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フランス発の没入型デジタルアート施設「RÊVE DES LUMIÈRES」が有明にオープン

6月12日オープン、ゴッホとガウディのプログラムを上映

Karin Minamishima
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Karin Minamishima
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RÊVE DES LUMIÈRES
Photo: Karin Minamishima | メインホール
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2026年6月12日(金)、「TOKYO DREAM PARK」内にデジタルアート施設「RÊVE DES LUMIÈRES(レーヴ・デ・リュミエール)」がオープン。光と音を融合させた最新デジタル技術によって、アートに全身を包み込まれるような臨場感あふれる体験を提供する。

ゼロから設計した専用空間は、最大天井高8メートル、約1500平方メートルにおよぶ圧倒的なスケール。会場内には、106台の高精細プロジェクターと63台のスピーカーを設置している。

RÊVE DES LUMIÈRES
Photo: Karin Minamishimaエリアを見渡せるバルコニーのような場所もある

ゴッホの人生や心へ歩み寄る

RÊVE DES LUMIÈRES
Photo: Karin Minamishima「自画像」

メインプログラムとして、「Van Gogh ゴッホの傑作たち;ひまわり、星月夜、花咲くアーモンドの木の枝…」が上映。約50分間、巨大な空間の中でゴッホの代表作たちが生き生きと動き、ゴッホの人生や作品の世界観に飲み込まれるような圧巻のプログラムだ。

プログラムの柱となる「花咲くアーモンドの木の枝」「星月夜」「ひまわり」には、花や木々、星空といった、どこか希望を感じさせるモチーフが描かれている。芽吹く木々や舞う花びら、きらめく夜空――一見、美麗で幸福感に満ちた作品群に見える。

しかし、その多くはゴッホが精神病院で療養し、人生に思い悩んだ時期に喜びや救いを求めて描かれたものでもある。背景を知ることで、作品の輝きの奥にある孤独や不安にも触れられ、ほんの少しだけゴッホという人物に近づけるのかもしれない。とはいえ、難しく考えず、その圧倒的な色彩や生命力に身を委ねて楽しめるのも、この展示の魅力だ。

RÊVE DES LUMIÈRES
Photo: Karin Minamishima「種蒔く人」では黄金色の田園風景が広がる

一方で、「ジャガイモを食べる人々」や「女性の顔」といった、陰影を感じさせる「闇の時代」と呼ばれる初期作品も織り交ぜられていく。幸福と苦悩を行き来したゴッホの人生そのものへ、没入していくような感覚を味わえる構成だ。

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Photo: Karin Minamishima「女性の顔」と「ジャガイモを食べる人々」。ゴッホが貧しい農家の人々に聖性を見出し、オランダの農家に下宿しながら描いた作品。

ゴッホが大きな影響を受けたジャポニズム作品を取り上げる場面も登場。極彩色の絵画を巨大なイメージとして鑑賞してみると、狂気的なまでのゴッホの情熱や精神世界が迫ってくる。飛び出してくるようなゴッホ独自の筆致も存分に楽しめるだろう。

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Photo: Karin Minamishima「おいらん(英泉による)」
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Photo: Karin Minamishimaジャポニズムの場面

スペインの太陽、ガウディ 

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Photo: Karin Minamishima「Gaudi サグラダ・ファミリアを作った天才建築家」

同時上映のショート作品として「Gaudi サグラダ・ファミリアを作った天才建築家」も上映。「サグラダ・ファミリア」を中心に、「グエル公園」や「カサ・バトリョ」など代表作の壁や塔、タイルなど建築を構成するあらゆるパーツが躍動する。

ステンドグラスの場面では、まるでスペインの太陽に照らされているかのような鮮烈な光が空間を包み込み、スペインを旅しているような感覚に浸れる。窓の造形にクローズアップした場面もあり、「21_21 Design Sight」で開催されている「ガウディ:未来をひらく窓」と合わせて鑑賞すれば、ガウディ建築への理解がさらに深まりそうだ。

巨大な空間いっぱいに広がる光と音、そして絵画や建築が脈動するように動き出す同施設。ゴッホの孤独や情熱、ガウディの自然への眼差しまでを身体感覚として感じられる。作品知識がなくても楽しめる一方で、背景を知れば知るほど奥行きも増していく。現実から少し切り離されたような幻想空間へ足を踏み入れてみてはいかがだろうか。

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