ポーラ ミュージアム アネックス

  • ミュージアム | アート&デザイン
  • 銀座
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タイムアウトレビュー

ポーラ銀座ビル3階にある美術館。「美容」「美術」「美食」の三つの美をコンセプトにした同ビルにおいて、「多くの人に気軽にアートを体感してほしい」との思いから誕生した。

ポーラのコレクションから現代アートまで、年間を通じて無料で鑑賞できる企画展を開催している。

詳細

住所
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
Tokyo
アクセス
東京メトロ有楽町線『銀座一丁目』駅 徒歩1分/JR山手線『有楽町』駅 徒歩5分/東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線『銀座』駅 徒歩6分
価格
入場無料
営業時間
11時00分〜19時00分(入場は閉館の30分前まで)

開催中

上田暁子 石塚元太良 森本啓太「Worlding − No Oars, No Shore,」

「ポーラ ミュージアム アネックス」で、上田暁子、石塚元太良、森本啓太によるグループ展が開催。本展では、「世界はどのように立ち現れるのか」という問いを起点に、3人の作家がそれぞれ異なる手法で世界の認識や知覚に向き合う。 上田は、色彩や形態の変化を通じて、像が現れかけては崩れていく過程や、出来事が立ち上がる瞬間を描き出す。石塚は写真表現を基点に、光や素材の扱いを拡張しながら、時間や空間が重なり合う感覚を探求。森本は古典絵画を参照しつつ都市の日常風景を描き、「光」を手がかりに、現代の現実と歴史的な奥行きを重ね合わせながら、見ることや認識の在り方を問いかける。 会場では、性質の異なる3つの世界があえて接続されることなく並置される。しかし、それらを同時に体験することで、鑑賞者の中に新たな関係性や視点が立ち上がっていく。 また本展では、「一本の紐が揺れ、波のように広がり、折り重なっていくなかで無数の襞が生まれ、その折り目ごとに異なる世界が現れる」(原文ママ)というイメージを手がかりに、一つに定まることなく揺らぎ続ける世界の姿を浮かび上がらせる。 ※11〜19時(入場は18時30分まで)/入場は無料

束芋画 国宝

「ポーラ ミュージアム アネックス」で、現代美術家の束芋による展覧会「束芋画 国宝」が開催。2017年から2018年にかけて朝日新聞で連載された、吉田修一による小説『国宝』のために制作した挿絵全500点を、前後期に分けて紹介する。 束芋は、浮世絵を思わせる色彩と独特のリズムを持つ手描きアニメーションを用いたインスタレーションで知られる。何気ない日常風景の中に現代社会のゆがみや人間の心理を織り込み、シュールな世界観を描き出してきた。近年は自身の内側にある記憶や、身近な物質がまとう時間などをテーマに制作を続けている。 『国宝』の挿絵制作では、まず墨による線画を描き、その後、小説の物語を読み込みながら場面ごとの感情や空気感を色彩として重ねていった。線の上に色を置く過程には、物語世界だけでなく、その時々の自身の感覚や身体性も自然と反映されていたという。 本展に当たり束芋は、新聞掲載時にはデータ上で合成していた色彩部分を、和紙に描かれた線画の上に改めて着彩し作品を完成させた。約10年前に描いた線やイメージを手がかりに、当時の感覚を現在の身体で呼び起こしながら色を重ねる行為は、作品と再び向き合う時間であると同時に、新たな発見をもたらす体験でもあったという。 新聞という日々更新されるメディアの中で生まれた作品を通して、過去と現在、文学と美術、記憶と身体感覚が交差する本展。物語とイメージが響き合いながら立ち上がる、束芋ならではの世界観を体感できるだろう。 ※11〜19時(入場は18時30分まで)/料金は無料
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