1. Tsukiji Kagura Honten
    Photo: Keisuke Tanigawa
  2. Tsukiji Masa
    Photo: Kisa ToyoshimaTsukiji Masa
  3. Kissamako Kissaten
    Photo: Kisa Toyoshima
  4. Photo: Keisuke Tanigawa
    Photo: Keisuke Tanigawa

築地市場で訪れるべきレストラン14選

寿司や海鮮丼をほうばって、喫茶店で一息つこう

Lim Chee Wah
編集:
Jessica Thompson
寄稿:
Lim Chee Wah
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 築地市場で訪れるべきレストラン14選

1923年の関東大震災をへて発展してきた築地市場。創設以来、にぎやかで活気ある市場として、多くの人々が足を運ぶ観光スポットとしても人気の場所だ。

2018年11月に中央卸売市場(場内市場)は豊洲に移転したが、一般向けに解放されている場外市場は今も変わらず営業している。場外には食事や買い物ができる300を超える、魅力的な店が軒を連ねている。

ここでは、タイムアウト東京英語チームが選んだ、定番の寿司や海鮮丼などの魚介類を楽しめる店のほか、蕎麦やバーガー、カレーなど、築地場外のおすすめレストランを紹介する。

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2018年春にオープンした、晴海通りに面した寿司店。カウンター9席のみのゆったりとした雰囲気の店で、BGMにはジャズが静かに流れていることもある。

朝は8時からオープンし、1,650や、寿司の握りの盛り合わせを提供。おすすめは、その日の新鮮な魚介類を使った「魚河岸丼(うおがしどん)」(2,310円)、生魚が苦手な人は、軽く炙った中トロ、サーモン、白身魚、貝類などが乗った「炙り丼」(3,080円)がいいだろう。

そのほかにも、旬の魚の組み合わせや、ウニやイクラの海鮮丼もあり、海鮮好きにはたまらない。オープンキッチンを囲むように配置されたカウンター席からは、目の前で板前が寿司を握る様子を見ることができる。

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魚の新しい楽しみ方を提案する、肉を出さない「焼肉店」。100年の歴史を持つ江戸前寿司の名店「築地青空三代目」店主、石川太信がオープンさせた。

タイやブリ、クロダイ、アナゴ、フグ、マグロなど、さまざまな種類の脂がのった魚を用意する。生ではなく火でごく軽く炙るのが基本だ。刺し身用の魚を使うため、漬け込みはせず、塩やしょう油で軽く味付けをした、自然な風味が楽しめる。

ランチ、ディナーともに、さまざまな種類の魚の盛り合わせ(ランチ2,260円~、ディナーコース 9,200円~)を用意。ここで味わってほしいのは、「特上カルビ」として提供される、まるで和牛のような美しい霜降りの大トロだ。グリルでさっと炙ると、外はこんがり、中はピンク色の生のままとなり、格別な味わいを楽しめる。

焼き加減が不安な場合は、スタッフが最初の数枚を炙って、実演してくれるので安心してほしい。

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190の鶏肉卸しによる鶏料理専門店。店舗は築地市場場内にもあり、食にうるさいプロの目利きたちも足を運ぶ。鶏そぼろに、もも肉の照り焼きや、レバー、砂肝が乗った「や、「親子丼」「チキンカツ丼」など、丼ものを中心にしたメニューが揃う。

おすすめは鶏の旨味をダイレクトに味わえる「水炊き ご飯付き」。コラーゲンたっぷりのとろみのある真っ白なスープは、臭みがなくクリーミー。骨付きの肉はやわらかく、ほろほろとほどける。

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  • 価格 1/4

スパゲッティ専門店「フォーシーズン」の名物はマーガリンで炒めたスパゲッティだ。

特に、皿全体を覆うほど大葉がたっぷりと盛られた「和風スパゲティ」は、メディアでも取り上げられ、話題となった。細めで、しっかりとした味付けのパスタに、細かく刻まれた大葉の豊かな香りが加わり、口に運ぶ手が止まらない。

