北一硝子 三号館
画像提供:北一硝子 三号館 | 北一ホール
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小樽でしかできない10のこと

ご当地を知るOMOレンジャーのおすすめスポットを紹介

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札幌から特別快速に乗って35分前後で到着する小樽。歴史を振り返ると、かつて北海道経済の中心地だった。江戸時代後期からニシン漁で栄え、明治時代には北海道開拓の拠点として港が整備されていった。1880年に札幌と、1882年に幌内と鉄道で結ばれると、石炭の積み出し港としてさらに隆盛を極めた。

ニシン、石炭、貿易などによる急速な経済発展に伴い、海沿いには港に運ばれてきた物資を保管するための倉庫が建設され、金融機能の需要も高まったことで多くの銀行が進出。のちに「北のウォール街」とまで呼ばれるようになった。資金が動き、人も情報も集まる小樽は、日本の中でも先端を走る街だった。

現在、運河沿いの赤レンガ倉庫や当時の建物は再利用され、どこか懐かしさを感じさせるレトロな街並みが観光客の人気を集めている。

タイムアウト東京と、「テンションあがる『街ナカ』ホテル、『OMO by 星野リゾート』」がコラボレーションする「新ご近所ガイドシリーズ」。今回は、「OMO5小樽」のナビゲーターおすすめのローカルスポットを紹介する。

街のストーリーを知ってから、それぞれのスポットを訪ね歩くと、もっと味わい深い小樽散歩が楽しめるだろう。

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  • 寿司
  • Hokkaido

おたる政寿司

「おたる政(まさ)寿司」は、1938年の創業。「小樽寿司屋通り」にある、小樽を代表する寿司店だ。小樽は今でこそ日本屈指の寿司の街として知られているが、一足飛びに知名度を獲得したわけではない。同店2代目が呼びかけ、近隣の寿司屋が集って小樽寿司通りを立ち上げたり、北海道物産展に参加したりするなどし、「寿司の街・小樽」の名を広めていった。

江戸前寿司は、伝統的に「酢や塩で締める」「タレに漬ける」などしてネタを保存する技術を発展させたが、冷涼な気候の北海道の「蝦夷前寿司」は、手をほとんど加えずに新鮮なネタのうまさを引き出すのが、真骨頂。鮮魚店を自社で経営する同店では、独自ルートで小樽をはじめ道内の朝採れの食材を直に仕入れることで、東京の市場ではめったに出回らない貴重な食材も提供できる。店名に掲げられた「おたる」の名に、そのプライドが現れている。

四季折々の旬のネタを用いた寿司はもちろんのこと、「あわびステーキ」やウニと卵黄を溶いたつゆで食べる「元祖名物いかそうめん」などの一品メニューもぜひ試してほしい。

  • 中華料理
  • Hokkaido

中華食堂 龍鳳

昭和の面影漂う梁川(やながわ)通り沿いにある、行列ができる人気のあんかけ焼きそば専門店。あんかけ焼きそばは、小樽のソウルフード。1950年代から市民の間に浸透し、今では100軒以上の店があんかけ焼きそばを提供する。あんが固く、麺をしっかり焼くという共通点はあっても、味付けなどは店それぞれに個性があるので、味比べをするのも楽しい。

「中華食堂 龍鳳(りゅうほう)」は、バラエティに富んだメニューが魅力だ。定番の「あんかけ焼きそば」や「五目あんかけ焼きそば」のほかに、ゴマ味噌ホルモン味の「GBH(グレートブラボーハッピー)焼きそば」、たまり醤油とサンショウの効いた「ブラックサバス焼きそば」、黒コショウ味の「腹黒あんかけ焼きそば」など、ネーミングもユニークな10種以上のあんかけ焼きそばを提供する。

