Tokyo Metropolitan Government Building Observatories
Photo: Tokyo Metropolitan Government
Photo: Tokyo Metropolitan Government

東京、大人向け無料のインドアスポット20選

展望室からアートギャラリー、体験型施設まで

広告

タイムアウト東京  Things To Do > 東京、大人向け無料のインドアスポット20選

せっかくの休みに雨という時もあるだろう。そんな日でも東京には楽しめるインドアスポットがたくさんある。ここでは、「無料」で入場できる大人でも楽しめるスポットを紹介する。

現代アートを鑑賞したり、富士山や夜景を眺めたり、または、体験型施設や天文台で知識を高めたりと、都内でも無料で楽しめることはたくさんある。ふらりと立ち寄ってみては。

関連記事
東京、無料で入れる美術館・博物25選

  • ホテル
  • 目黒

日本初の総合結婚式場として人気の高い「ホテル雅叙園東京」。豪華絢爛(けんらん)な装いから「昭和の竜宮城」とも称されてきた。

エントランスから続く回廊は見事な美人画の彩色木彫板が展示され、東海道の日本橋から鴨川までが描かれている。そのほか、美しい庭園などは無料で見学できる。

有料になるが、1935年に造られた東京都指定有形文化財「百段階段」は見逃せない。同ホテルで唯一現存する木造建築で、99段の階段廊下がかつて宴が行われていた7部屋をつなぐエリアである。

なお、2025年10月1日から一時休館となる。その前に訪れておきたい東京の名物スポットだ。

  • Things to do
  • 銀座

「時と時計」に関する資料・標本の収集と保存、研究をする機関として誕生した「セイコーミュージアム 銀座」。入場は無料で、セイコーの製品史のみならず、日時計から和時計なども含めて広く時計の歴史を紹介している。

20244月には、6階のフロアに「グランドセイコーミュージアム」を新設。収蔵コレクションの中から、初代グランドセイコーをはじめ、歴史的価値の高いタイムピースや貴重で珍しいモデルなどの100点余りを一堂に展示する。

館内デザインは、「日本の美意識と精神性」によって「時計の本質」を極めるグランドセイコーのブランドフィロソフィー「The Nature of Time」の世界を体現。ナチュラルな色調とテイストで仕上げた上質な空間で、ゆっくりと展示を楽しめる。

「銀ブラ」のひとときや、博物館好き、時計好き、セイコーマニアは立ち寄ってほしい。

広告
  • アート
  • 渋谷

世界中からさまざまなジャンルのアーティストを招いて年4回のアート展を開催。アート作品やオリジナルグッズ、アーティスト関連グッズの販売も行う。

DIESEL HOME COLLECTIONのエリアでは、建築家や空間デザイナーによるインスタレーションを展開。自由な発想でデザインされた空間となっている。

  • アート
  • 銀座

エルメス国内最大級のフラッグシップショップ8階にあるアートスペース。ビルの外壁全面がガラスのブロックを積み上げたようなデザインのため、屋内には柔らかい陽の光が差し込み開放的だ。天井が高いことことから、インスタレーションの展覧会も多い。

スペース自体が小ぶりのため展示鑑賞に時間がかからず、しかも入場無料。ほんの少し時間ができた時に訪れても有意義な時間を過ごすことができる大人のための空間だ。

広告
  • Things to do
  • 早稲田

隈研吾が設計を担当した、早稲田大学早稲田キャンパス内にある施設。卒業生である村上春樹が寄託、寄贈した小説作品の直筆原稿や執筆関係資料、作品の書評、約1万冊に及ぶ資料が所蔵される。

地下1階は村上の書斎をイメージした「村上さんの書斎」やカフェ、ラウンジを完備。1階は「ギャラリーラウンジ」スペースで、村上が1979年にデビューしてから2021年までの作品が一挙に展示してある。ここに並ぶほとんどが村上から寄贈された本で、その数は約1400冊を越す。そのうちの多くが初版本という、ファンなら思わず落涙してしまうエリアだ。日本だけでなく世界各国のさまざまな言語に訳された作品や、村上が翻訳した海外作品なども陳列されている。

