西荻窪、ご近所ガイド

人と繋がれる街、西荻窪で訪ねたい20のスポット
作成者: Shiori Kotaki |
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絶大な人気を誇る吉祥寺の隣にある街、西荻窪。土曜日や日曜日になると快速電車は通過してしまうし、大きな商業施設やシネマコンプレックス、さらにはスターバックスもない。しかし、そういったものがないからこそ、西荻窪は良いのだ。個人経営の店が多いため人と人との繋がりを感じられたり、ゆったりと流れる時間が人に合わせる必要はないと物語っていたり、生活感が滲み出ていたりと、この街は「西荻窪」という個性をしっかりと持っている。そして、その個性があることによって、ディープな店や面白い店がとても多いのだ。ここでは、一度食べたら忘れられないカツ丼からトキメキがたっぷり詰まったショップ、時代を飛び越えられるような老舗の喫茶店、看板猫やフクロウと酒が飲める居酒屋、21時からオープンするリサイクルショップなど、西荻窪で足を運びたい20のヴェニューを紹介する。

まずは腹ごしらえする

ショッピング, ベイカリー・パン屋

ハリーくんの虜になる。

icon-location-pin 西荻窪

えんツコ堂 製パン
西荻散策に備えて、まずはえんツコ堂のパンでサクッと腹ごしらえをするのも良い。夫婦で営んでいる同店は、フクロウの看板が出迎えてくれる可愛らしいベーカリー。『ぶどうパン』や『シナモンロール』、『バゲット』、『はるゆたか食パン』など、店内には北海道小麦100%の様々なパンが並んでいるが、なかでも一押しなのがハリネズミの姿をした『西荻ハリーくん』だ。生地のなかに包まれているベルギーチョコチップが決して甘すぎず、見た目とは裏腹に意外と大人味の一品。あまりにも愛らしいそのルックスに食べるのをためらってしまうが、一度味わったらきっと虜になってしまうことだろう。また、店内にはソムリエの資格を持つ店主おすすめのワインも並んでいるので、ぜひパンとあわせてチェックしてみてほしい。なお、同店はパンが売り切れ次第クローズ。土曜日、日曜日は15時から16時ごろに売り切れてしまうこともあるので、足を運ぶ際は注意してほしい。

レストラン, 中華料理

迷わずカツ丼を選ぶ。

icon-location-pin 西荻窪

坂本屋
カツ丼が名物の定食屋。さくっと揚げたポークカツレツに、甘い出汁、玉ねぎ、卵を合わせ、白飯に乗せるこのカツ丼は、3代に渡り受け継がれてきたレシピをもとに作られる伝統の味だ。卵の半熟具合がまた最高で、思わず無言で黙々と食べ進めてしまう美味しさ。使用している材料も見た目もいたって一般的なカツ丼だが、坂本屋のカツ丼には我々を惹きつける特別な何かがある。次は別のものを注文してみようと足を運ぶも、なぜか席に着くとカツ丼を注文してしまうのだ。まだ体験したことがないという人は、絶対に一度味わうべきカツ丼である。

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レストラン, インド料理

緑色のカレーで腹を満たす。

icon-location-pin 西荻窪
カフェオーケストラ
カレー店がひしめく西荻窪でも人気のカレー屋。骨つきの鶏肉を使用した『チキンカリー』や、鶏挽き肉とグリーンピースの『キーママタル』など、インドカレーをベースとしたカレーがいくつか用意されているが、なかでも一押しなのが、ほうれん草と鶏肉の『サグチキン』だ。黄色のライスに深緑色のルー、そしてミニトマトがちょこんと乗せられたとても可愛らしい見た目の『サグチキン』は、辛いものが苦手な人でも美味しく食べられるとてもマイルドな一品。しかし、ほうれん草の甘さのなかにもしっかりとスパイスを感じることもでき、とても奥深い味わいだ。また、ルーには骨つきの鶏肉がゴロッと2本入っているのでボリューム感にも大満足である。インドカレーをベースとしつつも、徹底的にカレーを追及するあまり結局はオリジナルになったというカレーは、いずれも店主の情熱が感じられる、ここでしか楽しめない一皿だ。
レストラン, ダイナー

