東京、奇妙なレストラン13選

ロボット、トカゲ、宇宙船。外国人記者が体験した一風変わった東京の味
ゴッド バー by スナックうつぼかずら
作成者: Ili Saarinen および Time Out Tokyo Editors |
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、奇妙なレストラン

無数のレストランが存在する都市、東京。世界と比較しても多くのミシュランスターを有し、外食時にマズい食事に遭遇する確率は低い。ほとんどの店は品質、そつのないサービス、新鮮な季節の食材で張り合っているが、東京にあるいくつかのレストランは、そこから大分逸れた異なる路線を進んでいる。好奇心とクレイジーの路線である。正直な所、街中をしらみつぶしに調査をしたわけではなが、一風変わったフードやドリンク、サービスを提供するレストランを厳選して10軒を紹介しよう。

レストラン, 日本料理

セルフ焼き鳥って何?

icon-location-pin 石神井

スマイリー城

石神井公園駅から徒歩5分、住宅街のなかにあるセルフ焼き鳥屋。 各テーブルに焼き台が設置されており、席に着くと備長炭が用意され、自分で 串 を焼くことができる。塩かタレなど、味付けも自分好みに調節して焼けるのもうれしい。最初は戸惑うかもしれないが、友人や家族と試行錯誤しながら挑戦するのもまた一つの楽しみだろう。 豚肉のメニューは脂が多く弾いて危ないので、店の焼き場で大将が焼いてくれることになっている。 大将と若大将は地元の野球チームの会長、コーチを務めることから、野球の写真、賞状、選手のサインなどが店中に飾られている。野球ファンならグッとくるポイントなのではないだろうか。 地元の人から愛される温かい店で、自分で焼き鳥を焼いてみよう。

レストラン

ベテラン「駅長」がいる店

icon-location-pin 祐天寺

ナイアガラ
東京の鉄道オタク達は、大いに恵まれている。銀座や渋谷で、テーブルの周りを疾走するミニチュア列車を眺めながらカクテルを嗜(たしな)むことができるバーだけでなく、本物の電車のシート、独特な記念品の山、常に車掌帽をかぶっているベテラン駅長がいる本格的な鉄道レストランで、日本式カレーライスを楽しむこともできるのだ。

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バー

神社エールで乾杯しとく

icon-location-pin 渋谷

ゴッド バー by スナックうつぼかずら
渋谷には、神をテーマにしたバーがある。驚くべきは、ゴッド バー(GOD BAR)という名にふさわしい、この内装だ。キラキラと光る仏像や狐の面など、世界各地から集めた「神グッズ」がいたるところに飾られた店内は、異様な雰囲気が漂う。まさに、聖域と呼ぶべき空間だ。 ドリンクメニューも、『神(ジン)トニック』や『明治神宮 御神酒(金婚正宗)』『神社(ジンジャー)エール』など、この場にふさわしいものばかり。夜はバーとして営業。昼は魯肉飯(ルーローハン)専門店として、渋谷の人気カレー店、ケニックカレーの『魯肉飯』を提供している。

バー

奇妙なレストランの最高峰

icon-location-pin 新橋

ちょっと笑える東京の姿を見たいなら、ここがおすすめ。店主マークの狂気じみた行動ですっかり有名になってしまった加賀屋。ドリンクメニューには飲み物と国の名前が書かれている。ひとつ選べば、マークは奥へと消え、注文にふさわしいコスチュームを着て再び登場する。動くグラスや音の出るグラスに注がれた飲み物が運ばれてくると、突如としてテーブルサッカーやジェンガなどのゲームが始まる。客も望めばカエルや大きな熊などに扮することが可能。マークによる日本の家庭料理も堪能でき、会計システムは彼がパントマイムで説明してくれる。小さい店なので、予約をした方がいいだろう。

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レストラン, 中華料理

ここはもはや「上海」なのか?

icon-location-pin 新宿

シャンハイシャオツー
歌舞伎町の怪しげな路地にある、中華料理店シャンハイシャオツー(上海小吃 )。メニューを開けば、迷ってしまうこと間違いない。多種多様な上海料理や謎の料理が何ページにもわたり書かれているのだ。揚げパン付きのハマグリの甘辛炒めから、クモやサソリのフライだってある。一品ずつボリュームがあるので、グループで行くのがおすすめ。歌舞伎町にいることをすっかり忘れて、上海のローカルレストランにトリップしたような気分になることは保証する。

タイムアウトレビュー
レストラン

東京で最も前衛的なハンバーガー

icon-location-pin 堀切

立石バーガー
実際にはレストランではないが、取り立てて特徴のない、葛飾区の住宅街にあるこの珍しい店。店の外壁には、DIYのような見た目の自動販売機が2つ備えられている。ここは小さなサンドイッチショップだ。コインを入れ、プラスチックのハッチにハンバーガーが現れるまで待ってほしい(小さいがそれなりに美味い)。すべて人間が手作りしているため、ハンバーガーが直ちに出てこなくてもイライラしないこと。

