルのリリースを経て、2022年に発表されたアルバム『Untidy Soul』は、彼自身のシグネチャーサウンドを見つけ出したかのように感じられる作品だった。

それ以降もシングルやEPを精力的にリリース。そして、次なるアルバムへの期待が高まる中、先行シングルの『Get Back』『Float』が収録された待望のニューアルバム『It Could Be Worse』が2025年12月5日、アナログでリリースされた。

同作は、よりオーセンティックかつタイムレスなソウルミュージックへと、研ぎ澄まされたような印象を受ける。「この作品にたどり着くために生きてきたような気がする」と語ってくれたが、2025年の傑作の一枚だと筆者は個人的に思う。インタビューでは、ニューアルバムの印象的なジャケットとアルバムタイトルの意味から、制作中に影響を受けたドキュメンタリー、唯一聴いていた曲まで話してくれた。

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よく晴れた2025年11月の午後。池ノ上駅付近の路上で待ち合わせをした。

待っていたのは、ドイツのインストゥルメンタルヒップホップのパイオニアとも称される、ビートメイカーのFloFilz(フロフィルツ)。取材時は日本旅行中とのことで、高知や大阪を巡り、和歌山の熊野古道から帰ってきたばかりだった。

彼が9月にケルンのレーベル「Melting Pot Music」からリリースしたアルバム『Hagaki(葉書)』は、都市の文化や雰囲気、風景を音楽とビジュアルの両面から探求するシリーズの第4弾で、日本の首都「東京」にささげた作品だ。日本への音楽的なラブレターであり、ジャズとビートを日本の音楽と文化に融合させた「音の旅の記録」だという。

同作のアルバムジャケットが撮影されたのは、この待ち合わせの場所である井の頭線の踏切のすぐそば。日本に1カ月間滞在し、制作を進めたというアルバムには、彼の盟友である写真家のロバート・ウィンター(Robert Winter)による20ページにもわたる写真集が挟み込まれている。楽曲たちからはもちろん、写真からも、東京の街を歩き、音楽が紡がれていった軌跡と息遣いが感じられるだろう。

ジャケットの撮影地を起点とし、FloFilzが日本に来たら訪れるというレコードショップやリスニングバー、クラブなど、東京の各所を2人とともに巡りながらインタビューした。ぜひ『Hagaki(葉書)』を聴いて、もしくは聴きながら東京の街を歩いてほしい。きっと、いつもの道がシネマティックに感じられるはずだから。

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鹿児島県の奄美大島生まれで、奄美民謡「シマ唄」をルーツに持つシンガーの城南海(きずき・みなみ)。2009年のデビュー以降、アルバムのリリースはもちろん、ディズニー実写映画『ムーラン』の日本版主題歌の歌唱なども担当してきた。

2024年には、イギリスのジャズドラマー、ユセフ・デイズ(Yussef Dayes)富士山の前で行ったセッションに参加。その後もイギリスの世界最大規模の野外フェスティバル「グラストンベリー・フェスティバル 2025」で共演を果たすなど、活動の幅を広げている。

そんな城が2026年1月21日に、2年ぶりとなるアルバム『ウタアシビ』をリリースした。同作は、城にとって初めてシマ唄を収録したアルバムでもある。新作についてはもちろん、故郷の奄美大島、そしてシマ唄への思い、ユセフ・デイズとの共演を経て生まれた変化など、じっくりと話を聞いた。そして、今春と秋に控えている全国ツアーにぜひ足を運んでみてほしい。

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1960年代にジャマイカで誕生したレゲエが、ボブ・マーリー(Bob Marley)の存在により日本へ本格的に上陸した1970年代後半。それ以来、ルーツレゲエだけでなくダンスホールの出現も伴うことで、レゲエミュージックはここ日本に根強く生き続けている。そう、日本でレゲエは大人気なのだ。

東京・新宿でレゲエクラブ「REGGAE / DUB club OPEN(レゲエ ダブ クラブ オープン)」(以下、OPEN)を営む工藤晴康も、レゲエに魅せられた一人。レゲエ好きが高じて夢中になってのめりこみ、いまだその最中だ。サウンドシステムへの探究心が反映された同店では、レゲエにまつわるさまざまなサウンドが極上の音となり再生され、体感できる。その音に関する信頼は絶大で、今ではローカルだけでなく世界各国からOPENでのレゲエタイムを楽しみに人々がやってくる。

レゲエをこよなく愛する人々に共通するのは、「ラブ&ピース」。工藤は人生をかけて、来店者が心からいい体験ができるよう店をプロデュースしている。東京ナイトライフの中で、特別な店として長年存在し続けてきたのは、工藤のレゲエへの愛があってこそなのだ。

そんな工藤にレゲエとの出合いから店の成り立ち、そしてレゲエバーの楽しみ方についてインタビューした。

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2026年も早くも半年が過ぎた。果たして今、どんなミュージシャンや作品が人気を集めているのか。

サブスクリプションサービスの再生数はもちろん一つの指標になるが、日々新譜だけでなく旧譜にも向き合い続けるスタッフたち、早耳のリスナー、DJが集まるレコードショップだからこそリアルな「シーン」が見えてくることもあるだろう。

本稿では、「2025年によく動いたタイトル」「新旧問わずこれから人気が出そうなタイトル」「2026年注目のアーティスト・アルバム・レーベル」について紹介。「東京、ジャンル特化型レコードショップ7選」で取材したいくつかのレコードショップでスタッフに聞き、昨年を振り返りつつ今後の流れを予想してもらった。

気になる作品をチェックして、ぜひレコードショップに足を運んでみてほしい。

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