【随時更新】現在、支援募集中の事業者リスト

クラウドファンディングなどで支援できる店舗や施設情報

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新型コロナウイルス感染症対策による休業要請、売り上げの落ち込みなど、現在数多くの業界が打撃を受けている。ここでは現在緊急支援を募集しクラウドファンディングなどを行うクラブ、ライブハウス飲食店リストの紹介、その取り組みや支援方法のほか、関連ニュースを随時更新する。

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随時更新:新型コロナウイルスに関する情報
支援募集中のクラブ、ライブハウスリスト

支援募集中

支援募集中のクラブ、ライブハウスリスト
音楽

支援募集中のクラブ、ライブハウスリスト

4月7日の緊急事態宣言発令以前から、クラスター発生のリスクが高いとされる「3密」空間の一例として名前が挙がっていたナイトクラブやライブハウスのほとんどは営業自粛を行っていたが、それによって事業者や従業員たちの収入が断たれることに対しては、十分なセーフティーネットは用意されていない状況だ。 日本のクラブはかつて風営法という受難を経験しているが、今回はその比ではない。これから最低でも5月上旬まで営業停止を続けなくてはならない現実に、閉店の二文字がちらついている店も多い。 本記事では、クラウドファンディングやグッズ販売で支援を呼びかけている日本全国のクラブ、ライブハウス、そういった場所をサポートできるような支援団体・プロジェクトを紹介する。 音楽ファンである我々ができることは、パンデミック前の生活を豊かにしてくれていたものが何かを思い出し、パンデミック収束後の生活に何を残したいかを真剣に考え、思い切り「推しに課金」していくことだ。 本記事は随時更新をしていくので、掲載を希望するクラブ、ライブハウス事業者や、クラウドファンディングの情報を持っている人はメールを送ってほしい。

支援募集中のホテル、旅館リスト
ホテル

支援募集中のホテル、旅館リスト

緊急事態宣言が全国に拡大し、それぞれに責任ある行動が求められている昨今。本来であれば旅行やイベントに盛り上がる大型連休の予定も、やむなくキャンセルした人も多いのではないだろうか。全国の宿泊施設は、これによりさらなる境地に立たされているが、万全の状態で客を迎える日のために現在さまざまな方法を模索している。 気に入った施設をチェックしてリーズナブルに泊まる計画が立てられる『未来の宿泊券』をはじめ、コロナ禍でのリモートワークスペースとしての利用、出勤を余儀なくされるサラリーマンを応援するデイユースプランやマンスリープランなどを打ち立てる施設もある。ここでは、そんなホテル、ホステル、旅館など宿泊施設のさまざまな取り組みを紹介する。家で過ごす大型連休には、未来の旅行計画を立てて過ごすのはいかがだろうか。

支援募集中、全国のミニシアターリスト
映画

支援募集中、全国のミニシアターリスト

新型コロナウイルス感染症対策による休業要請に伴い数多くの業界が打撃を受けているが、ミニシアターと呼ばれる町の小さな映画館もまた、閉館の危機に立たされている。そのような状況の中、立ち上がったプロジェクト『ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金』では、目標金額に掲げていた1億円もの支援を公開からわずか3日で達成したこともあり、その規模からも人々の映画への関心と愛の深さを知る事実となった。 本記事では、ミニシアターエイドの参加以外にも支援の方法を取っている、または支援の方法がある映画館を全国規模で紹介する。我々が今できることは、パンデミック前の生活を豊かにしてくれていたものが何かを思い出し、パンデミック収束後の生活に何を残したいかを真剣に考え、文化の火を絶やさないことではないだろうか。 

クラウドファンディングで支援募集中の飲食店リスト
Things to do

クラウドファンディングで支援募集中の飲食店リスト

ラウドファンディングで募集中の飲食店リスト カフェやレストラン、居酒屋、ラーメン、バー、スナック......東京には数々の飲食店があふれている。外食とはただ腹を満たすだけではなく、誰と何を食べたか、その時々の心境など数々の思い出があり、心も豊かにしてくれるもの。店のたたずまいや店主の人柄までもが味に含まれている。人それぞれ、店の数だけ、そういった思い出がたくさんあるはずだ。 そんな飲食店が現在、苦境に立たされている。本記事では主にクラウドファンディングなどで支援を呼びかけている店舗、およびサポートできるような支援団体やプロジェクトを紹介する。 我々が今できることは、パンデミック前の生活を豊かにしてくれていたものが何かを思い出し、パンデミック収束後の生活に何を残したいかを真剣に考え、愛しいあの店に課金していくことではないだろうか。 本記事に掲載を希望する飲食店事業者や、クラウドファンディングの情報を持っている人は、ぜひこちらまでメールを送ってほしい。潰れてほしくないあの店、この店のため、今できることをしよう。