館内には資料室やセミナースペースのほか、寄贈したレコードが並ぶ「オーディオルーム」では村上作品を読みながら、村上秘蔵のレコードコレクションに耳を傾けることができる。

  • Things to do
  • 立川

国立極地研究所の広報展示施設として、2010年7月に開館した「国立極地研究所 南極 北極科学館」。入場無料で、研究所と来館者の交流拠点としての機能を持った施設を目指している。

南極や北極のオーロラシアターをはじめ、南極観測隊が実際に使用した雪上車や観測機器、南極の氷、隕石(いんせき)、ペンギン視点の映像、生物標本などを展示。南極や北極について楽しく学べる。

広告
  • ミュージアム
  • 三鷹

日本の天文学の中核を担う研究機関。国立天文台は国内外に観測施設を持ち、三鷹キャンパスは研究の拠点だ。前身は東京府麻布区にあった東京天文台で、1924年に三鷹村大沢(現在の三鷹市)に移転。1988年に岩手県の緯度観測所、名古屋大学空電研究所の一部と統合され、国立天文台として発足した。

一般向けの施設公開は、2000年からスタート。緑豊かな広大な敷地にはさまざまな観測施設が点在し、その一部を見学できる。見学コース内には大正期の建物が多く、国の登録有形文化財になっているものも少なくない。最も古い建物は「第一赤道儀室」で、ドーム内にある望遠鏡は1938年から61年間、太陽黒点のスケッチ観測に活躍した。

国立天文台では、「4D2U定例公開」「定例観望会」など、申込制のイベントも定期的に開催。天文学の歴史に思いを馳せながら宇宙を身近に感じることができる、唯一無二の場所だ。

  • アトラクション
  • 観光
  • 新宿

東京都庁の45階にある展望室は、都政への理解と関心を深めることを目的に無料で開放されている。地上202メートルの高さから東京の景色を眺めることができ、夕方から夜にかけての眺望は特に美しい。

天気の良い日には西方面に富士山を眺めることもできる。夜は23時まで開いているので(受付は22時30分まで)、会社帰りに立ち寄るのもいいだろう。 

広告
  • Things to do
  • 浅草

世界5大陸、約50カ国から収集された希少価値の高いかばんコレクションをはじめ、歴史、文化に触れることができる。

「世界のカバンコレクション」では、550点以上の珍しいかばんを展示。また、思い出のかばんや歴史に立ち会った逸品として、著名人から寄贈された愛用のバッグも多数公開している。

暮らしの中で使われ、それぞれの国の独自の文化や風俗があり、発展の歴史があるかばん。人間の暮らしとの深い関わりを知れるだろう。

  • ミュージアム
  • 仙川

京王線仙川駅にあるキユーピーの体験型見学施設。キユーピー仙川工場として製造活動を行ってきた施設を2014年に研究とオフィスの複合施設にリニューアルした。1階は見学施設として開放されている。

マヨネーズの知られざる歴史から商品にまつわるトリビア、製造過程、レシピまでを公開。食卓の名脇役として愛され続けるマヨネーズの全てを、楽しみながら学んでみては。

受付時間は、開館日の10時~12時、13〜16時30分。臨時休館日もあるので、訪れる際は公式ウェブサイトで確認してほしい。オンライン見学も実施している。

広告
  • ミュージアム
  • 荻窪

日本のアニメーションの歴史やこれからのアニメを学び、体験できる、東京工芸大学付属のミュージアム。

館内にはアニメシアター、アニメライブラリー、企画展ブース、ワークショップスペースがある。アニメ制作の過程を直接体験できる参加型展示、新しいアニメ情報を盛り込んだ企画展なども行う。

  • アトラクション
  • 図書館、アーカイブ、財団
  • 広尾

有栖川公園内にある都立中央図書館は、国内の公立図書館の中では最大級の所蔵冊数、229万冊を誇る。

比較的新しい書籍、雑誌、新聞を35万冊ほど開架しているが、館内にある蔵書検索システムを使って、閉架図書も閲覧可能。郵送による所蔵図書のコピーサービスや、調べたい内容について相談にのってくれるレファレンスサービス、2~4ヶ月分の全国紙、地方紙、スポーツ紙、業界紙、外国紙などの新聞専用の閲覧コーナーもあるため、リサーチをする時には頼もしい存在だ。

