so bar 徳秋
Photo: Kisa Toyoshima | 左から、スタッフのたくまと店主の冨永徳秋(とみなが・なるあき)
Photo: Kisa Toyoshima

新宿、LGBTQ+フレンドリースポット34選

バーやカフェ、パフェにブリトーまでLGBTQ+フレンドリーな店を紹介

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タイムアウト東京 > LGBTQ+ > 新宿、LGBTQ+フレンドリースポット34選

テキスト:Time Out Tokyo Editors、Kazuho Yoshino、カイザー雪

老舗ゲイバーやレズビアンバーが多く知られ、独自のカルチャーが芽吹いてきた新宿エリア。さまざまな背景を持つ人が安心して酒を楽しめるのはもちろん、おいしい料理やスイーツも楽しめるスポットも多い。

本記事は2023年に作成された「新宿、LGBTフレンドリースポット26選」をもとに、新宿エリアのLGBTQ+フレンドリースポットを「バー」「カフェ&レストラン」「カルチャー」に分けて紹介する。

なお、営業時間に変動があるため、訪れる際は公式ウェブサイトから最新情報を確認してほしい。

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バー

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個性豊かなドラァグクイーンやゴーゴーボーイが接客してくれるバー「marohige」。同店には、2025年に全国公開された映画『ブルーボーイ事件』で重要キャラクター「アー子」を演じたイズミ・セクシーが在籍している。劇中の勝ち気なアー子とはまた異なる、どこか品のある接客も魅力の一つだ。

ほかにも、女装歴20年以上の人気ドラァグクイーン・バビ江ノビッチや、ギャルのような雰囲気が印象的なタカネノハナなど、多彩なキャストが揃う。間近で見るドラァグクイーンやゴーゴーボーイの華やかさに、圧倒されること間違いなしだ。

店のSNSはあるが、ほとんど更新されていないため、営業時間を確認したい場合は電話で店舗に問い合わせるのが確実。「初めて新宿二丁目に来た」という客も多く、不慣れでも楽しく過ごせるだろう。

  • LGBT
  • 新宿二丁目

トランスフラッグカラーの看板が目印の「BAR G-pitバー ジーピット)」は、タイや日本での性別適合手術などの相談やサポートといったトランスジェンダーのトータルサポートを行うG-pit代表・井上健斗がオーナーを務めるショットバー。トランス男性である井上をはじめ、さまざまなセクシュアリティーのスタッフがカウンターに立つ。

新宿二丁目が初めての人や、海外からの観光客も多く訪れる。注目は、限られた飲食店でしか飲めない国産プレミアムビール「GARGERY ESTELLA」。周辺エリアでは同店含めて2店舗しか扱っていないという貴重な一杯だ。

陽気な店主とレアなビールで、盛り上がること間違いなし。予約や営業時間の詳細は、公式Instagramをチェックしてほしい。

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  • 新宿二丁目

レズビアンメインのミックスバー「Lily and..」。元パーソナルトレーナーで、栄養士資格も持つ店主によるフードやドリンクへの並々ならぬこだわりが魅力だ。

フードメニューに使われる食材は農家から直接仕入れ、ドリンクも全国の酒場で実際に試飲したものを提供。90種類を超えるユニークな銘柄が揃う。厳選した素材を使った家庭料理や、時には土鍋で炊いた米でもてなしてくれるのもうれしい。

なお、フードは毎日提供されるわけではなく、ママが店に立つ日に気まぐれで登場するスタイル。営業日は公式Instagramで確認してほしい。

また、2026年6月からはデイタイム営業が開始する予定。米粉を使ったグルテンフリーのクレープや、黒ゴマのスムージーが楽しめる。そのほか、6月2日(火)からは、自家焙煎(ばいせん)のコーヒーをハンドドリップで提供する「にんげんこーひーやが、平日を中心に不定期営業を予定している。

