NUIR ART
Photo: Kisa Toyoshima | 店内
Photo: Kisa Toyoshima

8〜9月にオープン・リニューアルオープンする新施設

シャネル専門のヴィンテージショップや米国外初のGoogle Store、川口市立美術館など

Karin Minamishima
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湿った空気の中、夏が始まりを告げた。この夏も、話題の新施設が続々とオープンする。
米国外初となる「Google Store 表参道」をはじめ、海賊の冒険のような世界に浸れる「海賊サウナ」やシャネル専門のヴィンテージショップ「NUIR ART」、分身ロボット「OriHime」が接客する体験型バー「OrySNACK」などさまざまな分野の新スポットが勢ぞろいする。
また「川口市立美術館」がオープン、「横須賀美術館」がリニューアルオープンを控え、アート好きなタイムアウト読者はこれらも見逃せないだろう。
夏休みから初秋のおでかけの参考に、気になるスポットをチェックしてみてほしい。

8月オープン

※2026年8月1日オープン

渋谷・道玄坂にCHANEL専門のビンテージショップ「NUIR ART(ヌア アート)」がオープンする。CHANELのバッグ約1000点を取り揃え、単に購入するだけではなく、作品を鑑賞するように楽しめる体験型のショップだ。

NUIR ART」は、ビンテージショップ「NUIR VINTAGE」の5店舗目となる新業態。店内には世界中から厳選したCHANELのバッグを、ファッションアイテムの枠を超えた「アートピース」として展示・販売する。クラシックフラップを中心に、1980年代から2020年代までの幅広い年代を網羅し、希少性の高いモデルから人気シリーズまで、多彩なラインアップを展開する。

商品は全てAランクのビンテージを中心に取り扱い、年代や状態、革の表情など、一点ごとに異なる個性を持つバッグが並ぶ。店内では、商品の特徴やスペックが分かる案内札の設置も進めており、直感的に選びながらも、商品の背景を知ることができる売り場づくりを目指している。

こだわり抜かれた商品選別とギャラリーのような空間を通して、自分だけの特別な一点と出合える新たなショッピング体験が待っている。

  • Things to do
  • シティライフ

※2026年8月10日オープン

横浜市金沢区の「海の公園」にある「旧長濱検疫所一号停留所」内に「スターバックス コーヒー 横浜海の公園店」がオープン。横浜市内での登録有形文化財内へのスターバックス(以下、スタバ)初出店となるほか、公園内店舗としても横浜市初の出店となる。

スタバが入居する建物は、1895年(明治28年)に長濱検疫所の「上等船客用停留施設」として建設された建物。関東大震災の被害を受けたものの、翌年に復元され、今日まで大切に保存されてきた。2025年に現在の場所へ移築され、このたびスタバとして新たな役割を担う。

店内には、大正時代当時の壁紙など、移築された建物の内装を保存・活用。「曲げ木」の椅子も採用し、歴史ある洋館の趣を感じられる空間に仕上げた。

店舗に隣接した部屋には、横浜市・海の公園指定管理者と連携して活用する「歴史・魅力増進スペース」を併設。同スペースでは、「旧長濱検疫所一号停留所」の歴史や文化的価値を紹介するパネル展示を設けるほか、地域住民の交流やイベントなどにも活用できるスペースを設ける。

歴史ある洋館と海辺の景観が調和する特別なロケーションに誕生する同店。コーヒー片手に、建物の趣と潮風を感じながらゆったりとした時間を過ごせそうだ。

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  • ショッピング
  • スタイル&ショッピング

※2026年8月13日オープン

アメリカ国外初のGoogle直営店となる「Google Store 表参道」がオープン。Google Pixelの最新端末などを体験・購入できるほか、他のGoogle製品やパートナーブランドによる幅広いラインナップを展開する。最新のAI体験をはじめ、 同社の製品やサービスが毎日の暮らしをどうサポートしてくれるのか、想像が広がる。

同店は、東急プラザ表参道「オモカド」1階に入居。店内には専任のスタッフが常駐し、トラブル時のサポートや店頭修理、初期設定のヘルプなどに対応する。また、店内ではワークショップの開催も予定している。

オンラインでは得られない体験や対面サポートを提供することで、ユーザーとGoogleをつなぐ新たな接点となりそうだ。

  • Things to do
  • 日本橋

※2026年8月オープン

ロボット「OriHime」を介してバーカウンター越しに接客を行う体験型スナック&バー「OrySNACK」。テクノロジーが人との距離を縮める未来を体験できる、新しいスナックの形を提示する。

OriHimeは、病気や障害、育児や介護などさまざまな事情で外出や来店が難しい人が「パイロット」となり、遠隔操作で接客を行う分身ロボットだ。

店内では、OriHimeを遠隔操作するパイロットがバーカウンター越しにゲストをもてなす。距離は離れていても、人と人との温もりを感じられる「テクノロジーの先にいる人との確かな時間」を体験できるのが魅力。最大4人のゲストとOriHimeパイロットを囲み、スナックのような近い距離感で自然な会話を楽しめる。

また、厳選した4種類の日本酒の「飲み比べ体験」も用意。酒を片手に、初対面同士でも自然と交流が生まれる、新しいコミュニケーションの場となるだろう。

9月オープン

  • アート
  • 横須賀

※2026年9月5日リニューアルオープン

三方を緑の山に囲まれ、北側は海に向かって大きく開けた、自然に囲まれた「横須賀美術館」が、約10ヶ月間の改修工事を経て再オープン。設備や外観のメンテナンスはもちろん、データベース公開や音声ガイド、手話動画といった作品解説を拡充。より過ごしやすい施設へと変身する。展示室、ミュージアムショップ、レストランなどのほか、ワークショップ室、そして屋上には広場が併設されている。

