東京、ハラルレストラン10選

寿司、ラーメン、焼肉など。東京流のハラルフードに出会う
The top 10 halal restaurants in Tokyo
作成者: Kirsty Bouwers |
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願いは聞き届けられた:ハラルメニューを提供する日本食レストランが増え、ハラルが東京で浸透しつつある。輸入食品に頼らずとも、ラーメンや焼肉、御膳など、日本食のハラルフードを楽しめる時代が到来したのだ。オリンピックに向けて、世界中からやってくる多種多様な人々のニーズに応えるべく、この都市は成長しつつある。ここでは、ハラル認証を受けた素材を使ったメニューを提供しているレストランをリストアップした。海外からムスリムの友人を迎える時、はたまたハラル文化を学びたいという時、ぜひ役立ててほしい。リクエストに応じてアルコールを提供する店もあるが、あるオーナーいわく、この国では酒なしでレストランを経営するのは難しいのだそうだ。

1
レストラン, 日本料理

江戸料理 西麻布ひで

icon-location-pin 西麻布

江戸時代にタイムスリップしたかのような、洗練を極めた情緒溢れるレストラン。ここは同時に、新設の日本エミレーツハラルセンターから最初にハラルの認定を受けた店でもある。

コースは『しゃぶすき』、『季節のおばんざい』、『朝獲れ魚のおつくり』、『天ぷら』を含む8品からなる『しゃぶすきコース』と、土鍋で炊いた日本でも最高ランクの『コシヒカリ』 が食べられる『粋酔(いきよい)コース』の2つから選ぶことができる。筆者は後者を選んだが、見た目も味も素晴らしく、胃袋もすっかり満たされた。

ひででの食事は決して安いとは言えないが(ディナーは8000円〜)、心に残る食体験ができると断言しよう。もしムスリムの知り合いや友だちを豪華なレストランに連れて行きたいなら、有力な候補になるだろう。 ※要予約

2
レストラン, 中華料理

東京穆斯林飯店(トーキョームスリムハンテン)

icon-location-pin 錦糸町

チキンコルマがイギリス料理と化しているのと同様に、中華料理も日本風になっているという現状を思えば、この店名から想像するのはごく普通の中華料理店だろう。しかし、ここ東京穆斯林飯店(トーキョームスリムハンテン)では、工夫を凝らした中華料理を味わうことができる。メニューはすべて、ハラルに対応している。豚肉がたっぷり混ざったひき肉を使用する一般的な中華料理店とは異なり、ハラル認証された牛ひき肉のみを使った『麻婆豆腐』は絶品だ。

クミンと唐辛子をたっぷり効かせた『ラム肉串』(日本人の口にはやや辛すぎるかもしれないが、それでも現地の道端で売られている激辛のラム肉串よりは辛さは抑えられている)と、『羊肉の水餃子』はぜひ試してみてほしい。まるで中国の新疆ウイグル自治区のカシュガルか陝西省(せんせいしょう)の西安にいるような気分になるはずだ。筆者と一緒に同店を訪問した、豚肉を食べず中華料理が苦手だったはずの友人は、「これが中華料理だというなら、これまでの認識を改めたい」と絶賛していた。

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3
レストラン

炭やき屋 西麻布

icon-location-pin 西麻布

肉汁が滴る韓国風のハラル焼肉を味わえる人気店が、約1ヶ月の改装期間を経て、2017年3月にリニューアルオープン。ハラル和牛(同店で提供される牛はすべて和牛)と付け合わせをアラカルトで注文しても良いが、コースを注文する方が断然得だ。

『炭やき屋コース(4,000円)』では、『牛の焼肉盛り合わせ3種』、大盛りの『グリーンサラダ』、小皿に盛られた『自家製キムチ』と『もやしナムル』、『野菜チヂミ』、『石焼きビビンバ』、『コロッケ』、そして焼肉を包む野菜などが、西麻布というエリアにしてはかなり手ごろな価格で味わえる。ツアー客に人気の同店だが、店内には25席ほどしかないので、事前予約することを勧めたい。