食べることも飲むことも好きな人なら、一度は訪れてほしい一軒だ。

  • 新宿

歌舞伎町にあるトランスジェンダー男性の諭吉が運営する「諭吉BAR」。元スナックの居抜き店舗を生かした店内には、平成レトロな空気感が漂う。

聞き上手な諭吉が、訪れた人々の恋愛の悩みや仕事の愚痴などをざっくばらんに受け止めてくれるのが同店の魅力。セクシュアリティーを問わず、20代後半から60代まで幅広い年齢層の人が訪れる。

つらいことがあった日も、同店で飲んで歌って、肩の力を抜けば、明日への活力が湧いてくるだろう。 

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  • 新宿二丁目

新宿二丁目にある、男性自認の人は入店できない、ほぼ女性限定のバー「女酒場 どろぶね」。自分で焼いて楽しめるたこ焼きをはじめ、豊富な日本酒や、個性豊かな女性スタッフとの会話が魅力だ。

毎週火曜日には、ミックスバー営業を実施。女性一人でも立ち寄りやすいアットホームな雰囲気で、女性同士の恋活・友活を後押しするユニークなイベントも開催している。不定休のため、営業日は公式Xで確認してほしい。

  • LGBT
  • 新宿二丁目

2018年にEAGLE TOKYOグループによって発足された「EAGLE TOKYO BLUE(イーグル トウキョウ ブルー)」。クラブエリア、バーエリア、ラウンジエリア、日本男児ショップの4つのゾーンを展開した複合店だ。

入り口から地下につながる階段を降りると、そこにはゲイアーティストの児雷也(じらいや)が手がけた巨大壁画が待ち構える。「海と青」がテーマの空間演出の中で、ドラァグクイーンのショーからDJイベントまでさまざまなコンテンツを提供している。

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  • 新宿二丁目

新宿二丁目の夜を彩る、ひときわ目を引くレインボーの鳥居が目印の「AiiRO CAFE(アイイロカフェ)」。国籍や性別といったあらゆる境界線が溶け出す、オープンエアのスタンディング形式のゲイバーだ。

壁のない開放的な空間には、平日であっても祭りのような高揚感が漂う。路上に面しているので、初心者でもふらっと立ち寄りやすいのも魅力の一つ。初対面同士でも、グラスを交わせば自然と会話が弾むだろう。

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  • 新宿二丁目

新宿二丁目のメインストリート、仲通りに面した「Campy! Bar (キャンピーバー)」は、メディアで活躍中のブルボンヌがプロデュースするゲイミックスバー。ゲイもノンケもオールウェルカムというこの店の特徴は、日々多彩な女装スタッフ(ドラァグクイーン)がフロアで接客してくれるところ。基本的にノーチャージ、キャッシュオンのオープンバーという気楽なスタイルは、二丁目初心者でも気兼ねなく立ち寄りやすい。

オカマっぽい、わざとらしいくらい大げさなという意味の「キャンピー(campy)」を店名に掲げている通り、スタッフは皆華やかな出で立ちに、歯に衣着せぬ毒舌トークが冴え渡る。二丁目散策のスタートに、あるいは息抜きに、または仕上げに、キャンピーなガールズとの時間を楽しみたい。

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  • 新宿二丁目

2012年4月にオープンした、新宿二丁目最大規模のゲイクラブ「AiSOTOPE LOUNGE(アイソトープラウンジ)」。街の魅力とクィアカルチャーが融合した、LGBTQ+のための唯一無二の遊び場だ。

ゲイやレズビアンなど、それぞれのセクシュアリティーに向けたパーティーをはじめ、誰でも楽しめるイベントも多数開催。特定のアーティストやコンテンツをテーマにした「推し活」イベントなど、多種多様な催しが展開されている。

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  • 新宿二丁目

新宿2丁目にある「異セクシュアリティ交流bar」こと「香まり(kamari)」。元グラビアモデル、またLGBTQ+の活動家としても知られている一ノ瀬文香が店長を務めている。全てのジェンダー、セクシュアリティーを受け入れているのが特徴で、小さな店内はさまざまなアイデンティティーを持った人たちでにぎわう。

内装は忍者をテーマに装飾されており、手裏剣のコースターや日本刀などが飾られているのも面白い。一ノ瀬文香が店に立つ日は、ファンや常連客などであふれかえることも多い。