都市部からは離れているものの、ゆったりとした時間を過ごすために足を運ぶのも悪くない。ガラスで覆われた建物は、山本理顕の設計によるものだ。

  • ショッピング
  • スタイル&ショッピング

※2026年9月10日オープン

東京建物が手がける大規模複合施設TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」が八重洲にオープン。

施設内には、個性豊かな飲食店舗を中心に68店舗が集結する商業ゾーン「TOFROM YAESU Shop & Restaurant」が登場。総面積約6,000平方メートルの空間で八重洲の路地裏文化や町人のにぎわいを現代的に再編集し、伝統と革新が共存する場を提供する。

創業170年超の伝統割烹「割烹 嶋村」や創業70年超の老舗本格中華「Tai Kou Rou TOKYO」など再開発エリアで古くから愛されてきた老舗が装い新たに再開業。また、新しさの象徴として、「ミシュランガイド」(以下、ミシュラン)一つ星獲得の天ぷら店「天 よこた」の新店舗「天よこた 明日へ」や、同じくミシュラン一つ星獲得の焼き鳥店「焼鳥 おみ乃」の新店舗「焼鳥 おみ乃 雫」など東京各所の人気店も新たに開業する。

さらに、パブリックアートのプロジェクト「TOFROM YAESU TOWER ART : ⼈⿂の街」が施設内で展開される。映画監督の岩井俊二が書き下ろしたオリジナルストーリーをもとに、8組のアーティストが作品を館内に常設展示。新たなパブリックアート体験を創出し、来街者の回遊を促進するだろう。

くわえて、医療施設や劇場「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」、バスターミナルなど東京の玄関口にふさわしい機能も備える。「東京駅」直結の立地で、雨に濡れずに観劇したり、観光地へのバスに乗車できたりするのは外出好きな読者にとっても大きな魅力といえるだろう。

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  • Things to do
  • 銀座

「松屋銀座 並木通り館」が、松屋銀座の新館としてオープン。地上1階から3階から成り。1階にagnès b.、2階・3階には日本のポップカルチャーを紹介するミュージアム「ギンザミライミュージアム」が入居する。

日本のポップカルチャーを紹介する「ギンザミライミュージアム」では、アニメやマンガ、ゲーム、デジタルアート、キャラクター、音楽・アイドル、芸能など、幅広いカルチャーをテーマにした展覧会を展開。「松屋銀座店」の催事場で行う大規模な展覧会とは別に、コンパクトなスケールで年間10本程度の展覧会を予定している。

3階には物販会場とコラボカフェを設置。展示にまつわるグッズを購入したり、コンテンツの世界観に合わせたコラボメニューを味わったりと、展覧会の世界観を存分に楽しむことができる。

  • アート
  • 埼玉
※2026年9月オープン
埼玉県川口市に、地域の魅力を発信する新たな文化拠点として「川口市立美術館」がオープン。職人や高度の技術が集積するものづくりの町であることや、多文化が集まる地域に根ざした作品や、現代の多様な表現、そして社会の今を反映した作品を紹介する展覧会をはじめ、ワークショップやレクチャー、パフォーマンスなどを通して、普段触れることのない世界への扉を開き、誰もが気軽に楽しめる美術館を目指す。
同館のコレクションは約220点にのぼり、川口市にゆかりのある作家たちの作品のほか、鏑木清方や横山大観をはじめ、近代日本美術を代表する巨匠たちの作品も所蔵。特に、昭和から平成にかけて活躍した塗師祥一郎(ぬし・しょういちろう)の作品は、68点を所蔵しており、国内でも有数のコレクションを誇る。
ものづくりの技術、多様な人々が暮らす街の風景、そして作家たちの表現。それぞれが交差する同館は、アートを通して街の魅力を再発見できる場所になりそうだ。

もっと夏のお出かけを楽しむなら……

  • Things to do

1年の中で最も夏祭りが熱く盛り上がる8月。2026年の夏は、都内ならではの熱気あふれる祭がめじろ推しだ。

本記事では、迫力満点の花火大会や熱気に包まれる盆踊り、みこしなど、さまざまな祭りを紹介する。音楽好きは見逃せない盆踊りや、グルメやショッピングも併せて楽しめるものなど、伝統文化と現代カルチャーが交錯する祭も紹介。ぜひ足を運んでほしい。

  • アート

2026年8月の東京は、音楽、建築、ファッション史まで、多彩な表現に触れられる展覧会が揃う。「麻布台ヒルズ ギャラリー」では坂本龍一と高谷史郎による音と映像のインスタレーションが展開され、「東京都現代美術館」では戦後日本を代表する抽象彫刻家・多田美波の大規模個展を開催。さらに「横浜美術館」では、世界巡回展「マリー・アントワネット・スタイル」が日本唯一の会場として上陸する。

本記事では、この夏に足を運びたい注目のアート展を厳選して紹介したい。

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  • Things to do

うだるような夏だからこそ、心ときめくアイテムを探しに家を飛び出そう。2026年8月の東京では、感度の高いカルチャーマーケットイベントがめじろ押しだ。

新宿の最先端なクリエイティブ空間から、吉祥寺の隠れ家バーでのレコードフリーマーケット、下北沢の古物市、そして夏の熱気あふれる巨大なのみの市の夏祭りまで。ZINE、レア盤、古道具、アートなど、ここでしか出合えない「一期一会」を探しに行ってみては。

音楽やグルメも併せて楽しめるイベントもあるので、祭り気分で気軽に足を運んでほしい。

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