4
honolu ebisu
レストラン, ラーメン

帆のる 恵比寿

icon-location-pin 恵比寿

恵比寿駅から直結の動く歩道を通り、線路を超えて右手の坂を下ると、目的の帆のる恵比寿店に到着する。連日観光客で賑わう同店は、大阪発のハラル対応のラーメン屋だ。筆者が注文した『パクチー麺』は、一見すると大量の緑の葉と花型に切り抜かれたニンジン一切れが丼ぶりいっぱいに盛られているだけ。しかし、森のようなパクチーの下にはスープ、麺、そしてトッピングが隠れていた。あっさりした鶏白湯スープにパクチーの風味が加わり、かすかに東南アジアの雰囲気が漂う。ラーメンというよりもフォーに近いと感じた。

また、サイドメニューの鶏肉と豆腐でできた日光軒の『ハラル餃子』の注文は忘れずに。ムスリムであろうがなかろうが、少し変わったラーメンを楽しむためだけでも訪れる価値のある店だ。

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5
レストラン, 鍋料理

花咲かじいさん

icon-location-pin 渋谷

ハラル和牛、そんな夢のような食材が実在する。渋谷にある花咲かじいさんは、ハラル和牛をしゃぶしゃぶで提供しているダイニングバー。肉は宮崎県にある国内有数のハラル認証を受けた精肉業者から仕入れている。『ハラルしゃぶしゃぶコース』は2種類あり、しゃぶしゃぶと数種類の料理(天ぷら、シーフードサラダ、焼き魚など)を組み合わせた『御膳セット』と、しゃぶしゃぶのみのコースから選べる。味は絶品で(よほど加熱しすぎない限りしゃぶしゃぶを失敗することはまずないが)、量も申し分ない。アルコール類は取り扱っておらず、非ハラルの食品は一切ない。ハラル認証された牛肉のしゃぶしゃぶ、あるいは贅沢な和牛ディナーを楽しみたいときには、同店を選べば間違いないだろう。

6
レストラン, カフェ・喫茶店

SEKAI CAFE ーOshiage 押上ー

icon-location-pin 押上

2014年に浅草にオープンして以来、旅行者が集まるSEKAI CAFEが、いまや浅草に並ぶほどの観光地となった押上にもオープン。浅草店と同様に、ベジタリアンとムスリム向けのカフェになっている押上店では、『大豆ミートの唐揚げ』、カレー、ビーガン向けのデザートといったカフェメニューを提供している。ハラル対応の食品を100パーセント使用しており、さらに肉を使用しないメニューも充実。肉好きを豪語する筆者だが、同店が提供する大豆ミートやカレーは、味も見た目もそれまで出会ったどのベジタリアン向けのものよりも本物の肉に近かった。アレルギーがある人も、すべてのメニューに品質表示があるので安心だ。さらに、MSG(グルタミン酸ナトリウム)、人工添加物、トランス脂肪酸、遺伝子組み換え食品は一切使用していない。ランチセットが1,000円前後で食べられ、英語が堪能なスタッフが常駐しており、無料のWi-Fi環境も整っている。東京スカイツリーのすぐ近くという立地も手伝い、海外から来たムスリムの友人を最初に連れていくにはもってこいの店だろう。

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7
レストラン, ラーメン

新宿御苑らーめん桜花

icon-location-pin 新宿二丁目

ムスリムが食べられる日本食やハラル料理を見つけられずに東京をさまよう時代も徐々に終わりを迎えつつある。ムスリムのオーナーとスタッフが営むこのラーメン店のメニューはいたってシンプルだ。『ハラルラーメン』、『ハラルスパイシーラーメン』、『ビーガンラーメン』を提供している。サイズは小盛から特盛まであり、トッピングも選ぶことができる。並盛のラーメンで1,100円というのは、空腹時には物足りないかもしれないし、安いわけでもないが、お茶漬け用の白米と日本茶が付いてくるので、ご愛嬌ということにしよう。

筆者は『スパイシーラーメン』と『ラーメン』を注文したが、いずれもグリルチキン、ヤングコーン、卵が添えられていた(食券機の『グリルチキン』は追加でトッピングしたい人向けなので注意したい)。『スパイシーラーメン』はピリ辛で(激辛が好きな人は唐辛子を追加したくなるかもしれない)、『ラーメン』にはユズを利かせたエスプーマが乗ることで柑橘系の風味が加わる。どちらもタイの出汁をベースにしたスープと、細麺を使ってあっさりと仕上がっており、夏の暑い日でも食べやすいはずだ。