※営業時間は公式Xを確認

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  • 新宿二丁目

厚いレンガやコンクリートなどで装飾された、欧米を思わせる雰囲気のバー。2016年にオープンして以来、外国人や地元の男性客でにぎわう。働くスタッフが圧倒的に「熊系」ということでも知られており、スペイン語から中国語まで幅広い言語で対応してくれる。店内の装飾や音楽、客層などはブルックリンにあるラウンジのような雰囲気だ。

週末には大音量のポップミュージックが流れ、店の前の通りが客たちであふれるほど。フロアは広々としており、店の奥の休憩コーナーでちょっとした仮眠を取ることもできる。

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  • 新宿二丁目

陽気なバーテンダーたちが迎えてくれる新宿2丁目の人気ショットバーで、オープンから26時までは女性のみ入店可能。DJブースからはK-POPやR&B、アップビートなエレクトロが流れ、みんなが打ち解けられるようにとテキーラショットが配られることもある。

気さくな雰囲気のスタッフたちに会いに来る常連客も多い。金曜日と土曜日、祝前日は朝の6時までオープンしているので「二丁目で朝まで遊びたい」という人にはぴったりのヴェニューだ。

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  • 新宿二丁目

1966年から新宿二丁目で営業し、かつてフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)も訪れたという老舗ディスコで、2026年9月で創業60周年となる。エントランス料1,000円(ワンドリンク込み)を支払うスタイルで、1960〜1980年代のソウルやディスコミュージックを中心とした選曲には、週末ともなればフロアは熱気であふれる。

客層はゲイにノンケ、女装子などオールミックス。いつ訪れても往年の名曲がかかるニューサザエは、どんな客でも受け入れる懐の広さが何よりの魅力。ネットフリックスの人気シリーズ「クィア・アイ in Japan!」にも登場した同店には海外から訪ねてくる人も多い。都築響一の言葉を借りれば、「二丁目の有形文化財」と言うべき名店だ。

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新宿二丁目の喧騒(けんそう)から少し離れた場所にある、ミックスバー兼ギャラリー。店のキャラクターである「星男くん」は日本を代表する鬼才・宇野亜喜良によってデザインされた。

性別や性的指向を問わず、新宿二丁目初心者でも入りやすい落ち着いた雰囲気が魅力。約2週間ごとにアート作品の展示も行っており、曜日ごとに立つスタッフには、美術家や写真家、音楽家として活動するアーティストたちが名を連ねる。アート好きならぜひ訪れたいスポットだ。

ランチタイムから営業している、周辺では貴重な一軒。月〜土曜日11〜17時に喫茶と軽食 ロドス」が営業を、日曜は12〜16時(L.O.15時30分)にデリ山アカ」が「和洋プレート」を提供している。

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トランス男性がスタッフを務めるFTM(女性から男性のトランスジェンダー)バー。トランス男性にとって、貴重な情報交換の場となっている。

性別移行する上での日々の悩みについて、インターネット上にはない生の声を求めてやってくる人も少なくない。もちろん、どんなセクシュアリティー、ジェンダーの人でも大歓迎。チャージ料金は1,000円(税込み)で、酒をきっかけに性別のアイデンティティーを超えて楽しい時間を共有できる場だ。ゲイやレズビアンバーとも異なる雰囲気をきっと味わえるだろう。

新宿三丁目にある本店も性別問わず誰でも入店できるので、併せてチェックしてほしい。

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  • 新宿二丁目

男性だけの一見客はNGの、女性優先のカジュアルバー「BAR Five」。新宿二丁目の店はビールといえば瓶ビールが多いが、酒好きの店主は生ビールにこだわって提供している。

いちおしの一杯は、店主の親戚が営む京都の酒蔵から仕入れ、古代米の赤米から造られた「伊根満開」。果実酒のような甘酸っぱい独特な香りとドライな舌触りで、ロックやハイボールにしても楽しめる。息の合った店主2人の会話も心地よい。友人の家に遊びに行く感覚で訪れたい場所だ。

