東京で行くべきレコードショップ

世界有数のレコード天国で掘り出す

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店頭で音楽を探す醍醐味(だいごみ)。それは、不意の導きや出会いが溢れていることだ。たまたま手に取ったジャケット、その時かかっていた新譜、店員との雑談から出てきた1枚、などなど・・・。インターネット上の音楽配信サービスでも素晴らしい発見はもちろんあるが、アルゴリズムが導く出会いには現実のようなダイナミックさはまだないようだ。東京は、世界でも有数の巨大なレコードコレクションを抱えた街であり、渋谷や下北沢といったレコードショップ密集地帯だけでなく、各所に優れた店が点在している。本記事では、アナログビギナーにこそ行ってほしい様々なジャンルのレコードショップを紹介する。

必殺の12インチを手に入れる。

NEXT RECORDS

ヒップホップ、R&B、ディスコ、ダンスクラシックスを中心にした12インチシングル盤専門店。決して広くない店内ながら、盤質にもこだわった定番的なレギュラー盤からレアタイトルが約1万枚並ぶ。ブートレッグ(海賊盤)やアンオフィシャルの再発盤などは取り扱わず、すべてオリジナル盤となっている。 オンラインショップにも力を注いでおり、ウェブサイトに上がっているタイトルはすべて試聴可能。もちろん、店頭での試聴も行っている。12インチ盤に偏執的なこだわりを持つ店主は、月に1度はヨーロッパ、アメリカに行き買い付けを行っているという。

渋谷

新たな穴場に集う。

エラレコーズ

上町にあったエラレコーズ(ELLA RECORDS)が移転。幡ヶ谷駅と代々木上原駅の中間、西原にて、2016年7月にリニューアルオープンした。木材をいかしたぬくもりのある内装が特長だ。取り扱うジャンルはロック、ソウル、ジャズ、レアグルーヴ、クラブ、和モノなど。ブラックミュージックやジャズ系は、稀少盤も豊富に揃えている。試聴機は2台で、座って利用できる。

代々木上原
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じっくり掘る。

ダウンタウンレコード

下町、東陽町の中古レコードショップ。クラシックを除くオールジャンルを扱い、地元の音楽ファンに愛されている。棚のジャンル分けに店の個性が表れており、「Moog Sound」など、ニッチなセレクトが面白い。開放的な雰囲気の店内では、ソファーに座ってコーヒーを飲みながら試聴ができる。

江東区

名盤は2千円で揃える。

フラッシュ・ディスク・ランチ

音楽好きなら一度は暖簾(のれん)をくぐりたい店。良盤が安く手に入るとあって、DJやミュージシャンからも信頼が厚い。ソウル、ファンク、ジャズを中心に、ロックやヒップホップなども揃える。気さくな人柄の店主に教えを乞うのもいいだろう。おすすめは3枚2,000円コーナー。

下北沢
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全店チェックする。

ココナッツディスク

江古田に本店を構える老舗レコード店。代々木、吉祥寺、池袋に支店がある。名盤レコードからマニアの要求を満たすものまで幅広いジャンルを取り揃える。各店、品揃えに特色があるので、全店をまわってお気に入りの店舗を見つけるといいだろう。

代々木

インディーフリークは集う。

BIG LOVE

繁華街から少し外れた閑静な一角にあるビッグラヴ(BIG LOVE)は、海外のインディーミュージックを専門に取り扱う店。アナログレコードやカセットテープを取り扱い、アンダーグラウンドでフレッシュな音楽に触れることができる。店内では『志賀高原ビール』を買って飲むことができる。若手DJやビートメイカーが出入りすることでも知られる同店で、ユースカルチャーの最前線をチェックしよう。

原宿
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グローカルに攻める。

GLOCAL RECORDS

キャットストリート裏の路地にある中古レコードショップ。音楽レーベルRUDIMENTSの代表、箕輪弦太が主宰し、KINKA、風祭堅太、JAHTOMEといったDJ陣がスタッフとして店頭に立つ。狭い店内に陳列された中古レコードはハウス、ヒップホップ、レゲエ、ドラムンベース、ディスコ、ジャズなど雑多。DJの現場視点という意味で一貫性した品揃えとなっている。欧米圏外のローカルなダンス音楽=グローカルビーツを探している人にもおすすめ。