また、個人に対する資料の館外貸出は行っていない。5階にあるカフェテリアは、弁当持参の人のための席も用意されているのがうれしい。

広告
  • アトラクション
  • タワー&展望スポット
  • 三軒茶屋

26階建てのビルの最上階に位置する、入場無料の展望フロア。約30のソファー席が置かれ、ベイブリッジなどをのんびりと望むことができる。

レストランからは、「東京タワー」やお台場がよく見える。天気の良い日には、絶景を狙うカメラマンの姿も多い。

  • アート
  • 汐留

日本の広告にまつわる資料が充実しているミュージアム。江戸時代の木版による広告や現代の最先端の手法を用いた広告物まで幅広く展示され、日本の広告の歴史を一望することができる。

過去30年に受賞したコマーシャル作品を、オンデマンドで視聴することも可能。10万点以上のデジタル画像のライブラリーもあるので、アイデアに悩んだら訪れるのもいいかもしれない。

広告
  • Things to do
  • 板橋区

イタリア・ボローニャ市で毎年春に開催される、児童書専門の見本市「ボローニャ児童図書展」から寄贈された絵本を中心とする、海外絵本の図書館。世界約100の国と地域、3万冊、80言語の資料を所蔵し、都内でも有数の蔵書数を誇る。

  • アトラクション
  • 図書館、アーカイブ、財団
  • 国分寺

一般雑誌から学術雑誌まで約1万9000誌を所蔵し、雑誌の特性を生かしたサービスを行っている「東京マガジンバンク」がある図書館。

自分の好きな雑誌の創刊号などもリクエストすれば見せてもらうことができるので、雑誌ファンにはたまらないだろう。貸し出しは行っていないが無料で閲覧でき、閲覧席も通常約220席が用意されている。

また、都立多摩図書館は都内の子どもの読書活動推進の拠点でもある。「こどものへや」「青少年エリア」には乳幼児から高校生世代までが楽しめる本、学習に役立つ本が揃っている。

広告
  • ミュージアム
  • アート&デザイン
  • 銀座

ポーラ銀座ビル3階にある美術館。「美容」「美術」「美食」の三つの美をコンセプトにした同ビルにおいて、「多くの人に気軽にアートを体感してほしい」との思いから誕生した。

ポーラのコレクションから現代アートまで、年間を通じて無料で鑑賞できる企画展を開催している。

  • 子どもと一緒に
  • 品川

1919年の創業から100年の歴史を紹介する、クロネコヤマトの歴史館が誕生。品川のヤマト港南ビル内のスロープをらせん状に下りながら見学できる展示構成となっている。

セールスドライバーの制服を着たり、ウォークスルー車への乗車体験ができる『宅急便体験コーナー」』や、映像や関連書類を集めた『未来創造ラウンジ&ライブラリー』などがあり、子どもから大人まで楽しめるミュージアムだ。

広告
  • Things to do
  • 両国

「袋物の歴史と革小物の魅力を多くの人に伝え、日本の革小物産業の発展に寄与したい」。そんな思いから誕生した「袋物博物館」。江戸から大正時代にかけての、たばこ入れ、筥迫(はこせこ)、紙入れ、腰下げなどの貴重なコレクション、手動ミシンなどの製作道具など約100点を展示している。

入場は無料。実際の革1枚に触れることもでき、年齢を問わず楽しめる。

  • アート
  • 銀座

グッチ銀座」の上層フロアに新たなスペース「グッチ銀座 ギャラリー」がオープン。同スペースは、グッチのコアバリューであるクラフツマンシップやイノベーションを体現するエキシビションを展開するとともに、国内外のアーティストやクリエイターとのつながりを育んでいくという。

個性やクリエーティビティーをたたえ、多様な芸術分野の融合から生まれる無限の可能性を探求する展覧会やイベントを展開していく。 

街のスポットを探すなら……

ここでは、都内でオープンエアの空間が楽しめる、レストランを紹介する。外気を直接感じながらおいしい料理を食べたり、酒を飲んだりする体験は格別だ。東京の空の下、大切な人とゆっくり時間を過ごしてみては。

おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告