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  • 新宿二丁目

店内はこぢんまりとしているが、初心者でも入りやすい雰囲気の老舗レズビアンバー「agit(アジト)」。新規で訪れる人は、スタッフにカウンター席を勧められることが多い。初めての人にも常連客との交流を楽しんでもらおうというスタッフの心遣いのためだ。

グループ用のテーブルもいくつか用意されているので、カップルや友人同士での来店も可能。二丁目初心者にもオススメの店舗だ。

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  • 新宿二丁目

新宿御苑沿いに位置する「cafe&bar VOICE」。店名には「声を聴く、声が集まる、そして声を発信する」という思いが込められている。

一人でも、酒を飲む人も、ノンアルコール派の人も楽しめるスポットだ。セクシュアリティ、ジェンダー、国籍、年齢を問わず多様な人々が集い、中でも女性客が多い。きっとどんな人でも安心して過ごせるだろう。

「cafe&bar VOICE」として営業するが、月・水曜日の19~25時と木~土曜日の23~25時は「Bar マリリン」となる。ママのマリリンが程よい距離感で接客してくれるので、その心地よい空気感に自然と酒も進むだろう。チャージは「cafe&bar VOICE」が550円(以下全て税込み)、「Bar マリリン」が1,500円となる。

もともとメキシカンバーを引き継いで始まった背景もあり、「ワカモレ」や「ケサディーヤ」「モヒート」などメキシカンフードやドリンクも楽しめる。公園沿いの路面店という立地だからこそ、新宿にいながら季節の移ろいを感じられる貴重なスポットだ。

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自身の体験談をもとに、日本のゲイカップルの生活をユーモアを交えつつ真摯(しんし)に描いた本『二人で生きる技術 幸せになるためのパートナーシップ』の著者、大塚隆史がオーナーを務める小さなカクテルバー「タックスノット(Tac’s Knot)」。店内の壁には、大塚による作品が展示されている。

マスターのTaqは地元ゲイコミュニティーのリーダー。また、自身もアーティストで、彼の作品である宝石をちりばめた「聖遺物函シリーズ」が90年代に物議を醸した。英語は通じるが、日本語で会話をウォームアップするのがベターだ。

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杉山文野が経営する、ゴールデン街に2014年オープンしたオーセンティックバー。

50年代の民芸品をテーマに、独創的な世界観を繰り広げる優しい灯りのステンドグラスとともに、フレッシュな果物を使用したカクテルなど、凝ったドリンクが楽しめる隠れ家的なスポット。なかでも、同店の看板メニュー「すずやカツサンド」は特に好評だ。

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  • 新宿二丁目

2014年に惜しまれつつ閉店し、2025年に復活を遂げたクラブ「ArcH」。店名には、ゲイとストレート、男性と女性、そしてあらゆる全ての人と人とを結ぶ架け橋になる場所でありたいとの願いが込められている。

地下のドアを開けるとすぐに長いカウンターが出迎える。続くメインフロアーは、黒で迫るディープな世界。その先のステージでは、パーティーによってスタッフとパフォーマーの一体感から生み出されるドラァグクィーンのショーなどが見られる。

週末のパーティーでは、それぞれのテーマに合わせた限定のオリジナルカクテルを用意している。マドンナ(Madonna)、カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)などのゲイ・アンセムをフィチャーしたオフィシャルなパーティーを開催していることも特徴的だ。

なお、リニューアルした同店の目玉は、ステージに設置されたガラス張りのシャワーブース。セクシーなゴーゴーボーイたちが鍛え抜かれた肉体を濡らしながら踊るパフォーマンスが楽しめる。ゲイカルチャーの象徴ともいえる演出は、日本初上陸となる。

カフェ&レストラン

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  • 新宿三丁目

打ちたての自家製そばが楽しめる「so bar 徳秋(なるあき)」。素材や製法にこだわり、北海道・音威子府(おといねっぷ)産のそば粉を8割、小麦粉を2割の割合で打つ「二八そば」を提供している。

「せいろそば」は、喉越しが良くすっきりとした味わいで、一方の「田舎そば」は、しっかりとした歯応えと、そば本来の甘みや香りが感じられる。そばだけでなく、有機農法で育てる農家から直接仕入れた食材や、料理に合う酒も豊富に取り揃えている。

