除夜の鐘

東京、除夜の鐘10選

煩悩を吹き飛ばし、厳かな気持ちで新年を迎えよう

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Time Out editors
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2020年も終わりが近い。躍進を遂げた人も、足踏みをした人も、今年のわだかまりを祓(はら)い、晴れやかに新年を迎えたいものだ。都内各所の寺院で行われる除夜の鐘は、年の最後を締めくくり、新たな年を迎える伝統行事。大みそかの深夜から鐘をつきはじめ、鐘の音に合わせて、怒りや欲望、執着など、人間誰もが抱く「108の煩悩」を振り払う。

ここでは、除夜の鐘が聞ける東京の代表的な寺院を紹介する。もしあふれる煩悩に気付いたら、凛(りん)とした空気に包まれる境内へ足を運び、鐘の音とともに別れを告げてみてはいかがだろう。

麻布山 善福寺
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  • 麻布十番

麻布十番駅近くの古刹。平安時代、唐から帰国を果たした弘法大師が関東一円に真言宗を広めるために、824年(天長元年)に開いたとされ、都内では浅草寺に次ぐ1200年近い歴史を持つ。

境内には、親鸞が植えたとされる推定樹齢750年のイチョウの大木があり、その大きさは都内最大。国の天然記念物に指定されている。また、福澤諭吉など著名人の墓も多く、福澤の命日である毎年2月3日の「雪池忌」には多くの参拝者が訪れる。

大みそかには除夜の鐘をつく人の行列ができ、篝火(かがりび)が焚かれると、一帯は幻想的な雰囲気に包まれる。

参加方法:2021年1月1日(金)0時00分ごろからつき始める。2020年の一般参加は中止

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  • 築地

築地に建つ、京都西本願寺の直轄寺院。正式名称は「浄土真宗本願寺派築地本願寺」。1617年に浅草横山町に建てられたが、明暦の大火をきっかけに移転した。

一風変わったエキゾチックな外観は、インドなど古代仏教建築の様式を模した石造り。東京帝国大学工学部教授を務めた建築家、伊東忠太が設計を手がけ、1934年に完成した。夕方からはライトアップされ、昼間とは違った美しい姿を見せる。

本堂内は、ステンドグラスやシャンデリア、家具など、細部まで一見の価値がある。

参加方法:2021年1月1日(金)0時00分頃からつき始める。2020年の一般参加は受け付けていない

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  • 新宿三丁目

新宿三丁目駅のそば、明治通り沿いにある、1591(天正19)年創建の寺。境内にある「時の鐘」は、1700(元禄13)年に牧野成貞により寄進されたのが始まり。

現在の鐘は1767年(明和4)の鋳造で3代目に当たる。寛永寺、市谷亀岡八幡宮の鐘とともに「江戸三名鐘」といわれ、庶民に時を告げるだけではなく、内藤新宿の妓楼(ぎろう)で遊ぶ男たちに時を知らせる「追出しの鐘」の役割も担ったという。現在は新宿区指定有形文化財となっている。除夜の鐘は、毎年美しい音色を響かせる。

参加方法:2020年の一般参加は受け付けていない

海照山 品川寺
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  • 鮫洲

品川寺(ほんせんじ)の梵鐘(ぼんしょう)は、何らかの理由によって海外に持ち出されたものがスイスのジュネーブで見つかり、1930年(昭和5)に返還されたもの。「鐘」と「金」をかけて「金が返ってくる」とし、縁起をかついで鐘をつきに来る人も多い。

参加方法:12月31日(木)23時45分頃からつき始める。2020年の一般参加は受け付けていない

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西新井大師 總持寺
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  • 足立区

正式名称「五智山遍照院總持寺」、通称「西新井大師」として親しまれる、真言宗豊山派の寺。その歴史は古く、弘法大師が悪疫流行に苦しむ人々のために祈祷(きとう)を行い、枯れ井戸から湧き出た水によって人々を癒やしたと伝えられる。