湯気が立ち上る焼きそばは、直径30センチの大皿で登場。ノーマルで麺2玉が出てくるので、ボリューム満点。酢にカラシと味変を楽しみながら味わいたい。食べられそうにないなら、1玉のハーフ、0.5玉もある。小樽市民の腹を満たしてきた逸品に満たされたなら、小樽散策の続きを再開しよう。

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  • ペイストリー・洋菓子屋
  • Hokkaido

ルタオパトス

小樽を代表する、全国的にも名を知られている洋菓子店「小樽洋菓子舗ルタオ(LeTAO)」。「ルタオパトス(PATHOS)」は人気ストリートの堺町本通りに立ち、小樽にあるルタオ7店舗の中で最も大きい。

ルタオの看板ケーキは、北海道の良質な生乳と世界から取り寄せたチーズが出合って生まれた「ドゥーブルフロマージュ」。ベイクドチーズケーキとレアチーズケーキの二層から成り、口に入れると、しっかりコクのあるベイクドチーズ層とミルク感たっぷりのレアチーズ層が一体となってとろけていく。

2階カフェでは、ドゥーブルフロマージュとショコラドゥーブルの2種のチーズケーキが乗った、同店限定の「ドゥーブルプレート」が人気だ。また、ふわふわで口どけの良い「ふわとろフロマージュスフレ」は、季節限定フレーバーを提供する。2025年8月31日までは、「トロピカルマンゴー」。マンゴーとオレンジのソースのほどよい酸味にピスタチオの香ばしさや食感が加わって、夏にぴったりの一皿だ。

ルタオのスイーツは通販でも購入できるが、小樽でしか体験できない味わいを同店で楽しんでほしい。

  • アイスクリームパーラー
  • Hokkaido

アイスクリームパーラー美園

小樽駅に近く、北海道で2番目に古いアーケードを持つ商店街「小樽都通り」にある「アイスクリームパーラー美園」。1919年、北海道初のアイスクリームがここで誕生した。外国船の乗組員から伝え聞いたアイスクリームの製造法をもとに、創業者が手作りした。

100年以上の年月が流れた現在でも、「愛須句吏夢(あいすくりいむ)」は、厳選された北海道産のミルク・卵などを使用し、その吟味された素材を活かしながら当時の製法が守られている。ジェラート並みの低脂肪で、後口がさっぱりしているのが特徴だ。「句吏夢素柔凍(くりいむそふと)」は、より柔らかで濃厚な味わいの一品。食べ比べができる「ハーフ&ハーフ」があるのも、うれしい。

缶詰ミカンやサクランボ、卵の味がしっかり感じられる固めのプリンに、アイス・ソフトクリームの両方を楽しめる、数量限定の「符鈴伯福栄(ぷりんぱふぇ)」もおすすめだ。

冬には、地元民に愛される期間限定のもう一つの名物、「鍋焼きうどん」がある。アイスクリームとうどんが違和感なく共存する、昭和レトロなたたずまいもまたたまらない美園の魅力だろう。

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  • Hokkaido

ニッカバー リタ

「小樽出抜小路(おたるでぬきこうじ)」にある「ニッカバー リタ」。同小路は、明治・大正をイメージした街並みに飲食店が連なり、近年は訪日観光客でにぎわっているが、バーの中は、一転して静か。落ち着いた空間が広がっている。

店名は、NHKの連続テレビ小説『マッサン』のヒロインのモデル、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝の妻、リタから取られた。ウイスキーブームを再燃させた立役者の一人でもあるリタの名を冠したニッカバーは、全国でもこの店だけだ。

ニッカウヰスキー公認のバーで、ジャパニーズウイスキーの代表として世界的評価の高い「余市」や「宮城峡」などを味わえる。ウイスキー未経験者も気軽に楽しめるよう、さまざまなテイスティングメニューを用意している。中には数量限定で特別販売されたものもあり、ウイスキー好きにとっても、たまらないテイスティングができるだろう。

