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中目黒で過ごす24時間

探訪心を刺激する、都内屈指のおしゃれタウン

Mari Hiratsuka
テキスト:
Mari Hiratsuka
Hanako Suga
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タイムアウト東京 >ご近所ガイド> 中目黒で過ごす24時間

休日はゆっくり散歩して過ごしたい、そんな日は中目黒がちょうどいい。桜の名所として有名な目黒川沿いは季節によって表情を変え、一年を通して心地よく歩くことができる。穏やかな街並みの中に、カフェやセレクトショップなど中目黒を象徴するスポットもさらに増えて、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力だ。

この10年間、都内屈指のおしゃれタウンとしてその名を広げ、住みたい街ランキングの上位に選出され続けている。2016年には祐天寺と中目黒を結ぶ高架下がリニューアルし、街の顔となるような人気店も生まれた。ここ最近では日本初となるスターバックス リザーブ ロースタリーが目黒川沿いにオープンするなど、「中目」は世界からも注目を浴びている。

連日、さまざまなメディアで取り上げられている街だが、ここではもう一度その魅力をダイジェスト。目的がなくても質の良い日を過ごすことができるだろう。

朝
オニバスコーヒー 中目黒

おしゃれなカフェや喫茶店に溢れる中目黒だが、最初のコーヒーは、オニバスコーヒーへ。産地まで行って直接豆の買い付けを行うなど、こだわりの一杯を提供している。古民家風の店内の大きな窓からは光が差し込み、爽やかな気持ちにさせてくれるだろう。

朝食を済ませていないのなら、2019年にオープンしたばかりの台湾の軽食とスウイーツを扱うミンテンハオハオへ。試してほしいのは台湾の朝食の定番『明天豆漿(トウジャン)』だ。豆腐スープのような料理で、野菜もたっぷり。

中目黒でパン屋巡りもいい。カフェ兼ライフスタイルショップのラ ヴィア ラ カンパーニュは、自家製パンが味わえる『モーニングプレート』が人気。昼にはランチ目当ての客で満席になってしまうので早めに行くのがいい。

リピーターが多く、地元で人気なのは、商店街にあるトランスパレンテ。菓子パンや総菜パン、ケーキなどのデザートメニューまで品数も豊富で、いくつも食べたくなってしまう。

昼
聖林館

美食家が通う中目黒で、ランチを選ぶのは至難の技かもしれない。「インスタ映え」なカフェランチもいいが、カレーやメキシカンなど選択肢は無限にある。

そして、中目黒と言えばピッツァだ。見事な『マルゲリータ』と『マリナーラ』を提供する聖林館や、ナポリで数々のトロフィーを獲得したピッツァ職人の山本尚徳が腕を振るうピッツエリア エ トラットリア ダイーサ(Pizzeria e trattoria da ISA)はぜひ訪れてほしい。

カレーが食べたいのなら、目黒川沿いにあるバイブスカレーに立ち寄ろう。レゲエセレクターとしても知られるThe BK Soundが秘伝レシピのカレーを提供している。ユニークな店を求めるならナイアガラがおすすめ。電車がカレーを運んでくる不思議な一軒だ。

ジャンカデリックバハ(BAJA)など、中目黒にはカジュアルなメキシカンダイナーも多い。タコ ファナティコは本格的な自家製トルティーヤのタコスで有名な店。本格的な味わいのものから、『天ぷらシュリンプ』などの変わり種メニューもある。

ランチの後は定番の散歩コースである目黒川沿いをぶらぶらしたり、緩やかな坂道を登って西郷山公園で一息つこう。

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夕方
ザ ガーデン

夕方

午後は思う存分ショッピングを楽しんでほしい。中目黒は、歩き回るほど新しい発見がある街。渋谷や原宿のように巨大な複合型商業施設はないが、街並みに溶け込んだ庶民的かつセンスのいい店が立ち並ぶ。

目黒銀座商店街には、小さなカフェやハイセンスな古着屋、地元感溢れる商店などが混在。中目黒の魅力探しができるだろう。

商店街にあるザ ガーデンは、「人々が心地よく集う庭園」をコンセプトに、レストランやワインショップ、書店、ガーデンショップ、雑貨店が集まった複合店舗。中目黒らしさが詰まった空間だ。

ビンテージ物の洋服やインテリアなどをそろえるジャンティークも、商店街を訪れたら寄りたい店。そして、常に最先端のトレンドを発信し、業界からの支持も高い1LDKも外せないスポットである。

