国立ハンセン病資料館

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  1. 国立ハンセン病資料館
    画像提供:国立ハンセン病資料館
  2. 国立ハンセン病資料館
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  4. 国立ハンセン病資料館
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タイムアウトレビュー

ハンセン病問題に関する中核施設。ハンセン病への誤解と偏見が繰り返されないことを願い、国が1993年に「高松宮記念ハンセン病資料館」として、「国立療養所多磨全生園」の隣に設立したのが始まりだ。

常設展示室は、「歴史展示」「癩療養所」「生き抜いた証」の3エリアから成り、ハンセン病を巡る歴史や、隔離政策による人権侵害、偏見、差別の実例などを展示。また「多磨全生園」の寮舎「山吹舎」の一室が再現され、療養所の暮らしがいかに苦しいものであったかを知ることができる。

「ビデオブース」では、国内外の約60人の回復者や関係者の証言映像の視聴が可能。ハンセン病問題への理解を深められるだけでなく、人権問題を自分ごととして考えることができる貴重な場と言えるだろう。

現在、多磨全生園では約100人の回復者が暮らしており、平均年齢は87.9歳。近年では地域との交流も盛んに行われている。両施設ともに、久米川駅や秋津駅などからバスで10〜20分ほど。事前の申し込みは不要で、誰でも見学できる。

詳細

住所
東京都東村山市青葉町4-1-13
Tokyo
アクセス
西武池袋線『秋津』駅 徒歩20分
営業時間
9時30分〜16時30分/入館は閉館の30分前まで/定休日は月曜(祝日の場合は開館)、祝日の翌日

開催中

絵ごころでつながる - 多磨全生園絵画の100年

ハンセン病療養所「国立療養所多磨全生園」における絵画活動を通史で紹介する初めての展覧会。 1923年に第一区府県立全生病院(現・多磨全生園)で行われた「第壱回絵画会」を筆頭に、戦時中に結成された絵画サークル「絵の会」の活動など、111点の絵画作品(文献含め231点)を紹介する。 さらに戦後、東京都美術館で開催された美術団体展に入選した描き手の作品も公開。 ハンセン病患者・回復者に対する強制隔離という苦難の状況において、絵画活動は描き手と社会をつなぐものになっていた。彼らは絵を通じて、何を感じ、何を思っていたのか、想いを馳せられる貴重な場だ。 2024年5月5日(日)には、アーティストの青柳菜摘による朗読会、6月1日(土)には静岡県立美術館館長の木下直之を招いての講演会も開催される。 ※9時30分~16時30分(入館は閉館の30分前まで)/定休日は月曜・祝日の翌日/入館は無料  

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