小樽中心部からどこからでも望めるシンボル的存在の天狗山。標高は532メートルで山頂へは「小樽天狗山ロープウエイ」が走り、5分ほどで到着する。
山頂駅舎の屋上にある「屋上展望台」からは、小樽市街が開け、小樽港や石狩湾、晴れた日は遠く、暑寒別(しょかんべつ)連峰や積丹(しゃこたん)半島が一望できる。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で1つ星を獲得している、絶好の眺めを満喫してほしい。
春から初夏にかけては、雲海のビュースポットとしても知られている。朝だけでなく、気象条件次第で、夕方や夜にも発生する。見ることができれば、息をのむレアな体験ができるだろう。もっとも、天狗山からの眺望は「北海道三大夜景」の一つに数えられ、小樽の夜景を眼下に収めるだけでも、気分は上々になるに違いない。
山頂には「テングーカフェ(TENGUU CAFE)」があるので、絶景を見ながら茶や食事のひとときを楽しんでみては。