火伏せの大師、厄除開運の霊場として有名だ。大みそかは除夜の鐘とともに大護摩(おおごま)祈願が始まり、境内は活気にあふれる。

参加方法:2021年1月1日(金)0時00分頃からつき始める。2020年の一般参加は受け付けていない

普光山 吸江寺
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  • 渋谷

慶安3年(1650年)からの歴史を持つという吸江寺(きゅうこうじ)。現在は渋谷駅、恵比寿駅から徒歩15分という好立地にある臨済宗の禅寺だ。創建時代、剣術に秀でた石潭良全和尚のもとに、多くの門下生が剣術と禅について学びに来ていたことが、寺の起源とされ、現代にも受け継がれている「無外流」という剣の一派は、吸江寺から生まれたともいわれている。

参加方法:2020年は除夜の鐘をつかない

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高幡不動尊金剛寺
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  • 多摩地域

「高幡のお不動さん」の呼び名で慕われる高幡不動尊金剛寺は、平安時代に建立された、関東三大不動の一つ。新選組副長、土方歳三の菩提(ぼだい)寺としても知られる。本尊の『木造不動明王及二童子像』は、総重量1100kgを超え、日本一とされる巨像。国の重要文化財に指定されており、毎月28日の縁日には多くの参詣者でにぎわう。

参加方法:2021年1月1日(金)0時00分頃からつき始める。2020年の一般参加は受け付けていない

威光山 法明寺
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  • 池袋

鬼子母神をまつる雑司が谷の法明寺は、池袋駅から歩いておよそ15分という場所にありながら、都心とは思えない静けさが広がり、江戸時代から桜の名所としても知られる。1645(寛永22)年に鋳造、その後1732(享保17)年に再鋳された梵鐘(ぼんしょう)の下縁には、曲尺(かねじゃく)やそろばん、ます、天秤(てんびん)などの珍しい紋様が描かれている。

参加方法:12月31日(木)23時55分頃からつき始める。2020年の一般参加は中止

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堀之内 妙法寺
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  • 高円寺

厄除けの寺として、江戸時代から「堀之内のお祖師様」の呼び名で慕われる寺院。境内には、仁王門、鉄門、御成の間、祖師堂など、東京都指定有形文化財や国指定重要文化財が数多い。

仁王門の左右に安置される金剛力士像は、江戸幕府4代将軍の徳川家綱が、妙法寺の地頭所日吉山王社に寄進した作例とされる。毎月23日には「堀之内寄席」を開催。歴史と伝統の笑いを楽しみに、足を運んでみてはいかがだろう。

参加方法:12月31日(木)23時30分から、鐘楼前で整理券を配布。先着100人のみ鐘がつける

日蓮宗大本山 池上本門寺
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  • 池上

大田区にある日蓮宗の大本山。鎌倉時代に建立され、日蓮聖人が入滅した霊跡として知られる。仏法に耳を傾け、静かに経文を書き写して心の安らぎを得る『法話と写経の会』などの活動を行っている。

参加方法:12月31日(木)23時から、鐘楼堂前にて整理券を配布。先着300人のみ鐘がつける

年末年始の予定は......

  • レストラン

年末年始の休暇は、家でくつろげる貴重な時間であると同時に、のんびりと旅行や街歩きを楽しめる時間でもある。だが当然、レストランやショップなどで働く人たちも、店を閉めて休暇をとる人が多くなる。どこかで外食しようと思っても、飲食店はあまり営業していない。そんな困った事態にならないために、元日から営業しているビストロやラーメン店、しゃれたカフェなどを紹介しよう。

  • ホテル

2021年の幕開けは、ホテルという非日常空間で、日本の正月を存分に味わうのも悪くない選択だ。今後、完売することも予想されるが、掲載時点でまだ予約を受け付けているホテルをピックアップした。しかし、コロナ禍の今年は一度、売り切れた後、ぽつぽつとキャンセルが出ることも少なくないという。狙いを定めたらこまめにチェックするのがおすすめだ。

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