1. 和國商店
    Photo: Kisa Toyoshima和國商店
  2. タイ料理レストランサワディー
    Photo: Kisa Toyoshimaタイ料理レストランサワディー
  3. 豊島屋酒造
    Photo: Kisa Toyoshima豊島屋酒造 一番人気の「NEON」シリーズ
  4. 八国山緑地
    画像提供:狭山丘陵パートナーズ(NPO birth)
  5. 国立ハンセン病資料館
    画像提供:国立ハンセン病資料館

東村山でしかできない5のこと

隈研吾建築、ハンセン病資料館や東京に10軒しかない蔵元など

編集:
Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト東京 > Things To Do > 東村山でしかできない5のこと

東京都の北西部、武蔵野台地のほぼ中心部にある東村山市。豊かな自然に恵まれながら、市内には9つの駅を有し、都心へ30分程度でアクセスできる利便性の高さが特徴だ。

住宅都市というイメージが強いが、1935(昭和10)年創業の老舗酒造や、40年近く続くタイ料理店をはじめ、訪れるべき名店が点在。さらにハンセン病患者・回復者の歴史を今に伝える資料館や、武蔵野の原風景が楽しめる緑地など多彩な表情を持つ。ぜひ本記事を参考に、東村山の魅力を改めて知ってほしい。

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豊島屋酒造

東京都では10軒しかない貴重な蔵元の一つであり、起源となる「豊島屋」は東京最古の酒舗でもある。その歴史は1596(慶長元)年までさかのぼる。豊島屋十右衛門が江戸・神田鎌倉河岸(現在の千代田区内神田)で酒屋兼居酒屋を始め、第12代当主の吉村政次郎が1935(昭和10)年に酒蔵を分社化、東村山に移設したのが、ここ「豊島屋酒造」だ。

武蔵野台地の地下150メートルからくみ上げた地下水を仕込み水として使用。香り高く豊かな味わいの日本酒が、手作業で丁寧に造られている。

ワンコインで楽しめる試飲スペースを設けた直売所「カモシノバ(KAMOSInoBA)」が併設されており、多様な日本酒やグッズが並ぶ。心地よい発泡感が癖になる「NEON」シリーズは売店限定商品なので、迷ったらこれを選んでおけば間違いはない。

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タイ料理レストランサワディー

久米川駅から徒歩3分の場所にあるタイ料理レストラン。創業は1986(昭和61)年で、現在の店主は3代目となる。

年季の入った雑居ビルの階段を上り、扉を開けると、エキゾチックな空間が出現する。オープンキッチンからはナンプラーの香りが漂い、思わず食欲が刺激される。シェフは全員、本国で修業を積んだ経験豊かなタイ人。食材はできるだけタイ産を使用し、料理は日本人の舌に合わせることなく、本場の味を踏襲するのがこだわりだ。

定番から日本ではあまり馴染みのないものまで、幅広いメニューを展開。看板料理はパッタイを薄焼き卵で包んだ「パッタイ・ホーカイ」(1,200円、以下全て税込み)。まろやかな卵、シャキシャキの野菜、弾力ある麺のハーモニーが楽しめる。

魚介好きにおすすめなのが「タイのお好み焼き」(1,628円)。ムール貝やモヤシを小麦粉生地で焼き上げたタイの屋台名物だ。カリッと香ばしい表面と、ふんわりした中の食感のコントラストが見事で、甘酸っぱいチリソースともよく合う。

テーブル席に加え、窓際には広々とした座敷を用意。グループはもちろん、小さな子ども連れでも安心して過ごせるだろう。

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和國商店

板金の折り鶴や壁掛けオブジェを展開する「ウチノ板金」が手がけるカフェ。国内外で人気の高い、美しい折り鶴などの作品も購入できる。

デザインは隈研吾が監修し、印象的な外壁には神社の緑青銅板が再利用されている。設計・施工は、自然素材で高性能住宅の建築を得意とする岡庭建設が担当する。

隈のデザインと、日本が誇る板金の技術を掛け合わせた同店に訪れよう。

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国立ハンセン病資料館

ハンセン病問題に関する中核施設。ハンセン病への誤解と偏見が繰り返されないことを願い、国が1993(平成5)年に「高松宮記念ハンセン病資料館」として、「国立療養所多磨全生園」の隣に設立したのが始まりだ。

常設展示室は、「歴史展示」「癩療養所」「生き抜いた証」の3エリアから成り、ハンセン病を巡る歴史や、隔離政策による人権侵害、偏見、差別の実例などを展示。また「多磨全生園」の寮舎「山吹舎」の一室が再現され、療養所の暮らしがいかに苦しいものであったかを知ることができる。

「ビデオブース」では、国内外の約60人の回復者や関係者の証言映像の視聴が可能。ハンセン病問題への理解を深められるだけでなく、人権問題を自分ごととして考えることができる貴重な場と言えるだろう。

現在、多磨全生園では約100人の回復者が暮らしており、平均年齢は87.9歳。近年では地域との交流も盛んに行われている。両施設ともに、久米川駅や秋津駅などからバスで10〜20分ほど。事前の申し込みは不要で、誰でも見学できる。

