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渋谷・円山町にスペイシーなミュージックバー「Hi-Fi Disco Bar Chaos」が誕生

1970年代のニューヨークをイメージした店内で伝説的DJに由来するカクテルを飲む

Kosuke Hori
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Kosuke Hori
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Hi-Fi Disco Bar Chaos
Photo: Kisa Toyoshima
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渋谷・円山町に新たなミュージックバー「Hi-Fi Disco Bar Chaos」が、2026年4月16日にオープンした。

同店は、百軒店エリアに位置する「RECORD BAR analog」「MUSIC BAR BOUNCE」の姉妹店。店名の頭文字はそれぞれ、レコードのA面・B面・C面に由来する。また、「かつて住んでいたアパートは狭いのに物量が多くて。しかも友人がひっきりなしに訪れることから誰かが『カオス』と呼び始めたんです。その時からふと、もし自分がお店を持つなら『カオス』という名前もいいかもと思っていました」と、3店舗のオーナーを務める松鶴隆弘は語る。

Hi-Fi Disco Bar Chaos
Photo: Kisa Toyoshima壁にはディスコ・ハウスの名盤が飾られている

店内は、ビタミンカラーを基調としたビビッドな色使いが印象的。内装のコンセプトは「1970年代のニューヨーク」で、当時の空気感を想像し仕上げた。

Hi-Fi Disco Bar Chaos
Photo: Kisa Toyoshima

スペースエイジの時代を彷彿(ほうふつ)とさせるレトロなバーカウンター、そしてミッドセンチュリーなコーデュロイのソファや手を模した椅子をはじめ、アイテムは単体で見るとインパクトがあるが、統一感がある。床の柄も、スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)による映画『シャイニング』に出てくるホテルのタイルから着想を得たもの。細部のギミックまで注目してほしい。

Hi-Fi Disco Bar Chaos
Photo: Kisa Toyoshima

また、壁に描かれているのは、「ニューヨークのクラブカルチャーの立役者」というべきデヴィッド・マンキューソ (David Mancuso)、ラリー・レヴァン (Larry Levan)、フランキー・ナックルズ (Frankie Knuckles)の3人。同店はマンキューソが行っていた伝説的なプライベートパーティーの「The Loft」のようにアットホームな雰囲気の中で音楽を聴き、「明日も頑張ろう」と元気をもらえるような店を目指すという。

Hi-Fi Disco Bar Chaos
Photo: Kisa Toyoshimaラリー・レヴァン(左)、フランキー・ナックルズ(中央)、デヴィッド・マンキューソが描かれている

流れるのはディスコとハウスがメインで、レコードのみに対応する。壁には1970年代に製造されたビンテージスピーカー「JBL 4350」が埋め込まれており、DJブースのターンテーブルにはTechnicsの「SL-1200G」と、Garrardの「Model 301」を採用。そして、世界初の商業用ロータリーミキサーのBozak「CMA-10-2DL」がインストールされるなど、音響面でもこだわりが詰まっている。

基本的には同店で所有するレコードをスタッフがセレクトして流すが、時としてDJパーティーを行う。系列のRECORD BAR analogと同じく、着席でゆったりと音楽と酒を楽しむ空間を想定している。

Hi-Fi Disco Bar Chaos
Photo: Kisa Toyoshimaビンテージスピーカー「JBL 4350」
Hi-Fi Disco Bar Chaos
Photo: Kisa ToyoshimaDJブースには往年の名機がインストールされている

ドリンクは、ビールやスタンダードなカクテルなど幅広くラインアップ。その中でもぜひ注文してほしいのが、「Larry’s Horn」と「Melon Ball」だ。Larry’s Hornは壁に描かれているレヴァンをイメージしたカクテルで、ウイスキーにスイートベルモットを合わせたもの。甘く飲みやすいが、度数が高くしっかりと酒を飲んだ気分になる。Melon Ballはかつてニューヨークで著名人たちが通ったディスコ「Studio 54」でよく飲まれていたカクテルで、メロンのリキュールとウオッカをオレンジジュースで割った、フルーティーな味わいだ。

Hi-Fi Disco Bar Chaos
Photo: Kisa Toyoshima「Melon Ball」(左)と「Larry’s Horn」

渋谷の喧騒(けんそう)を抜けて同店を訪れれば、きっとかつてのニューヨークのクラブにタイムスリップしたような特別な時間が過ごせるだろう。伝説的なDJたちに見守られながら、多幸感あふれる音楽にグラスを傾けてほしい。

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