同店の大きな魅力の一つが、景観だ。大きな窓からは並木道や「新宿御苑」を望むことができ、新緑の季節には、新宿にいることを忘れてしまいそうな清々しい空間の中でそばが味わえる。

ただしエレベータはなく、急な階段を登らなくてはならない。おいしい食事の前の軽い運動だと割り切って上ろう。

事前予約制でそば打ち体験も実施。家族連れで訪れる人も多いという。店にはゲイのスタッフも在籍しており、セクシュアリティーを気にせずに誰もがリラックスして食事が楽しめる。

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ドラァグクイーンのマーガレットとして知られる小倉東(おぐら・とう)が営む「ホモ本ブックカフェ  オカマルト」。2021年に一度閉業したものの「世界堂 新宿本店」近くの新宿ビルへ場所を移し、復活を遂げた。目印は、フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)が描かれたステンドグラスの窓だ。

4席ほどの小さなカウンターと、4人で肩を寄せあうように座るソファが置かれた店内いっぱいに性的少数者の歴史的な書籍が並べられている。ゲイ雑誌や同性愛の研究書など、ゲイやクィアカルチャーの資料を集めた膨大なコレクションの一部が公開されている。  

魅力は蔵書だけではない。料金は1杯目は2,500円で菓子やつまみが付いてくる。50種類以上の紅茶を常備しており、まるでワインのソムリエのように客の気分や好みに合わせて茶葉をセレクトしてくれる。どんな一杯が提供されるのかも、この店ならではの楽しみだ。

ワインやビール、ハイボールなどアルコール類のラインアップも充実。紅茶は「WEDGWOOD」のフェスティビティ、色の濃いダージリンには白磁、ミルクティーには「Cath Kidston」と、茶葉ごとに異なる茶器で提供される。

昼下がりには静かで優雅なティータイムが、夜には酔客が集うゲイバーの陽気な空気に様変わりする。ちょっとした非日常にぴったりのスポットだ。

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メインストリートである仲通り沿いにあり、国境や性別を超えた多様な人々が集う「ALAMAS CAFE」。メキシコから直輸入したカラフルな雑貨に彩られ、陽気な雰囲気に包まれている。

店内では、アルコールやソフトドリンクのほか、本格的なメキシカンフードを提供。常設されたサテライトスタジオでは、DJが夜を盛り上げる。

単なるカフェでは物足りない、そんな感度の高い人々から愛される同点。一人で軽く一杯を楽しみたい時にも、友人とのにぎやかな時間を過ごしたい夜にも、さまざまなシチュエーションで心地よく過ごせるだろう。

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LGBTQ+フレンドリーな新宿三丁目のカフェ&レストラン「新宿ダイアログ」。雑居ビルの2階のカラフルなレインボーフラッグが目印だ。

土・日曜日のランチタイムは、体に優しい手作りスイーツやビーガンメニューを楽しめるカフェとしてオープン。月・火・水・金曜日の夜は、アジアの家庭料理と茶の店「百福bai fuの店主、杉本充が店に立つ。

事前予約制となっているので、店主のInstagramのDMから予約してほしい。ほかでは味わえない複雑で風味豊かな料理を堪能しよう。

新宿ダイアログでは、持続可能な社会を実現するために定められた17の開発目標、SDGsも学べる。ビルの3階では、不定期でイベントが開催されているので、随時公式Instagramをチェックしよう。

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新宿御苑前の「TAMASAKA(タマサカ)」は、飲み屋が中心の新宿二丁目で食事も楽しめる居酒屋。食材はどれも国産にこだわり、有機栽培の柑橘を使用した「旬の柑橘サワー」や、豊洲の仲卸業者から仕入れた季節の食材を使ったメニューが魅力だ。