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八国山緑地

ジブリ映画「となりのトトロ」に登場する七国山のモデルとなったことで知られる「八国山緑地」は、狭山丘陵の東端に位置する公園。東西約1.5キロメートル、南北約300メートルにわたって広がり、北側は埼玉県所沢市に接する。園内全体がコナラやクヌギを中心とした雑木林となっていて、多様な草花や昆虫を観察できる。

尾根道は適度なアップダウンがあるので、散歩やウォーキングに最適。ヤマザクラやヤマツツジなど、季節ごとに咲く花々を眺めながらリフレッシュできるだろう。

南側にある「ふたつ池」周辺は、バードウォッチングスポットとして人気で、季節の野鳥が見られる。緩やかな斜面には芝生で覆われた広場があり、ベンチや緑台も完備。休憩や食事をするのにピッタリだ。

なお、八国山緑地という名称は、上野、下野、常陸、安房、相模、駿河、信濃、甲斐の8カ国の山々が眺望できたことに由来するとされる。山頂には源氏の武将・新田義貞の武蔵野征討をしのぶ将軍塚が建立されている。周辺には江戸時代の地形や道筋などが残っており、当時の姿を今に伝えている。

東京の西側エリアを散策するなら......

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東京23区外ながら都内屈指の人気を誇る街、吉祥寺。ハモニカ横丁、中町通りを筆頭に個性的なアーケードが駅前にある。グルメなら、かき氷やカレー、喫茶店、メンチカツなどの名店があるほか、知る人ぞ知る注目店が常に誕生しており、話題に事欠かない。

「サブカル路線」こと中央線沿線のためか、3つの映画館、多くの音楽ヴェニュー、独立書店などがあり、文化的なアクセスポイントが多い。さらに、駅から10分歩けば、総面積43万平方メートルほどの巨大な「井の頭恩賜公園」が広がっているのも大きな魅力の一つ。春は桜が咲き誇り、多くの花見客で街全体が活気づく。

ここでは、そんな吉祥寺でしかできない20のことを紹介しよう。

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5月上旬はネモフィラの花が咲き誇るなど季節ごとに見どころがあり、都内から多くの人が集まる「国営昭和記念公園」がある駅として有名な街、立川。「イケア 立川」があるほか、映画好きなら、爆音上映を世に広めた立役者である「シネマシティ」もよく知るところだろう。

2020年には大型ライブハウスを併設した未来型の文化都市空間「グリーンスプリングス」が誕生し、一気にあか抜けた感もある。その進化は2023年もとどまるところを知らない。

ここでは、近年急速に盛り上がりを見せている立川の中でも、ホットなスポットを5つ紹介しよう。アート、憩い、食、ショッピングといずれもローカルな魅力を残しつつも、ハイクオリティーな場所ばかり。ぜひ「ハイローカル」な街を探索してほしい。

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中央線の国分寺駅と立川駅の中間にできた駅という意味で、両駅から1字ずつ取って名付けられたのが国立市の由来だ。南口には一橋大学国立キャンパスがあり「大学通り」の桜並木は都内の名所としても知られ、春には多くの人でにぎわう。

手話で接客を行うスターバックスのサイニングストア「nonowa国立店」がある町としても名高い。魅力的な独立書店やカフェ、バー、雑貨店、ギャラリーなども多く存在しており、豊かな文化を育んできた町だ。ここでは、中でもユニークなヴェニューを5件紹介しよう。ぜひ散策を楽しんでほしい。

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JR中央線快速で新宿から30分。国分寺崖線とよばれる斜面地や湧水、貴重な樹林など緑豊かな土地で、都市の喧騒(けんそう)から離れたのどかな町だ。一方で、1970〜80年代には「ヒッピーの聖地」とも呼ばれ、個性的な店や人が多く集まるエリアでもある。

文化と自然のバランスがほどよくとれた地味な都市という印象だが、実は東京都内でも有数の魅力を秘めたスポットがいくつも存在する。ここでは、そんなきらめく魅力を持った店を5件だけ紹介しよう。

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中央線の三鷹駅と国分寺駅に挟まれた「小金井」エリアは、ゆったりとした時間が流れるベッドタウンである。だが、ここよりも「ぶらり散歩」に最適なエリアはそうそうない。江戸時代から昭和初期までの古の街並みを今に残す「江戸東京たてもの園」の最寄り駅であり、カフェ好きをうならせる気鋭の名喫茶、ラーメンファンが愛する老舗も存在する。

それだけでも訪れる価値としては十分だが、日本全国をはじめ、あちこちからコレクター客が来るという週末限定の文具店、なみなみならぬカヌレ愛によって誕生した不定期のスイーツショップなど、タイミングを合わせて訪れたい魅力的なスポットまでもがあるのだ。

ここでは、それら5つのスポットの魅力を紹介しよう。普段は降りない駅だからこそ新鮮な出合いがある。ぜひふらりと訪れみてほしい。

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