心にも優しい食事を摂る。

icon-location-pin 西荻窪
ていねいに、
平日の昼間、夜、土曜日、日曜日で、それぞれ別のスタッフが店を担当するというちょっと変わったシステムのカフェ。しかし、どのタイミングで訪れても、丁寧な食事で身も心も満たしてくれる優しい店だ。画像は、平日の昼間に提供されている『週替わりプレート』。こちらは、玄米小豆ご飯、味噌汁、メイン、3種類の副菜がセットとなったプレートで、今回は『黒人参のメンチカツ』という野菜のプレートをチョイスした。この時間店を担当しているcayocoは、旬の野菜を使うことや、無理をしないということに意識を置いて食事を作っていると話してくれたが、その言葉の通り、彼女が作る料理は食材への敬意が感じられる親しみやすいものばかりだ。この日は野菜のプレートを選んだが、基本的に野菜と肉の2つのプレートが用意されているので、もう少しがっつり食べたいという人も満足できることだろう。

ショッピングもかかさない

ショッピング

トキメキを思い出す。

icon-location-pin 西荻窪

cikolata
とにかく可愛いものが大好きな人、特別なギフトを見つけたい人に一押しなのがチコラータだ。店内には、オーナーの大石自身が手がける洋服やぬいぐるみ、アクセサリーを中心に、国内外問わず彼女が本当に良いと思った商品だけが展開されている。店のどこを切り取っても心が弾むようなアイテムばかりが並んでいるが、店に入ってすぐのところに展開されているアクセサリーコーナーは特に必見。ポップさと愛らしさ、そして若干のシュールさをあわせ持った秀逸なデザインのアクセサリーたちが並んでおり、スタイリングのアクセントとして活躍してくれるであろうアイテムを手に入れることができるはずだ。ずっと大切に身につけていたくなるような相棒に出会うべく、ぜひ足を運んでみてほしい。

ショッピング, アート、クラフト、趣味

物を作る人になる。

icon-location-pin 西荻窪

カントリーキルトマーケット
色鮮やかな生地に繊細なレース、ずらりと並ぶ様々なリボンたち。趣味程度であれ、物を作ることが好きな人であれば、こんな光景を前に財布の紐も緩むことだろう。カントリーキルトマーケットも、まさにこれらの手芸材料を扱う店で、1階から2階まで数々のアイテムを揃えている。しかし、ただ数を置いているというわけではなく、そのほとんどがアメリカを主とした海外で買い付けてきたもので、レーステープやフラワーテープ、リバティプリント、ウール素材など、ほかではあまり目にしないようなデザインのものが手に入るのも嬉しい。こうした材料以外にも、バッグやポーチなどの作り方が記載してあるレシピも販売されているので、これから物作りに挑戦しようとしている人にもおすすめ。イメージがどんどん浮かんでくるようなアイテムがぎゅっと詰まった、創作意欲が湧く一軒だ。

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ショッピング, アート、クラフト、趣味

ステッカーワールドに迷い込む。

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RED HEART STORE
平和通り商店街に店を構えるred heart storeは、1979年にスタートしたシールのブランド『ミセスグロスマン』のステッカーを取り扱うショップ。常連客が毎回購入する商品は切らさないようにしていたりと、大きな店ではできないような優しい心遣いも満載のアットホームな店だ。店内には、定番ものから季節もの、さらには現在生産終了となっているものまで、その数なんと1000種類以上ものステッカーがぎっしりと並んでおり、その光景はなんとも圧巻。また、通常のショップのように袋に分けられてシールが売られているのではなく、ブランドの創業当時のスタイルのまま、トイレットペーパーのロールのような形でシールが販売されているのも面白いところだ。金額はステッカーの裏側に記載されている番号によって様々だが、なかには32円で購入できるものもあるので、小さな子どもから大人まで、目をキラキラと輝かせながらショッピングを楽しめることだろう。