オーナーはトランス男性向けの情報誌「LapH」を手がけており、店内で雑誌を購入することもできる。日々の食生活が乱れがちな人こそ、ぜひ足を運んでもらいたい。

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コシのある自家製麺と、昆布だしで作る関西風うどんが楽しめるバー。「ママパニック」という店名とは裏腹に、実家が神戸のうどん店だったというママのうどんはかなり本格的だ。麺は粉や水など素材選びからこだわって、丸1日かけて仕込んでおり、関西出身でなくともその味のとりこになることだろう。

ママに店の由来を聞くと、「実家でお母さんに『おかえり』と言われる、そんな店にしたくて。『パニック』はパニックって言えば、混んでても空いてても許せるやろ」と豪快に笑う。ヒョウ柄に全身を包んだ明るい姿は、まるで「関西のお母ちゃん」。どんなセクシュアリティーでも、オープンに話せてしまう不思議な魅力がある店だ。営業時間の詳細は、訪れる前にFacebookを確認しよう。

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パティシエの店主が同性パートナーと営む予約制のパフェ専門店「RoytoSilo(ロイトシロ)」。夜中でもパフェを楽しむことができる。

店名は、アメリカの動物園で実在したペンギンのロイとシロから取ったもの。ペンギンは同性愛の象徴ともいわれ、店内には至る所にペンギングッズが飾られている。

店の看板メニューの一つ「SILO」はチョコミント味のパフェで、あっさりとしたミントの香りがホワイトチョコの濃厚な甘みと絶妙にマッチ。もともとチョコミントが苦手な人でも病みつきになり、リピーターは多いそう。一日の締めくくりに食べたくなる一品だ。

予約は専用フォームからしてほしい。なお、ウェブ予約は当日19時まで受けてけており予約すれば19時から店内の利用ができる。

カルチャー

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  • 新宿二丁目

新宿二丁目の足湯カフェ&バー。カクテルなどのアルコールから、体に優しいノンカフェインの茶、名物の「ローストビーフ丼」まで食事も楽しめる。

ろ過・殺菌機能付きの足湯では、飲み物を提供している。また、裸足になりにくい服装でも気軽に楽しめるよう、服の上から履くビニールソックスの販売やレンタルタオルも用意。学割料金も設定している。

足湯に浸からず、通常のカフェとしての利用もできる。冬にはこたつが登場するほか、ハンモックはオールシーズン楽しめるので、子ども連れでも楽しめる。イベント時の貸切利用にも対応しており、毎週水曜日は犬を同伴して来店もできる。

店内には家族型ロボット「LOVOT」の「どんちゃん」がおり、足元に近寄ってきて、一人客も飽きさせない。外国人観光客の姿も多く見られ、世代や肌の色を超えて楽しめるほっこりスポットだ。

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  • 新宿二丁目

トランスジェンダーや女装をする人、自分に自信が持てない女性など、性や自己表現にまつわる悩みを抱えている人に向けて、「自分らしい女性らしさ」を提案するスクール。自分に合ったメイクを、買い物から同行して教えてくれるなど、きめ細かな指導が魅力だ。

レッスンは全部で5種類。中でも注目は、トランスジェンダー女性の演技指導を行う西原さつきによる、女性らしい発声方法をレクチャーするボイスレッスン。日本国内だけではなく、シンガポール・中国・ドイツ・アメリカなど海外からの問い合わせも多いという。

そのほか、一人一人に合ったメイクを提案するメイクレッスンや、地方での1日レッスンプランも用意されている。

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女性の格好をして交流できる、女装サロンコミュニティーバー。性別や年齢を問わず、誰でも来店できるスポットだ。

入場チケット3,000円(税込み)を払えば、当日の営業時間中は出入りが自由。衣装やウィッグ、メイク道具一式など、女装体験サービスも充実している。ベテランスタッフが何でも教えてくれるので、女装に慣れていなくても楽しめるだろう。

多くの人が集まるような大規模イベントを定期的に開催。女装や女装子に興味がある人はぜひ一度足を運んでみてほしい。

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  • 新宿二丁目

新宿二丁目の仲通りにあるゲイショップ。アダルト向けのゲイDVD、セックストイ、セクシー下着などが販売されている、「上級者」用の本格的コアな店。プライベートな商品を扱う店なので、面白半分で入るのは慎んでほしい。

