きらめく星座
画像提供:こまつ座/撮影:山本聡子 | 2025年8月博多座舞台写真/平埜生成
画像提供:こまつ座/撮影:山本聡子

東京、9月に行くべき舞台5選

歌舞伎通し狂言からコーラスライン、劇団「こまつ座」の名作、森田剛主演のドイツ戯曲まで

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テキスト:高橋彩子

まだまだ残暑の厳しい9月。涼しい劇場で熱いステージを楽しんでみてはいかが。

歌舞伎座では三大名作「菅原伝授手習鑑」を通し上演。さらに森田剛主演の「ヴォイツェック」や、名作ミュージカル「コーラスライン」、劇団「こまつ座」による珠玉の名作『きらめく星座』の再演、劇作家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が「ドン・キホーテ」を扱う新作など、時代もジャンルも超えた舞台が目白押しだ。ぜひチェックしてほしい。

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インタビュー:森田剛 パルコ・プロデュース 2025 「ヴォイツェック」

Contributor

舞台芸術ライター。現代劇、伝統芸能、バレエ・ダンス、 ミュージカル、オペラなどを中心に取材し、「SPICE」「AERA」「The Japan Times」や、各種公演パンフレットなどに執筆。第10回日本ダンス評論賞第一席。年間観劇数は250本以上。現在、ウェブマガジン「ONTOMO」で聴覚面から舞台を紹介する「耳から“観る”舞台」、エンタメ特化型情報メディア「SPICE」で「もっと文楽!〜文楽技芸員インタビュー〜」を連載中。

東京で芸術の秋を満喫する……

  • 演劇&パフォーマンス

酷暑もようやく陰りを見せ、2025年も徐々に秋の足音が近づいてきた。秋といえば読書の秋、食欲の秋、そして漫画原作舞台の秋……。「そんなの初耳だよ!」「聞いてないよ!」とにわかにダチョウ倶楽部と化す人もあろうが、とにかくそうなのである。秋こそ、2.5次元舞台を観るべき季節なのだ。

2003年、2.5次元舞台の先駆である『ミュージカル テニスの王子様』がスタートして以降、この日本独自のエンターテインメントは進化を遂げ、2023年には年間289万人を動員するビッグコンテンツに成長した。いまや2.5次元舞台は、漫画原作の実写映画と並び、あらゆる意味合いにおいて大衆の耳目を集めるカルチャーのひとつであろう。

今秋は『サイボーグ009』といったクラシックから、『チ。―地球の運動について―』など近年の大ヒット作まで、話題作がめじろおし。その中からおすすめの6作を紹介する。

  • ダンス

舞台全域を支配する非凡な表現力と存在感を持つダンサーや、圧巻のダイナミズムで瞬きできないほど忘我の境地にさせる群舞。その時間だけしか起こらない、ステージのみの世界を目撃するダンス公演は、身体を使った表現活動が生命力に満ち、特有の魅力がある。

本記事では、この2025年9月から11月にかけて、国際的にセンセーションを巻き起こし続けるダンスカンパニーの来日公演を紹介。卓越した身体能力と奇想天外な世界観で描き出すピーピング・トムや、革新的な表現で世界に衝撃を与え続けるNDT2、ピナ・バウシュの最晩年作品の日本初上演など、見逃せないものばかりをピックアップした。

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  • アート

東京のアートは、この9月も静かに熱い。

「国立新美術館」では、19892010年の日本で生まれた美術表現にフォーカスした展覧会が開催。時代を揺らした空気感、美術表現のうねりを再構築するようなラインアップに注目したい。一方、アール・デコ100周年を祝う「ヴァン クリーフ&アーペル」の展示では、ハイジュエリーが織りなす、優雅で挑戦的な世界に魅了されるだろう。「観る」を超えて、アートと交差する9月が始まる。

  • 映画

2025年9月に公開されるリバイバル上映は、映画館の大スクリーンに映えるものばかりが揃った。松田優作のカッコよさを骨身に味わう『蘇る金狼』、多幸感に満ちた映像感覚の『アメリ』、1960年代ミュージカル映画の革命的傑作『シェルブールの雨傘』、「ザ・80年代」なローテク特撮が楽しい『ターミネーター』など、目にも耳にも楽しい名作がめじろ押しなのである。

夏の終わりを惜しみながら、ヤバい映画でハイになろう。ぜひ解説を参考に、映画館へ繰り出してほしい。

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  • アート

2025年9〜10月にかけて、人気アニメや有名漫画の展覧会が多数開催される。野球を題材にした漫画『ダイヤのA』の原画展や、日本を代表する作品『クレヨンしんちゃん』の記念展など、注目のイベントが続く。

緻密で繊細な原画を楽しんだり、制作秘話をのぞいたり、空想の世界を自由に楽しもう。濃密なアニメ展示を体感してみては。

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