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踊らずに音楽をじっくりと聴く、妖艶でアーティスティックな空間

青山学院大学のすぐそば、国道246号沿いにミュージックバーの「黒蜥蜴(くろとかげ)」が、2026年3月27日にオープンした。同ヴェニューは、青山「RED BAR」「AOYAMA TUNNEL」、そして渋谷「OATH」の系列店。青山の姉妹店2つからは信号をわたってすぐそばの、セブン-イレブンの地下に位置する。
店名の由来は、江戸川乱歩が原作で三島由紀夫が戯曲化し、美輪明宏が主演を務めた映画『黒蜥蜴』。オーナーの好きな映画で、同作のように妖艶でアーティスティックなイメージを目指した。
キャパシティーは50人ほどで、カウンター席とテーブル席、個室のように使える「小部屋」で構成されている。内装は、ゆかりの深い2人のデザイナーが担当。テーブル席をぐるっと取り囲む「トカゲ」をイメージしたソファや黒い一枚板のカウンター、れんがのはめこまれた壁面が印象的だ。ゴージャスな照明や装飾は、RED BARが宮益坂にあった頃のものを使用している。
系列が踊れるDJバーなのに対して、同店は「ミュージックバー」と銘打つ。その理由は、着席して質の高いオーディオで音楽を聴きながら、いい酒をじっくりと飲む空間をコンセプトとしたからだ。
その音の核となるのが、1970年代に製造されたKlipsch製のスピーカー「ラ・スカラ」。かつてレコード店の「Lighthouse Records」が所有していたもので、オープンに際して譲り受けたという。バランスのいい音色と、独特な音の鳴りが印象的だった。
毎日DJが入り、レコードをメインに楽曲をセレクト。ダンスミュージックというよりはジャズや歌モノなどがかかる。DJブースのミキサーには、希少なUnion Audioのロータリーミキサーを採用。ターンテーブルはもちろん、CDJも設置されている。
ドリンクのメニューも充実。ビールやワインなどからシェイクするカクテルまで、幅広く揃う。その中でも自家製のジンジャーシロップを使用したモスコミュール(1,650円、以下全て税込み)や、テキーラとアールグレイを漬け込んだラム、エルダーフラワーのシロップを合わせた「アールグレイハイフィディリティー」(1,650円)をはじめとする、オリジナルカクテルをぜひ試してみてほしい。
オープン記念として3月30日から4月3日までの期間で、REDBARとAOYAMA TUNNEL、そして同店を行き来できるイベント「SAKURA MATSURI SPECIAL WEEK」が開催された。今後も回遊イベントは実施する予定だ。踊りに行く前に一杯引っ掛けるのもよし、踊り疲れた朝方に訪れるのもよし。青山エリアに新たに誕生したミュージックヴェニューにぜひ足を運んでみてほしい。
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