【随時更新】現在、支援募集中の事業者リスト
Things to do

【随時更新】現在、支援募集中の事業者リスト

新型コロナウイルス感染症対策による休業要請、売り上げの落ち込みなど、現在数多くの業界が打撃を受けている。ここでは現在緊急支援を募集しクラウドファンディングなどを行うクラブ、ライブハウス、飲食店リストの紹介、その取り組みや支援方法のほか、関連ニュースを随時更新する。 

音楽

origami PRODUCTIONSの支援が示す、コロナ収束後の道筋
ニュース

origami PRODUCTIONSの支援が示す、コロナ収束後の道筋

「文化は良き時代において享受されるぜいたく品ではない」「アーティストは生命の維持に必要不可欠な存在である」。この言葉は、ドイツのモニカ・グリュッタース文化相がコロナ禍における文化支援について語った時のものだ。 日本では、4月7日に発表された緊急事態宣言に際して、108兆円規模の経済対策が用意された。そこには事業者向けの支援策もあり、「個人事業主は上限 100万円の範囲内で、前年度の事業収入からの減少額を給付」する旨が明記されている。フリーランスのクリエーターやアーティストも受けることができる補償がようやく整備されつつある。 しかし、クラスター発生のリスクが高いとされる「3密」空間であるナイトクラブやライブハウス、劇場、ギャラリーを活動の場にしてきたアーティストたちは、最長で来年の夏から秋ごろまでステージでの活動を自粛または制限し続けなくてはいけない可能性がある。もしそうなった場合、補償だけを頼りに食いつなぐことはできない。なにか新たな道筋が必要だ。 先の支援策が発表される数日前、ある音楽プロダクションが2つのプロジェクトを発表し、話題となった。 そのプロダクションとは、OvallやKan Sano、mabanuaら、ジャズやソウル、ヒップホップをバックグラウンドに持つ人気プロデューサー、ミュージシャンが所属しているorigami PRODUCTIONSだ。  origami PRODUCTIONS プロジェクトの一つは、ライブができなくなり収入源を断たれたアーティストに向けて、同プロダクションに所属するプロデューサーやミュージシャンたちの楽曲を版権フリーの素材として無償提供する『origami Home Sessions』。もう一つは、代表の対馬芳昭が自己資金の2,000万円を音楽シーンに寄付する目的で立ち上げた『White Teeth Donation』である。 大きな反響を呼んだこれらの企画は、コロナ以前から対馬のなかにあった音楽業界に対する問題意識がベースになっているという。2,000万円の資金は、業界のシステムや意識の構造改革のために自らが行動できるようにと、かねてから貯めていたものだ。 窮地をしのぐだけでなく、文化を守るためのプロジェクトはどのような道筋を作るのか。対馬にプロジェクトの経過について、そして今後の展望について聞いた。 拡散するコラボ音源、継続的な収入源にも 3月30日にスタートした『origami Home Sessions』は、すでに多くのコラボレーション音源を生み出している。この斬新なプロジェクトがすんなりと受け入れられ拡散されたのは、もちろんプロダクションの所属アーティストたちの人気によるところも大きいが、それと同時に作り手目線での「使い勝手の良さ」がしっかりと想定されていたことにある。 「このプロジェクトのメリットは、アーティストが録音物をオンラインにあげてその場ですぐに利益化できることです。また、利益のためだけでなく、遊びやプロモーションとしてデモ段階のものをアップして楽しんでもらう。その上で、良い反応が得られたら本格的に録音するなど、さまざまな使い方ができると思います。 ファンにとっては、同じ曲をさまざまなシンガーやラッパーが歌い、ミュージシャンが演奏を重ねる様子を楽しむことができます。みんなを巻き込み、かつ家にいながら楽しめるものなんです」 mabanua (マバヌア)さんのビートをアレンジし歌いました本日よりYouTubeとhttps://t.co/GYsE4B7dgXSoundCloudで配信htt