原宿

4つ打ちは聖地で揃える。

TECHNIQUE

渋谷でテクノ、ハウスを扱うレコードショップの代名詞的存在がここだ。テクニークはテクノ、ハウス、ディスコなどのダンスミュージックから、実験的なエレクトリックミュージックのレコード、ニュージャズに至るまで、多彩なジャンルを取り揃えている。店内には試聴用のデッキが複数あり、知識豊富なスタッフもいる。

渋谷
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レコード愛に浸る。

FACE RECORDS

宇田川町の通称「シスコ坂」上にあるレコードショップ。1994年創業の老舗で、ジャズ、ソウル、レゲエ、ワールドミュージックなどのLP、7インチを中心に販売しており、フロア向けから部屋聴き用まで幅広いセレクトが可能だ。

渋谷

アメリカ物を揃える。

ハイファイ・レコード・ストア

明治通り沿いにあるハイファイ・レコード・ストアは、アメリカ買い付けの中古アナログ・レコードに並ならぬこだわりを見せる店。ポップスやフォーク、ジャズ、ロック以前のムード音楽などに強い独自の品揃えで、レコードファンに愛されている。古き良き音楽に宿る普遍的な魅力を発信し続けている一軒と言えるだろう。

渋谷
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踊りながらディグる。

Lighthouse Records

ハウスDJ、リスナーたちの聖地。巨大ヴィンテージスピーカー『クリプシュホーン』が設置されており、高音質のフロアで最新クラブミュージックのレコードを探すことができる。

渋谷

ルードボーイは集う。

ダブストア・レコード・マート

老舗のレゲエクラブOPENがあるなど、新宿はレゲエカルチャーが息づく街でもある。オーセンティック系からダブ、ダンスホール系まで、スカやレゲエにまつわるあらゆるレコードを探すなら、ダブストアがおすすめ。商品は細かいカテゴリーごとに分けられており、視聴もできる。膨大な量の7インチコーナーには、レゲエだけでなく、古いR&Bもある。

西新宿
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パンク名盤は新宿で見つける。

NAT records

パンク、ハードコア系のレコードショップと言えば西新宿のここ。パンク、ハードコアやパワーポップの専用棚のほか、1960〜70年代の洋楽や邦楽や、インディーズレーベル作品や自主制作盤も多く取り揃える。和モノ系も意外と多くある。店主の板垣正信は、2015年に発売されたアンダーグラウンドなパンクロックレコード1600枚を掲載した名著「70s パンク・レコード図鑑」で、監修と執筆を行っている。  

西新宿

ハスキーさんに会いにいく。

ハスキーレコード

農大通りから路地へ入った比較的閑静な一角に、このユニークなレコード屋はある。一見するとマニアックな店のようだが、定番タイトルも揃えている。経堂の街に根ざした、気軽な店でありたいという営業方針のもと、客層は小学生から90代までと幅広い。取り扱いは「長唄と歌舞伎以外」のオールジャンルで、ワールドミュージック系が特に強い。レコードよりもCDが多く、試聴も可能だ。商品ジャケットには中川によるコメントが書いてあり、つい食指が動く。求める音のジャンルやイメージがある場合は、中川本人に直接相談するのが近道だろう。

経堂
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ネタを仕入れる。

DISC SHOP ZERO

下北沢の南口を出てゲームセンターが並ぶ坂を下り、脇道に入って行くと現れるレコードショップ。新品輸入、国内盤と中古輸入盤、音楽雑誌を取り扱う。ジャンルはブレイクビーツやレゲエ、ダブ、ヒップホップ、ドラムンベース、ハウス、ジャズ、ファンク、ロックなど。また、ブリストルとのコネクションをいかした入荷も多数。柔軟な耳でセレクトした幅広いスタイルの音楽を、流行にとらわれず紹介する。 

下北沢

勝負の一枚を買う。

Weekend Records

2013年4月20日にオープンしたウィークエンド レコード(WEEKEND RECORDS)は、かつてニューヨークのブルックリンで人気を博した同名レコード屋を経営していた店主が、帰国後に日本全国を転々としたのちに下北沢にたどり着き、開店した。買い付けは現在もニューヨークやシカゴで行っており、DJシャドウやカット・ケミスト、ケニ-・ドープ、DJスピナなど超有名DJも訪れたという、ブルックリン時代の雰囲気をそのまま再現している。

