東京、LGBTフレンドリースポット

カフェやビストロ、鉄板焼き屋など、定番のLGBTフレンドリーな店

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Text by Time Out Tokyo Editors & カイザー雪

海外では、ロサンゼルスのウェストハリウッドや、パリのマレ地区などがLGBTエリアとして知られており、セクシュアリティを問わず、トレンド発信地としても人気だが、日本ではLGBT界隈の店は一般的にはまだあまり知られていない。ここでは東京のLGBTフレンドリーなスポットをピックアップする。

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ミックスバー

LGBT

バー星男

icon-location-pin 新宿二丁目

新宿二丁目喧騒(けんそう)から少し離れた辺りにある、ミックスバー兼ギャラリー。日本を代表する鬼才、宇野亜喜良によるキャラクターイラストが目印。落ち着いた雰囲気で、性別や性的嗜好にかかわらず二丁目初心者でも入りやすい。月替わりでアート作品の展示も行われるので、アート好きなら訪れる価値あり。また、ランチタイムに開いている数少ない店であり、カレー屋『Spice Hut』が絶品スパイスカレーを提供している。シェフ小林が作る、旬の食材とスパイスを組み合わせたカレーにファンは多い。

LGBT

香まり

icon-location-pin 新宿二丁目

二丁目にあるセクシャルミックスバー。元グラビアモデル、またLGBT活動家としても知られている一ノ瀬文香が店長を務める。全てのジェンダー、セクシュアリティーを受け入れているのが特徴で、小さな店内はさまざまなアイデンティティーを持った人たちでにぎわう。内装は忍者をテーマに装飾されており、手裏剣のコースターや日本刀などが飾られているのも面白い。 忍者コスチュームを身に着けた妃羽理は、ポケトーク翻訳機を使って、外国人との会話にも励んでくれる人気バーテンダーだ。土曜日は一ノ瀬文香が店に立っているので、ファンや常連客などであふれ返ることも。

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LGBT

イーグル トウキョウ

icon-location-pin 新宿二丁目

厚いレンガやコンクリートなどで欧米風に装飾されたバー。2016年にオープンして以来、外国人や地元の男性客でにぎわう。働くスタッフが圧倒的に「熊系」ということでも知られており、スペイン語から中国語まで幅広い言語で対応してくれる。店内の装飾や音楽、客層などはブルックリンにあるラウンジのような雰囲気だ。 週末には大音量のポップミュージックが流れ、店の前の通りが客たちであふれるくらい盛り上がる。フロアは広々としており、店の奥の休憩コーナーでちょっとした仮眠を取ることもできる。

レストラン, カフェ・喫茶店

オカマルト

icon-location-pin 新宿二丁目

二丁目の中でもとりわけディープな一角、新千鳥街にあるブックカフェ。ドラァグクイーンのマーガレットとして知られる小倉東(おぐら・とう)が運営しており、ゲイ雑誌や同性愛の研究書など、ゲイやクィアカルチャーの資料を集めた膨大なコレクションの一部が公開されている。常時500〜600冊が書棚に並んでいるほか、倉庫にも1万点を超える本や雑誌があり、不定期的に入れ替えられる。1時間半1,500円の時間制で、料金にはワンドリンクと茶菓子が含まれている。 

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LGBT

タックスノット

icon-location-pin 新宿三丁目

自身の体験談をもとに、日本のゲイ男性の生活をユーモアを交えつつ真摯(しんし)に描いた本『二人で生きる技術──幸せになるためのパートナーシップ』の著者、大塚隆史がオーナーを務めるタックスノット。30年以上ゲイカルチャーを発信し続ける同ミックスバーに、毎月さまざまな作家による作品が展示されるのも見どころだ。さらに曜日によってカウンターのスタッフが異なるため、毎日違うタイプの会話や雰囲気が楽しめるのもうれしい。

LGBT

キャンピーバー

icon-location-pin 新宿二丁目

新宿二丁目のメインストリート、仲通りに面したキャンピーバー(Campy! Bar)は、メディアで活躍中のブルボンヌがプロデュースするゲイミックスバー。ゲイもノンケもオールウエルカムというこの店の特徴は、日々多彩な女装スタッフ(ドラァグクイーン)がフロアで接客してくれるところ。基本的にノーチャージ、キャッシュオンのオープンバーという気楽なスタイルは、初心者でも気兼ねなく立ち寄りやすい(週末はソファ席のみ、シートチャージ1,000円)。オカマっぽい、わざとらしいくらい大げさなという意味の「キャンピー(campy)」を店名に掲げている通り、スタッフは皆華やかな出で立ちに、歯に衣着せぬ毒舌トークが冴え渡る。

