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東京、ゴールデンウィークに見逃せないリバイバル上映

『天空の城ラピュタ』『スター・ウォーズ』『ロスト・イン・トランスレーション』など大作が目白押し

Rikimaru Yamatsuka
テキスト
Rikimaru Yamatsuka
作家
ソフィア・コッポラ
©2003, Focus Features all rights reserved | 『ロスト・イン・トランスレーション』
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2026年のゴールデンウィークがやってくる。しかし、その過ごし方についてまだ決めかねている人も多かろう。そして、何もせぬまま時は過ぎ、気づけば連休最終日という結末を迎える人もやはりまた多かろう。そうした悲劇を避けるために読者に強く勧めたいのはやはり「映画」である。それもイベント感ある名作映画のリバイバル上映に行くべきだ。

この大型連休中は、松本大洋の傑作漫画を原作とした超弩級名作アニメーション『鉄コン筋クリート』や、ソフィア・コッポラの最高傑作と目される『ロスト・イン・トランスレーション』のほか、『スター・ウォーズ』サーガ一挙上映企画などオモシロイベントも開催。

このタイミングでしか見られない名作がゴールデンウィークにはめじろ押しである。連休の過ごし方に迷っているのなら(迷っていなかったとしても)、ぜひ映画館に足を運んでほしい。 

『カラオケ行こ!』

カラオケ行こ!
©2024『カラオケ行こ!』製作委員会カラオケ行こ!

和山やまの傑作漫画の実写作。2024年に公開され大ヒットを飛ばし、たびたびリバイバル上映が組まれている人気作である。変声前の合唱部の男子中学生が、ワケありでどうしても歌が上手くなりたい中年ヤクザに歌を指導するハメになるという、BL感覚を漂わせた奇妙なブロマンスを、日常系の名手・山下敦弘が丁寧な娯楽作に仕上げている。

綾野剛の芸達者ぶりと、新星・齋藤潤のフレッシュな演技が印象に残るが、ヒコロヒーやチャンス大城などキャスティングの妙もすばらしい。

TOHOシネマズ日本橋」「新宿ピカデリー」ほかにて、2026年5月3日(日・祝)~5月5日(火・祝)上映。

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『鉄コン筋クリート』

鉄コン筋クリート
©2006松本大洋/小学館、アニプレックス、アスミック・エース、Beyond C.、電通、TOKYO MX『鉄コン筋クリート』

漫画家・松本大洋の出世&代表作を原作とするアニメ映画。制作はSTUDIO 4℃。 義理と人情とヤクザがひしめく「宝町」を舞台に、カツアゲや窃盗をして生き抜く二人の少年・シロとクロの叛逆と懊悩を描いた、バイオレンスかつポエジーなアーバン・ファンタジーだが、なんといっても作画が素晴らしい。

手持ちカメラ風演出を全編にわたって採用し、3DCGで緻密に再現された宝町をキャラクターがイキイキと動き回る映像の没入感たるやハンパない。原作のカット割を再現した飛行シーンの快楽性は今観るだに衝撃。主人公のシロとクロを演じる蒼井優と二宮和也は声優としてもイケまくりだし、伊勢谷友介や宮藤官九郎を擁した超豪華キャストも注目だ。

「新宿ピカデリー」「キネカ大森」ほかにて、5月8日(金)から2週間限定上映。  

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『天空の城ラピュタ』

SEASIDE CINEMA
画像提供:Do it Theater株式会社

日本最大級の野外映画フェス「シーサイドシネマ」にて、言わずと知れたスタジオジブリのウルトラ級大傑作映画が上映! 

見習い期間工の少年パズーが、空から舞い降りてきた少女シータと出会い、なんやかんやあって空中戦を繰り広げまくることになるバトル系冒険ファンタジー映画だが、名作多数のジブリの中でももっともストレートな娯楽性と実況親和性に富んだ本作は、まさしく野外フェス向きであろう。

全場面が名シーン、全セリフが名セリフといっても過言ではないその密度たるや『コマンドー』に匹敵するほどで、何回観ても圧倒的におもしろい。しかもなんと無料! 

横浜赤レンガ倉庫赤レンガパーク「RED BRICK」にて、5月5日(月)上映。 

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『ロスト・イン・トランスレーション』 

ソフィア・コッポラ
©2003, Focus Features all rights reserved「ロスト・イン・トランスレーション」

「目黒シネマ」で2日間限定でオールナイト上映される、ソフィア・コッポラの傑作三本立ても非常にイベント性が高い。「ヴァージン・スーサイズ」「SOMEWHERE」そして最高傑作と目される「ロスト・イン・トランスレーション」。2003年の東京を舞台に、コマーシャル撮影のために来日した中年俳優と、夫の仕事に同行していた若妻が織りなす、淡く切なく静かで美しいラブストーリーで、渋谷のスクランブル交差点とか東京の風景がバンバン出てくるのだが、異国の人間のフィルターを通して見る東京の情景は、どこかエキゾチックだ。

ゼロ年代初頭の東京文化がリバイバルしている昨今にはまさしくピッタシカンカンな作品といえよー。劇伴はなんとびっくりマイブラのケヴィン・シールズ! ダイアモンド☆ユカイも出てるぞ! 

目黒シネマ」にて5月2日(土)、5月9日(土)上映。 

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『スター・ウォーズ』 

スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』

最新作『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の公開を記念し、エピソード1~9および『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の計11作品の一挙上映が

「ルーカスが離れてからはちょっとね~。マンダロリアンは面白いけど」などと嘯く心境複雑ファンはもちろん、この伝説のサーガを全く未見のビギナーにもうってつけの、実にイキな企画である。ちなみに筆者が気になっているのは『エピソード4』がオリジナル版なのか特別篇なのかということである。

TOHOシネマズ日比谷」「109シネマズプレミアム新宿」ほかで、4月24日(金)~5月7日(木)上映。 

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