東京、銭湯のオリジナルTシャツ7選

押上や代々木上原、高円寺などにある銭湯のオリジナルTシャツ

Mari Hiratsuka
テキスト:
Mari Hiratsuka
Hisato Hayashi
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写真:豊嶋希沙
撮影協力:大黒湯

現在、全国で1日1軒が廃業しているという銭湯。しかし、近年のサウナブームや店主の世代交代、銭湯好きの若者による「東京銭湯」などのグループの活動によって銭湯の間口が若い世代にじわじわと広がっている。このことを一因に、オリジナルのTシャツを制作、販売する銭湯が増えているのだ。それぞれの銭湯やその個性が凝縮されたかわいらしいTシャツをここでは7つセレクトして紹介する。

銭湯自体も、見事な銭湯富士が眺められる、天然温泉の湯に浸かれる、番頭の人柄が素晴らしいなど、わざわざ足を運びたくなる魅力的な場所なので、ぜひ足を運んでほしい。

蒲田温泉
  • Things to do
  • 蒲田

蒲田にある赤い看板が目印の天然温泉銭湯。ここでは「美人の湯」と呼ばれる真っ黒な黒湯の風呂を堪能できる。2階には食事、飲食、カラオケが楽めるレトロな大広間もあるので湯上がりにのぞいてみてほしい。

オリジナルTシャツも見逃せない。かわいらしいライオンのイラストが目印のコットンTシャツは、58色展開。ドライ素材を使用したものも40色製作中で豊富なカラーがそろう(2019年11月上旬入荷予定)。今後はパーカーや公募で決まった新デザインTシャツの制作も企画している。

そのほかトートバッグの販売もある。蒲田土産としてもおすすめだ。

喜楽湯
  • Things to do
  • 埼玉

埼玉県川口市の閑静な住宅街の中にある、1950年代に創業した老舗銭湯。レトロでポップな独特の雰囲気が漂う銭湯だ。魅力は、井戸水を薪で沸かした風呂と、感情豊かで人情深い3人の番頭。

Tシャツのデザインは、「東京銭湯 - TOKYO SENTO -」参加メンバーでデザイナーの大竹沙織が「番頭3人に似合うTシャツ」をテーマにデザイン。中央のイラストは、喜楽湯 の看板猫タタミだ。 

そのほかにも、子ども連れでも気兼ねなく来てほしいという思いから、オリジナルTシャツのキッズサイズやベビー用ロンパースも販売している。

在庫に関しては、アイスグリーンは夏限定カラーなので残りわずか。そのほかは余裕あり。

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梅の湯
  • ヘルス&ビューティー
  • 荒川区

1951年創業、2016年にリニューアルオープンした荒川区の銭湯。浴槽数も豊富で、露天スペースにはジャグジー風呂、寝風呂が並ぶ。1988年の改装時に設営された高温乾式サウナも人気。

Tシャツのロゴデザインは、「東京銭湯 - TOKYO SENTO -」参加メンバーの日野が手がけた。梅の湯オーナーによると、銭湯をリニューアルをした際に、目指すイメージであった「ポップで明るくかわいらしさがある銭湯」が表現できるようなデザインを依頼した。

そのほか、公式ウェブサイトで限定商品も受注生産方式で販売している。『薬湯Tシャツ』などマニアックなデザインもあるので、銭湯好きは要チェックだ。

月見湯
  • Things to do
  • 世田谷区

下高井戸駅から徒歩6分ほどの場所にある、地元民から愛される銭湯。風呂の湯は全て天然温泉で、電気風呂やハイパージェット、サウナ、天然温泉の掛流し水風呂などがある。

かわいらしいウサギが描かれたオリジナルTシャツは世田谷区にある銭湯の番頭がデザインした。販売をはじめた2018年から「月見」にかけたウサギのデザインは変えずに色を変えて販売している(2019年は黄土色と青)。

また、「銭湯」にかけて価格は1,100円とリーズナブルなのも魅力である。

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大黒湯
  • Things to do
  • 押上

墨田区本所に位置する、下町の銭湯。2012年に天然温泉と認められた。湯船からスカイツリーが臨められるのも特徴。23区初の朝10時までオールナイト営業をしている

オリジナルTシャツはなんと3種類。向かいにシルクスクリーンプリント会社があることもあり、定期的にTシャツを制作しているそうだ。

写真のスカイツリーが描かれたTシャツは、大黒湯で働く美大生スタッフによるもの。背中のロゴ左上にある正円は、早朝から深夜までの営業スタイルを表していて朝日、太陽、月をイメージしている。

2019年新作は「スキ」「銭湯」「サウナ」3つの「S」を湯気や蒸気に見立てたユニークな1枚。(2,200円〜)

バスハウス
  • Things to do
  • 代々木上原

代々木八幡にある、銭湯にコワーキングスペースとカフェバーを取り込んだ「ハイパー銭湯」。ペットの入店も可能で、看板犬のジェスが迎えてくれる。

Tシャツは風呂上がりに着心地のいいTシャツを着てもらえればと思いアパレルブランドの10YCとコラボレーションして制作、ロゴデザインはデザイナーの ki_moi が手がけた。

銭湯の内装を1920年代をテーマにしていることから、胸元にデザインされた「Bathhous」の書体は、アール デコスタイルをベースにしている

各サイズ5着程度は在庫があり、値段は6,600円。そのほかにも胸元に「チルアンドワーク」とさりげない刺しゅうがほどこされたデザインのTシャツなどを販売している。

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小杉湯
  • Things to do
  • 高円寺

地元住民の憩いの場となっている昔懐かしい老舗銭湯。浴場内の鮮やかなペンキ絵は丸山清人によるもの(2019年10月現在)で、男湯と女湯それぞれの壁には富士五湖のひとつである西湖から眺めた富士山が描かれている。

Tシャツと入り口ののれんに描かれている鯉のモチーフは、銭湯内の一角にあるギャラリーで展示を行う市川正美が手がけた。小杉湯の破風屋根をイメージして制作。築86年の破風屋根に始まり、欄干の彫刻や、脱衣場の天井など、古いものを大事にする小杉湯ならではのデザインだ。

そのほか、若手アーティストらが制作した銭湯にまつわるアイテムを販売している。

Tシャツマニアなら……

東京、飲食店のオリジナルTシャツ9選
  • レストラン
  • カフェ・喫茶店

ここでは、レストランとカフェ、バーに限定し、魅力的な店であるということはもちろん、Tシャツを買いに行くのが目的になってしまうような、心ときめく9着(店)を紹介する。多くの客から愛される下北沢の老舗中華料理屋や、デプト(DEPT)のオーナーが2019年にオープンしたばかりの台湾スイーツ店、アーティストの五木田智央デザインなど、Tシャツハンターになってお気に入りを見つけてほしい。 なお、Tシャツの生産枚数が少ない店もあるので、注意しよう。

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