下北沢
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新譜チェックの楽しさを知る。

JET SET Tokyo

オールジャンルの注目すべき新作、再発タイトルを揃え、メディアとしても影響力を持っている有名店。クラブミュージックをはじめ、国内のインディーズアーティストの作品も自主制作盤まで取り揃えている。試聴機はアナログターンテーブルと、デジタルの試聴ボックスがある。

下北沢

ランチついでに掘る。

CITY COUNTRY CITY

曽我部恵一がオーナーを務めるカフェ兼レコードショップ。古い雑居ビルを4階まで上がるとずらっと並んだレコードに迎えられる。扱うジャンルはロックやアシッドフォーク、レアグルーヴから、ハウス、アンビエントまでと幅広い。1枚1枚に手書きのコメントが付き、試聴も可能なので普段レコードショップに訪れない人も気軽にジャケ買いができそうだ。店の看板メニューの生パスタは強いコシともちもちした食感でファンも多い。月に1度のペースで行われる入場無料のラウンジパーティーも見逃せない。

下北沢
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タイムスリップする。

ノアルイズ・レコード

1920年代〜60年代の33回転、45回転、78回転のレコードを中心とした、ヴィンテージミュージック専門店。戦前のジャズやカントリー、ワールドミュージックなどを扱う。それぞれの盤には丁寧な解説が付いているので、試聴しながら年代モノの1枚を発見しよう。

下北沢

セレクトに唸る。

オトノマド

下北沢一番街商店街の中にあるレコードショップ。中古レコード、CDを中心に、SSWやレアグルーヴ、辺境モノなど、オーナーが面白いと感じた音楽をジャンルにとらわれずセレクトしている。新品や古本、雑貨の取り扱いもある。ゆったりとした空気の流れる店内で試聴ができるので、ついつい長居してしまいそうだ。時折、ミニライブや展覧会も行っている。 

下北沢
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ベストな1枚を見つける。

BEST SOUND RECORDS

2016年まで下北沢のレコード店、フラッシュ・ディスク・ランチの上階にて営業をしていたが、2017年に下北沢駅西口側に移転し新たにオープンした。カフェのような空間には、ロックやフォーク、ジャズを中心に、約3000枚のレコードを揃える。カリフォルニアから買い付けたレコードは、定番モノから希少盤までがリーズナブルな価格で並ぶ。なかでも、ロッククラシックやフォーク名盤などを安価に揃えられる1,000円均一コーナーは必見だ。

下北沢

たい焼き片手に掘る。

ダ・カーポ

ダ・カーポを訪れる人々は、中古レコード、CD、そして、たい焼きを求めてやってくる。「CD・LP・輸入雑貨・たい焼き」という看板が目印の同店は、レコード屋でありながらもたい焼き屋でもあるのだ。たい焼きは頭から食べるのがルールで、シッポの部分にはお楽しみが隠れている。

五反田
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飲む前に掘る。

ファンダンゴ・レコード

北千住駅東口の飲み屋街にあるマンションの一室に、ファンダンゴ・レコード(FANDANGO!Records)はある。広めの店内では、ロック、ジャズ、ソウルなどオールジャンルを取り扱う。棚は、ニッチなものも含め細かなジャンル分けがされており、非常に探しやすい。クラブ向けのブラックミュージックやレアグルーヴもあるが、打ち込み系は少ない。洋楽ロックのほかには、和モノが充実しており、歌謡曲の7インチや、和モノフュージョン、ジャズなどが、比較的安い値段で手に入る。盤面が非常に綺麗な商品がほとんどであることも、特筆しておきたい。

北千住

南米のトレンドを追う。

大洋レコード

神楽坂駅からほど近い場所にある、ブラジル、アルゼンチン音楽のセレクトCD専門店。細かくジャンル分けされており、CDはジャケット面を見せるように並べてあるので、好みのものを探しやすい。ブラジルやアルゼンチンの音楽というと古い音楽をイメージしがちだが、同店では近年のサンパウロの新しい音楽ムーブメントを取り上げたり、アルゼンチンのインディーズシンガーソングライターを特集したりと、新しい南米音楽に出会える。

神楽坂
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ジャズ道を極める。

discland JARO

クラブミュージックを中心に扱うレコード店が多い渋谷において、真っ芯のジャズ店として異彩を放っているのがディスクランドジャロ(discland JARO)。1973年にオープンした老舗専門店だ。味わい深いデザインのエントランスから地下に降りると、モダンジャズを中心にした約8000枚のレコードが出迎えてくれる。高価なレア盤から定番までを揃えており、熱心なジャズファンたちの聖地となっている。 

渋谷

音楽魔境に迷い込む。

LOS APSON?

