2011年、神楽坂にオープンした、懐石料理と日本酒の店ふしきの。酒造と酒匠の資格を持ち、
2011年、神楽坂にオープンした、懐石料理と日本酒の店ふしきの。酒造と酒匠の資格を持ち、
シェフのケイティ・コールが手がける目黒にある同店では、食事から食材をより身近に感じることができる。日当たりの良いレストランで提供される料理は全てオーガニックで、北海道や愛媛、高知の小さな農場から週に数回届く食材を使用している。
仕入れ先から最高の食材だけを使うことにこだわるコールは、新鮮な食材がキッチンに届いてからその日のメニューを決めるそうだ。有機農園で採れた野菜を使った料理は、東京で最も鮮やかで色とりどりな旬の食材の万華鏡を見せてくれる。
彼女が考案した『アボカドとレンズ豆の和え物』や『フーシャピンクの柴漬けヨーグルト』などは、有名栄養士たちが料理本に載せるための料理としては考えつかなかったレシピだ。
しかし、コールは自分のレストランをInstagramの狂信者のためにブランド化するつもりはないそうだ。その代わりに、彼女は地元の最高の食材を使った正直な料理を提供するという信念を持っている。
&ピースでは、手で食べることを前提とした料理のみを出しており、『おまかせコース』ではフォークやナイフ、箸を使わない。ユニークで楽しい遊び心のある食事体験を提供している。
日本の食材とフランス料理の技術を融合させた山岸正祈(やまぎし・まさき)の料理は、五感を刺激すること間違いない。 「赤い唇」を模したフォアグラのムースや、バターとあんこを使った小倉トーストのパズルピースなど、はまるでかわいらしい小さな宝物のようなメニューが次々と運ばれてくる。
恵比寿のジョエル・ロブションで長年働いていた山岸はフランス菓子が得意で、名物のフィナンシェやバスクチーズケーキは、事前に電話でリクエストすれば焼きたてが味わえる。 同店の型破りな料理は食への好奇心を再発見できるだろう。
神楽坂の細い路地に佇む上品なレストラン白金 酉玉は、焼き鳥を芸術作品に仕上げる。
『おまかせコース』は三つあり、7本、12本、15本の串に、
酒や焼き鳥と相性の良いモダンなサイドメニューも多くそろう。
ブラインドドンキーは、ジェローム・ワーグと原川慎一郎が率いる一軒だ。新鮮な地元の食材を厳選し、ワインとオリーブオイル以外は全て日本の小さな農場から調達している。
カリフォルニアのアリス・ウォーターズのレストラン、シェ・パニースで25年間働いていたシェフのワーグは、東京の歴史的に豊かな地域に根差し、日本の食材とヨーロッパの調理技術を融合させた料理を提供することにこだわりを持っている。
メニューは旬の食材をふんだんに使用したもので、色とりどりの食材を盛り付けた器を照らす素朴なキッチンテーブルに座っていると、見ているだけで腹が空いてくる。ふくどめ小牧場の『フェンネルサラミの前菜』に合わせて、『北海道産ホタテの柚子漬け』 と『トレビソチコリーのグリル』のどちらを選べばいいか悩むだろう。
高級デザイナーズブランドやデパートが立ち並ぶ銀座の裏通りにひっそりとたたずむマークズテーブルのキッチンは、洗練されていながらも親しみやすい雰囲気を醸し出している。初めてでも、旧友の家に招かれたような親しみやすさを感じるだろうが、その後に出される洗練された高級ディナーには驚くこと間違いない。
シェフのマーク関田は父親の跡を継ぐために金融業を辞め、その後すぐに料理学校に入学した。彼はニューヨークのGramercy Tavernのシェフ、マイケル・アンソニーの下で数年間働いた後、2年前にレストランをオープン。日本風のアレンジを効かせたアメリカ料理5品のコースメニューを月替りで提供している。
カウンターの後ろでシェフが魔法をかける様子を眺めながら、ワインを一杯飲まずにはいられないだろう。 関田のルーツであるサンフランシスコに敬意を表したカリフォルニア産の赤か白のグラスがおすすめだ。
それほど広くない面積に建物や店が密集し、人口密度も高い東京。しかし海外のリゾートにいるような開放的な気分になる、とっておきの場所は結構ある。 公園近くで緑いっぱいのテラス席やビルのルーフトップ(屋上)のバー、水辺の景色が眺められるリバーサイドなど、東京のオープンエアの形態はさまざまだ。各店に取材を進めてわかったのが、季節によって寒暖の差が激しい東京でも、オープンエアの座席は年間を通じて人気があるということ。
焼き肉といえば数人で網を囲み、ゆっくりと楽しむ。そんなスタイルが一般的だが、東京のグルメシーンは多種多様。対面式カウンターで楽しむ、一人や少人数向けの立ち食い焼き肉店も存在する。
高級日本料理の代表格というイメージが強い寿司だが、もともと握り寿司は、せっかちな江戸っ子のために生まれた屋台の味。当時のファストフードと言える存在だった。現在では回転寿司という選択肢もあるが、今回は本来の姿に立ち返り、東京の美味しい立ち食い寿司を紹介したい。一人でも気軽に立ち寄れる店ばかりなので、急に寿司が食べたくなったときに駆け込もう。
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