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Photo: Kisa Toyoshima | NEO新宿アツシ
Photo: Kisa Toyoshima

怪談師に聞く、東京のおすすめナイトスポット

街中に溶け込むゾクッとするスポット・お気に入りの場所を紹介

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怪談師には、眠らない街・東京がどのように見えているのだろうか。都市の「闇」を知り尽くした怪談師たちが、夜のひとときを過ごす「おすすめナイトスポット」紹介する。

実際に幽霊の目撃談があったとうわさされるDJバーや、夜になると不気味な雰囲気が漂う商店街まで、いつもとは違う角度で街を見てみると新たな発見があるかもしれない。独特の空気をまとう魅力的な場所ばかりなので、ぜひ足を運んでほしい。

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Dr.マキダシ

  • クラブ
  • 渋谷

東急ハンズ渋谷店」の向かいにある、ライブハウス「CHELSEA HOTEL」と同じビルに入居している老舗クラブが「R LOUNGE(アールラウンジ)」だ。

Dr.マキダシ:私が「ラッパーの怖い話」というイベントを開催させてもらっている箱なんですが、子どもの霊が出るといううわさがある店です。深夜に子どもがフロアに現れ、消えるという目撃談があるのです。私のイベントの最中にも、子どもの足音を聞いたというエピソードがありました。

店はいつもにぎわっているので座敷童の類なのかもしれませんが、遭遇したらドキっとするやもしれません。ステッカーが隙間なく貼られたエレベーターも迫力満点で見ものです!

  • カフェバー
  • 三軒茶屋

三軒茶屋にあるカフェバー「a-bridge」。雑居ビルの最上階から三軒茶屋の街を見下ろせるルーフトップテラスが人気だ。都会の真ん中でゆったりとした時間が過ごせる。DJブースもあり、不定期でイベントも開催している。

Dr.マキダシ:私のお気に入りは屋上のテラスで、ちょっとスリリングな「高所感」と街を見下ろすロケーションの良さが絶妙なあんばいなんです。屋内から漏れる音楽や談笑する声を遠巻きに聴きながら本を読んだり歌詞を書いたり、原稿を進めたりします。

「心霊譚」があるかは不明ですが、ここで怪談原稿の作業すると異様に筆が進みます。また、時折三軒茶屋の三角地帯方面から謎のうめき声が聞こえることがあります。ただの酔っ払いだといいのですが……

木根緋郷

  • 新宿三丁目

1980年代を思わせる「サイバーパンク」の世界観が広がるレストラン&バー「NEO新宿アツシ」。個性的なグルメやドリンクも多く、いつもとは違った東京の夜を過ごすのにぴったりだろう。

木根:私はいわゆる、いわく付き心霊スポットには行きません。「人から体験談として怪談を聴き、それを怪談として表に出す」その体験の場所には足を運びます。あくまで怪談ありきです。

その体験談を集める場所として、バーへ行くことが多いですね。カウンターで隣り合わせになった人から聴く話や怪談は、とても怖いですよ。

  • アトラクション
  • テーマパーク
  • 浅草

1853年に開園した、昔懐かしい遊園地「浅草花やしき」。昼や夜、人が少ない時間帯などでそれぞれ違った雰囲気が漂っている。

木根:東京で身近に触れられる、日本最古といわれるお化け屋敷。お化け屋敷を通して「怪談」の歴史をも感じられるスポットです。

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  • 東銀座
  • お勧め

歌舞伎の殿堂、「歌舞伎座」。演出や語りの間(ま)など、「怪談」と「歌舞伎」は共通する部分も多い。日本ならではの伝統文化を感じてみてほしい。 

木根:映画『国宝』で話題の歌舞伎。劇中にも出てくる『番長更屋敷』をはじめとして、怪談を演目として行ってきていることを身に染みて感じる場所です。私の活動とは形は違いますが、この場所を訪れると毎回、襟を正す思いになります。

田中俊行

  • Things to do
  • 江東区

漫画家・田河水泡(たがわ・すいほう)の代表作『のらくろ』にちなんで名付けられた、東京・江東区森下の商店街「高橋のらくろード」。昔ながらの雰囲気を今に残しているが、古着屋やベルギービールの店など、モダンな店も多い。

