「Pride Festival」を楽しむ。


6月7・8日、代々木公園イベント広場&野外ステージでは「Pride Festival」が開かれる。ステージでは、当事者やアライ(ally=仲間や同盟を語源とし、セクシュアルマイノリティー当事者を支援する人々を指す)のアーティストによるパフォーマンスやスピーチと、著名ゲストや有識者のトークが予定されている。
クィアアイコンとして幅広く活動するAISHO NAKAJIMAや、新宿二丁目発のDIVAユニット「八方不美人」が今年も登場。また、マドンナをはじめ、国内外の数々のトップアーティストの振り付けを手がけるダンサーのAya Satoが初出演するなど、華やかでパワフルなステージとなりそうだ。
もちろん、華やかさばかりではない。8日には、結婚の平等、つまり同性婚の法制化の実現を願い、アクションを続ける「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」とTokyo Prideがコラボレーションを行う。同日のパレードに参加する50組100人のカップルがステージに登壇する予定。ほかにも、各政党の政治家や、各国駐日大使館の大使によるスピーチも行われる。
戸籍上の同性のカップルに「結婚が認められないのは憲法に違反する」として国に賠償を求める同性婚を巡る裁判で、判決が出た全てを、高等裁判所が「憲法違反」と判断した。司法の判断に対して立法・行政側からの動きがない中、政治家たちは何を語るのか。改めて注目したい。