1. くるみの木
    くるみの木(Photo: Harumi Obama)
  2. 京王閣競輪場
    レース画像(イメージ)
  3. 京王閣競輪場
    まくりや(Photo: Harumi Obama)

京王閣競輪場でしかできない6のこと

名物であるモツ煮の食べ比べや、はしご酒などレース以外にも楽しみが満載

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Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト東京 > Things to do >京王閣競輪場でしかできない6のこと

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京王線京王多摩川駅から徒歩3分の場所に、京王閣競輪場はある。1949年に開業した競輪場だが、実は場内にはレースを楽しむ以外にも、初心者ガイダンスコーナー、イベント広場、キッズルームなどがあり、多様な楽しみ方ができる。

京王閣競輪に所属している「ガールズケイリン(GIRL'S KEIRIN)」の選手である高木真備は、「場内は女性にも優しい空間づくりがされています。場内には食べもののお店もたくさんあってちょっとしたお祭りみたいな雰囲気。非日常を味わいたいなと思った時に来ていただけたら」と勧めている。ユニークなフードコートや緑豊かな神社など味わい深い施設が盛りだくさんだ。

そんな京王閣競輪場の知られざる名物であるモツ煮の食べ比べや、はしご酒スポットなど、おすすめのスポットを6つ紹介する。

開場は全国の競輪場でレースがある日のみ。同競技場でレースがある時間帯は入場料(1人50円)がかかるので注意しよう。

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大岡稲荷神社

場内にある神社。四季折々の植物に囲まれたエバーグリーンな、雰囲気のいい場所だ。実は、京王閣競輪場設立前からある社である。入浴施設、玉突場、演芸館、プールなどが備わった総合娯楽施設、京王閣遊園の頃からこの地でひっそりとたたずみ、勝負師たちを見守り続けている。

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まくりや

腹を満たしたいならフードコート内にある、まくりやに行ってみよう。おすすめは『牛すじ煮込み』。実は、まくりやだけでなく、京王閣競輪場にある大抵の食事処では、煮込みがメニューに並んでいる。知る人ぞ知る名物なのだ。なかでも同店のモツ煮は、しょうゆベースだがあっさりとした味わいで、ほろほろに煮込まれた牛すじ肉と絡んで頰がとろけるほどうまい。

飲みやすいあんばいに店主が割って提供してくれる『ホッピーハイ』とセットで飲めば、すっかり落ち着いてしまうだろう。店の前にはモニターがあり、レースを観戦しながら食事を楽しむこともできる。

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くるみの木

競輪場のフードコートとは思えない、本格的な洋食が味わえる食堂。ここでは、ホテルで修行した店主ならではのメニューをリーズナブルな価格で楽しめる。おつまみサイズの『一口ステーキ』など1皿が少ないので、いろいろなメニューを食べてみたい時に最適だ。

洋食メインと思いきや、ここでもメニューの中には『ミックスもつ煮込み』がある。同じフードコート内でもまくりやと違い、濃厚な味わいが特徴。揚げ物は客が注文してから揚げているので、いつでも揚げたてが食べられるのもうれしい。

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中華麺王

同地で創業60年の中華料理店、中華麺王。名物は『野菜タンメン』。あっさりとした優しい味付けで、飽きのこない一品として常連に好かれている。そのままでももちろんいいが、卓上に置いてあるニラ、にんにく、ごま油、ショウガ、しょうゆ、そのほかの隠し味を組み合わせた秘伝の『にら付け合わせ』を加えて、味を変えながら楽しむのが通のたしなみだ。

大きい豆腐が特徴の味の染みたモツ煮込みもあるので、フードコート内の別の店と食べ比べするのもいいだろう。

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きくや

フードコートを抜けた先に一軒の小屋が見えたら、そこが京王閣競輪場創業から続いている料理店、きくやだ。現在は2代目が店を切り盛りしている。ここの常連のなかには競輪目当てではなく、同店めがけて近所から飲みに来る人もいるそう。

名物は、60年間引き継がれた秘伝のたれで漬け込んだ『串もつ』。四角い形のモツ煮込みが三つ串に刺さって出てくるという珍しいメニュー。また、油揚げとつゆも手作りというきつねうどんもおすすめなので、見逃さず。

