
Tokyo Insider #9 DJ NOTOYA
和モノミックスのエキスパートが選ぶ、シティポップが掘れるレコード屋
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東京で活躍するクリエーターやアーティストの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。
今回は、2011年にSoundcloud上で発表したミックス『Tokyo 1980s』が世界各地で大きな反響を呼び、その後も1980年代の国産ブギー・R&B・ソウルに着目したミックスシリーズを発表し続けているDJ NOTOYAが登場。彼が勧める、シティポップのレコードをそろえるためのレコードショップを教えてもらった。
「1970年代後半から80年代の米国のソウルミュージックやAORなどに影響を受けた、複雑でいて心地よいコード進行とシャープでグルーヴィーなリズムセクションが特徴的なジャパニーズポップスのことを、私は”シティポップ”と呼んでいます。
この時代には、山下達郎や竹内まりやのほかにもたくさんの素晴らしいシティポップのレコードがリリースされています。世界一レコードが集まる場所だともいわれているここ東京で、ぜひレコードショッピングを楽しんでください」
遠出しても行く価値あり
ココナッツディスク江古田店
「ジャパニーズポップスだけでも、ほかのレコード店にはないたくさんの細かいセクションを設けているのが特徴です。ただ有名なレコードだけではなく、独特の視点でセレクトされたユニークな逸品に出合いたい方は、少し遠出しても行く価値があります」
ダンスフロア映えするジャパニーズポップス
フェイスレコーズ
「渋谷の老舗店。昔からソウル、ファンク、レアグルーヴに力を入れているお店なので、ダンスフロア映えするグルーヴィなジャパニーズポップスを探しているDJの人は良いものが見つかるかもしれません。シティポップ定番の人気タイトルも充実」
ワンコイン盤から高額盤まで
エラ レコーズ 下北沢店
「1970〜80年代のロック、ジャズ、ジャパニーズポップスが中心。ワンコイン盤から高額盤までバランスよく在庫されています。都心のレコード屋には珍しくゆったりとしたスペースのある店内で、ソファがあるのもうれしい」
レコード屋特集
下北沢、レコードショップリスト
演劇、グルメ、ファッション、そして音楽。雑多なカルチャーが寄り添うように共存する街、下北沢では、レコードショップの名店も多い。ここでは、海外からも客がやってくる老舗の名店や、ここ数年でオープンした魅力的な新店、ノイズ・アンビエントや辺境音楽などをそろえるマニアックな一軒、クラブDJ御用達の一軒まで、個性豊かなレコードショップの数々を紹介する。
東京、飲めるレコード屋5選
音楽ファンの間では、サブスクリプションサービスが普及する一方で、レコードを嗜(たしな)む人も増えている。インテリア感覚で買ってみたら、音質の良さにハマってしまったというパターンも多いとか。いよいよレコード愛に目覚めたら、盤を買い求めるのはもちろん、一緒に楽しむ仲間もほしいところだ。ここでは、ただのレコードショップではなく、バーを併設しているヴェニューを紹介する。試聴したり音楽について語り合う喜びも、酔いが回るとひとしおだ。
渋谷、レコードショップリスト
全盛期に比べて店の数こそ半減してしまったが、現在も渋谷はレコードファンにとって重要な街だ。生き残っている名店はもちろん、ライトハウスレコーズ(Lighthouse Records)やHMVレコードショップ 渋谷など、新たな定番店の登場も活気をもたらしている。ここでは、部屋聴きからDJユースまで、音楽魂を揺さぶる渋谷のレコードショップの名店を紹介する。クラブミュージックやロック、ジャズ、ワールドミュージックなど、あらゆる音楽が揃う聖地で、心ゆくまでレコードハンティングを楽しんでほしい。
東京で行くべきレコードショップ
店頭で音楽を探す醍醐味(だいごみ)。それは、不意の導きや出会いがあふれていることだ。たまたま手に取ったジャケット、その時かかっていた新譜、店員との雑談から出てきた一枚、などなど……。スマホアプリのアルゴリズムが導く出会いとは異なる感動がそこにはある。 東京は、世界でも有数の巨大なレコードコレクションを抱えた街であり、渋谷や下北沢といったレコードショップ密集地帯だけでなく、各所に優れた店が点在している。本記事では、ビギナーでも楽しめる店からプロ御用達の店まで、さまざまなスタイルのレコードショップを紹介する。 関連記事:『平日も楽しめる、渋谷のDJバー』『東京、2019年にオープンしたミュージックバー』