にしくん
『マジックミラー号』の撮影で(画像提供:にしくん)

Tokyo Insider #19 にしくん

元AV監督兼男優のにしくんが通う新宿の名店

Honoka Yamasaki
テキスト:
Honoka Yamasaki
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109cmの身長を生かした作品で知られる、元アダルトビデオ(AV)監督兼男優のにしくん初めての一人暮らしは歌舞伎町で3年、その後は新宿五丁目(道路を渡れば歌舞伎町)で2年半過ごしていたという。新宿の街をよく知るにしくんおすすめの酒場やレストランを紹介する。

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Tokyo Insider

  • レストラン
  • ラーメン
  • 西新宿

20歳までは実家暮らしで食べ物は家に帰れば作ってもらえた。外食は量が多いから残してしまうか、少なめにしてもらっても大概は料金が変わらないから損してしまう。だから、外ではあまり食べなかった。中でもラーメン屋は、早く食べなきゃいけない空気感、カウンターで入りにくそうな感じ、そもそも「『サッポロ一番 塩ラーメン』が普通にうまい!」という理由でほとんど行ったことがなかった。

ところがある日、友人たちから「近くにめっちゃおいしい有名なラーメン屋があるから一緒に行かないか」と誘われた。それが「えびそば一幻」。感銘を受けた。なぜ今まで自分はラーメン屋に行かなかったのか、外食をしなかったのか、そう思う程に感動した。

自分が、ラーメン店に行ったり外食をするようになった始まりの店。 名前の通り、エビのラーメン屋。「えびしお」「えびみそ」「えびしょうゆ」の3種類があり、とんこつスープの量を選ぶ「そのまま」「ほどほど」「あじわい」、そして「太麺」「細麺」から選ぶ、合計18通りの楽しみ方がある。個人的なおすすめは「えびしお ほどほど 太麺」だ。

  • レストラン
  • 新宿
  • 価格 2/4

デートでも男同士でも、ネタになるし最高な場所がある。新宿駅西口の「思い出横丁(俗称、ションベン横丁)」は、戦後の闇市跡。「乗客数が世界一多い」とギネス認定されている新宿駅のすぐ近くで、「こんな古い雰囲気で、ちょうちんが並ぶ小さく狭い飲み屋街があったのか!」とよく驚かれる。

数々の名店があり、どの店を紹介しようか悩んだが、「自分のキャラ、生ものやゲテモノなど珍しい食べ物が好き、ネタになる!」などから考えるに、やはり一番おすすめのお店は「朝起(あさだち)」だ。

とりあえず頼んでほしいのは、「豚の金玉」と「豚の子宮」。一応加熱処理しているが、ほぼ生のような食感だ。サメの心臓の刺し身もおすすめ、カエルやすっぽんもある。ハブ酒、スッポンの生血酒もいいが、ニンニク酒もおいしい。ネタになって、希少な体験ができて、おいしくて、活力にもなるのは「朝起」で間違いない。

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  • レストラン
  • 新宿

日本の国民食といえばラーメンとカレーだろう。カレーは毎日食べても飽きないし、どこのカレーも大抵おいしい。

しかし、カレーの中でも別格なものがある。それが「モンスナック」だ。 モンスナックのカレーは「元祖サラサラカレー」といわれている。スープカレーではない。ルーなど固形化する要素がなく見た目と食感は液体。薄まっているなんてことはなくむしろしっかりスパイスのきいた「カレー100%」の味だ。

おいしくて幸せ過ぎて、ご飯はまるで常夏のアイランドのようで、その周りにあるカレーの海で泳ぐような気分になる! ……何をバカなことを言ってるのだと思われるかもしれないが、食べれば分かってもらえるはず。

付け合わせの「福神漬け」はもちろん、「青じその実」もおすすめ。 ちなみに、昔は紀伊國屋書店新宿本店の地下「紀伊國屋ビル名店街」の中にあったが、現在はビルの耐震補強工事のため新宿野村ビルに移動している。

にしくん

1993423日東京生まれ。身長109cm23歳の時AV監督兼男優デビュー。プログラマー、歌舞伎町ホスト、タレント、俳優などの経歴を持つ。現在は千葉の緑に囲まれたアメリカ人の友人の一軒家に居候し、TikTokライブなどしつつスローライフ生活をしている。

公式ウェブサイト
Twitter
TikTok

あの人の行きつけを知る……

  • Things to do

東京で活躍するクリエーターやアーティストの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。今回は、名古屋出身のトラックメイカーの食品まつりが登場。

食品まつりは、2012年にニューヨークの先鋭的なレーベルOrange Milkから発表したデビュー作『Shokuhin』以降、アルバム『Ez minzoku』(2016年)『Aru otoko no densetsu』(2018年)などのほか、EPも多数リリースしている。国内でのカルト的な人気はもとより、『Boiler Room』『Low End Theory』への出演など、海外での評価も非常に高いアーティストだ。

無類のサウナ好きとしての彼の一面は、先日掲載されたインタビュー『サウナと創作』でも語られているが、ここでは彼が東京で行きつけにしている店を紹介する。

  • 音楽

東京で活躍するクリエーターやアーティストの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。今回は、京都出身のラッパーでプロデューサーのRYUZO(リュウゾウ)が登場。

RYUZOは、2005年にレーベルR-RATED RECORDSを立ち上げ、ANARCHYら若手ラッパーの育成をする傍ら、2016年にはレコードバーのブラッディアングル(BLOODY ANGLE)をオープン。2018年に、ジェントルマンズクラブのマダムウー、2019年にはミュージックバーの翠月を開店するなど、ナイトライフヴェニューのプロデュースも多く行っている

今、彼が手がける店には、国内外のセレブや業界人、若者たちがこぞって訪れている。そんな渋谷のナイトライフを知りつくすRYUZOに行きつけを聞いてみた。

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  • Things to do

東京で活躍するクリエーターやアーティストの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。今回は、ノスタルジックかつ、サイケデリックなフォークミュージックを奏でる、シンガーソングライターのSHOKOが登場。

2020年からは拠点をイギリスに移すというSHOKOに、そばを食べながら麻雀ができるバーや時間感覚を失ってしまうディープスポット、スケーターが集うショップなど、今、東京のカルチャーを肌で感じられるおすすめの場所を聞いた

 

  • Things to do

東京で活躍するクリエーターやアーティストの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。

今回は、今年の5月にデビューEP『はじめての○○図鑑』を発表したシンガーのxiangyu(シャンユー)が登場。彼女は、水曜日のカンパネラのサウンドプロデューサー、ケンモチヒデフミとマネージャーのDir.Fこと福永泰朋がその異色の才能を見出し、バックアップしている期待の新人だ。

今回は、彼女のフェイバリットフードである餃子について、おすすめを店を選んでもらった。こちらのインタビューでも語られている通り、日ごろからフォレストリミットなどの小箱クラブに通うなど現場での音楽ディグを怠らない彼女だが、それは食に関しても同じよう。渋いセレクトに注目してほしい。

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  • 音楽

東京で活躍するクリエーターやアーティストの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。今回はアーティストのマイア・バルーが登場。

東京音頭やソーラン節など、日本の民謡をモダンにアレンジした楽曲が注目されるミュージシャンだ2021年12月10日にはシングル曲『SUSHI』をリリースし、話題になった。

現在はパリ在住だが、過去にはゴールデン街で働いていたということもあるマイアに、音楽やアートにまつわる、いきつけのヴェニューを教えてもらった

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