8
レストラン, 日本料理

牛門

icon-location-pin 渋谷

渋谷駅から歩いて10分ほど、明治通りの裏通りにある小さな焼肉屋。極上の牛肉を自分で焼いて食べられるのはもちろんだが、同店が普通の焼肉店と異なるのは、マレーシアハラルコーポレーションの認証を取得したハラルコースが用意されている点だ。コースメニューの料金は3,000円、3,500円、4,000円の3つ。どのコースにも、牛肉、サラダ、白米、ドリンクが含まれている。店自慢の3種類の牛肉が食べられる4,000円のコースがベストな選択肢だろうが、鶏肉にこだわるなら、3,000円台のコースを勧めたい。よほどの大食漢ならおかわりを注文することも可能だが、どのコースもボリュームは十分なので、急いで食べない限りその心配は無用だろう。店内はくつろげるが、煙が立ち込めていて、やや騒がしい。現在東京にあるハラル対応のレストランのなかでも、牛門は最も日本の焼肉屋らしい体験ができる店と言っても過言ではないだろう。地元客にも観光客にも人気の店なので、席を確保したければ、予約はマストだろう。

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9
レストラン, 日本料理

京都嵐山 良彌

icon-location-pin 新宿

新宿駅構内にある料理店。ハラル認証を受けた京都嵐山の良彌(よしや)の姉妹店で、幅広い種類の『京風御膳』と、3種類の『ハラル御膳』を振る舞う。『ハラル御膳』は普通の御前と比べても見劣りするようなことは決してなく、ハラル認証を和食の世界に導入するという目的を理想の形で果たしていると言えるだろう。御膳以外で筆者が特に気になったのは、コロッケだ。『魔法のコロッケ』と『豆腐コロッケ』の2種類があり、両方とも柔らかく風味豊かな一品だが、前者には肉が一切使われていないことには驚かされた。同メニューは、肉やアルコールを使わない京風野菜料理からヒントを得て開発されたという。 ひとつ注意してほしいのは、『豆腐コロッケ』は名前から受ける印象とはうらはらに鶏肉が使われており、ベジタリアン向けではない。コロッケは、弁当風の御膳として、または御膳とは別のサイドディッシュとして注文することができる。

10
レストラン, 寿司

浅草 すし賢

icon-location-pin 浅草

もしハラル公認の寿司屋を見つけたら、驚かないわけがない。なぜなら、ハラルは原則酒の摂取が禁止されているため、酒が原料となる酢を用いる寿司は、食べられないはずだからだ。筆者はハラル対応の寿司屋が浅草にあると聞き、即座に足を運んだわけだが、何も知らないムスリムでない知人を誘ったら、「なんでどこでも食べられる寿司をわざわざ浅草で?」という反応が返ってきた。しかし、もし酢の使用も認められないほど、あなたの信仰が厚いなら、すし賢以上にふさわしい店はないだろう。シャリの部分に酢を使わず、ウナギやアナゴに使われるもみりんもちろん入っていない。ただ、もし酢くらいなら気にしないということなら、特集記事『東京、鮨10選』をぜひチェックしてほしい。

東京で最高のレストランを探すなら…

レストラン

東京、ベストレストラン100

チープイートから高級飲食店まで広い価格帯で、世界各国の料理を含め莫大な種類の料理が不自由なく楽しめ、どの店に入ってもたいてい食べられないほどに不味いものには出会わない。最近ではミシュランのガイドブックの星の数は東京が世界最多、と話題にもなるように、東京は食の天国として胸を張れる都市のひとつだろう。タイムアウト東京は知る人ぞ知る、隠れ家的名店から、前から地元の人々の空腹を満たしてきた大衆食堂など、カテゴリーや価格も幅広くカバーし、今の東京を表すのに外せない100軒の店を選出した。食事の時間ほど、多くの人を幸せにできるものはない。ぜひこのリストを活用し、シチュエーションに応じた最適な一軒で、楽しい食事の時間を過ごしてほしい。 

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