30万人を超える署名を獲得、SaveOurSpace記者会見レポート
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30万人を超える署名を獲得、SaveOurSpace記者会見レポート

先日3月27日、19時から開始し、坂本龍一や水原希子、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)らの著名人をはじめ、30万筆以上もの署名を集めたプロジェクト「SaveOurSpace」。その記者会見が、このほど渋谷SUPER DOMMUNEより無観客配信された。会見ではプロジェクトの概要と背景、今後の動きについて発起人より詳細が語られた。 「現場に携わる全ての人」への補償を求めるプロジェクト そもそもSaveOurSpaceとは、ライブハウスやクラブなどの文化施設が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく「安心して休業する」ための補償を求めるために立ち上がったプロジェクト。音楽を支えるライブハウスの店長やDJ、アーティスト、レコードショップのスタッフなどを中心に賛同が集まり、SNSを中心に署名活動が拡散された。 登壇者は全員マスク着用かつ無観客での配信、という新型コロナウイルスに対する感染予防の体制が取られるなか、配信の冒頭では、会見開始までに延べ30万2356筆もの署名が集まったと発表。始めに発起人の篠田ミル(Yahyel)から、プロジェクトの背景と経緯が説明された。 発起人の篠田ミル(Yahyel)写真:Leo Youlagi 「ライブハウスやクラブ、といった文化が生まれる施設は、新型コロナウイルスの集団発生が懸念される『3密(密閉・密集・密接)』に該当するスペース。しかし経営者らは感染拡大の恐れがある自覚を持ちつつも、日々の生活を続けるために、営業を続けざるを得ない状況です。     現在ライブハウスやクラブは経営の危機に直面しています。音楽やエンタメ業界は実際は中小の個人事業主が多く、1日でもお店を閉めるとその日の暮らしに関わってくる状況です。そこで施設の維持費、従業員の給与、イベントの製作経費 (出演、音響、照明)や、イベントの中止に伴う費用などを含む金銭的な支援を求めたいと思いました。 『今文化や芸術が本当に必要なのか』という声もありますが、我々人間を人間たらしめているのは文化です。スマホやインターネット、テレビを通してつかの間の安息を得られるのも、文化の力だと思います。文化施設への助成は、人間が人間らしく生きるために必要な措置だと思います」と篠田。 また、下北沢のスリー(Three)で店長を務めたのち、4月から新ベニューリヴハウス(LIVEHAUS)をオープンさせるスガナミユウは、今回の新型コロナウイルスによる被害と影響について「ライブハウスやクラブなどの文化施設のみならず、さまざまな施設に降りかかる問題」であると話す。  スガナミユウ 写真:Leo Youlagi 「2月の末に大阪のライブハウスの集団感染の報道があってから、業界は一気に傾いています。イベントの自粛要請も徐々に増え、先日行われた東京都知事の記者会見でも、バーや居酒屋に対して自粛要請が出ました。   イベントのキャンセル、お客さんが来ない状態が続き、出演者や業者など、店が閉じることで職を失っている関係者も実際に生まれています。『なぜ貯蓄をしてこなかった』という声もありますが、店の規模に問わず、一度コケると大きな損害が出ます。 私たちは音楽や劇場、アートに携わる人間として、この業界の問題に声を上げています。ですが、飲食店、他の業種もそれぞれ声を上げています。音楽業界に限らず、それぞれに応じた助成や、必要な措置を考えてほしいです。 そして、もう一度そういった場所に人が戻ってこれるようにしたい」 アーティストやライブハウスなど多くの賛同者の声 会見

音楽シーンを守るために OTOTOYが「Save Our Place」を始動
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音楽シーンを守るために OTOTOYが「Save Our Place」を始動

