「国立科学博物館」で企画展「ワニ」が開催。中生代白亜紀に水辺の捕食者として登場し、3科27種が現在も世界に生息するワニの進化と多様性を、初公開の標本を交えて紹介する。
会場では、体長6メートル級の大型種から小型種のワニまで、獰猛(どうもう)な捕食者としてだけでなく、水中生活に適応した体の仕組みや、子育て・縄張りなど社会的な行動にも注目。剥製や骨格標本、映像を通して、その生態の奥深さに迫る。
また、人々が古代からワニを畏れ、信仰や伝説の中で崇めてきた歴史を、古文書や資料からひもとく。さらに、乱獲や生息地の減少により絶滅の危機にある現状を紹介し、ワニをはじめとする野生動物との共存の未来を考える。
展示監修には、同館の両生類・爬虫(はちゅう)類の分類学を専門とする吉川夏彦、爬虫類の比較形態学を研究する對比地孝亘(ついひじ・たかのぶ)、そしてオーストラリアのワニ研究者・福田雄介が参加。ワニの進化、文化、保全を総合的に体感してほしい。

