田中によると、夜にはまた違った雰囲気が漂うという。

田中:夜の高橋のらくろードは、昼の穏やかな雰囲気とは打って変わり、『のらくろ』のパネルが「人影」のように立ち尽くして見え、「怖い」商店街になります。

  • Things to do
  • 清澄

80年を超える歴史を持つ、深川で人気の「深川温泉 常盤湯」は、怪談師・田中のおすすめナイトスポットの一つだという。2023年に宮造りの趣を残したまま全面リニューアルし、モダンな空間で多種多様な湯が楽しめる。

田中:大好きな銭湯です。営業中は客が外にあふれるほどにぎわい、家の裏ではいつも明かりがともっています。しかし、定休日の木曜日だけは辺りが真っ暗になり、その静けさが妙に寂しくて怖いんです。

深津さくら

下北沢

怪談師の間でも不思議な体験談が多いという下北沢。サブカルチャーの街であり、ホラー・オカルトとの親和性も高い。

深津:「天狗伝説」が残る場所で、てんぐに関するお祭りも開催されています。

永代橋

日没後にはライトアップされる隅田川屈指の夜景スポット「永代橋」。しかし江戸時代には「永代橋崩落事件」が起こった場所でもあり、その歴史に思いを馳せるとどこか背筋に冷たいものが込み上げてくる。

だが、実際にあった事故を怪談として語り継ぐのは、亡くなった人たちの無念を風化させない側面もある。

深津:「深川七不思議」の舞台となった場所です。花火大会での橋の崩落事故で亡くなった人々の叫び声が聞こえてくる、といわれています。

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  • Things to do
  • 高尾山
  • お勧め

最後に深津が紹介するのは、都市部からの日帰り登山スポットとして人気の「高尾山」だ。実は、ゾクッとするような一面を持っている。

実際に夜に訪れてみると、遠くに見える街の夜景と、今自分が立っている山の静けさ・暗さの対比に恐怖を覚えるかもしれない。

深津:高尾山は、「霊験あらたか」な土地として、さまざまな伝説が残っている土地です。

もっと東京を楽しみたいなら……

  • Things to do

下北沢のゆったりとしたボヘミアンな雰囲気は、都会の目まぐるしいエネルギーから解放させてくれる。 親しみを込めて「シモキタ」と呼ばれるこの界隈(かいわい)は、個人経営の店が連なるエリアだ。

そして、ビンテージファッションの宝庫であることと、掘り出し物のレコードが見つかることも特筆したい。下北沢の小さな通りや路地には、趣のあるカフェやクールなレストランも点在している。近年では、大規模な駅前の開発により、新しい商業施設や飲食店が続々とオープン。2022年の「世界で最もクールな街」にその名を連ねることになった。

一番街を散策して古着屋で買い物をし、有名なスープカレー屋に立ち寄り、「ボーナストラック」や「リロード」で1、2杯飲んでその日を終える。

のんびりとした一日を過ごすことができる下北沢散策を楽しんでほしい。

  • Things to do

のどかな時間が流れる東京の下町、清澄白河。江戸の情緒が感じられる一方で、ブルーボトルコーヒーが上陸したことで「コーヒーの聖地」として若者が集まり、東京都現代美術館周辺にはこぢんまりとしたおしゃれなアートギャラリーが続々と登場するなど、新しい風が流れている。

週末は清澄白河で、コーヒーやノンアルコールドリンクを楽しんだり、ボリビアの朝食を味わったり、のんびりとした休日を過ごしてみては。期間限定の展示なども注目してほしい。

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  • ナイトライフ

年間約5,000万人もの旅行客が訪れる、人気観光地の浅草。19時を過ぎれば、商店街にはシャッターが下り、観光客もまばらになりガランとした雰囲気が漂い始める

特集では、夕方から深夜の散歩にぴったりなスポットを紹介。美しくライトアップされた浅草寺を横目に、探検に出かけよう。

  • Things to do

ローカルな雰囲気がありながらも、エッジが効いているエリア三軒茶屋小さな店が密集し曲がりくねった路地が入り組み、江戸時代には飲食店街であった名残がある。

ディープな三角地帯の路地、下北沢に向かう茶沢通り、そして三軒茶屋駅の南側にある蛇行した通りには、レストランやカフェ、バーがひしめく。この界隈で最も目を引くランドマークは、茶沢通りのファミリーマートにそびえ立つ奇妙な巨大ゴリラの像だろう。地元の人たちでさえその起源をよく知らないが、今では三軒茶屋になくてはならない存在となっている。

ここでは、タイムアウト東京編集部英語チームが選ぶ三軒茶屋で訪れてほしい店を紹介する。

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