夫婦経営の店で、手際よくフライパンを振る店主と、テキパキと料理を運ぶ奥さんの姿も微笑ましい。下町らしい、常連に長く愛されている店だ。

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市場にある寿司屋の中でも、木のぬくもりを感じられる内装と気さくな接客で人気を博している。しかし、この店の最大の特徴は寿司飯だ。東京の伝統的なスタイルの赤しゃりで、琥珀色をしている。酒粕を5発酵させた自家製赤酢と山形産米「ひとめぼれ」から作られるしゃりは、新鮮な魚介類の旨味を引き出している。

おすすめは、ランチセットの「神楽」(4,800円)。中トロや大トロなどのマグロ類、サバやイワシなどの青魚、タイやスズキなどの白身魚、そしてイクラ、ウニやアナゴなど、10季節の食材を提供している。 

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築地市場外にある洋食屋。「アジフライ定食」(1,400円)、「ロースカツ定食」(1,500円)、マグロとサーモンの「海老2種丼」(1,550円)など、定食はどれもライスとみそ汁付きでボリュームがあり、人気が高い。

庶民的な店構えで気軽に利用でき、味と値段に満足できるだろう。

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築地駅から徒歩1分の場所にあり、朝の6〜23時まで年中無休で営業している「まるきた」には、いつ行ってもおいしい海鮮丼が食べられるという安心感がある。しかし、名物は海鮮丼だけではない。16時までは居酒屋として営業し、10種類以上の地酒や、旬の魚介を使った一品料理、炭火で焼いたホタテなども味わうことができる。

「まぐろ・サーモン丼」や「いくら丼」など、種類豊富な海鮮丼は1,000円台から用意されているが、おすすめは11種類の魚介が乗った「おまかせ丼」(3,080円)。プリプリのエビをはじめ、マグロやサーモン、ホタテ、イクラ、ウニなど、さまざまな魚介を少しずつ味わえるのがうれしい。

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オーナーの吾妻明がこの店を始めたのは、カレーが大好きだからという、とてもシンプルな理由だ。

同店の人気メニューは「まぐろカツカレー」(1,350)で、肉厚のマグロにパン粉をつけて揚げ、ライスと自慢のカレーソースを添えている。マグロは驚くほど柔らかく、玉ねぎ、ズッキーニ、ジャガイモを使ったカレーソースは、甘みとスパイス、辛さのバランスが絶妙だ。

ほかにも、「上々豚カレー」(980)などがある。カレーには、キャベツ、福神漬け、自家製梅干しなど、さまざまな種類のピクルスなどをトッピングできる。

インテリアは、吾妻いわく「DIYスタイル」。チップボードの壁、ひっくり返したミキシングボウルの照明カバーなど、カジュアルで楽しい店だ。

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築地場外市場にあるこの店では、出来たてのフィッシュバーガーが食べられる。オーナシェフの高崎政文は、ニューヨークで食べたハンバーガーから着想を得て、日本とアメリカが融合する味を生み出した。

バンズは、天然酵母で作られた特注のものを秋田から取り寄せ。トマトとタルタルソースは自家製だ。おすすめは、カリッと揚げたタラのフライとキャベツ、とろけるチーズを挟んだ、定番の「鱈(タラ)フライバーガー」(650円)。

サバの太巻きからアイデアを得た「炙り〆鯖(サバ)バーガー」(850円)には、卵子焼き、シソの葉、シャキシャキのキュウリがトッピングされている。

バーガーとセットでフライドポテトを注文すると、カツオ塩など、自家製調味料で楽しめる。

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築地場外市場の奥まった場所にあるそば屋。オーソドックスな「かけ」や「ざる」から「冷やし鴨南蛮蕎麦」(1,450円)、「牡蠣カレー蕎麦」(1,800円)などバラエティー豊かなそばが楽しめる。

