Keisuke Tanigawa
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グランスタ東京でしかできない10のこと

8月3日開業、最大規模となる東京駅の新たなエキナカ商業施設

テキスト:
Shiori Kotaki
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2020年8月3日(月)、既存の東京駅エキナカ商業施設グランスタにある93店(うち6店舗は先行開業)と合わせ、合計153店舗を擁する巨大な商業エリア、グランスタ東京が誕生する。約1万1300平方メートルに及ぶグランスタ東京は、JR東日本最大規模となるエキナカ商業施設だ。今回、東京駅北通路周辺整備によって作られたスペースに新たに出店するのは60のヴェニュー。ここでは、ユニークなレストランや、手土産を手に入れるのにぴったりなショップなど、8月3日に新たに登場する店舗のなかから、ぜひ訪ねてほしい10軒を厳選して紹介する。

1. 真っ白な萩の月に出合う。

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菓匠三全 グランスタ東京店は、仙台銘菓『萩の月』でおなじみの菓匠三全がオープンさせた、東京初となる常設店舗。同店で販売される『萩の調 煌 ホワイト』は、白い黄身が特徴のホワイトエッグで作られた真っ白な菓子。濃縮された牛乳が入っており、『萩の月』よりもしっかりとしたミルク感を感じられるのが特徴だ。『萩の調 煌 ホワイト』はオンラインでも販売されておらず、まさにここでしか出合えない味。東京駅へ行った際は必ず手に入れたい。

2. 最強コラボで乾杯する。

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東京ギョーザスタンド ウーロンは、フレンチや中華など、さまざまな分野のミシュランシェフと中国の点心師がメニュー開発した餃子(ぎょうざ)を楽しめる一軒。伸ばしたての皮で包むのは、スペイン産イベリコ豚のバラと、国産の豚肩ロースを用いたあん。あんに使う肉は、業者では対応できないサイズまで店内で細かくひき、餃子は肉汁をしっかり閉じ込められるよう包みたてを焼いて提供するこだわりぶりだ。

ネギソースや刻み大葉、そしてトウガラシ、サンショウ、ゴマ、ユズ皮で作った粉ラー油などのトッピングと味わうのが、同店流の餃子の楽しみ方。ドリンクは、餃子との相性が抜群な中国福建省のウーロン茶葉を使って醸造したオリジナルクラフトビール『ウーロンエール』をチョイスするのがいい。

3. 旅気分で味わう。

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ステーション レストラン ザ セントラルは、「鉄道」をテーマにしたレストラン。店内には再現した食堂車両も配置されており、旅気分で食事をすることができる。メニューは、豪華列車の先駆者としても知られる北斗星号や、最後の寝台特急であるカシオペア号でフランス料理を担当した食堂長が監修。厳選した国産牛ロースを自慢のデミグラスソースと合わせた『食堂長自慢のスペシャルハヤシライス』はぜひ味わってほしい。

4. カタカナを身につける。

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ビニールは、新進気鋭アーティストが手がけたグッズや、アップサイクルブランド『NEWSED』のアイテムなどを販売する美術雑貨店。店内には、オリジナルのソフビフィギュアを展示販売する『VINYLS Exhibition』コーナーがあるほか、月に一度展示が入れ替わる『VINYL GALLERY』も併設されている。

写真は、『NEWSED』のアクリルタブプレート。数字やアルファベットが入ったものは見かけたことがある人もいるかもしれないが、カタカナバージョンは同店限定だ(今後、ほかでも販売される可能性あり)。そのほか、代田橋近くにあるフィナンシェ専門店『バターマスター』とコラボレーションした数量限定の『フィナンシェアソートセット』も見逃せない。

5. 手土産は胸キュンなお菓子にする。

Keisuke Tanigawa
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薫るバター サブリナは、菓子やパッケージのかわいらしさから行列の絶えない洋菓子店、オードリーを手がけた会社の新ブランド。フランス全国農業コンクール金賞のバターを使った菓子を販売する。いちおしは、ホワイトチョコレートと香ばしいアーモンドがアクセントの花の形をしたパイ菓子『サブリナ』。白と青を基調としたパッケージももちろん胸キュンなデザインなので、同店も行列必須になりそうだ。

6. 新鮮な本マグロにとろける。

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日本全国の新鮮な鮮魚を手軽に味わうなら回転寿司 羽田市場で決まり。ここでは飛行機、新幹線、バスを駆使して、青森県の西津軽郡や宮城県の石巻、千葉県の館山といった日本全国の漁港から仕入れたその日一番の鮮魚を寿司で提供している。シャリには甘くまろやかに調合した赤酢を使っているのも特徴。『本日のおすすめ』や『期間限定フェア』として紹介されているネタは、忘れずにチェックしたい。

7. キャッシュレスで回す。

Keisuke Tanigawa
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トウメイは、アクリル樹脂を使ったアイテムを販売するショップ。透明のアクリル樹脂に本物の植物が閉じ込められているような『押花シリーズ』や、クリア素材に金箔(きんぱく)が映える『箔シリーズ』など、それぞれのシリーズの中で美しい箸置きやコースターなどを展開している。

店頭には、アクリル樹脂で作られた動物や関取などのフィギュアが出てくるガチャガチャも設置。現金ではなく、交通系のICカードでのみ回せるので、回し過ぎには要注意だ。

8. 毎月違った麻を着る。

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中川政七商店 分店 服は、中川政七商店初となるアパレルに特化した店舗。同店でフォーカスを当てるのは「麻」。麻というと夏のイメージが強いが、夏は涼しく、冬は暖かく、実は一年を通して楽しめる素材なのだ。

同店では、毎月違った麻を使った洋服を展開。例えば、3月は「麻と和紙」、7月は「手織り麻」など、季節に合わせた麻を使った洋服を提案していくのだ。今後は、コーデュロイやニットと掛け合わせた麻の商品も出していくそう。そのほか、同店限定の『麻のエコバッグ』も見逃さずに。

9. カカオの魅力を再発見する。

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カカオ ハンターズ プラスは、カカオハンターの小方真弓と南米コロンビアのチームが、カカオの調査や栽培指導からチョコレートの製造まで行っている『CACAO HUNTERS』の初となるリアル店舗だ。

ぜひ味わってほしいのは、珍しいフレーバーも並ぶジェラート。好みのものを二つ選べるシステムで、小方おすすめの組み合わせは『アルアコ×カカオニブ』だ。コロンビアの先住民族アルアコ族が、シエラネバダ山脈の山中で育てているカカオ『アルアコ』のジェラートは、牛乳ではなく水で作られているため、口に含んだ瞬間、カカオ本来のフルーティーな香りを存分に楽しめる。

10. ジャパニーズウイスキーは飲み比べる。

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クラフト ジャパニーズ モルト ウイスキー サクラは、国産ウイスキーや逆輸入ウイスキーなどを取り揃えたバー。スタンダードなものから入手困難なものまで、全国23都道府県にある蒸留所から取りそろえたウイスキーがずらりと並ぶ。いずれも、15cc、30cc、45cc、60ccから好みの量を選ぶことができ、飲み方も、ロックやストレート、ウイスキーフロートなどから選ぶことが可能。少しずついろいろなウイスキーを楽しんでみるのもいいだろう。

癒し系トイレ?

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最後に、地下1階のトイレがユニークなので紹介したい。「水景」をコンセプトにしたこのトイレには、洗面台の周りに水を想起させる仕掛けがあるほか、それぞれの個室では日本各地の美しい水辺の風景を楽しめるようになっている。グランスタ東京に行った際にはぜひチェックしてみてほしい。

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