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響により多くのスペースが苦境に立たされるなか、音楽ファンやコミュニティー、メディアの間でサポートの輪が生まれつつある。 このほど配信リリースをはじめとする音楽情報を発信するWebメディア「OTOTOY」が、ライブハウスやイベントスペースを支援するための企画「Save Our Place」を立ち上げた。 ミュージシャンがつくった音源の売り上げを、ミュージシャンが希望する施設へ save our place 「Save Our Place」とは、ミュージシャンがつくった音源を販売することで、全国各地のライブハウスとイベントスペースをサポートできるプロジェクト。 企画に賛同したミュージシャン、レーベルが提供した音源が「OTOTOY」で配信され、クレジット決済手数料と著作権使用料(著作権登録がある場合のみ)を除いた全額が、ミュージシャンの希望する施設に送られる。 また今回の企画では、営業制限された施設におけるミュージシャンの無観客ライブもサポート。ライブの様子はインスタライブないしニコニコ動画を利用してライブ配信されるほか、ライブ音源も「OTOTOY」がレコーディング費用負担のもと録音、配信される。 レコーディング費用の実費がペイできるまでは売上金の50%が、そしてレコーディング費用の実費がペイできた時点で、クレジット決済手数料と著作権使用料(著作権登録がある場合のみ)を除いた額が、施設への支援に充てられる。 施設の経済、精神的負担を音楽の力で軽減できれば 現在多くのライブハウスやイベントスペースなどの施設では、新型コロナウイルスの影響でイベントやライブの開催自粛を余儀なくされ、臨時休業に追い込まれている。彼らの経済や精神的ダメージを少しでも緩和し、新型コロナウイルス収束後も施設を存続できるようなサポートをとることが「Save Our Place」の目的だ。 プロジェクトは2020年4月3日(金)からスタート。自粛要請により、好きな場所へ赴いて応援することすら難しくなった今だからこそ、ファンは自宅から、アーティストは自身の音楽の力で、カルチャーが生まれる場所をできる限りサポートしていきたい。 公式サイトはこちら テキスト:高木望 関連記事 『30万人を超える署名を獲得、SaveOurSpace記者会見レポート』 『mabanua、Kan Sanoらがアーティスト向けに楽曲の無償提供を開始』

ベルリンのUnited We Stream、視聴者から30万ユーロ集まる
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ベルリンのUnited We Stream、視聴者から30万ユーロ集まる

最高に楽しく、汗まみれになって、鼓膜が破れるほどの音が鳴り響くナイトクラブがなくなったベルリンを想像できるだろうか。ドイツはそのほかの多くの都市と同じように閉鎖されている。しかし、パーティーは、United We Streamというサイトを通じてオンラインで続けられているのだ。 プロジェクトでは、ベルリンにある約250のクラブがDJセットやライブをリビングルームに届けるために協力し合っている。目的は、ベルリンのナイトライフ業界に携わる約9000人の働き手と今の状況で仕事ができていない多くのアーティストへの支援だ。 ライブ配信されるヴェニューは日替わりで、一晩に複数のDJやアーティストがラインナップされる。これまでフィーチャーされたのは、ウォーターゲート(Watergate)やシュヴァツ(SchwuZ)、アバウトブランク(://about blank)などのヴェニュー。 視聴は無料だが、同プロジェクトを支援するクラブコミッション(Clubcommission)は寄付を求めている。集められた資金は、出演者側に分配される20%を除き、資金難に陥った会場を支援するために全て寄付される。 プロジェクトではロックダウン期間中に100万ユーロ(約1億2,000万円)を調達することを目標としていたが、2020年3月19日のサービス開始から、1週間強ですでに30万ユーロ(約4,000万円)に達している。 ライブ配信は、毎晩ドイツ時間の午後7時から真夜中(日本時間の26時から)に行われる。ベルリンの夜にとっては早めの時間帯だが、その後はあなた次第。(ステイホームしながら)パーティーを続けてみるのもいいだろう。 原文はこちら 関連記事 『30万人を超える署名を獲得、SaveOurSpace記者会見レポート』 『mabanua、Kan Sanoらがアーティスト向けに楽曲の無償提供を開始』 『音楽シーンを守るために OTOTOYが「Save Our Place」を始動』

イベント自粛の裏で、PAエンジニアたちの苦闘
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イベント自粛の裏で、PAエンジニアたちの苦闘

