1. Ginza Hachigo
    Photo: Ginza HachigoGinza Hachigo ramen
  2. Ebimaru
    Photo: EbimaruLobster ramen at Ebimaru
  3. Iruca Tokyo's special porcini shoyu ramen
    Photo: Lim Chee WahIruca Tokyo's special porcini shoyu ramen

東京、モダンラーメン7選

銀座や神保町、新宿で定番ラーメンとは一線を画す独創的な麺を味わう

Lim Chee Wah
テキスト:
Lim Chee Wah
翻訳:
Hanako Suga
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、ラーメンガイド > 東京、モダンラーメン7選

ラーメンは、厳格なルールに縛られることなくどこでも食べられる日本のソウルフードだ。街の至る所に店があり、東京はラーメンの激戦区でもある。定番といえば、塩、醤油、味噌、豚骨の4種類だが、実験的な味付けでその常識を覆そうとする料理人も増えてきている。

ここではタイムアウト東京英語編集部が選んだ、正統派ラーメンに引けを取らないモダンなラーメンを紹介。リストを参考に、その進化と新たな可能性を感じる一杯を見つけてほしい。

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  • レストラン
  • 六本木

「入鹿TOKYO 六本木」のラーメンは、全ての要素に細心の注意が払われている。スープのベースは全メニュー共通で、業界初の「カルテットスープ」を使用。名古屋コーチンを主軸に黒豚、ムール貝、イセエビの4種類のスープをそれぞれ別々に炊きあげ、提供前に一つに合わせている。

人気メニューは、「特製ポルチーニ醤油らぁ麺」(1,800円、以下全て税込み)。7種類の醤油をブレンドしたたれが、スープの味をさらに引き締める。 一緒に添えられたポルチーニとトリュフのペーストは、好みで投入するスタイル。平打ちの太麺との相性も抜群だ。

シンプルで上品なラーメンに、誰もが魅了されるだろう。

  • レストラン
  • ラーメン
  • 東銀座

2018年にオープンした「銀座 八五」は、ミシュランガイド東京に2年連続で一つ星として掲載された名店だ。オーナーシェフの松村康史はフレンチシェフとしても活躍し、豊富な経験を持つ。

透明感のある「中華そば」(1,100円)の黄金色のスープは、軽やかでありながら深みのある味わい。名古屋コーチンやカモ、ホタテ、ドライトマトなどを煮込んだもので、たれを使わずに生ハムで風味付けしている。

うまみが詰まったスープの味は、驚異的なおいしさだ。 細麺の上に乗せられているのはメンマ、ネギ、チャーシュー。仕上げに、黒胡椒がトッピングされている。 チャーシューも完璧で、とろけるような柔らかさ。

東京で食べる、最高の一杯となることは間違いない。

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  • レストラン
  • 神保町

フレンチとラーメンの融合をテーマにしたラーメン店。店主を務めるのは、現役フレンチシェフでもあるMASA。フレンチ界で積んだ経験が、この贅沢かつ大胆なラーメンを生み出すことにつながったという。

提供されるラーメンには、フレンチの高級食材であるオマールエビを使用。スープはフレンチビストロでも味わえるエビのビスクのような、濃厚でクリーミーな味わいだ。

人気メニューの「丸ごと一匹オマール海老らーめん」(4,950円)は、文字通りオマールエビを丸ごと1匹使用した豪華な一杯。チャーシューが2枚に燻製タマゴ、タマネギ、そしてサワークリームを塗ったバケットがトッピングされている。 サワークリームは途中からスープに加えることで、マイルドな味の変化が楽しめる。自家製ラー油と、オマール海老の相性も抜群だ。

そのほか、海老出汁スープにゴマを加えたエビ坦々麺の「海老丸スタイル坦々麺」(1,408円)や、こってりとしたエビダシクリームを絡めて食べる「海老丸カルボナーラ」(1,408円)などがある。

  • レストラン
  • ラーメン
  • 新宿二丁目
  • 価格 1/4

ミシュランガイドで一つ星を獲得した「ソバハウス 金色不如帰」で味わうべきは、絶品の「真鯛と蛤の塩そば」(1,100円)だ。モンゴル岩塩と沖縄海塩を合わせた塩が、桑名産ハマグリと宇和島産マダイを使用したスープを引き立てている。

