世界中に熱狂的なファンを持つベルギーのダンスカンパニー、ピーピング・トムが2年半ぶりに来日。洋上の客室で、男女が織り成す不吉な一夜を、卓越した身体能力と奇想天外な世界観で描き出す話題作『トリプティック』をを「世田谷パブリックシアター」で上演する。
人智(じんち)を超えたムーブメントと独創的なスタイルで、数々の衝撃作を生み出す同カンパニー。ダンサー・俳優・オペラ歌手ら、国籍も世代も多様なアーティストたちによる驚愕(きょうがく)のパフォーマンスは、伝説の舞台としてダンス史に名を刻む。
不穏に閉ざされた客船を舞台にし、過去へと追い詰められる男たちと、狂気にとりつかれた女たちが繰り広げる『トリプティック』。ダンサーたちによる目を奪われるようなステージは、ダンスや演劇といった枠を超えて、スリリングな感動を呼び覚ます。各パートをつなぐ大がかりな舞台転換も、見どころの一つだ。
究極にスキャンダラスなダンスエンターテインメントを、見逃さないように。