ジブリの立体造型物展
Photo: Kisa Toyoshima | 伊原弘による飛行艇「サボイアS-21」
Photo: Kisa Toyoshima

週末にしかできないこと

今週末開催の展覧会やギグ、街イベントなどを紹介

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タイムアウト東京のレギュラーコンテンツ。週末に開催されるイベントを、画像とレビュー入りで一挙に紹介。映画や音楽、アートからフードイベントまで。

  • Things to do
  • 京橋
2024年8月に完結を迎えた、大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』。本展の原画展が、「クリエーティブ ミュージアム トーキョー(CREATIVE MUSEUM TOKYO)」でスタートする。 本展では、作者・堀越耕平の直筆原稿に加え、ここでしか見られない貴重な資料類が多数公開される。本展のために描き下ろされたキービジュアルを使用したオリジナルグッズも販売予定だ。本作で繰り広げられた熱戦を、ミュージアムで体感してみては。 グッズ付きチケット(3,900円、税込み)も販売。チケットを購入した18歳以上の入場者1人につき、未就学児1人まで無料で入場することができる。詳細は、公式ウェブサイトを確認してほしい。 ※10〜20時(入場は19時30分まで)/料金は2,200円、高校生1,400円、小・中学生900円
  • アート
  • 銀座
「Akio Nagasawa Gallery Ginza」で、デジタル作品や油彩・アクリル画の制作を続け、精⼒的に作品を発表するTORAJIROによる個展「Boys Just Want to Have Fun」が開催される。 自身の制作について、「セクシュアルマイノリティーとして、子どものころから感じていた孤独や不安をテーマに絵を描いている」と話すTORAJIRO。これまで社会問題を背景に、内面の葛藤や孤独、動物や自然との共存の重要性を表現し続けてきた。 本展では、「声⾼な主張はない『静かなレジスタンス』の集積」として、沈黙と⾊彩を通して感情の痕跡を残す、新作を含む作品群を展観する。 政治的スローガンを叫ぶ代わりに、沈黙と色彩を通して、より深い真実を語る絵画。本展を通じて、「日々を楽しむこと」「誰かを愛すること」「自分に正直になること」といった、ごく当たり前で、だからこそ奪われやすい行為の尊さを再確認してほしい。 ※11~19時(土曜は13~14時閉館)/休館日は日・月曜・祝日/入場は無料
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  • アート
  • 天王洲
スタジオジブリ作品の魅力に迫る展覧会「ジブリの立体造型物展」が、天王洲の「寺田倉庫 B&C HALL/E HALL」で開催。2003年に始まった本格的なスタジオジブリ展の原点である「立体造型物展」が、進化を遂げて22年ぶりに東京に帰ってくる。 今、世界中で観られているスタジオジブリ作品。その背景には、長い時間をかけて届けようとした人々がそれぞれの国や地域にいた。 本展では、「海を渡った熱風」をテーマに、海外のパートナーたちがどのように作品を届けていったのかをたどる。併せて、『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』など、数々の映画からの名場面が立体造型物となって展示される。 注目は、『紅の豚』に登場する飛行艇「サボイアS.21」。「もしも本当にあったら」という想定で作られる迫力満点の飛行艇は、今にも飛び立ちそうに見えるだろう。 また、 宮﨑駿がかつて「三鷹の森ジブリ美術館」の企画展示用に制作した短編アニメーション『空想の空とぶ機械達』が特別上映。大空に憧れた人々がかつて空想した「空とぶ機械たち」を描く。さらに、会場隣接の水上施設「T-LOTUS M」では、『崖の上のポニョ』に出てくる「あのハム入りラーメン」が味わえる。 ジブリの世界に飛び込める本展。帰り道は、きっとジブリ作品が観たくなっているだろう。 ※9時30分~20時(5月27日は15~20時)/入館は閉館の1時間前まで/料金は1,900円、高校・中学生1,600円、小学生1,200円、未就学児無料
  • アート
  • みなとみらい