ラーメンに全体的な深みを与えているのが、仕上げに加えられるイタリア産白トリュフオイルと、ポルチーニソース、インカベリーソース、そしてパンチェッタハム。まるでイタリアンペーストのようなコクがあり、最後の一滴まで飲み干したい。

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  • 下北沢

スープカレー専門店の「路地裏カリィ侍. 」系列のラーメン店。スープカレーのような、スパイシーなスープをベースにしたラーメンに定評がある。

看板メニューの「スペシャル スパイスラーメン」(1,500円)は、鶏ガラ、豚骨、魚介類、野菜などをじっくりと煮込んで取ったスープに、ターメリックなどのインド産スパイスとハーブをふんだんに使用した、独自の味わい。

卵やチャーシューに加え、揚げゴボウやカシューナッツ、赤タマネギのスライス、キクの花びらなど、普通のラーメンでは見かけない食材がトッピングとして乗せられている。

もっと汗をかきたいのなら、辛さ増しは6倍まで注文可能。辛みの合間に楽しめる自家製ヨーグルトの「ラッシー」もおすすめだ。

  • レストラン
  • ラーメン
  • 淡路町

神田の路地裏にある「麺巧 潮」は、鶏白湯(パイタン)ラーメンで知られる人気店。同店で味わえるのは、カルボナーラをラーメンにしたような濃厚でクリーミーな一杯だ。

「鷄白湯そば(白)」(890円)のトッピングは、アスパラの肉巻きやポーチドエッグ、フライドオニオン、ベーコンビッツなど。目を閉じれば、まるでスープをまとったカルボナーラを味わっているような錯覚になるはず。

究極の贅沢を堪能したいのなら、ガーリックバターをスープに追加してほしい。この上ない至福を感じられる。

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  • レストラン
  • 銀座

博多発祥のとんこつラーメンといえば、豚骨を長時間煮詰めることによって作る白濁した濃厚なスープ。「銀座 月や」で提供するとんこつラーメンはびっくりするほどさっぱりとしており、透明感のあるクリアなスープが特徴だ。

人気メニューの「クリア豚骨」(1,320円)のとんこつは煮立たせないように注意を払い、何度もアク取りを繰り返して完成させたもの。とんこつ本来のコクとすっきりとした味わいを併せ持つ、革新的なラーメンに仕上がった。

麺は、福岡県産の小麦粉を使った細麺を使用。ネギ、ミョウガ、カボスなどの薬味は別皿で提供されるので、まずはそのままのスープを味わってみてほしい。

もっとラーメンを楽しむなら......

  • レストラン

 

家系ラーメンといえば、新杉田にある「吉村家」(現在は横浜に移転)を発祥とする、こってりした豚骨醤油のスープに、中太のストレート麺、のり、ホウレンソウ、チャーシューという基本のトッピングが特徴のラーメンである。

1990年代後半に家系ラーメンのブームが起こって以降、今やラーメンの定番ジャンルの一つになった。吉村家を源流とする直系の店から、それを模倣した店まで、関東を中心に数多くの家系ラーメン店が存在している。その味は中毒性が高く、時折無性に「家系」を食べたくなる衝動に駆られる人も多いはず。

原点の味を追求する店、独自の進化を図る店など、各店がしのぎを削っているが、ここでは店の系譜や出身は問わず、ラーメンハンターが選んだ、東京都内で今食べるべき家系ラーメンを紹介する。

 

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  • 日本料理

今年も冷やし中華の季節がやってきた。最近では定番のしょうゆだれ、ゴマだれだけではない、ユニークな冷やし中華も生まれている。本記事では、定番から変わり種まで、東京の冷やし中華シーンの裾野の広さを感じることができる店を紹介。「冷やし中華はじめました」の貼り紙を探して蒸し暑い東京の街をさまよう前に、ぜひチェックしてほしい。

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  • ラーメン

みそ、しょうゆと並び、昔ながらの素朴な味わいで根強い人気の塩ラーメン。最近では、ラーメン店の競争の加熱もあってか、各店が個性を発揮し、具材や麺など、細部にまで店主のこだわりが詰まった一杯が多く見受けられる。今回は、そのなかでも、都内で指折りの塩ラーメンの名店から、看板メニューではないながらも、実は塩ラーメンが光る隠れた名店まで、14店を紹介しよう。

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