1. Tokyo Hachioji Distillery
    Photo: Daishin Co., Ltd.Tokyo Hachioji Distillery
  2. Toranomon Distillery
    Photo: Shushokudo ToranomonToranomon Distillery
  3. Tokyo Riverside Distillery
    Photo: The Ethical Spirits & CoTokyo Riverside Distillery

東京、見学できるクラフトジン蒸留所3選

虎ノ門や浅草など、クラフトジンの世界に飛び込めるマイクロディスティラリーを紹介

Mari Hiratsuka
Emma Steen
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Mari Hiratsuka
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Emma Steen
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、見学できるクラフトジン蒸留所3選

東京には数多くのバーや居酒屋が軒を連ね、活気ある夜のシーンが知られている。近年、その飲酒文化に新たなトレンドが生まれた。そう「クラフトジン」だ。

2016年ごろに日本で注目をあびた「クラフトジン」だが、当時は世界的にも造り手が増え、注目が高まり、日本でも製造する蒸留所が全国に増え始めた時期。日本らしいボタニカルを使ったオリジナルのものが出始め、多くの種類の「ジン」を多く取り扱っているバーや専門店がじわじわと増加していた。

そして現在、東京のクラフトジンのシーンは大きく発展し、都心にマイクロディスティラリー(小規模蒸留所)が出現し始めている。これらの蒸留所では、ローカルな素材を使った少量生産のジンが試飲できる。ここでは、東京のクラフトジン文化を象徴する3つの蒸留所を紹介しよう。

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  • バー
  • 八王子

2022年に八王子にオープンした、多摩地区初の蒸留所。伝統的なロンドン・ドライスタイルのジンの製法と味わいにこだわりながら、日本産のレモンピールや夏ミカンなどを使用することでエッジをきかせている。

2種類のスペシャリティージンを製造しており、カモミールやエルダーフラワーのフローラルな香りを持つ柑橘系の「トーキョーハチオウジン CLASSIC」と、より強いエルダーフラワーの香りが感じられる「トーキョーハチオウジン ELDER FLOWER」を用意。「ELDER FLOWER」はアルコール度数が40%と低く、初めての人にも飲みやすい。

蒸留所内にはバーカウンターやパーティー用のイベントスペースもあり、バーテンダーら業界関係者が試せるように国内外のスピリッツを揃えている。しかし、営業日は毎月数日のみだ。新宿から電車で約1時間半の距離にあり、不定期でツアーも開催しているが、事前に公式ウェブサイトから予約する必要があるので注意してほしい。

  • バー
  • カクテルバー
  • 浅草

蔵前の街角にひっそりとたたずむ蒸留所。廃棄物から高品質なスピリッツを製造することで知られている。運営会社のThe Ethical Spirits & Co.は、コロナ禍で捨てられることになったビールの「バドワイザー」を蒸留したジン「REVIVE」を作るなど、独自の取り組みを行う。

1階奥には500リットルの銅製スチルが輝く。酒かすをベースにした「CACAO ÉTHIQUE」は、スタッフに頼むとコットンに吹き付けてもらえるので、その香りを知ることができる。

この店の実力を確かめたいなら、2階にあるガストロパブ「ステージ」へ。ジン「REVIVE」とミルクを使ったフルーティーで透明なミルクパンチカクテルなど、蒸留所のスピリットとサステナビリティの理念を表現する本格的なカクテルメニューが堪能できる。ジンは全てストレート、もしくはジントニックでオーダ可能だ。

フードメニューは、人気の「KFC(蔵前フライドチキン)」をはじめ、バーのつまみにも食事にも最適な小皿料理が揃う。

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  • バー
  • 虎ノ門

虎ノ門横丁の「虎ノ門酒食堂」内にある、伝統を受け継ぐ蒸留所。青梅のわき水と地元東京の焼酎を使い、クラフトジンを製造している。

定番銘柄の「COMMON」は、八丈島や新島で作られた島焼酎と奥多摩の湧き水をベースにしたオリジナルジン。白黒のトラが描かれた虎ノ門店限定版は必見だ。

ここでは、レモンサワーやハイボールなどのカクテルで、ジンのボタニカルな香りを楽しんでほしい。季節のジンに合わせて楽しめる、ナポリタン、ガーリック明太子トースト、唐揚げなど、つまみも充実している。

もっとバーを巡るなら……

  • バー

秘密にしておくということは、他人に共有できないほど素晴らしいものがあるということもある。都内には隠れた穴場のバーがいくつかあるが、ここでは誰もが体験すべきという信念に基づいて、特別に紹介しよう。

路地裏にひっそりとたたずむおしゃれなバーや人づてに聞かないと見つけられないプライベートな店の中から、気になるスポットを訪れてみては。

  • バー

残業中のオフィスから眺める夜景は時に涙を誘うが、どうせ同じ景色なら、好きな相手とグラスを傾けながら眺めたい。東京には、仕事など忘れて堪能すべき、美しい夜景がそこら中に広がっているのだ。 輝く高層ビルを後ろ盾にすれば、キザなセリフも少しは様になる。ここでは、東京の夜道を知り尽くすフードライター、たまさぶろが、夜景を愛でるバー11軒を厳選して紹介する。 ここぞという時の2軒目に、さらっとエスコートできるのが大人の証。ブックマークに加えておこう。

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  • バー

日常の延長線上にありながら、時に非日常へと誘ってくれる夜の読書時間。ここでは、ほっとひと息つきたいときにアルコールとともに読書が堪能できるブックバーを紹介する。

友人宅のようにゆったりできる西荻窪の書店から、日本のブックバーカルチャーの原点となった西麻布の老舗バーまで、店主の個性が光るよりすぐりの5軒の中からお気に入りの空間を見つけてみては。

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