手に汗握る。
レース画像(イメージ)

6. 手に汗握る。

競輪レース

賭け方が分からなくても、ビギナーズラックを信じてチャレンジしてみるのはいかが。車券は1100円から購入可能で、初めてなら初心者ガイダンスコーナー(現在コロナウイルス感染症対策のため閉鎖中)で、競輪の基礎知識を調べることができる。もちろん車券を買わずに観戦を楽しむのもいいだろう。

男子競輪の場合、個人戦ではなく、それぞれ地域ごとにラインを組んでレースを行う。人間関係や、バンクの広さ、天候によって流れが変わったり、ゴール直前まで何が起こるのかわからないのが、競輪の醍醐味。レースは、一カ月のうち三日から一週間程度開催されるのがほとんどで、それ以外の時期は閉場している。5月は4日~9日までGⅠレース『75回日本選手権競輪』が開催される。

協力

(C)けいりんマルシェ

高木真備

京王閣競輪に所属している「ガールズケイリン(GIRL'S KEIRIN)06期選手。2016年度と2020年度には、JKA(競輪とオートレースを統括する公益法人)のガールズ優秀選手賞に選ばれている。 

星葡萄

サロンほし主催。midiincのYouTubeチャンネル『ぷりさんぽで、MCぷりぷりとしても活躍中。

レトロな町歩きに出かけたいなら……

  • Things to do

都内屈指のカルチャータウンである高円寺と中野の北に存在する町、野方。そこに位置する野方文化マーケットは終戦直後、当時は貴重だった食料品が商われ、にぎわった闇市だったといわれている。時代の流れとともに、入居する店舗の多くはシャッターを降ろしてしまった。

だがここ数年、特に駄民具ダミラの入居以降、店主の趣味嗜好(しこう)が反映された個性的な店舗が急速に集まり、新たなディープスポットと化している。そんなカルチャーの闇市ともいうべき野方文化マーケットで、貴重な品々を入手してみよう。

ここでは、ジャンクな雑貨を販売する駄民具ダミラや、キッチュなTシャツを陳列する吊り橋ピュンなど、訪ねてほしい5軒を厳選して紹介する。

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東京23区の中でも、特に個性的な区として名高い杉並区。「アニメタウン」としても知られ、ガンダムの生みの親サンライズ社をはじめとする、約70の制作スタジオを有している。杉並アニメーションミュージアムの存在は、アニメ産業が区の経済の柱を担っていることの証だ。また商店街に活気があるのもこの区の特徴。多くの駅前に、それぞれ独特の色合いと雰囲気を持った商店街が存在している。本ガイドでは、クールな高円寺を中心に、阿佐ヶ谷と荻窪、西荻窪の面白いヴェニューを紹介。まずは各エリアの概要から見てみよう。

 

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のんびりとした空気が流れる釣り堀は都会のオアシスだ。都内には気軽に釣りができる場所が、意外と多くある。休日のデートや仕事の昼休み、遠出するのが難しいときに家族と訪れてみるのも良いかもしれない。竿(さお)を堀に垂らし、一種の瞑想(めいそう)のような静かなひとときを楽しんでほしい。

蒲田で過ごす24時間
  • Things to do

 

「虹の都光の港 キネマの天地」の歌い出しで始まる蒲田行進曲。JR蒲田駅ホームでは、このテーマ曲を電車の発車メロディーに使用し、かつては松竹撮影所があった映画の町の歴史を物語っている。戦後は中小の町工場が数多く並ぶ町として知られ、近年では朝ドラ『梅ちゃん先生』の舞台や、映画『シン・ゴジラ』の上陸地として名前を見聞きした人も多いのではないだろうか。

 

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  • カフェ・喫茶店

 

東京から1時間半程度のアクセス。日帰り旅行も楽しめる熱海でおすすめしたいのが喫茶店巡りだ。文豪の創作の場としても選ばれたこの地には、昭和期に創業して以来そのままの姿で営業を続ける店が集まっている。小説片手にゆっくりとコーヒーを飲む、そんな贅沢な時間を過ごす旅もたまにはいいかもしれない。

ここでは数ある熱海の喫茶店のなかから、訪れるべき個性的な店をピックアップして紹介する。

 

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