ショッピング

古道具を取り入れる。

icon-location-pin 西荻窪

ひぐらし古具店
毎週、木曜日から日曜日の週末限定でオープンしている古道具店。棚やテーブル、椅子、時計など、「居心地のよいカフェのような空間で過ごしたい」という視点でセレクトされた秀逸なデザインのアイテムが、店内のみならず、店の外まで置かれている。そんななかでも特に注目なのが、ドイツで買い付けたという照明だ。ユニークなデザインのものから北欧調の温かみのあるもの、そっと明かりを照らしてくれるような控えめなものまで、いずれも抜群のセンスが光るものばかり。「この照明が自分の部屋にあったら……」と、誰もが妄想せずにはいられないだろう。そのほか、古い物と違和感なくフィットするようなビンテージテイストの小物や雑貨などもあるので、まずは気軽に部屋の印象を変えてみるというのもおすすめ。国内外問わず、数多くの古道具が揃えられているので、新しいものでは決して出すことのできない、古道具ならではの味を生活に取り入れてみてはいかがだろう。

西荻のアートに触れる

アート

水のあるギャラリーへ行く。

icon-location-pin 西荻窪

みずのそら
西荻窪駅北へ、善福寺川を越えて5分ほどのところ。住宅街にひっそりと佇む一軒家を使用したギャラリー。みずのそらという名前の通り、まさにここは水を囲むギャラリーで、庭に設けられている底の浅いプールのような、薄く水が張られたスペースは、同ギャラリーの象徴ともいえよう。また、ここでは「やりたいことをやる」ということをモットーにしているそうで、企画の展示方法もまたユニークだ。この一軒家が現オーナーの曽祖父の家だということを強みに、展示スペースは壁中に穴をあけ、内容に合わせて棚の位置を変えてみたり、床に穴をあけて、その穴に刺した竿のようなものを展示場所として利用してみたりと、場所を自由に使って、自由な発想で作品を展示しているのである。何にもとらわれず、心のままに作品が展示されている様子を見ると、我々もなんだか東京を離れ、地方の芸術祭で作品を見ているときのような開放的な感覚に浸ることができる。ギャラリー内には、カフェスペースや作家作品を販売しているスペースなども設けられているので、都会の騒々しさや忙しさから離れた空間で、ゆったりとアート作品に触れてみてほしい。

アート

西荻の作り手に出会う。

icon-location-pin 西荻窪

FALL
作家作品をこよなく愛する人であれば、ぜひFallを訪ねてみてほしい。ここは、作家による雑貨や器をはじめ、海外から仕入れたヴィンテージアイテム、CDなどを取り扱っているギャラリー併設のショップ。しかし、ほかのギャラリー併設ショップと一味違うのが、西荻窪在住アーティストの作品を多く取り扱っているということだ。たとえば、店の近所に住んでいる人が手がけたというポストカードや、西荻窪にある老舗喫茶で働く人が描いたという絵など、本人こそ居ないものの、西荻窪の作り手を感じることのできるラインナップとなっているのである。また、毎週変わる展示にも西荻窪在住の作家が多く登場するそうなので、こちらも要注目だ。扱う商品にしても、展示にしても、決して西荻窪のなかだけに留まっているというわけではないが、物を作る人が多く住む街にある店だからこその繋がりや顔ぶれも感じられる、とても魅力的な空間だ。

