サーワーン ビストロ
画像提供:サーワーン ビストロ

麻布台ヒルズで行くべきレストラン&カフェ7選

話題店の移転から日本初上陸の店舗まで、「グリーン&ウェルネス」を体現

寄稿:: Aya Hasegawa
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タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 麻布台ヒルズで行くべきレストラン&カフェ7選

2023年11月24日、麻布台に一つの街が誕生した。施設「Green」と「Wellness」をコンセプトの2つの柱に掲げ、広大な中央広場を中心とした緑豊かなランドスケープを大都会・東京の一等地に生み出した。このコンセプトの実践は入居した多数のレストランやカフェといったフードテナントにも徹底されている。

バリ島にある「世界のベストローフードレストラン」や、開業から7カ月でミシュランスターを獲得したモダンタイ料理店などの注目の日本初上陸店舗から、日本のビーガンカフェの先駆けとなる「エイタブリッシュ」の移転店舗など、ここでは新たな食のトレンドを担う注目のフードテナントを7件紹介しよう。

麻布台ヒルズは、アート、建築、ショッピングも充実している。そちらが気になる人は関連記事からチェックしてほしい。

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  • タイ料理
  • 神谷町

タイ料理の概念を覆すイノベーティブレストラン「サーワーン(SAAWAAN)」のカジュアルライン。

黒を基調とした異国情緒あふれるダイニングでは、タイのベストシェフにも輝いたEARTHと、世界女性パティシエチャンピオンシップ大会にタイ人として初めて招へいされたパティシエのPAPERが織りなす料理をビストロ&シェアスタイルで提供する。

見た目はモダンでありながら、そのテイストはハーブやスパイスをふんだんに使い、食材の風味や食感が何重にも絡み合う、オーセンティックなタイ料理。タイ料理に欠かせない五味を絶妙なバランスで組み立て、さまざまな調理法を駆使し、宮廷料理の思考をベースに再構築した。料理に使用する主なペーストやスパイスは、手間を惜しまず、毎朝手作りするというこだわりようだ。

「GAENG THAI PLAA」(海⽼のスチーム、ライスヌードル、発酵⿂介ソース)(2,420円、以下全て税込み)は、蒸したエビを豪快に乗せた華やかなルックスに目が釘付けに。⽶粉麺と海⽼をレモングラス、⽢⻑唐⾟⼦、コブミカンの葉、ガランガル(タイ⽣姜)、エディブルフラワー、発酵⿂介ソース、卵⻩と混ぜて食べよう。

  • ピザ
  • 神谷町

2011年にベトナムのホーチミンで創業した「ピザ フォーピース(Pizza 4P's)」の日本第1号店だ。

ベトナム産ハンドメイドタイルで包み込んだアーシーな壁や、海藻と和紙でできた照明、東南アジアと日本の要素を織り交ぜた植栽など、自然由来のデザインを用いた空間が特徴的だ。21組ものクリエーターと協力しているという。

食事メニューは約8割が日本ならではの食材や文化を落とし込んだオリジナル。「季節のフルーツマリネとブッラータチーズ」「すじ青のりとおかひじき あさり」「仁井田とMAROU 甘酒アイスとフォンダンショコラ」などがラインアップ。店内にはチーズ工房があり、職人がその場で作る出来たてが味わえる。

銃弾の空薬きょうから作ったオリジナルカトラリーや、使用済みプラスチックでできたコースターをはじめ、プロダクトも多い。

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  • 神谷町

日本店舗では初の試みとなる「ザ コンランショップ 東京店」に併設しているレストラン。

店名は、創業者テレンス・コンラン(Terence Conran)のミドルネームであるオルビーに由来する。かつてのロンドン本店にはオイスターバーやレストランも併設するなど、テレンスは食に対しても情熱を捧げていた。

