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星野リゾートの「駅ナカ」ホテルブランド「オモ(OMO)」。その街に住むように滞在できるスタイルが支持され、現在では現在全国17カ所に展開している。
そんなオモが、2026年春に「オモ7横浜 by 星野リゾート」を開業する。舞台は、日本の玄関口として古いものと新しいものが混ざり合いながら発展してきた国際都市・横浜だ。

新旧が混ざり合うこの街で、オモは昭和の名建築「横浜市旧市庁舎」の意匠を一部活用し、美しく再生させる。旧市庁舎は、昭和を代表する建築家の村野藤吾によって設計され、60年以上にわたって関内駅前のランドマークとして親しまれてきた。

しかし、市庁舎を新庁舎に移転するのに伴い、2020年に惜しまれつつ閉庁した。この機会に、新たなレガシーホテルとして建物の意匠を取り入れながら、その記憶と景色を継承していく。
継承されるのは建築としての「箱」だけではない。村野と交流があった彫刻家の辻晋堂が「泰山タイル」で描いた壁画『海・波・船』も、新たに併設されるカフェで変わらぬ景色として残される。

また、「手すりの名手」と評され、多彩な手すりのデザインを数多く手がけた村野。同舎の市民広場で使用されていた手すりも、ホテルのパブリックスペースに移設され、一部が活用される予定だ。さらに、1階ロビーの天井には、かつて議場に取り付けられていた円形照明の意匠を取り入れた特殊照明が設置される。


さらに注目すべきは、同ホテルが関内駅前で進行中の大規模な複合開発エリアの「ベースゲート(BASEGATE)横浜関内」に建てられる点だろう。このエリアには、遊びとテクノロジーを融合させた体験施設や、日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナなどが集結。まさに次世代の横浜を象徴する新たな拠点だ。

新旧が幾重にも折り重なる街・横浜に誕生する同ホテル。予約は、2025年10月から公式ウェブサイトで受け付ける。

滞在を通じて、横浜の魅力を再発見できるに違いない。
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