一息つく

レストラン, コーヒーショップ・喫茶店

あの時代にタイムスリップする。

icon-location-pin 西荻窪

物豆奇
西荻窪駅北口を出て、大通り沿いを左側に5分ほど歩いたところにある創業1975年の喫茶店。国立にあった邪宗門という一風変わった喫茶店をモチーフとしたという同店は、壁中に掛け時計がぎっしりと掛けられており、まるで別世界に迷い込んだかのような空間だ。また、この雰囲気はオープン当初からほとんど変えていないといい、久しぶりに来店した客からは「西荻窪は随分と変わったけど、ここは変わらないね」なんて言葉もよくかけられるそうだ。コーヒーが飲めない人も、ここでは背伸びをしてコーヒーを注文してみよう。コーヒー片手にノスタルジックなこの空間に浸れば、便利すぎなかったからこそ時間の流れ方も、人との繋がりも贅沢であったあの時代にタイムスリップできるかもしれない。

ショッピング, ベイカリー・パン屋

ニューフェイスも食べ逃さない。

icon-location-pin 西荻窪

kies
かつて、カフェモナミの一角にて、間借りをしているという理由からMagaliという名前で金曜、土曜、日曜日の夜に焼き菓子の販売を行っていた現kies店主が、満を持して2016年6月末にオープンさせた焼き菓子店。午前中のオープン直後から来店する人がいたり、家路につく途中に立ち寄る人が続々と来店したりと、オープンしてまだ1年に満たないが、すでに大人気の菓子店だ。出迎えてくれるのは、ラズベリージャムとバタークリームが挟まれた『ヴィクトリアスポンジケーキ』をはじめ、程よい甘さの『きな粉ビスケット』、Thanksと刻まれた可愛らしい『Thanksクッキー』、やみつきになる『カレークラッカー』などといった数々の焼き菓子。ビスケットやクッキーは、1枚から購入することができるので、色々な味を気軽に楽しめるのも嬉しいところだ。焼き菓子特有のパサパサ感が嫌だという人もいるかもしれないが、kiesの焼き菓子は口当たりがしっとりとしているうえ、無駄なものが一切ないシンプルな味わいが特徴。この美味しさには、リピーター続出なのも納得である。

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ショッピング, フード&ドリンク(特産品)

本物を嗜む。

icon-location-pin 西荻窪

茶舗あすか
自宅ですら煎茶をあまり飲まなくなってしまった現在だからこそ、ぜひ足を運びたいのが茶舗あすかだ。店内には、国内で採れた煎茶をはじめ、中国茶や台湾茶、日本や中国の紅茶、ジャスミン茶など、袋に詰められた100種類以上の茶葉と数々の茶器が無造作に、しかし絶妙のバランスで店内中に積み重ねられている。店内には喫茶スペースも設けられており、その場で淹れてもらった煎茶を楽しむことも可能。また、ドリンクのメニューは特別設けられておらず、「どんなものが飲みたいの」という問いの答えに沿った日本茶を提供してくれるのもあすか流だ。そして、さらに驚きなのが、ほかでは1,000円以上するような茶もイートインではすべて菓子付きで500円で提供してくれるということ。もちろん、店主は茶についての知識が豊富で、次から次へと出てくる興味深い話に耳を傾けていると、1時間なんてものはいつの間にか過ぎてしまっているだろう。

レストラン, ティールーム

ティータイムはこけしと過ごす。

icon-location-pin 西荻窪

西荻イトチ
西荻イトチは、イギリスで飲んだミルクティーのあまりの美味しさに一瞬にして紅茶に魅せられてしまった店主が営む紅茶とこけしの店だ。だいぶ型破りな組み合わせだが、なぜ郷土玩具も店に置いているのかというと、玩具の職人に出会い、その仕事ぶりに感動したことをきっかけに、日本が誇る郷土玩具の魅力をもっと多くの人に伝えていきたいと思ったからだという。こけしやダルマたちに見守られた店内では、ミルクティーやアールグレイ、オレンジクローブティーといった定番ものの紅茶や、国産紅茶、スコーンなどの焼き菓子を楽しむことができる。平日であれば比較的ゆっくりできるので、静かなひとときを過ごしたい人にもおすすめだ。また、入ってすぐのところに並んでいる全国から集められた郷土玩具たちは、すべて購入することが可能。もし、お気に入りの子に出会えたならば、そのまま家に連れて帰ってみるのも良いだろう。なお、玩具は手汗くらいの水分でも色落ちをしてしまうことがあるそうなので、取り扱いには十分注意してほしい。