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レストラン

東京都民は一度は行くべき

icon-location-pin 新宿

ロボットレストラン
レストランと言う名前はやや誤解を招くかもしれないが、食事をする為に歌舞伎町のワンダーランドを訪れる人はいない(提供される料理はコンビニスタイルの弁当だ)。しかし、ディスコダンスをするサイボーグ、ビキニ姿のセクシーな女性とのバトルや金色のトイレに夢中になったのなら、ここは正に、あなたの為に用意された場所であろう。総工費に100億円の費用をかけたと主張しているロボットレストランは、東京都民なら、一度は行くべき場所である。

Wanida 2
Photo: Kisa Toyoshima
バー

入店は、鋭いバウンサーから許可をもらう

icon-location-pin 赤羽

ワニダ2
名物店主のワニダが経営するタイ料理バー。赤羽では11年、OK横丁に場所を移してからは3年目のバーだ。客と取っ組み合いになったりと、強烈なキャラの店主に一目会いたいと多くの客が訪れている。しかし、店には鍵がかかっており、鋭いバウンサーでもあるワニダに認められなければ、いくら席に余裕があったとしても入店できない。常連客によると、「小窓から覗くワニダの目をそらさないことがコツ」だ。フード類はつまみ程度だが、どれも本格的で美味い。

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レストラン

猛者の溜まり場

icon-location-pin 新宿

朝起
網焼きのトカゲや牛の心臓、生の豚の睾丸など、愉快な料理の数々を尻込みしないで食べることができる。そして、その猛者ぶりを証明したいという人がいれば、新宿の思い出横丁にある、小さくて薄汚い呑み屋に行くといい。常連客や遠方からの客も多いこの店のメニューは、「スタミナフード」と呼ばれている。これは確かに、怪しげな性欲増強剤をオンライン注文することも勝る。

 

レストラン

支離滅裂なネーミングの名物料理

icon-location-pin 吉祥寺

吉祥寺 遊麗
遊麗(ゆうれい)という店名の通り、幽霊をテーマにした居酒屋。天井からは蜘蛛が落ち、白煙が噴き出すおどろおどろしい店内。『燃えるスペアリブ』や『血の池地獄』、支離滅裂なネーミングの名物料理。そして幽霊に扮したウェイトレス。カップルシートや個室もあるので、気になる場合は事前に連絡を。また、お笑いやトークライブが開催されることもある。  

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レストラン, 寿司

宇宙船で食べる寿司

icon-location-pin 渋谷

魚べい
ベルトコンベアから出てくるスタンダードな寿司に、飽き飽きしている人におすすめ。近未来的な回転寿司店では注文された品が、よく消毒された宇宙船のような高速な滑り台で運ばれる。すべてのネタは108円だが、値段に見合ったクオリティである。東京初心者にとって楽しめる場所として、推薦したい。

バー

ダーツじゃなくてガンバー

icon-location-pin 吉祥寺

シューティングバー エアー(Shooting Bar EA)
銃器とアルコールの組み合わせは、必然的に良い結果をもたらすことは誰もが知っている。吉祥寺の溜まり場にいる陽気な人々は、この永遠の真理を十分にいかしていた。ここで、『007』のワルサーPPKから有名なAK-47までの武器(弾はBB弾を使用、何を期待していただろうか?)を撃ちつくして、日頃のモヤモヤを発散するというわけだ。銃にインスパイアされたドリンクメニューに、『コルト・ガバメント』や『デザートウォーリア』などがある。

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レストラン

結論、メニューから直接注文した方が楽

icon-location-pin 新宿

釣船茶屋ざうお
口にする魚が新鮮か否か、その真意を知りたいと思うだろうか?そう思うなら、店内で自ら魚を捕らえ、調理してもらい、ボートの形をした座席で食べればいい。やや宣伝のように聞こえるかもしれないが、この店は東京に5つの支店を持つ、優れたシーフードレストランである。釣りは案外難しく、釣ったものはすべて料金を支払わなければならないので、メニューから直接注文した方が楽かもしれない。

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レストラン

東京、ベストレストラン100

チープイートから高級飲食店まで広い価格帯で、世界各国の料理を含め莫大な種類の料理が不自由なく楽しめる。どの店に入ってもたいてい食べられないほどに不味いものには出会わない。最近ではミシュランのガイドブックの星の数は東京が世界最多、と話題にもなるように、東京は食の天国として胸を張れる都市のひとつだろう。タイムアウト東京は知る人ぞ知る、隠れ家的名店から、昔から地元の人々の空腹を満たしてきた大衆食堂まで、カテゴリーや価格も幅広くカバーし、今の東京を表すにおいて外せない100軒の店を選出した。食事の時間ほど、多くの人を幸せにできるものはない。ぜひこのリストを活用し、シチュエーションに応じた最適な1軒で、楽しい食事の時間を過ごしてほしい。 レビュー:Matthew Lee, Sarah Crago, Dana Macalanda, Carol Akiyama, Yasuhisa Shimbo, Mikako Mochizuki and Mayumi Koyama写真: Keisuke Tanigawa, Kisa Toyoshima, Yasuhisa Shimbo, Manabu Morooka, Yuki Nakamura and Kenichi Inagaki翻訳:Momoko Asai and Rumi Koyama

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