1. キストウキョウ
    キストウキョウ
  2. Photo: Keisuke Tanigawa
    Photo: Keisuke Tanigawa
  3. 茅乃舎 コレド室町 日本橋店
    茅乃舎 コレド室町 日本橋店

東京、美しいデザインのショップ5選

ナイキスニーカーが並ぶ天井、⽵のすだれをイメージした店舗など

Kaila Imada
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Kaila Imada
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タイムアウト東京  Things To Do > 東京、美しいデザインのショップ5選

東京でのショッピングは、単に商品を手に取り、支払いをして帰るだけではない。接客サービスが優れていることはもちろん、内装デザインへのこだわりが強く五感で楽しむことができる。

都内にある多くの国内外のブランドは、ショッピングがより楽しくなるようなゴージャスな空間で店を構えている。ここでは、洗練されたモダンなブランドショップから、食品やキッチン用品を扱うクリエーティブなショップまで、東京で最も美しいショップを紹介する。

  • ショッピング
  • 渋谷

ストリートウエアとスニーカーの専門店であるキス(Kith)は、ついにミヤシタパークに旗艦店をオープンした。ニューヨークを拠点とするキスは、アメリカのアーティスト、ダニエル・アーシャムが共同で設立したデザインスタジオ、スナーキテクチャー(Snarkitecture)と協力してショップスペースを作った。

大理石、ステンレススチール、ガラスを使ったすっきりとしたデザインは、アメリカのキスの店舗をほうふつとさせる。吹き抜けのアーチに沿って白い『ナイキ エアフォース1 スニーカー』が並んでいるのが印象的な天井だ。一方の部屋ではスニーカーが圧倒的な存在感を放ち、もう一方には洋服やアクセサリーが丁寧に並べられている。

  • ショッピング
  • 中目黒

2020年にオープンした、ビズビムのウィメンズフラッグシップストア。

以前は住宅だった場所を利用しており、目立たない場所にあるため、思わず通り過ぎてしまいそうになる。しかし、入り口にかけられたのれんをくぐると、土壁や木材のはり、川に面した大きな窓など、日本の伝統的な素朴なインテリアが目に飛び込んでくる。

このリノベーションされた住居は、美と職人技を強調するブランドの重要な価値観を完璧に表現。裏手にある小さな日本庭園から、店内につるされたちょうちんや手彫りのディスプレイテーブルに至るまで、細部にわたってそれが見て取れる。細部にまでこだわった完璧な空間は、見ているだけで心が洗われるような気分になるだろう。

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  • ショッピング
  • 浅草

かっぱ橋道具街には、食品関係者や料理の腕を上げたい一般の人向けに、キッチン用品や業務用機器を販売する店が並ぶ。ほとんどの店では商品がごちゃごちゃしていて選ぶのに苦労するが、馬嶋屋菓子道具店のようなすっきりとした店もある。

1946年に創業した馬嶋屋菓子道具店は、泡立て器やケーキ型、さらには伝統的な和菓子の型などの製菓道具を扱う専門店2019年にリニューアルされた建築事務所、カミトペンによる店舗空間は、3000種類以上の菓子型を見て回れるように設計された2階建ての構造になっている。

建物の中央にフェンスのようにつるされた型のディスプレーがそびえ立ち、その周りをらせん状に階段が設置。インダストリアルな内装はこのエリアの美観にマッチしており、さびついた外観がその魅力を引き立てている。

  • ショッピング
  • 日本橋

建築家の隈研吾が内装デザインを手がけたこの日本橋のしょうゆ店は、老舗のしょうゆを現代風にアレンジしている。隈は、国立競技場などの見事な木造建築で知られているが、この店舗の木をふんだんに使った内装にもこだわりを感じられる。

しょうゆ醸造家へのオマージュとして、このフラッグシップストアは九州にあるブランドの倉庫を再現。天井からつるされた大きなしょうゆたるが目を引く。また、しょうゆの製造に使われる「麹蓋(こうじぶた)」と呼ばれる特別な木製のトレーを店内のディスプレー棚として使用。全て地元の職人によって製造されており、本物の雰囲気を味わうことができる。

日本橋のコレド室町3にある同店は、高層ビルが立ち並ぶ東京の金融街に伝統的な雰囲気を醸し出しているのも、魅力的なポイントだろう。

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  • ショッピング
  • アート、クラフト、趣味
  • 天王洲

隈研吾が店舗デザインを手がけた寺田倉庫が運営する画材ラボ、ピグモン トーキョーは、竹のすだれにインスピレーションを受けている。店内に入ると、天然の鉱物を使った4500種類以上のピグメントがガラス瓶に入れられて、店の奥の壁に美しく並んでいる。まるで虹の中を歩いているような気分になるだろう。

最高品質の東アジアの伝統的な道具も数多くそろい、隈が設計した複雑な竹の流れの天井の下には、まるで博物館のディスプレーのように見事なアートブラシが壁一面に展示されている。

スタッフは製品の詳細を熟知しており、使い方を丁寧に教えてくれる。ほかにも、色の世界をより深く知りたい人のためのワークショップも開催される。

美を求めるなら......

  • Things to do

関東大震災や第二次世界大戦の東京大空襲で大きな被害を受けるまで、東京には、現在も京都で見られるような木造の家が立ち並んでいた。その後、鉄鋼やコンクリート、独創的な形状に重きを置いたさまざまな建築物が建てられ、東京は現代的に生まれ変わった。

しかし天然素材の良さも見直されてきており、都は最近350メートルの木造超高層ビルの建設計画を発表している。このビルのオープンは2041年まで待たなくてはならないので、今の時点で鑑賞できる美しい建築物を紹介しよう。 

  • レストラン
  • カフェ・喫茶店

東京には、コーヒーショップやティールームが十分と言っていいほどある。Wi-Fiが利用できるカフェや昔ながらの喫茶店など、選択肢は尽きない。それらの選択肢の中には、ドリンクやフードのためだけでなく、店自体に訪れる価値のあるクールなデザインのカフェもある。

ここでは、ハンドドリップで楽しむ日本茶専門店やモダンでシンプルな店など、東京で最もスタイリッシュなカフェを紹介する。

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  • アート
  • 公共のアート

無数の美術館やギャラリーが存在し、常に多様な展覧会が開かれている東京。海外の芸術愛好家にとってもアジアトップクラスの目的地だ。しかし、貴重な展示会や美術館は料金がかさんでしまうのも事実。

そんなときは、東京の街を散策してみよう。著名な芸術家による傑作が、野外の至る所で鑑賞できる。特におすすめのスポットを紹介していく。

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