まだまだ楽しむ

レストラン, モロッコ料理

ブリックに感動する。

icon-location-pin 西荻窪

tam tamu
西荻窪駅南口から徒歩10分ほどのところ、モロッコの国旗が目印のレストラン。ここでは、モロッコの家庭料理やチュニジア料理など、様々な北アフリカ料理を味わうことができる。モロッコのお袋の味ともされる野菜と豆のスープ『ハリラスープ』や定番の『タジン』、『ラム肉のハンバーグ』など、興味深い数々のメニューについ目移りしてしまうが、ここでぜひおすすめしたいのが卵とスパイシーなマッシュポテトを春巻きの皮のような薄い皮で包んで揚げた『ブリック』だ。『ブリック』は、薄皮のパリッとした食感にポテト、そしてまろやかな卵が絶妙なバランスの一品。ナイフを入れた瞬間、とろーりと卵が姿を現したならば、誰もが顔をほころばせることであろう。フルーティーな風味で飲みやすいモロッコを代表するビール『カサブランカビール』とも相性抜群なので、ぜひあわせて楽しんでみてほしい。なお、席が空いていれば入れることもあるが、同店は基本的に予約制。訪れる際は、事前に予約をしてから足を運ぼう。

レストラン, カフェ・喫茶店

あんトーストとほっこりする。

icon-location-pin 西荻窪

JUHA
JUHAは、南口の商店街を抜け、アイスクリームショップぼぼりがある通りを3分ほど歩いたところにあるジャズ喫茶だ。店名は、店主が大好きだというフィンランド映画『JUHA』から取られており、その映画の世界を表現したという店内は北欧調で温かみのある空間となっている。音楽に耳を傾けながらじっくりと考えごとをしたり、読書をするにもうってつけだが、そんな時間の相棒としてぜひチョイスしてほしいのが『マサコのあんトースト』だ。使用している食材こそ違うものの、このトーストはかつて下北沢に店を構えていたジャズ喫茶、マサコで提供していたメニューを再現したものとなっている。JUHAでは近所の人気ベーカリー、ぐーちょきパン屋のパンを使用しているので、マサコファンはもちろん、ぐーちょきパン屋ファンも必見の一品だ。バターの良い香りが漂ってきたら、そろそろ目の前に運ばれてくる合図。ぜひ温かいうちに味わってほしい。また、火曜日から土曜日は23時まで営業しているので、ゆったりと夜の時間を過ごしたくなったらぜひ訪ねてみよう。

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バー

看板猫と一杯やる。

icon-location-pin 西荻窪

赤い鼻
西荻窪駅南口を出てすぐ、個性的な酒場が集まる柳小路に店を構える沖縄居酒屋。沖縄料理を中心に台湾料理も提供している。定番のビールやサワーに加え、泡盛からハブ酒、紅芋梅酒など、沖縄を感じられるアルコールのラインナップにも注目だ。また、同店で10年ほど看板猫として働くミュウへの挨拶も忘れずに。大きな身体に似合わぬ短い尻尾がチャームポイントのミュウは、どんなに触られても、カメラを向けられても逃げ出すことのないおっとりとした性格。しかし、おっとりした性格ゆえ、時々足を上げたことを忘れてしまい、しばしそのままの状態でいてしまうことも多いそうなので、その光景を見かけた際は優しく教えてあげてほしい。初めて訪れても不思議と居心地の良い同店は常連客も多く、つい時間を忘れて飲んでしまう店だ。