小樽から電車で30分ほどの距離にニッカウヰスキー「余市蒸留所」があるが、訪ねる時間がない場合、代わりに同店に足を向けるのもおすすめする。ニッカウヰスキーに勤めていたマスターからウイスキーについて教えてもらうのも、小樽の夜の良い思い出になるだろう。

  • ショッピング
  • Hokkaido

奥野商店

「小樽堺町通り商店街」にある雑貨店。2020年にオープンしたが、建物と屋号は明治に開業した金物店「奥野商店」を受け継いでいる。

堺町が発展したのは、小樽が国際貿易港として開港した明治時代。周囲に多くの銀行が進出し、問屋街が形成された。やがて経済の中心は札幌に移っていき当時の建物がそのまま残されたが、そこに新たな店舗が入り、今では郷愁を誘う商店街として脚光を浴びることになった。

奥野商店もその一つ。「捨てない暮らしの生活道具屋」をコンセプトにした、同商店街を象徴するようなショップだ。旧奥野商店が扱っていた金物、レトロな生活雑貨から小樽や札幌の作家の作品、編みかご、クスっと笑えるグッズまで取り揃えている。

新聞紙やちらしも捨てずに利用して、スタッフがショップ袋を手作りしている。エコな上に一点もののバッグだ。

所狭しと並ぶ商品から、お気に入りの生活雑貨を見つけてみては。それもまた小樽の思い出として印象深い品になるだろう。

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  • ヘルス&ビューティー
  • Hokkaido

1930年から続く小樽の歴史ある銭湯。5代目が家業を継いでいる。銭湯ながら源泉かけ流しの温泉に浸かれるのが魅力。3代目が夢のお告げを受けて、1300メートルまで掘削し、1987年に温泉を掘り当てた。改名して「神仏湯 温泉」となった。

神仏湯 温泉

源泉の硫酸塩泉は42〜44度に設定。ちょっと熱めだが体の芯まで温めてくれ、保湿成分の働きで肌がしっとり、つるつるになると評判だ。飲用泉まである。

1989年には、家族風呂を建て増し。当初の6室から今では10室に増えたこちらにも温泉が引かれ、1時間貸し切りで温泉を楽しめるのだから、なんとも贅沢だ。部屋によって大きさや形も異なるので、通う楽しみもある。家族風呂は正月をのぞき年中無休。コンパクトなサウナは100度には届かない低めの温度設定だが、ほどよい湿度もあって入りやすい。

深夜1時まで開いているのも、うれしい。小樽の銭湯の入浴料金は、大人500円(税込み)。ワンコインで極楽の銭湯タイムを堪能してほしい。

  • ショッピング
  • Hokkaido

北一硝子 三号館

小樽を代表するガラスブランド「北一硝子」。前身の浅原硝子の初代社長、浅原久吉が薩摩切子の技術を学び、1901年、石油ランプの製造を始めたことにさかのぼる。電気が普及していない当時、ランプは家の中を照らす明かりとして必需品だった。また小樽の生活を支えたニシン漁用の浮き玉も製造。これらを端緒に、小樽のガラス産業は栄えていった。

北一硝子も市内に10店舗以上を展開しているが、中でも人気のある「三号館」は明治時代には、みがきニシンなどが置かれていた漁業倉庫だった。「三号館」の変遷ひとつをとってみても、北一硝子は、小樽の歩みや文化と切り離せない地場に根付いたブランドと言えるだろう。

店内では「カントリー」「和」「洋」とテーマ別に、グラスや器をはじめとする多彩なガラス製品のほか、ステンドグラス、石油ランプも販売している。

カフェレストランの「北一ホール」は、光の全く入らない空間に167個の石油ランプが灯る。小さな炎の明かりがガラスを光らせ、ぬくもりのあるほのかな光に満たされる。外が寒ければ寒いほど、その温かさをいっそう感じられるだろう。唯一無二の魅力あふれる空間ゆえ、土日など行列は必至だ。9時から9時30分には、スタッフが一つ一つランプに火を灯す点灯式が行われる。