そのテンレスの思いを東京店にもつなぎたいというのが、コランショップ・ジャパン代表取締役社長・中原慎一郎の願いだった。

ヘッドシェフを務めるのは、ビストロ「ウグイス(uguisu)」や「オルガン(organ)」の店主である紺野真。料理は、紺野の得意とするフランス料理に、2割ほど、ザ コンランショップの本店がある英国料理の要素も取り込んでいる。作り手の顔が見える食材を用いている点も特徴だ。

ランチコースはアントレ、メイン、デザートから1品ずつ選ぶ「プリフィクス」(4,400円)。ビーガンメニューも選択可能だ。ディナーは8皿のコース(1万1,000円、税込。サービス料別)。テーブル席のほか、バーカウンターもあり、スタンディングで気軽にドリンクを楽しむことができる。

料理を盛り付ける益子焼の器は、ザ・コンランショップと紺野、陶芸家の伊藤環とで作ったオリジナルで、ショップでも購入できる。

ザ コンランショップのフィロソフィーが集結した食空間をいち早く体感したい。

  • カフェ・喫茶店
  • 神谷町

バリ島ウブドのライブフード愛好家であるクリエーターグループによって2011年に創業したプラントベースレストラン「アルケミー(ALCHEMY)」の海外初店舗。インドネシア観光省の公式ウェブサイト「ワンダフル・インドネシア」ではビーガン向けの世界最高のレストランの一つとして選ばれるなど、唯一無二の人気を誇る1軒である。

麻布台ヒルズ店のメニューは、全て植物ベースかつグルテンフリー。うま味調味料や化学調味料も不使用だ。ほとんどが摂氏50度以上の加熱や調理を行わない生ものなのも大きな特徴である。

注目してほしいのは、約30種以上のビーガントッピングが選べるサラダバー(2,000円から、税込み)。「サンフラワーヌードル」「豆腐の卵サラダ」「ピンクサワークラウト」といったユニークなトッピングが並ぶ。

スイーツは、量り売りのチョコレートや植物性のソフトクリームがおすすめだ。テラス席もあるので、巨大な都会の庭で、体と地球に優しい食事でパワーチャージしてみてほしい。

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  • 寿司
  • 神谷町

ニューヨーク、フロリダでミシュランの一つ星を獲得した寿司レストラン「AZABU」。世界の食通たちを魅了する江戸前寿司が、満を持して東京に「鮨麻布」として凱旋(がいせん)オープンした。

店名の由来となったのは、地元民やビジネス、観光とさまざまな人が行き交う多様な場所である「麻布」。伝統を大切にし、新旧、和洋問わずにさまざまな顔を持つ麻布のように、日本はもちろん、世界で愛され続ける店を目指す。

店内には、現代アートを取り入れたモダンなカウンター席が並ぶ。メニューは全てコースのみで、ランチは握りのほか、バラちらしや手巻きも入った「かるくおまかせ」(4,800円)を提供。ディナーでは、豊洲直送の新鮮な海の幸や、こだわりの食材を使用した贅沢な「大いにおまかせ」(9,800円)が味わえる。

世界で愛されるこだわりの握りと一品料理を堪能しよう。

  • 神谷町

大人のためのオールデイダイニング「ラシーヌ(RACINES)」の新業態が、ナチュラルワインの角打ちスタンド「ミモザ ナチュラルワインスタンド(MIMOSA Natural wine stand)」だ。

11〜15時は、焼き立てのパンを使ったサンドイッチをはじめ、サラダ、スープ、ランチボックスなど、テイクアウトして、中央広場などのお気に入りの場所で食べられるメニューがラインアップする。素材は、B品やC品と呼ばれる規格外商品を積極的に採用し、ジェラートやジャムなどに変えて提供する背景も、手に取りやすく、応援したくなる。

15時以降は、ストーリー性のあるワインを、ボトルはもちろん、グラス1杯からいただける、角打ちスタンドに。ディナー前の待ち合わせや買い物中の1杯、また締めの1杯など、自由なスタイルで利用したい。