人気の「海老穴子蕎麦」(1,950円)は毎朝市場から仕入れる新鮮なアナゴとエビの天ぷらが豪快に盛られた、築地ならではの逸品。

夜は地酒やつまみのメニューが多彩で、知る人ぞ知る築地の穴場居酒屋でもある。

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  • 価格 2/4

老舗てんぷら屋。千葉県の契約農家から仕入れる有機野菜と築地から毎朝仕入れる鮮魚を使い、ごま油を使って揚げる江戸前てんぷらが有名だ。

ランチの天丼は1,500円からだが、おすすめは特選天丼(2,000円)。天ぷらは揚げたてをご飯にそのまま乗せ、上から甘めのたれをさっとかけているので、さくっとした食感が残る。程よく火の通った大ぶりなホタテのぷりっとした食感とのコントラストが素晴らしい。

ランチどきには長蛇の列ができるので、11時までに来店するといいだろう。

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手頃な価格で新鮮な魚介が楽しめることやカジュアルな雰囲気が、地元の人や観光客に人気だ。2階建てで広々とした店内には自然光が降り注ぎ、心地良い。カウンターに座ると、ケースに並んだ艶やかな魚介類や、板前の巧みな包丁さばき、銅製のわさびおろし器など、寿司屋ならではの見どころが楽しめる。

寿司は1貫から頼むことができ、刺身は1,400円から3,300円程度。寿司11貫の「おまかせ」(3,850円から)もおすすめだ。魚介類はどれも新鮮で自然な甘みがあり、何を食べてもおいしい。

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築地の小さな一角にある「酒美土場」は、東京でも有数のワインと日本酒のスタンディングバーだ。常時、ボトルで約250のナチュラルワインと15が用意されている。日本の地酒と国際的な銘柄の組み合わせにも期待できるだろう。

日本酒に慣れていない人には、異なる日本酒3杯を飲み比べるセットをおすすめしたい。涼しい季節には、燗酒も用意。チーズの粕漬けや豆腐の味噌漬け、飛騨高山産のカブの漬物など、オーガニックなつまみが揃う。

銀座でのディナー前に、食前酒を飲みに立ち寄ってみるのもいいだろう。

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  • 築地

喫茶店といえば、レトロな魅力が詰まった純喫茶をイメージするかもしれないが、「喫茶マコ」は普通の喫茶店ではない。築地ならではの海鮮雑煮が看板メニューで、アルコールも飲めるのだ。

「海鮮雑煮」には、香ばしく澄んだスープに餅、マダイ、ハマグリ、ホタテ、ズワイガニなどが入っている。軽く食べるなら、「卵サンド」がおすすめだ。

店は路地を入り、階段を1段上がったところにある。緋色のガラス戸が目印だ。60年代の茶色を基調としたレース張りの椅子に座り、古いソウルやジャズのレコードの甘い音に耳を傾けてみてほしい。 

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日本人はもとより、海外からの観光客にも圧倒的な人気を誇る築地市場。市場が豊洲へ移転されたが、場外市場は築地に残り、まだまだにぎわいがある。ただし「築地魚河岸」としてリニューアルが決まっているので、現在の景色が見られるのは残りわずか。まだ訪れたことがないという人も、この機会に足を運んでみてほしい。名店でしっかり朝食をとるのも良いが、チープイートをつまみながら散策するのも楽しいもの。ここでは食べ歩きにぴったりなメニューを紹介する。

夜の築地ガイド
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市場は豊洲に移転しても、独特な雰囲気のある築地はいつまでも魅力的な場所だ。市場があったころは、築地といえば朝のイメージだったが、今は美味い料理や酒をゆったり、そして、リーズナブルに味わえる夜が熱い。ここでは、夜の築地でぜひ足を運んで欲しいヴェニューを6軒厳選して紹介。あのころとはまた一味違った築地を楽しんでほしい。

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