「横浜美術館」で、佐藤雅彦の40年にわたる創作活動の軌跡をたどる世界初の大規模個展が開催。よく知られたテレビ番組やCM、キャラクターから、ビジュアルデザインやコピーライティング、漫画、ゲーム、楽曲、映画、教科書、膨大な著書まで、佐藤が表現者・教育者として世に送り出してきたコンテンツを一堂に紹介する。 「ピタゴラスイッチ」「バザールでござーる」「だんご3兄弟」「モルツ」「ポリンキー」など、時代を超えて話題作、ヒット作を送り出し続けた佐藤。創作の根幹には、「作り方」「分かり方」についての独自の理論やアイデアが蓄積されている。 本展では、多様な作品の創作プロセスを紹介し、その独創的なコミュニケーションデザインの考え方や理論をひもとく。あらゆる物事にじっくりと対峙(たいじ)すること、自分なりの考え方を整理整頓すること、そこから表現を生み出すことの大切さ・面白さを広く伝えていく。 どの世代の人でもなじみ深いもの、記憶に残っているものが必ずある佐藤の手がけた作品。 「これ懐かしい」から始まり、「これも同じ人が作ったものだったのか」、さらに「え、こんなものも作っているの?」と、会場で発見と驚きを繰り返すだろう。 ※10~18時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は木曜/料金は2,000円、学生1,600円、中学・高校生1,000円、小学生以下無料
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  • アート
  • 銀座
「シャネルネクサスホール(CHANEL NEXUS HALL)」で、写真を主なメディアとして創作活動を行うアジアのアーティストにフォーカスしたシリーズとして、インド出身のアーティスト、プシュパマラ・N(Pushpamala N)を紹介する。 インドのベンガルールを拠点に活動するプシュパマラは、彫刻家として創作活動を開始した。1990年代半ばからは、自らがさまざまな役柄に変装し、示唆に富んだ物語を作り上げるフォトパフォーマンスやステージドフォトの創作を始める。 作品は、女性像の構築や、国家の枠組みを探求するもので、美術史・アーカイブ資料・大衆文化から引き出された象徴的なイメージや原型を丹念に再現している。 ※11~19時(6月27日は17時30分まで、7月10・24日は17時まで)/入館は閉館の30分前まで/入場は無料
  • アート
  • 上野
「東京国立博物館」で、「イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~」が開催。同館が所蔵する国宝などの貴重な文化財から、今世界で人気の名作アニメまで、高さ7メートルのモニターで日本の至宝への没入体験ができる。 スケールが圧巻の「イマーシブシアター」では、超高精細映像により、土器や土偶、はにわ、絵巻、浮世絵などを、普段決して見ることができない角度やサイズで堪能できる。 また、手塚治虫や高畑勲、細田守などの、日本を代表する名作アニメも登場。日本の風土の中で受け継がれてきた独自の美意識が、日本のアニメにも共通していることを感じるだろう。 壮大な映像制作を手がけたのは、建築・都市・観光・文化など多様な分野の専門知識と経験を持ったメンバーで構成するクリエーティブ集団「Panoramatiks」と、「いいものを、つくる」というシンプルな思想の元に集う 「CEKAI」だ。 また、音楽は、さまざまなメディアでの音楽制作を手がける蓮沼執太が担当した。日本文化のタイムトラベルを大迫力の映像で楽しんでほしい。 ※9時30分〜17時 (金・土曜、5月4・5日、7月20日は20時まで) /入館は閉館の30分前まで /休館日は月曜、5月7日、7月22日(3月31日、4月28日、5月5日、7月21日は開館)/料金は前売り1,800円、学生1,000円、高校生600円/当日2,000円、学生1,200円、高校生800円、中学生以下無料
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  • Things to do
  • 銀座
建築家の隈研吾とのコラボレーションエリアが新登場する「夏のアートアクアリウム」が、「アートアクアリウム美術館 GINZA」で開催。夏の風物詩である金魚が主役の、幻想的で涼しげな体験ができる。 注目は、隈の手がけたコラボレーションエリアである「セキテイリウム」。「水を感じる」がテーマの同エリアでは、水の塊で石を表現した「セキテイ(石庭)」を金魚が優雅に泳ぐ。水の流れを現代的な素材表現で表しており、自然美を感じられるだろう。 さらに、2つの新作水槽作品の初披露や、さまざまなアーティストとのコラボレーションアートも展示予定なので、ぜひチェックしてほしい。 営業時間の変更や休館日は、公式ウェブサイトから確認しよう。夏限定演出の幻想的な金魚の世界を堪能してみては。 ※10~19時(入場は閉館の1時間前まで)/料金はウェブ2,500円、当日2,700円