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  • 神谷町

日本におけるビーガンカフェの草分け的存在である「エイタブリッシュ(8ablish)」の移転店舗。「さまざまな背景を持った人々が同じテーブルを囲み、笑顔で食事ができるような空間を」というコンセプトは変わることなく、南青山の地で、グルテンフリーやビーガンの料理を提供し続けてきたが、新天地となる「麻布台ヒルズ」で移転オープンを果たした。

メニューは南青山のメニューが進化を遂げて再登場するほか、オーガニックを中心とした食材で作るビーガン菓子、ケーキ、アイスクリーム、そしてビオワイン、日本酒などのアルコール類やコーヒーなどが楽しめる。

青梅市のオーガニックファーム「オウメ ファーム(OME FARM)」と協業し、これまで以上に上質で、トレーサビリティの行き届いた食材が入手できるようになった点にも注目だ。

さらに朝8時から21時までと営業時間を拡大。朝食では、ニューヨークのスタンダードなベーグルを信条とする「ベーグルスタンダード」のベーグルサンド(680円から)や、オリジナルのビーガン&グルテンフリーなマフィン(各450円)を販売する。

ギルトフリーなデザートも盛りだくさん。絶大な人気を誇る「ヴィーガンレアチーズケーキ」(800円)は健在。6種類のホームメイドアイスクリーム(シングル700円、ダブル900円)はテイクアウトもできる。

東京で食をもっと楽しみたいなら……

近年、ビーガンメニューを掲げる店は少なくない。植物性の食品農業は、動物性に比べて温室効果ガスの排出量が少なく環境に優しく、食のハンディキャップがなく誰でも同じものを口にできるというユニバーサルフードとしても注目されている。そして何より、現代のビーガン料理は個性的で、生き生きとしていて、おいしい。そんな人気のビーガンレストランを10店紹介しよう。

ミシュランの星を獲得したレストランの数は、東京が世界最多と言われるように、美食の街だ。2023年版のミシュランガイドブックにその名を刻むことができた星付きレストランは200軒。この数には、「本格的な料理を手ごろな価格で提供する」という理由でビブグルマンを与えられた店を含んでいない。

ここでは、予算を気にせずに、良質な食事を楽しめる東京のミシュラン星付きレストランやビブグルマンレストランを紹介する。

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ミシュランスターを獲得した店舗での特別な食体験は、高価格帯であることはもちろん、人気ゆえの予約の取りにくさからしても、なかなかできることではない。「行ってみたい」という客の思いはもちろん、「もっと来てほしい」という店の思いも同様に強いものだ。

その双方の願いが形になった、ミシュラン星付きシェフのカジュアルライン店をまずは訪れみては。

メニューから客が選ぶのではなく、料理人が勧める季節ごとの料理を提供する「おまかせ」は、ハイエンドな料理店によく見られる趣向だ。一般に高額で特別な機会に使われると思われがちだが、必ずしもそうではない。

「おまかせ」の神髄は料理人が選んで出してくれる料理への期待にある。オープンキッチンでのほとんど演出とさえ言える調理の光景に驚嘆し、旬の食材を玩味することに尽きるのだ。それは一つの文化であって、スパニッシュのタパスであれ炭火の焼き鳥であれ、多くの店がメニューに取り入れている。

「おまかせ」という考え方は店ごとに百人百様ではあるが、重要なのは「おまかせ」というラベリングではなく、料理と料理が供される場を体験することだ。予算の都合があっても大丈夫。本記事では、1万円以下で堪能できるおまかせを紹介する。 

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  • 寿司

寿司は主に2つの種類に分かれていると思われがちだ。100円から楽しめる安価な回転寿司と、カウンター越しに1貫ずつ提供される高価な寿司である。後者は東京で味わいたいグルメだが、2〜3万円ほどの出費は覚悟しなければならない。

しかし、カウンターのみの店でふるまわれる「おまかせ寿司」は、必ずしも数万円以上するものだけとは限らない。5,000円以下で季節のおすすめを盛り込んだ、最高級の品が味わえる寿司屋も存在している。ここでは、リーズナブルな料金で絶品の寿司を堪能できる店を紹介しよう。

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