※現在、2020年3月31日に行われる記者会見に向けて、新型コロナウイルス感染拡大防止のための文化施設閉鎖に向けた助成金交付案のための署名運動「#SaveOurSpace」が行われている。 「約20年、PAの仕事を続けてきたけれど、初めて廃業を考えている」そう語るのは、フリーランスのPAエンジニア(音響オペレーター)の男性だ。都内の小さなジャズ系のライブハウスから数千人規模のアイドルイベントなど、大小の現場で仕事をしてきた。 「毎年この時期(3月)に依頼をもらっていたアイドル系のイベント数本は全て中止になってしまいました。イベント系はトラ(臨時要員)案件での依頼も多く、その場合は開催の2週間前など直前にオファーが来ます。そのため、今年はオファーされる前に無くなってしまったと思われる潜在的な商機が多いです。 ライブハウスに関しては補償はありました。ひとつのハコは3月分でトんだ案件についてはギャラは100%もらえました。しかし、4月からは50%になります。もう一方のハコは3月から50%でした」   終わりの見えない「自粛」 新型コロナウイルスの感染拡大対策にまつわる国内のイベント開催については、2月20日に安倍晋三首相が「イベント等の主催者においては(中略)開催の必要性を改めて検討」するよう求める方針が発表されたことに始まり、2月26日には政府の専門家会議が、大規模イベントの自粛については3月19日ごろまで継続すべきだとの見解を公表していた。 3月20日に再び厚生労働省の公式サイトにて発表された内容は、「これまでの努力を続けなければ、クラスターの大規模化や感染の連鎖、さらには全国のどこかの地域で患者の急激な増加、いわゆるオーバーシュートが生じる可能性(中略)主催者がリスクを判断して慎重な対応が求められる」というものだった。東京都では、3月23日に小池都知事が4月12日まで引き続きイベント開催を自粛するように要請した。 これによってすでに全国で数えきれないほどのイベントが中止や延期をしているが、感染症は興行中止保険の対象にならないことなどから、損害を負担する主催者はチケットの払い戻しや出演料、関係各所への支払いなどの対応に追われている。終わりの見えない「自粛」に、エンターテインメント業界は今、かつてない苦境に立たされている。 「つぶしがきかない」不安 収入源が断たれスケジュールが白紙になってしまったのは、プロモーターや演者だけではもちろんない。舞台を影で支える音響、照明、ローディー、テクニシャン……無数の裏方たちも同様だ。 日本の全国の音楽ライブのPAオペレーションやPAレンタルなどを手がけてきたhod sound works代表の原 HARA-CHIN 優介は、PAという専門性の高い仕事ゆえの「つぶしのきかなさ」に不安を募らせている。 「例えばミュージシャンの方々はこの白紙期間を制作に当てることができますが、我々はイベントがなければなにもできない。同業者を見渡しても、中止になった案件で裏方にまでキャンセル料などがすぐに支払われるケースは今回はあまりないように思います」 ライブ配信を新たなチャンスに そんななか、新たに依頼が増えてきている仕事は、打開策として広がっているライブ配信だという。無観客状態の会場でアーティストやミュージシャン、DJがパフォーマンスをネット上で生配信する。音楽ライブの配信と言えばこれまでは無料のものが多かったが、今回の騒動をきっかけに有料配信の普及を進めていくべきという機運もある。 すでに、チケット販売プラットフォームの『ZAI