レストラン, 焼き鳥

煙の誘いは断らない。

icon-location-pin 西荻窪
やきとり戎 西荻窪南口店
西荻窪駅南口を出てすぐ、吉祥寺方面へ向かって延びる飲屋街にある戎は、この界隈にいくつもの店鋪を構える焼き鳥屋だ。昼間からもうもうと煙を立ち上らせ、道行く呑んべえたちを誘惑している。もしも、そんな煙にとてつもなく惹かれてしまったのならば、心のままに軽く一杯やっていこう。100円を切る串に、リーズナブルな小皿など、いずれも財布に優しい価格なのが嬉しいところ。なかでも一押しなのが『いわしコロッケ』で、一口食べればイワシとジャガイモの抜群の相性にきっと驚かせられることだろう。カップルから地元の老人まで、店は明るい時間帯から多くの人で賑わっているので、思い切ってその輪のなかに飛び込んでみよう。
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ショッピング, ヴィンテージショップ・古物商

宝探しに行く。

icon-location-pin 西荻窪

なんでもリサイクルショップ ジェット
西荻窪駅北口に伸びる商店街に店を構えるジェットは、開店時間が21時という風変わりなリサイクルショップだ。しかし、ここをただのリサイクルショップだと思って足を運んだ人は、きっとすぐに度肝を抜かれることになるだろう。そう、ここはリサイクルショップという親しみやすい名を持ちつつも、質の良い年代物のアイテムをバラエティ豊かに取り揃えるヴィンテージアイテムの宝庫なのだ。人がすれ違うのも難しいほどに狭い店内には、ヴィンテージのバッグやアクセサリー、洋服、食器、雑貨など、ほかではなかなか目にかかれないようなアイテムがぎっしりと並んでいる。同店では、そんなアイテムを良心的な価格で販売しているので、一般客はもちろん、商品を買い付けるためにやってくる人も多いそうだ。店に並んでいるものは、ほとんどが1点物、かつ独り占めしたくなるようなものばかりなので、友人との関係を壊さないためにも、ここへは1人で足を運ぶのがおすすめだ。

レストラン

和菓子は居酒屋で食べる。

icon-location-pin 西荻窪

をかしや
居酒屋、和菓子、フクロウと、色々なものがぎゅっと詰まっている不思議な店。まず、出迎えてくれるのは生後8ヶ月のコノハズク、チョビだ。掌に乗ってしまうほど小さいチョビは外からも見える位置に居るので、店の前を通りかかる小学生たちからも愛されている存在。そんなチョビに釘付けになってしまうのも分かるが、一通りチョビの接客を受けたら席について早速料理を注文をしよう。『鴨の燻製』や『手作り水餃子』、『酒盗クリームチーズ』など、酒飲みにはたまらないメニューが多く用意されているが、メニューボードを順に読み進めていくと『苺大福』に『季節の練切』、『みたらし団子』などといった和菓子メニューが。そう、ここは10年ほど和菓子作りを仕事としてきた店主が営んでいる店のため、通常の居酒屋メニューに加え、作りたての和菓子も味わうことができるのだ。しかも、練切に関しては、技法などを説明しながら目の前で作り上げてくれるので、繊細な職人技を間近で、しかも居酒屋で見られるというのは、なかなか貴重な体験である。和菓子に合う日本酒なども教えてくれるので、ときには日本酒と一緒に和菓子を味わってみるのも良いだろう。

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国技館もあることから、相撲の街と呼ばれる両国。街中には相撲部屋が点在し、力士が行き交う光景が日常だ。江戸時代に歓楽街として栄えた名残もあり、1718年創業の猪肉料理専門店をはじめとする老舗料理店や、旧両国国技館が建設されるまで勧進相撲が行われていた回向院など歴史的な見どころも多い。2016年には、北斎美術館や両国江戸Norenなど街の魅力を伝える施設がオープンし、2020年の東京オリンピックには国技館がボクシング会場として使われる。本記事では、徐々に変化する両国の今を感じさせる旬の店から、この地で長く愛される老舗までを紹介する。

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