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  • アトラクション
  • 観光
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小樽天狗山

小樽中心部からどこからでも望めるシンボル的存在の天狗山。標高は532メートルで山頂へは「小樽天狗山ロープウエイ」が走り、5分ほどで到着する。

山頂駅舎の屋上にある「屋上展望台」からは、小樽市街が開け、小樽港や石狩湾、晴れた日は遠く、暑寒別(しょかんべつ)連峰や積丹(しゃこたん)半島が一望できる。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で1つ星を獲得している、絶好の眺めを満喫してほしい。

春から初夏にかけては、雲海のビュースポットとしても知られている。朝だけでなく、気象条件次第で、夕方や夜にも発生する。見ることができれば、息をのむレアな体験ができるだろう。もっとも、天狗山からの眺望は「北海道三大夜景」の一つに数えられ、小樽の夜景を眼下に収めるだけでも、気分は上々になるに違いない。

山頂には「テングーカフェ(TENGUU CAFE)」があるので、絶景を見ながら茶や食事のひとときを楽しんでみては。

10. 20世紀初頭の建築デザインに胸を打たれる。

小樽市指定歴史的建造物

小樽は歴史的建造物の保護に力を入れており、それらが人気のスポットになっている。

2025年4月には、国指定重要文化財「旧日本郵船株式会社小樽支店」が、約5年の歳月をかけた大規模改修工事の後、再オープンした。鹿鳴館などを手がけたジョサイア・コンドル(Josiah Conder)の弟子、佐立七次郎が設計した近世ヨーロッパ復興様式の建築で、1906年に完成。貴賓室や会議室などの繊細な意匠からは、当時の精魂込めた手仕事がうかがえる。

小樽の近代史を象徴する「色内銀行街」にあった「日本銀行小樽支店」(現金融資料館)は、東京駅の設計者・辰野金吾と弟子たちが設計し、1912年に落成した。外観はルネサンス様式の石造りを装うが、レンガの表面にモルタルを塗って仕上げられた。アイヌの守り神であるシマフクロウが外壁に18体、内壁に12体、あしらわれているのも、ユニークだ。

また、「小樽芸術村」は、「ステンドグラス美術館」「旧三井銀行小樽支店」「似鳥美術館」「西洋美術館」「浮世絵美術館」の5つのミュージアムから成る複合施設。いずれも20世紀初頭の歴史的建造物の外観はそのままに中を改装し、プロジェクションマッピングなど最新技術を駆使したり、19~20世紀前半に制作されたイギリスのステンドグラスが見られたりするなど、それぞれ新旧を織り交ぜ工夫を凝らした美の世界を楽しめる。

「OMO5小樽 by 星野リゾート」は、「ソーラン、目覚めの港町」をコンセプトに港町・小樽の知られざる歴史や文化、食の魅力を届けることで、小樽を楽しみ尽くせるホテル。小樽市指定歴史的建造物をリノベーションしたレトロな建物に泊まりながら、小樽の新たな一面を再発見できる。

夜は北一硝子のオイルランプを灯しアンティークオルゴールが流れる空間「灯る小樽ナイトラウンジ」で小樽のローカルフードをアレンジしたメニューを提供し、優雅な小樽の夜を過ごせる。

朝は、港町・小樽の食文化を体感できる朝食で旅のエネルギーチャージ。OMOレンジャーのツアーに参加した後は、ルタオとのコラボレーションパフェ「目覚めのフロマージュパルフェ」でさわやかな小樽の朝を迎える、そんな朝から夜まで小樽を存分に楽しむ滞在をサポートする。

OMO5小樽で楽しむべきアクティビティ

灯る小樽ナイトラウンジ
毎晩灯されるオイルランプの優しい光に包まれ、100年前のアンティークオルゴールの生演奏に耳を傾ける

小樽運河クルージング
宿泊者限定の特別な運河クルーズ。趣ある船を貸し切り、移りゆく季節の美しさを、ゆったりと堪能する贅沢な時間(土日開催、季節によって内容変更)