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  • 新宿二丁目

新宿二丁目にあるHIV(エイズ)をはじめとしたセクシャルヘルスの情報センター兼オープンスペース。セクシュアリティやLGBTQ+、メンタルヘルス、ドラッグなど依存症の情報だけでなく、新宿二丁目のバーマップや各地域のコミュニティー情報も集められている。性別や年齢を問わず、誰でも利用可能だ。

スペースを貸し出して、イベントや学習会を開催。デリバリーボーイズ(DELIVERY BOYS)に参加すれば、サークル感覚で月1回の勉強会や、バーやクラブでのコンドーム配布などの活動にも携われる。年齢や職業、立場に関わらず、多彩な人が集まるのが魅力だ。

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  • 新宿二丁目

プライドハウス東京が運営する、日本初の常設大型総合LGBTQ+センター「プライドハウス東京レガシー」。「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を契機に、セクターを超えた団体・個人・企業が協働して設立された。

2020年10月の開設以来、LGBTQ+をはじめとする性的マイノリティーに関する情報発信や、多様性をテーマにしたイベントを展開。これまでに延べ2万人を超える来館者を迎えてきた。

リニューアル期間を経て、2026年6月に新体制で再始動。性的指向や性自認を問わず、誰もが安心して立ち寄れる居場所として、施設内にはLGBTQ+関連の書籍や資料を揃えたライブラリーや、多目的スペースを備える。

また、匿名・無料で利用できるチャット相談「LGBTQ+いのちの相談」も実施。全国どこからでもアクセスできる。

LGBTQ+のカルチャーをもっと学びたいなら......

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※2023年に移転

言わずと知れたゲイタウン新宿二丁目。その深奥にある、とりわけディープな一角「新千鳥街」の中でブックカフェ「オカマルト」は営業している。店主の小倉東(おぐら・とう)は、ドラァグクイーン「マーガレット」の名でも知られる、日本のアンダーグラウンドなゲイシーンにおける最重要人物の一人だ。かねてより雑誌編集や文筆業でも豊富な知識と鋭い洞察力を披露してきた彼が、2016年末にオープンさせた店とあって注目が集まっている。

同店の本棚に並ぶのは、通常のブックカフェとは異なり、ポルノ雑誌からアカデミックな研究書まで、ゲイやクィアカルチャー、同性愛などにまつわるものばかり。二丁目というコミュニティー内でゲイ資料をアーカイブしていく意義とは何なのか。平日昼間のオカマルトで話を聞いた。

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いまや「nichome」という言葉が世界語になるほど、国内外で認知されるようになった世界屈指のゲイタウン、新宿二丁目。東西南北数ブロックのエリアに、数百のゲイバーやレズバーがひしめく不夜城である。閉店(開店ではなくて)が昼過ぎ、なんて店がざらにある、歌舞伎町と並んで日本でいちばん「眠らない街」でもある。

そしてまた新宿二丁目は、ニューヨークのクリストファー・ストリート、サンフランシスコのカストロ・ストリートなど、世界に数あるゲイタウンのなかでも、きわだって安全に(健全に、ではない)遊べる街でもある。

  • Things to do

6月がプライド月間(Pride Month)と称されるようになった発端を、聞いたことはあるだろうか。1969628日、ニューヨークのゲイバー『ストーンウォール・イン』(Stonewall Inn)で度々起きていた警察の踏み込みに対し、同性愛者やトランスジェンダーの人々が立ち向かい、5日間に及ぶ暴動に発展した。それをきっかけに、同性愛者をはじめとするLGBTQ+の人たちが、自らの権利について声を上げ始めた(声を上げやすくなった)ことに由来し、6月をプライド月間と呼ぶようになった。毎年6月、聖地ニューヨークを筆頭に各地でプライドパレードが開催されているのも、そのためだ

今回は苦境の中で立ち上がった先人たちに敬意を表し、そしてプライド月間を祝し、クィアを入り口に「学び」を得られる場所をクィアスポットとして、いくつか紹介する。黒人差別をはじめ、あらゆる差別と暴力の歴史について、ともに学ぶ機会となることを願って。

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