映画・アート

全国のミニシアターを救済するプロジェクトが、支援金1億円達成
ニュース

全国のミニシアターを救済するプロジェクトが、支援金1億円達成

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、政府からの外出自粛要請が続く現在。全国の小規模映画館「ミニシアター」が閉館の危機にさらされている。 そんななか、映画監督の深田晃司と濱口竜介が発起人となって有志で立ち上がったプロジェクト『ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金』(以下ミニシアター・エイド)が始動。目標金額として掲げていた1億円もの支援を、公開からわずか3日で達成した。   深田晃司(映画監督:ミニシアターエイド発起人)   「ちょっとした支援」が映画シーンを救う ミニシアター・エイドは、ミニシアターへの緊急支援を政府への提言するプロジェクト「#SaveTheCinema」との連動企画。4月13日にプロジェクトページが公開されたばかりだ。 が行き詰まる小規模映画館を支援することを最大の目的とし、目標金額として1億円を募集。支払う金額の段階に応じ、コレクター(支援者)にはチケットやパス、作品ストリーミングなどのリターンが用意されている。 自分の状況に合わせた「ちょっとした支援」ができることから、2020年4月15日現在、1万300人以上ものコレクターからの資金調達に成功している。 全国80劇場以上もの映画館を支援、平均150万円の分配を目指す ミニシアター・エイドは「達成されれば、Motion Gallery史上最高額になる」という大規模なプロジェクトだ。 クラウドファンディング中に参加団体が増えることも見越し、1運営団体あたり平均150万円の分配を目指す。それが1億円という膨大な額を調達目標に設定した背景である。 特に支援の対象となるのは「コロナ禍に伴い、外出自粛の状況があと3カ月続いた時に、閉館の危機に直面する」運営団体。北は北海道から南は沖縄まで、様々な地域のミニシアターがSOSの声を上げる。東京でも飯田橋ギンレイホールや、アップリンク吉祥寺・渋谷、シアター・イメージフォーラムなど、映画ファンに人気のスポットが名を連ねる。 クラウドファンディングの支援を受けられるミニシアターは4月17日(金)まで募集。4月15日時点で全国85劇場と72団体に支援金が分配される予定だ。   4月14日オンライン記者会見   応援の締め切りは5月14日まで、映画シーンに必要不可欠な空間を守る 新型コロナウイルスの影響を受け、今や映画館はどこも閑散とした状態だ。 収益減少は今年の2月から始まり、3月末には観客ゼロの回が出てしまう劇場も。休館に踏み切る劇場は続出している。 しかし、ミニシアターこそが日本の映画カルチャーを生み育ててきた場所である。 ミニシアター・エイドの賛同者には、是枝裕和や黒沢清、塚本晋也といった国内外で評価される映画監督から、染谷将太や斎藤工のような俳優など。まさに映画業界の最前線で活躍する著名人らの賛同を受けている。そういった才能が今後生まれ出る場を失うことは、決して許されない。 何よりミニシアターのスクリーンを前に、人々と感動を共有し合うことは素晴らしい体験だ。コロナが収束したあとに映画を鑑賞できる環境がない、というのはあまりにも悲しい事態である。 自宅でウズウズしているなら、未来チケットの使い道をじっくり考えつつ「ちょっとした支援者」になる、という「おうち時間」の過ごし方を提案したい。 支援の募集締め切りは5月14日(木)まで。 公式サイトはこちら テキスト:高木望 関連記事 『クラウドファンディングで支援募集中のクラブ、ライブハウスリスト』 『クラウドファンディングで支援募集中の飲食店

キッチンが彫刻に? 前田珈琲明倫店が金氏徹平作品制作の支援募集中
ニュース

キッチンが彫刻に? 前田珈琲明倫店が金氏徹平作品制作の支援募集中

コロナウイルスで多くのイベントが損害を被る中、クラウドファンディングの動きが活発だ。ここでは、パンデミック以前から始まっているクラウドファンディングにも目を向けたい。それらもまた、パンデミック終息後に以前と変わらない文化的な営為を残してくれるという意味でとても大切なのだから。 今回の『京都・老舗珈琲屋の厨房が、現代アートに。tower(KITCHEN) 計画』は、そういう意味で重要な活動だ。京都市の京都芸術センター内にある前田珈琲明倫店が、2020年で開店20周年を迎えることを記念してアーティストの金氏徹平、建築家の家成俊勝らと、店内の厨房をキッチンを金氏のtowerシリーズの一つとして『tower(KITCHEN)』として改装することを目的にした支援だ。2月17日から始まっていて、目標金額は800万円。 金氏のtowerシリーズは、箱状の塔のような構造物に多くの穴があき、そこからさまざまなものが出入りしている様子を描いたドローイングが始まりだ。それがアニメーションや建築などになり、2018年の六本木アートナイトでは演劇として上演もされている。今回はそのシリーズの一つとして、同店のキッチン内に横長の箱で『tower(KITCHEN)』の設置を構想している。 京都芸術センターの前身は小学校であり、そのような事情から前田珈琲明倫店も地元の人々に愛されてきた。この『tower(KITCHEN)』をきっかけに、アーティストの発表の場やワークショップなども視野に入れ、同店を京都芸術センターにやってくるアーティストと地元の人々の接点を作る場所にしていくことが目標となっている。 同店は『tower(KITCHEN)』をクラウドファンディング参加者と一緒に完成させた作品にしたいという思いからもこの資金調達の方法を選んだという。4月24日(金)23時までで、主なリターンは、『tower (KITCHEN)』 にちなんだステンレスミニボトルや限定特製ケーキ、金氏徹平オリジナル作品など。金額は1,000円から始められる。 興味のある向きは、ぜひ支援してほしい。詳細は公式サイトを参照。 関連記事 『支援募集中のクラブ、ライブハウスリスト』 『クラウドファンディングで支援募集中の飲食店リスト』

アートフェア東京がオンラインギャラリーで作品を販売
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アートフェア東京がオンラインギャラリーで作品を販売