朝の堺町通りさんぽ
ご近所ガイドOMOレンジャーが厳選した見どころだけをギュッと詰め込んだおさんぽツアー

東京ローカルスポットを巡り歩くなら……

  • Things to do

東京各地のディープな街情報を発信してきたタイムアウト東京と、OMO(おも) by 星野リゾートがコラボレーション。街の見え方が変わる「新ご近所ガイドシリーズ」が始まる。

同シリーズは、OMOによる地域に精通したナビゲーター「OMOレンジャー」がすすめるローカルスポットをタイムアウト東京による独自の切り口で紹介していく企画だ。

第1回目は、豊島区・大塚。池袋から山手線で1駅ながら、都電が走り、昭和レトロな街並みを今も残す。地元に密着した昔ながらの個人商店が軒を連ね、街を舞台とする「都市型ホテル・OMO」の立地にふさわしい街だ。憩いの酒場から間もなく100周年を迎える銭湯、フレンチカンカンが楽しめる店、2023年にオープンした最新ヴェニューまで、大塚探訪に出かけてみよう。

  • Things to do

第2回の「ご近所」は、品川区・五反田。ソニー発祥の地であり、ビジネス街として知られている街だ。2010年代の後半からはITベンチャー企業が多数進出し、「五反田バレー」とも呼ばれ注目を浴びてきた。さかのぼれば明治時代から目黒川の水運を生かして川沿いに工場が連なり、この地は多くの労働者を吸い寄せてきた。追随するように、彼らが胃袋を満たし、憂さを晴らす歓楽街が生まれて、にぎわいを見せた。

時は令和に移り街の表情は変化したが、今も昔と変わらず、働く人に優しい街なのは変わっていない。飲んで食べて一休みして明日への活力を養ってくれる、五反田の10のスポットを紹介する。

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  • Things to do

港区・赤坂。江戸時代には大名屋敷が建ち並び、明治時代には政財界の邸宅街として発展した由緒ある街である。彼らが通った料亭街の趣が今も色濃く残っているが、近年は新たな都市開発プロジェクトが立ち上げられ、進化の動きは止まらない。きらびやかで華やかな印象を抱くが、その根っこには人と人を結ぶもてなしに満ちている。

東京各地のディープな街情報を発信してきたタイムアウト東京と、テンションあがる「街ナカ」ホテル「OMO by 星野リゾート」がコラボレーションする「新ご近所ガイドシリーズ」の第3回。このシリーズでは、地域に精通したナビゲーター「OMOレンジャー」が薦めるローカルスポットを、タイムアウト東京が独自の切り口で紹介していく。

ここでは、新旧の10のスポットを取り上げる。昔ながらの変わらない体験から異色の体験まで、個性的なヴェニューを通して赤坂ならではのもてなしに出合ってほしい。

  • Things to do

今回の舞台は、台東区・浅草。昔ながらの下町の雰囲気を残し、訪日外国人にも人気がある。浅草は大正、昭和初期にかけては、東京屈指の先端をいく街だった。東京一の興行街として活況を呈し、新しもの好きが集まった。

ところが太平洋戦争の大空襲により浅草一帯は焼土と化し、浅草寺の本堂も焼失。そんな中、途絶えていた三社祭が早くも1948年に行われ、復活ののろしが上がった。人々は再び浅草に集い、復興を果たしていく。劇場からは数々の昭和のスターを輩出するなど、にぎわいを取り戻した。

老舗が並ぶ街だが、伝統だけをかたくなに守っているわけではない。進取の意気で新しいものを受け入れて取り込み、時代と共に歩んでいる。懐かしさと新しさと、新旧の混在こそ浅草の醍醐味だろう。そんな魅力にあふれる「浅草でしかできない10のこと」を紹介していこう。

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