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LGBT

ニューサザエ

icon-location-pin 新宿二丁目

1966年から新宿2丁目で営業する老舗ディスコ。エントランス1,000円(ワンドリンク込み)を支払うスタイル。1960〜1980年代のソウルやディスコミュージックを中心とした選曲で、週末ともなればフロアは熱気であふれる。客層はゲイにノンケ、女装子などオールミックス。いつ訪れても往年の名曲がかかるニューサザエは、どんな客でも受け入れる懐の広さが何よりの魅力。

LGBT

アラマスカフェ

icon-location-pin 新宿二丁目

キャンピーバー(Campy! bar)同様に、仲通りにあるフードやカクテルがおいしいミックスカフェバー。DJブースが設置されてあり、クオリティーの高い音楽やイベントも堪能できて、新宿二丁目の欠かせない人気スポットの一つだ。特に春から秋の温かい夜は、道端にあるテラスが人でごった返し、常ににぎわっている。

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LGBT

スズバー

icon-location-pin 新宿

ゴールデン街に2014年オープンしたオーセンティックバー。トランスジェンダー活動家の杉山文野が経営する。50年代の民芸品をテーマに、独創的な世界観を繰り広げる優しい明かりのステンドグラスとともに、フレッシュな果物を使用したカクテルなど凝ったドリンクが楽しめる隠れ家的なスポット。なかでも、同店の看板メニュー『すずやのカツサンド』は特に好評だ。

LGBT

アイソトープラウンジ

icon-location-pin 新宿二丁目

新宿二丁目にあるゲイバー、アイソトープラウンジ(AiSOTOPE LOUNGE)。ゲイやレズビアンなど、セクシュアリティ問わず誰もが楽しめる多彩なイベントを開催している。奇抜なファッションやスタイルをまとったパーティーピープルが集う『fancyHIM』など、有名パーティーなどが行われている。

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LGBT

アーティー ファーティー

icon-location-pin 新宿二丁目

多くの外国人も通うインターナショナルな、ゲイミックスバーでクラブのアーティーファーティー(ARTY FARTY)。1993年のオープン以来、週末は特にダンスフロアがにぎわい、オールジャンルの音楽に客が沸いている。初回のドリンクでもらうスタンプを見せると、同じ新宿二丁目にある姉妹店アネックス(Annex)に無料で入れるのはうれしい限り。

LGBT

カラオケ フジ

icon-location-pin 新宿二丁目

改築工事をしたばかりの、新宿二丁目にある老舗バー。通常のカラオケボックスでは味わえない、大衆カラオケの温かい雰囲気を楽しむことができる。最初は恥ずかしいかもしれないが、フレンドリーな空間なので安心してほしい。人前でマイクを握ったことがない人でも次第になじんで、最後はみんなで大合唱になるだろう。 外国人も多く訪れるのでカラオケを通して異文化交流を楽しむこともできる。レパートリーを自慢するにはピッタリの場所だ。

カフェ

LGBT

レインボーブリトー ドウモ

icon-location-pin 新宿三丁目

厳密には二丁目に位置してはいないのだが、東京のレズビアンコミュニティーにおいて欠かせない場所の一つ。入り口を潜ると、フリーダカーロのステンドグラスが出迎える。メニューは、サンフランシスコからインスパイアされたというアメリカンスタイルのブリトーの『チキン』か『ビーフ』、日替わりの『ベジタリアン』の中から選ぶことができる。ブリトーを思う存分頬張りながら、さまざまな思想や国籍、セクシュアリティを持った人たちと交流ができる。

LGBT

アイイロカフェ

icon-location-pin 新宿二丁目

新宿二丁目のメインストリート、仲通りの交差点で楽しげな話し声が聞こえてきたら、その店がアイイロカフェ(AiiRO CAFE)だ。この大きな鳥居が目印のスタンディングバーは、平日にも関わらず常に混み合っている。路上に面しているので、初心者でもふらっと立ち寄りやすいのが理由だろう。店内の神棚にも注目してほしい。

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LGBT

ココロカフェ

icon-location-pin 新宿二丁目

新宿二丁目の真ん中に位置するしゃれたカフェレストラン。周りの目を気にすることなく男性同士、女性同士でテーブルを挟んで仲良くプレゼントの交換ができるほど、居心地がいい。スタッフの中にLGBT当事者がいることもその一因だ。紅茶をはじめ、ハーブからフルーツティーまで18種類のお茶や、ベトナムコーヒーが人気。シーザーサラダは、酸味のない濃い味でおいしく迫る。隔週でメニューの内容が変わる定番の定食プレート『ココロプレート』は、オープンした2001年から親しまれている。調理スタッフの中の4人がパティシエで、彼らの手作りによるフルーツロールケーキは、1ヶ月ごとに変わる旬のフルーツを生クリームに混ぜ込んだぜいたくなデザート。入り口を入ってすぐのカウンターには、LGBT系イベントのフライヤーが多数置かれているので、シーンの情報収集に役立つ。アートギャラリーとして、店内の壁にLGBTをはじめとしたさまざまなテーマのアート作品も展示されている。 

