酔服屋
Photo:morookamanabu | 酔服屋
Photo:morookamanabu

東京、ビンテージアニメTシャツが手に入る店4選

中野や原宿、三軒茶屋などでマニアックな一着を探す

広告

タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル>東京、ビンテージアニメTシャツが手に入る店4選

日本を代表するカルチャーにして最大の輸出産業「アニメ」。

その世界的人気に比して、アニメキャラクターがプリントされた「アニメT」は、かつては限られビンテージブームの追い風に乗って、今やバンドTと並ぶクールなファッションアイテムとして熱烈な視線を浴びている。昨今では数十万円の価値がついたビンテージアイテムも販売されており、海外からもお宝アイテムを求めて客が訪れているという。

ここでは、中野、原宿、三軒茶屋エリアのとびきりクールなアニメTを扱うショップを紹介しよう。

関連記事
東京、隠れ家過ぎる店8選
東京、週末に行きたいフリーマーケット

  • ショッピング
  • 原宿

2024年6月に原宿にオープンしたばかりのアニメ、漫画、ゲームT専門店。無数のポスターが天井や壁に張り巡らされた店内は、アニメファンならば足を踏み入れるだけでワクワクすることうけ合いだ。『ONE PIECE』『セーラームーン』といった国民的人気作品から、『とらドラ!』『To LOVEる』など美少女系作品まで幅広くディープに取り扱う。

特に店長の西川が「日本の古着屋でもっとも取り扱い点数が多い」と自負するドラゴンボールTの豊富さは、圧巻。いわゆる萌え系のTシャツも販売しているが、「デートのときに着ていっても女の子が嫌じゃないもの」という視点から、アダルト作品ものは取り扱っていない。

レギュラーTを多く扱っており、価格帯は8,000円台がメイン。おもにアメリカ、インドネシア、タイ、フィリピンのディーラーから買い付けている。アメリカ企画のものが多いが海外物はプリントサイズが大きいほか、キャラクターのラインアップに整合性がなかったり、イラストが独自に描き直されていたりと、別解釈が入ってくるのが魅力的だそう。

気になるTシャツ

ドラゴンボールGTのTシャツは、番組中のアイキャッチをプリントした「アイキャッチ・ブート」と呼ばれるもので人気の一品。12万1,000円。「セーラームーン(2XL)」は1万1,600円。セーラームーンはドラゴンボールと並ぶ売れ筋商品で海外からの人気も高い。

『セーラームーン(2XL)』Tシャツ

また、海外では『幻影旅団』の人気が凄まじく、全キャラのソロTシャツが存在し、どれも飛ぶように売れ、特に人気があるキャラはフェイタンとクロロだそう。

  • ショッピング
  • 三軒茶屋

三軒茶屋駅から徒歩3分の好立地に店を構える古着屋。アウトドア、ワーク、ミリタリーなど幅広いアイテムを1〜2万円台の良心的な価格で展開している。

1990〜2000年代のレギュラー古着をメインにセレクトしており、「日常において長く着られる、ライフスタイルに合う服」という視点で買い付けたアイテムは、おしなべて上質。「何これ?」と思わず引っかかるようなデザインを中心にセレクトされたTシャツは、どれも奥行きがあり味わい深い。

アニメTを買い付ける際はファッションとして馴染むかどうか、ボディがちゃんとしているかどうかを基準にしているそうだ。印象的な店名は、「2文字の覚えやすいキャッチーな言葉」というところから思いついたという。

気になるTシャツ

『遊戯王』のTシャツ(2万2,000円)はUSA版アニメのもので、タグが無いため推測になるがサイズはおそらくユースL。当時アメリカではアニメTはキッズが着るものだったため、ユースサイズが多いのだとか。遊戯の相棒モンスターといえばブラック・マジシャンが相場だが、本品は登場時期が異なる「バスター・ブレイダー」と「カオス・ソルジャー」がプリントされている。こうした日本人には無い大味なアメリカンセンスがUSA企画品の魅力だ。

