Joël Robuchon restaurant Tokyo
Photo: Four SeedsJoël Robuchon

ミシュランガイド東京2022が発表、3店舗が15年連続で三つ星を獲得

2022年版で星を獲得したのは203軒

Kit Kriewaldt
Mari Hiratsuka
テキスト:
Kit Kriewaldt
翻訳:
Mari Hiratsuka
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緊急事態宣言の発令などにより、今年外食を思う存分楽しめたという人は少ないかもしれない。しかし東京には、世界のどの都市よりも多くミシュランの星を獲得したレストランがあり、「美食の街」との評判が高い。

2021年11月30日に『ミシュランガイド東京2022』が発表され、数々のレストランがその名声にふさわしいということを示す機会となった。

今回、星を獲得したレストランは合計203軒。2021年版の212軒からは減少したが、東京は引き続き食のシーンをリードしていると言って間違いないだろう。

そして、東京のトップレストランは衰える気配がないということも頭に入れておきたい。今回、掲載された432軒中、三つ星を獲得したのは、2020年と同じ顔ぶれの12軒。特に日本料理のかんだ、フランス料理のカンテサンスジョエル・ロブションは、『ミシュランガイド東京』が初めて発行された2008年以来、15年連続の獲得となった。

二つ星には、41軒が選ばれた。伝統的な江戸前寿司を提供する日本橋蛎殻町すぎたが二つ星に昇格したほか、フランス料理のアサヒナガストロノーム、モダンフレンチレストランのクローニーが初掲載となった。

Ginza Hachigo
Photo: Lim Chee WahGinza Hachigo

一つ星は、21の新規レストランが加わり、合計150軒に。そのうち20軒は初掲載で、虎ノ門にある懐石料理店の空花などが挙げられる。中でも、タイムアウト東京では、ピブグルマン獲得時から注目していた革新的なラーメン店、銀座 八五がミシュランの一つ星を手にしたことはうれしいニュースだった。

ビブグルマンといえば、今年は財布に優しいレストランが35軒も登場した。老舗の立喰い寿司 あきらや渋谷のかつお食堂なども掲載されている。今回、サステナブルな取り組みを評価するグリーンスターも14軒あった(昨年よりも8軒増加)。これは、地球と私たちの胃袋にとって良いニュースだ。

『ミシュランガイド東京 2022年』の全リストは、公式ウェブサイトからチェックしてみよう。なお、書籍のガイドは12月3日(金)に発売される。

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