レストラン

カフェ・ラバンデリア

icon-location-pin 新宿二丁目

新宿二丁目のカフェ。元々クリーニング屋であったことから「ラバンデリア(スペイン語で洗濯屋を意味する)」と名付けられた。17人のメンバーで運営しており、イベントなども定期的に開催されている。ぜひ味わってほしいのは、バナナジュース。ゴマとココナッツパウダーの風味が、良いアクセントとなっている。4匹の看板猫もいるので、出会った際はあいさつを忘れずに。※LGBTフレンドリー店である。

レズビアンバー

LGBT

艶櫻

icon-location-pin 新宿二丁目

陽気なバーテンダーたちが迎えてくれる二丁目の人気ショットバー。オープンから26時までは女性のみ入店可能となっている。DJブースからはK-PopやR&B、アップビートのエレクトロが流れ、みんなが打ち解けられるようにとテキーラショットが配られることも。 気さくな雰囲気のスタッフたちに会いに来る常連客も多い。土曜日は始発時間までオープンしているので、二丁目で朝まで遊びたい、という人にはぴったりのヴェニューだ。

LGBT

アジト

icon-location-pin 新宿二丁目

店内はこじんまりとしているが、初心者でも入りやすい雰囲気の老舗レズビアンバー。新規で訪れる人は、スタッフにカウンター席を勧められることが多い。初めての人にも常連客との交流を楽しんでもらおうというスタッフの心遣いのためだ。グループ用のテーブルもいくつか用意されているのでカップルや友人同士での来店も可能。二丁目初心者にもオススメの店舗だ。

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LGBT

鉄板女酒場 どろぶね

icon-location-pin 新宿二丁目

新宿二丁目にある、お好み焼きや手作りのつまみが魅力の、女性優先のミックスバー。平日は、10年間占い師を務めているオーナーが悩める女子の相談にも乗り、女性が1人でも気軽に訪れるアットホームなスポット。さらにドッグフレンドリーでもあり、犬連れの客同士の交流ができるのもナイスだ。土曜日は女性のみ入店可、またミックスの日も男性の一見客は断っている。もちろんゲイ男性なら気兼ねはいらない。 

おまけ

LGBT

CHECK & FREEMAN

icon-location-pin 新宿二丁目
こちらはバーなどではなく、ゲイショップ。新宿二丁目の仲通りにあるCHECKと、系列店のFREEMAN。1994年に創刊し人気を博し続けるゲイ雑誌『バディ』やアダルト向けのゲイDVD、セックストイ、セクシー下着などが販売されている、「上級者」用の本格的コアな店。
アート

成山画廊

icon-location-pin 九段下

靖国神社そばにあるアートギャラリー。アヴァンギャルドを軸にしたセレクトが特徴的で、長谷川サダオをはじめとする、LGBT関連のアートも多い。また、精緻な鉛筆素描などを含め、国内外のアーティストによるシュールレアリスティックな作品を多く紹介している。

カイザー雪
Photograph by Cody T. Williams

テキスト/カイザー雪(Yuki Keiser)

スイスのジュネーブ国立大学文学部卒業後、奨学金プログラムで東京大学大学院に2年間留学。その後、10年間東京でヨーロッパのファッションブランドのエリアマネージャーやPRを務め、2013年に渡米。現在は、日本のインポート会社の通訳アドバイザーを務める傍ら、サンフランシスコのIT企業などの顧客に、日本文化のコンサルティングや東京のトラベルキュレーター、日本語と日本のカルチャー、フランス語の教師を務めている。

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インタビュー:カイザー雪

夜の街、六本木で遊ぶ。

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六本木でしかできない101のこと

六本木ですべきことは、次に来た電車に乗ってそこから去ることだという人もいる。歓楽街である六本木は、戦後に駐留軍が駐留した街であったことでも有名だ。歴史の名残として、外国人向けの商店や飲食店が現在も数多くある。数十年の時をへて、東京ミッドタウンや六本木ヒルズのような高級志向の商業施設が開業。1989年には近隣地区を「ハイタッチ・タウン」と再命名した。しかし、治安の悪さから六本木のネガティブなイメージは完全には払拭されなかった。だからといって足を向けるのを躊躇(ちゅうちょ)することはない。多様性に富んだ、愉快で驚くほどエレガントなこの地区をじっくりと探索してほしい。本記事では、六本木の魅力を新しい視点から紹介する。

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