日本全国を堪能できる旅する新虎マーケット、2月24日オープン

テキスト:
Shiori Kotaki
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虎ノ門ヒルズから新橋駅に向かって伸びる新虎通りに2017年2月24日(金)、日本全国の魅力を堪能できる施設、旅する新虎マーケットがオープンした。旅するスタンド、旅するストア、旅するカフェからなる同施設は、約3ヶ月ごとにテーマと出展自治体を替えながら食や酒、伝統工芸、特産品など、それぞれの地域の魅力を様々な視点から体験できるというものだ。ここでは、東京にいながらも日本のあらゆる土地へ旅したような気分に浸れる同施設をレポートする。 

旅する新虎マーケットの幕あけとなる2月から6月のテーマは「木の芽風と薫風」とし、山形県山形市、神奈川県湯河原市、富山県高岡市、山口県宇部市、愛媛県今治市と、このテーマを表すかのような澄んだ風の吹く情景が似合う5つの街が現在出展している。そして、新虎通り沿いに設けられている4つのスタンドでは、山形市、高岡市、宇部市、今治市がそれぞれの自慢の食を提供している。たとえば、『今治タオル』でおなじみの今治市。今治市のスタンドでは、『今治焼鳥』や『ミニ今治焼豚玉子飯』などのグルメや、名産の柑橘を使用したサワーやソーダを楽しむことができるのだ。なかでも絶品なのが『せんざんぎ』。『せんざんぎ』とはいわゆる唐揚げのことなのだが、しっかりと下味が付けられている『せんざんぎ』は、ニンニクの風味もよく効いて絶品。ビールと一緒に夢中で頬張りたくなる味わいだが、ここではぜひ『柑橘生絞りサワー』と堪能したい。

そのほか、高岡市のスタンドではとろろ昆布がトッピングされた高岡流のおでん、宇部市のスタンドでは宇部のワタリガニと筍が用いられた『クラブケーキバーガー』、山形市のスタンドではソウルフードとも言われる『芋煮』や山形牛を使用した洋食メニューなどが用意されている。また、旅するカフェでは、スタンドとはまた違ったメニューが提供されるので、とことん食を味わい尽くしたい人はこちらもチェックしてみよう。

おでんの出汁ととろろ昆布の相性が抜群。高岡市ではこのスタイルが基本のようで、家庭でおでんを食べる際もとろろ昆布を乗せるのだそう
通常はこの3倍ほどの大きさのバーガーを提供。なお、宇部市のスタンドはテイクアウトのみとなっている
食材や味噌は山形市より取り寄せている

それぞれの食を堪能した後はショッピングも忘れずに。三越伊勢丹が全国から厳選したアイテムを販売する旅するストアでは、「旅感(RYOKAN)」をコンセプトに選ばれた商品のほか、各期間のテーマに合わせたアイテムも数多く取り揃えられるので、よりそれぞれの地域を感じることができるだろう。

また、2017年3月31日(金)までは旅するポップアップとして、湯河原町の足湯が登場中。湯河原町から毎日届く温泉を使用した足湯となっているので、最後に疲れを癒して帰るのも良いだろう。

今後は、7月から9月に「物語」、10月から12月に「寄合」というテーマを設けて展開されていく旅する新虎マーケット。次回はどんな地域のグルメやアイテムに出会えるのか、虎ノ門から日本全国を旅するべく、テーマが替わるごとに毎回足を運びたくなるような施設だ。

旅する新虎マーケットの詳しい情報はこちら

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