『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のTシャツ

1990年代前半のUSAもの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のTシャツは、袖がシングルステッチになっており、コットン100%で手触りも良い。1980~90年代のスケート系Tシャツで盛んに用いられた『ONEITA』のボディだそう。価格未設定。

広告
  • ショッピング
  • 中野

オタクの聖地「中野ブロードウェイ」1階にあるビンテージTシャツ専門店。海外から買い付けた映画や音楽などカルチャー系の激レアTシャツがズラリと並ぶ様は壮観だ。価格帯は平均して4〜5万円だが、中には100万円を超えるものも揃える。

スタッフの太田によれば、最近売れた中で一番高額なものは『AKIRA』のイタリア産のロンTで、値段はなんと110万円。アニメTでとりわけ人気があるのはやはり『AKIRA』『攻殻機動隊』『ジブリ』で、バンドTよりも母数が少ない一方でファン層は厚いため高騰している。

なお、バンドTはニルヴァーナやレッド・ホット・チリ・ペッパーズといった定番ものから、スヌープ・ドッグやウータン・クランなどヒップホップ勢も取り揃えている。

気になるTシャツ

東南アジアのディーラーから買い付けたという『らんま 1/2』(14万3,000円)、『ドラゴンボール』(15万1,800円)。

『ドラゴンボール』と『らんま 1/2』のTシャツ

老舗アメリカンビンテージショップ「ベルベルジン」が、2019年にオープンした店。店内をギッシリと埋めつくすカルチャー系のTシャツやスウェット群は、店長の青木がアメリカで買い付けてきた珍しいアイテムばかり。価格帯は6,000~2万円がメインで、アニメTのほかバンドTや映画Tなども多く扱っている。

青木によればヴィンテージアニメTは青木「ここ3年ぐらいで一気に盛り上がりを見せた」そうで、価格も年々高騰しているが、自分たちが思う値段で売りたいという思いから市場価格より安めに値付けをしている。

 「まずバンドTが流行って、その次に映画Tが流行ったから次はアニメTが来ると予測していた」と語る青木に、次なるトレンドを尋ねたところ「イームズとかヴィンテージ家具のTシャツが来る」らしい。

ちなみに人気がある作品はやはり『攻殻機動隊』『AKIRA』『ハンターハンター』『ドラゴンボール』など。

気になるTシャツ

『ハンターハンター』の1990年代当時のオリジナルTシャツ10万7,800円。『AKIRA』ヴィンテージアニメT界でもとくに人気が高いFASHION VICTIMタグのもの。金田ソロはたくさんあるが、鉄雄ソロはめずらしいらしい。

『ハンターハンター』と『AKIRA』のTシャツ

もっとショッピングを楽しむなら……

  • ショッピング
東京、銭湯のオリジナルTシャツ7選
東京、銭湯のオリジナルTシャツ7選

現在、全国で1日1軒が廃業しているという銭湯。しかし、近年のサウナブームや店主の世代交代、銭湯好きの若者による「東京銭湯」などのグループの活動によって銭湯の間口が若い世代にじわじわと広がっている。このことを一因に、オリジナルのTシャツを制作、販売する銭湯が増えているのだ。それぞれの銭湯やその個性が凝縮されたかわいらしいTシャツをここでは7つセレクトして紹介する。

広告
  • ショッピング

下北沢は「日本一の古着市場」ともいわれており、古着屋の店舗数は原宿、高円寺をしのぐ勢いだ。実際、平日でも「古着屋巡り」をする若者でにぎわっている。

今回は多種多様な古着屋ひしめく下北沢の中で、おすすめの店を20軒紹介。さらに、自分に合った目的の店が見つかるように、「センス抜群の店主」「とがったコンセプト」「ビンテージ品」「キレイめ」「小物」「プチプラ」「大店」という7つのカテゴリーに分けてみた。

おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告