おやつが食べたくなったら、ダイワのフルーツサンドをゲットしよう。元々は愛知県岡崎市が本拠地。見た目だけでなくフルーツの味わいもゴージャスな『八百屋のフルーツサンド』を目当てに、行列ができる注目店だ。

本格的なコーヒーで、休憩したい人はスペシャルティーコーヒーの専門店 、カフェ ファソンへ。メニュー表にはコーヒー豆の特性が分かりやすく説明された図もあるので、初心者でも安心だ。

夜
タップルーム中目黒

夜になると、ますますこの街の魅力がにじみ出る。山手通り沿いには賑やかな大衆居酒屋も集まるが、裏道や川沿いには雰囲気抜群の店が並ぶ。

クラフトビールを楽しみたいなら、深い味わいのベアードビールが楽しめるタップルームへ。常時20種以上が用意されており、ビール好きにはたまらない人気店。

目黒川を超えたところにあるハトス バーは、マンションの1階という面白い立地にある。日本とアメリカの地ビールと、スモーカーで焼いたアメリカンスタイルのバーベキューが楽しめる。

並びには、周辺の若者やクリエーターたちが集まるトラクターがある。店内にはターンデーブルがあり、ミュージックセレクターが登場する日も。

とっておきの隠れ家居酒屋と言えば青コーナー(新型コロナウイルスの影響で営業中止)。一見すると普通の民家としか思えない店構えで、くつろいだ時間を過ごすことができる。卵焼きやポテトサラダといった定番の居酒屋メニューも工夫が凝らされており、実に美味。人気店なので事前予約がおすすめだ。

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夜も更けたら
中目卓球ラウンジ

夜も更けたら

中目黒駅から渋谷方面への平日の終電は24時57分。うっかり終電を逃してしまっても、中目黒には深夜までゆっくり飲める店が沢山ある(新型コロナウイルスの影響で、営業の短縮や中止もあるので事前に確認を)。

中目卓球ラウンジは、飲み歩きの休憩地点として重宝されているスポット。マンションの2階という立地にあり、広々とした店内は自宅のリビングのような快適空間だ。ほろ酔いで卓球に挑んでみるのもいいし、ソファー席を陣取ってまったりと過ごすのもありだ。

深夜帯まで良質な音楽と酒に酔いしれたいのなら、NEVER LANDがおすすめ。野外フェス『RAINBOW DISCO CLUB』のVJを担当したREALROCKDESIGNが、2019年にオープンしたミュージックバーだ。

ヒップホップやハウスミュージックなど、中目黒らしいオーガニックなサウンドが聴けるsolfaで夜を明かすのもいいだろう。常に良質なクラブミュージックを発信。イベントによってオープン時間が変わるので、訪れる前に確認を。

ディープな夜を求めているのなら、カラオケスナックのやっぱり潮へ。チャージは1,150円、ドリンクは1杯770円からでスナック初心者でも訪れやすい雰囲気。店長の「大人な」ショーを楽しめることもある。 

24時間シリーズはこちら……

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原宿と新宿に囲まれながらも、緑豊かで閑静な雰囲気が漂う千駄ヶ谷。大人びた住宅街にはデザインスタジオやショールームが多く点在し、古くからファッションや建築などクリエーティブな分野との結びつきが強い街として知られている。 千駄ヶ谷と北参道を結ぶエリアはいつの間にか「ダガヤサンドウ」と呼ばれ、流行に敏感な若者が集まるようになったが、千駄ヶ谷の魅力は「オシャレ」だけじゃない。

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最近、虎ノ門周辺が何かとアツい。2020年6月6日に虎ノ門ヒルズ駅が開業。11日には、59店舗の商業施設が入る虎ノ門ヒルズビジネスタワーもオープンした。虎ノ門ヒルズから新橋へと延びる新虎通りには複数のショップからなる、旅する新虎マーケットが連なり、毎日にぎわいを見せている。この通りは『東京オリンピック・パラリンピック』の際にメインスタジアムと選手村を結ぶシンボルストリートとなる予定だ。

 

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蒲田で過ごす24時間
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「虹の都光の港 キネマの天地」の歌い出しで始まる蒲田行進曲。JR蒲田駅ホームでは、このテーマ曲を電車の発車メロディーに使用し、かつては松竹撮影所があった映画の町の歴史を物語っている。戦後は中小の町工場が数多く並ぶ町として知られ、近年では朝ドラ『梅ちゃん先生』の舞台や、映画『シン・ゴジラ』の上陸地として名前を見聞きした人も多いのではないだろうか。

 

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