セベクワニ(所蔵:国立科学博物館)
セベクワニ(所蔵:国立科学博物館)
セベクワニ(所蔵:国立科学博物館)

この冬行きたい注目の自然・科学展6選

恐竜、ワニ、そして「もしゴジラが現れたら」——科学が探る生命と未来

Chikaru Yoshioka
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この冬、都内や埼玉の博物館・科学館では、自然や科学の魅力を体感できる企画展が開かれている。

太古の水辺を生き抜いたワニの進化をたどる「ワニ展」、エンタメと科学が融合した「ゴジラサイエンス展」、夜の博物館を恐竜たちが歩く「恐竜大夜行」、そして研究者たちの舞台裏に迫る「いきもの研究所の舞台裏」。次の休日は自然と生命の不思議を探しに出かけてみては。

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「国立科学博物館」で企画展「ワニ」が開催。中生代白亜紀に水辺の捕食者として登場し、327種が現在も世界に生息するワニの進化と多様性を、初公開の標本を交えて紹介する。

会場では、体長6メートル級の大型種から小型種のワニまで、獰猛(どうもう)な捕食者としてだけでなく、水中生活に適応した体の仕組みや、子育て・縄張りなど社会的な行動にも注目。剥製や骨格標本、映像を通して、その生態の奥深さに迫る。

また、人々が古代からワニを畏れ、信仰や伝説の中で崇めてきた歴史を、古文書や資料からひもとく。さらに、乱獲や生息地の減少により絶滅の危機にある現状を紹介し、ワニをはじめとする野生動物との共存の未来を考える。

展示監修には、同館の両生類・爬虫(はちゅう)類の分類学を専門とする吉川夏彦、爬虫類の比較形態学を研究する對比地孝亘(ついひじ・たかのぶ)、そしてオーストラリアのワニ研究者・福田雄介が参加。ワニの進化、文化、保全を総合的に体感してほしい。

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今や世界的な人気を誇る、日本発の文化アイコン「ゴジラ」1954年の誕生以来、核・環境破壊・災害など、人類が直面してきた科学的課題を映し出してきた「時代の鏡」でもある。単なる怪獣映画の枠を超え、人と科学、そして自然との関係を問い続けてきた。

そのゴジラが「科学技術館」に来襲。「ゴジラサイエンス展~脅威に科学で立ち向かう~」では、「もしゴジラが現れたら?」という想像を入口に、防災・減災や未来の科学技術を学ぶ体験型展示を展開する。メカゴジラや対ゴジラ兵器を題材に、現実の防災技術やロボット工学と比較しながら、科学の希望とリスクを体感できる。

エンターテインメントと科学教育が融合し、科学リテラシーや自然との向き合い方を考える本展は、子どもから大人まで楽しみながら学べる新しいサイエンス体験。講師を招き、自然の脅威に立ち向かう科学技術をともに考える、特別サイエンス講座も実施する。

ゴジラを通して、未来の科学と生き方を考えよう。

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  • 用賀

普段は目にすることのない研究現場のリアルな姿に迫る企画展「いきもの研究所の舞台裏」。「進化生物学研究所」が所蔵する貴重な標本や資料の管理・保存、調査研究のプロセスなど、研究者たちの地道な作業をそのまま紹介する。

同研究所は、長年にわたり「『食と農』の博物館」と連携し、生命科学の視点から多様な情報を発信してきた。本展では、「生物の証をとどめる」という理念の下で活動を続ける研究所の役割と魅力を、より深く知ることができる。

会場では、古生物資料の3Dスキャニングやデジタルアーカイブの実演、昆虫標本の作製・管理工程の公開に加え、警察が押収した自然誌標本も展示。また、資料の搬出入作業を間近で見られる特別公開も予定されている。

さらに、期間限定のテーマ展示として「ラベル作成の歴史」や「アンモナイト」「三葉虫」など、研究所が誇る多彩なコレクションを紹介。研究者の手仕事を通じて、学術資料の保存と継承の重要性を実感できるだろう。

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  • 神奈川

「大磯町郷土資料館」で開催される企画展「くらしとムシ―生活・信仰・文化財―」は、人と虫の関わりを多角的に見つめ直す試み。カブトムシ・クワガタ・セミ・チョウなど身近な昆虫だけでなく、ゴキブリ・クモ・ムカデといった生活害虫にも焦点を当て、どのように共存し、時に対処してきたかを見ていく。

殺虫剤や農薬などができる以前は、虫が畏怖や怨霊の象徴として信仰の対象となることもあり、それを鎮めるために虫送りなどが行われてきた。会場では、「虫送り」や「庚申講(こうしんこう)」といった民俗信仰に現れる虫も紹介する。

現代の暮らしの中に今なお息づく「ムシとの共生」を考えるきっかけとなるだろう。

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  • 埼玉

「さいたま水族館」で、特別展「ネイチャーポジティブってなに?展」が開催される。

最近耳にする機会が増えた「ネイチャーポジティブ」とは、今ある自然を守るだけでなく、失われた自然や生態系を回復させていこうという新しい考え方。本展では、ネイチャーポジティブを理解するために知っておきたい基礎知識や、私たちにできることを分かりやすく紹介する。

知れば知るほど地球がもっと好きになる展覧会。ぜひ足を運んでほしい。

冬と言えば……

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11月を迎えると色とりどりのLEDライトが木々や街を彩り、東京はきらめくワンダーランドと化す。中でも今年は、雪の演出が施されたイルミネーションや、伝統工芸の技とともに輝くイベントなど、特別感のあるサプライズが満載だ。秋冬ならではの光あふれる景色を堪能しに、夜の街に出かけよう。

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本記事では、2025年の冬の夜を彩るイベントを紹介。星空のもとでジャズの音色に浸る大人のプラネタリウムイベントや、都会の夜空を見上げながら体験するスケートリンクやマルシェ、脳が喜ぶ銭湯イベントなど、寒さを忘れるような祭典が盛りだくさんだ。

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