1994年、西新宿のマンションの一室にオープンし、2015年に高円寺に移転した個性派レコード、CDなどを販売するセレクトショップ。ワールドミュージック、ジャズ、ロック、ノイズ、現代音楽、クラブミュージックなどの広大なジャンルから、店主 山辺圭司がセレクトしたユニークかつディープな品揃えで多くのファンを持つ。書籍や若手アーティストたちによるZINE、DVD、謎の小物、Tシャツなども充実しており、国内のアンダーグラウンドアーティストたちの自主制作CD-Rなども多数扱っている。

高円寺
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センスを開拓する。

トラスムンド

下高井戸にひっそりと店を構えるトラスムンド(TRASMUNDO)には、店主独自のセンスでセレクトされた洋服、DVD、CD、レコード、本などが並ぶ。音楽はロック、ハードコア、ヒップホップからテクノ、アンビエントまで、ミックスCDを含む新品と中古が揃えられており、ディープな文化や音楽と出会うことができる。

下高井戸

カセットの聖地に集う。

WALTS

近年、レコード盤とともに若者から再度注目を集めているカセットテープ。中目黒の住宅街の中にあるワルツ(WALTS)は、カセットを専門に扱う店だ。オーナーのコレクションである貴重な約3000本のカセットテープがずらりと並ぶ。そのほかにもレコード、VHS、国内外のヴィンテージ雑誌、ラジカセなどアナログにこだわった品揃えをしている。商品を試聴できるコーナーもあり、宝探しについつい時間を費やしてしまうだろう。

中目黒
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ストライクな1枚を掘り当てる。

BALLROOM RECORD

吉祥寺の南口、井の頭通りを一本入ったところにあるレコード屋。ボーリングのボールとピンのロゴが目印の店だ。ウッディで小奇麗な店内には、オールジャンルから良いものだけをセレクトしたというレコードが並ぶ。オールディーズやジャズ、ラテン、カリプソなどのワールドミュージック、フリーソウル、インディーポップ、ネオアコ、90年代クラブミュージックなどセレクションは豊富。試聴も可能だ。

吉祥寺

オールミックスな男になる。

ディスクユニオン渋谷 各館

​関東各地にわたり店舗を構えるCD、レコード店ディスクユニオン。渋谷店は全ジャンルの中古アイテムを取り扱うフロアのほか、パンク・ヘヴィメタル館、ジャズ・レアグルーヴ館、クラブミュージックショップなどジャンルごとの専門フロアがある大型店だ。

渋谷
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宇田川町の新名所に集う。

HMV record shop

HMVが手がけるアナログレコードを中心とした中古専門店。品揃えは、1960年代〜90年代の洋楽が7割を占め、残りが邦楽となる。入手困難な名盤や若手の新譜をアナログ化したHMV独自企画盤や、カセットテープも目玉商品。

渋谷

待ち合わせの間に掘る。

HMV record shop 新宿ALTA

ローソンHMVエンタテイメントが新宿に新たなレコードショップをオープン。昨年開店した渋谷店に続く2号店となる同店では、中古商品を中心にレコードを約7万点、CD約2万点を揃える。 カセットテープコーナーが常設されるほか、アイドルやインディーズバンドのアナログレコードの販売も行う。

新宿
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試聴デートする。

タワーレコード渋谷店

日本の音楽カルチャーの縮図を見ることができる、タワーレコードの旗艦店。2012年11月にリニューアルし、ブックストア、カフェ、 催事スペースを併設した総合エンターテインメントストアとなった。在庫数は80万枚を誇り試聴コーナーも充実している。おすすめはワールドミュージックフロア。

渋谷

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