新型コロナウイルスの影響で、多くのイベントが自粛し、SaveOurSpaceのように、ライブハウスなどの文化施設の休業に伴う補償を支援する動きも出てきた。もちろん文化施設はこれらパフォーマンスや音楽に限定されるわけではない。美術館やギャラリーなどのアートに関わる施設も休廊、休館を余儀なくされ、世界各国で支援の動きが出ている。今回は、アートマーケットの動きを紹介したい。 国内最大のアートの見本市の一つである『アートフェア東京2020』は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中止に。アーティストもギャラリーも損失を被ることとなった。この損失を補おうとする試みが、AFT Art Huntingだ。このオンラインギャラリーモールは、TODOROKI社がオンラインサービスの「Art Scenes」を提供して実現した。Art Scenesでは、ギャラリーがセレクトしたアートをオンライン上で販売でき、アートフェアや展覧会のオンラインビューイング機能も有する。 今回は『アートフェア東京2020』に出展されるはずだった作品がオンラインで公開、購入が可能。作品やギャラリーごとに検索可能で、ギャラリーに詳細を問い合わせることもできる。 現時点で80を超えるギャラリーが参加を表明しており、奈良美智から4世紀のブッダ像までさまざまな作品がそろう。  TODOROKIは、インターネット技術によってアートマーケットの拡大を目的ともしており、それはアート東京が構想していた同様の施策の実現でもある。また、TODOROKIは今回に限らず、コロナの影響を受けているギャラリーにArt Scenesを通して支援を行なっていて、審査を経ればオンラインビューイング機能や作品の売買など全ての機能の無償で利用できる。 こうしたアートマーケットの機会損失を補おうとする動きは、ほかにもある。海外では、アートバーゼル香港2020やフリーズニューヨーク2020が同様にコロナによる中止を受けてオンラインのビューイングルームに向けて動いている。国内では、ほかにアートフェアの自粛を受けて立ち上げられた『Oil by 美術手帖 オンライン・ビューイング』が挙げられる。 オンラインでの閲覧や売買は、クリスティーズなどオークションディーラーが導入して久しいが、これらはコロナで損失を被ったアーティスト個人のみならず、彼らを取り巻くコレクターやギャラリーの支援にもつながっている点に特徴がある。しかし、こうした支援の動きは世界的に見てもまだ多くはなく、AFTはこのようなコロナ禍での支援をめぐる動きとしては国内での数少ない例だ。2020年5月9日(土)までの開催となっているので、ぜひアクセスしてほしい。 オンラインギャラリーモール「AFT Art Hunting」 は、2020年5月9日(土)まで開催。 公式サイトはこちら  関連記事 『50のギャラリーが集まる、無料のオンラインサイトが始動』 『オンラインで作品の見どころが学べる展示5選』

飲食店・ナイトワーク

スナックアーバンからの「水水しい」提案
ニュース

スナックアーバンからの「水水しい」提案

新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響で、大きな打撃を受けている業界は数多くある。各業界の打撃や今後について、既に多くのメディアや関係者がメッセージを発信しているが、今回は政府対策本部からの利用自粛要請において「接待を伴う飲食店」と称された水商売やナイトワークに焦点を置き、ユニークな対策を試みているスナックを紹介する。  

Time In Tokyo

Time In Tokyo:自宅で楽しめること
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Time In Tokyo:自宅で楽しめること

世界中で猛威を振るう、新型コロナウイルス感染症。2020年3月25日、東京都知事の小池百合子による記者会見では、都民に向けた対策として週末の不要不急の外出を自粛する要請が発表された。 ここでは自粛要請期間中、自宅でも楽しめるさまざまなカルチャーを紹介する。世界各国のアートシーンのオンラインビューイング、Spotifyで聴くプレイリスト、デリバリーフードなど、この機会にチェックしておきたい情報を随時追加していく。危機的状況の中、自身とまた大切な人の健康を守るためにも、充実した在宅時間を過ごしてほしい。

【随時更新】新型コロナウイルスに関する情報
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【随時更新】新型コロナウイルスに関する情報

世界中で猛威を振るう、新型コロナウイルス感染症。各国で先の見えない戦いとしてさまざまな対策を打ち出している。ここでは、東京や海外の情報や取り組みを随時紹介していく。 関連記事 『Time In Tokyo:自宅で楽しめること』