  • アート
  • 白金台
「東京都庭園美術館」で、旧朝香宮邸の建築空間を生かした、年に一度の建物公開展が開催。素材や技法、室内意匠など、建築そのものに注目しながら、同館の建築としての魅力を紹介する。 現在に至るまで同館は、朝香宮家が過ごした邸宅として、元首相・吉田茂の政務の場として、国の迎賓館として、民間の催事施設として、そして美術館として、時代の潮流とともに歴史を紡いできた。 本展では「機能の変遷」をテーマに、各時代を彩るゆかりの作品や写真・映像資料を通して、建物の記憶をひもとく。また、家具や調度品を用いた再現展示、ウインターガーデンの特別公開、さらに窓のカーテンを開け放ち、夏の新緑を望めるように設える。 アール・デコ様式の邸宅建築の魅力の源泉に迫る本展。唯一無二の空間を堪能してほしい。 ※10~18時 (8月15・22日は21時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(7月21日、8月11日は開館)、7月22日、8月12日/料金は1,000円、学生800円、65歳以上・高校生500円
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  • アート
  • 六本木
「フジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE)」で、写真家・深瀬昌久(1934〜2012年)の写真展が開催。近年、展覧会の開催や写真集の発刊に加え、半生を描いた映画『レイブンズ』が公開されるなど、評価が高まり続けている深瀬の原点をたどる。 新しい写真表現を生み出す多くの写真家たちが出現した1960〜70年代の日本。その中で深瀬は、徹底的に「私性」を追求し、日本独自の表現といわれる「私写真」の先駆者として、日本の現代写真史に比類ない足跡を残した。 家族、愛猫、さらには自分自身と、常に緊密な関係性の中で写真を撮り続けた深瀬。中でも、妻・洋子を10年あまりにわたって撮り続けた写真群は、深瀬を語る上で欠かすことのできないものだ。 本展では、深瀬手製の黒マントをまとった洋子をとらえた、没後初の発表となるビンテージプリント33点を展示する。自己、他者、そして写真の本質について、大きな問いを投げかけるだろう。 ※10〜19時(9月30日は16時まで)/入館は閉館の10分前まで/入場は無料
  • Things to do
  • 浅草
「浅草寺」と上野を結ぶかっぱ橋本通りで、地元商店街による七夕祭りが開催。約1.2キロメートルにおよぶ通り沿いが、色とりどりの七夕飾りや笹飾りなどで飾られる。 2025年7月5日(土)、6日(日)は、メインイベントとして通りが歩行者天国に変貌。5日は地元の小学生や幼稚園児、警視庁の白バイ隊、音楽隊によるパレードを実施。6日には阿波踊り、佐渡おけさなどの流し踊りが披露されるほか、夕方まで通りのあちこちでストリートパフォーマンスが繰り広げられる。 商店街各所には笹竹を設置し、短冊に願い事を記入できる。地元商店会員による模擬店も並ぶので、食べ歩きながら夏のにぎわいを楽しんでほしい。 ※メインイベントの7月5、6日は10〜19時

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  • アート

アートにあふれる街、東京。本記事では、2025年6月に開催される注目の入場無料のアート展を紹介する。

草間彌生と3人の現代アーティストによるダイアローグ展や、イギリス、アール・ブリュットの現在地を紹介する展示、ニューヨークを拠点に国際的に活躍するホセ・パルラの個展などをピックアップ。新たなアートと出合いに街へと繰り出そう。

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  • 音楽
  • 音楽

初夏の東京はテクノからヒップホップまで、音楽ファン必見のパーティーが続々と開催される。18年ぶりに「WOMB」のフロアに立つテクノのパイオニア、ロラン・ガルニエ(Laurent Garnier)や、LAビートシーンを牽引するノレッジ(Knxwledge)&マインドデザイン(MNDSGN)のジョイントライブ、ベースミュージック界の女王と呼ばれるDJ STORMなど、見逃せないイベントばかりだ。

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