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夏の旅行で節約するための23のヒント

航空券を賢く予約する方法、旅行中の出費を抑える方法などを紹介

Lauren Mack
テキスト:
Lauren Mack
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト東京トラベル>夏の旅行で節約するための23のヒント

2023年の夏の旅行市場はここ数年で最も盛り上がり、旅費が高額になることが予想される。だからといってせっかくの休暇の楽しみを「ナシ」にはしたくないものだ。

夏の終わりに銀行口座の残高を気にせず、とりあえず出かけてしまおうという人たちも多いに違いない。ここでは、そこで少しでも旅の出費を抑えられるよう、タイムアウトアメリカによる出発前や道中の節約に役立つ23のヒントを紹介する。

国内を車で旅するにしても、飛行機やクルーズ船で遠く離れた場所に行くにしても、何かしら得する方法や裏技があるものだ。クリエーティブになることで安く済ませられるようなことも意外と多い。

例えば、深夜便の利用など、ベテランの旅行者にとっては当たり前のことも含まれているが、改めて確認することで恩恵を受けられると信じている。これらのトラベルハックを活用して節約しながら、記録的な数になるであろう今年の旅行者の一人に、あなたも仲間入りをしてみるのはどうだろう。

以下のヒントは基本的にはアメリカの旅行者を想定したものだが、ほかの地域の旅行者にも役立つものも多いので、ぜひ参考にしてほしい。

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夜に移動する。
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1. 夜に移動する。

夜間に旅の目的地へ向かうことは、飛行機での移動であれ、鉄道での移動であれ、ホテルなど宿泊施設での宿泊数を減らすことを意味する。さらに深夜便や夜行列車の料金は、ピーク時よりも安くなる傾向にあるというのもメリットといえる。

ぐっすり眠れるか心配?  飛行機の場合はマイルを使って広いプレミアムエコノミーへアップグレードしてみてはどうだろうか。鉄道の場合は、快適な寝台車の予約を検討するのもおすすめだ。しゃれたホテルに泊まるよりは、安く上げられるだろう。

アラートはしっかり受け取る。
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2. アラートはしっかり受け取る。

Google FlightsやSkyscannerなどの検索エンジンや旅行代理店の公式ウェブサイト、ニュースレター購読など、旅行関連のサービスを利用する時は、アラートを受け取ることを怠らないようにしたい。

予算に合った航空券を見つけたら、すぐに飛びつこう。ほとんどの航空会社では、購入後24時間以内であればキャンセルが可能なので(細かい条件の確認を忘れずに)、とりあえずフライトを予約してから休みの確認をしても違約金支払いなどの心配も無用だ。

航空会社のミスで激安運賃が発表される、なんてこともなくはないので、そのためにも各社の最新情報をいち早く入手するのは意味があるといえる。

また、購入した航空券が安くなりそうだと感じたらウォッチし続けよう。出発前に運賃が下がった時、航空会社に連絡すると返金またはポイントなどで差額を調整してくれるケースもある。

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違うルートも比較する。
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3. 違うルートも比較する。

飛行機でも鉄道でも、さまざまなルートで料金を比較するのが重要だ。目的地まで少し時間がかかることもあるだろうが、その分節約できる可能性は高くなる。飛行機の場合は、直行便と、1回以上乗り継ぐルートを比べてみよう。乗り継ぎの街で、有意義な旅の思い出ができることもあるかもしれない。

発着空港を見直す。
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4. 発着空港を見直す。

よく使う空港が決まっている人は多いかもしれない。しかし、近隣の地方空港や小さな空港を利用することが節約につながる場合も少なくない。ニューヨークや南フロリダなどの国際空港が3つある地域では、行きと帰りの空港を変えることも一つの方法だ。小さな空港ではセキュリティーチェックの待ち時間の短縮、安価な手数料、便利なフライトスケジュールなど、実はいくつかのメリットが享受できる。

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行きたい観光地と同じような場所を探す。
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5. 行きたい観光地と同じような場所を探す。

夏にアメリカの人気観光地へ行くための旅行プランを見つけるのは簡単ではない。フロリダ州サウスビーチをデルレイビーチに、マサチューセッツ州マーサズ・ビンヤード島とナンタケット島をロードアイランド州のブロック島に、というように、希望の旅先と似た場所を探してみるといい。有名観光地に訪れるのと同じくらいエキサイティングな旅を手頃に見つけることができるだろう。

少しのリサーチで航空会社を攻略する。
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6. 少しのリサーチで航空会社を攻略する。

多くの旅行者は普通、一つの航空会社で同じ空港を発着する往復便を予約する。しかし、違う航空会社を利用した方が得ということもある。少し時間をかけて調べてみよう。ブラウザーをシークレットモードにして、同じ航空会社または競合する航空会社の片道航空券を2つ検索するのもおすすめだ。その結果、あなたに有利な結果が得られるかもしれない。

自国の特定の航空会社に忠誠を誓うのも悪くないが、海外の航空会社を検討するのもいい。これらの航空会社の中には、国内のキャリアよりも安い料金で国内線を提供しているところもある。また、複数人で旅をする場合は、一人旅向けと、グループ旅向け料金のどちらも調べるべきだ。

結果的に旅の参加者の全員が大幅な割引を受けることがかなわなかった場合でも、安い航空券と高い航空券を合算し、旅行仲間で割り勘にしてしまうのもいいかもしれない。個別に予約して一緒に座りたいならば、予約後に航空会社に連絡し、それぞれの予約をつなげてもらうようにしよう。

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格安チケットの隠れたコストに注意する。
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7. 格安チケットの隠れたコストに注意する。

往復「99ドル」の航空券は確かに魅力的だ。しかし税金や手数料、事前の座席指定や機内持ち込み手荷物の料金が加算されると、この金額があっという間に3倍になることもある。格安航空券を購入する前には、何が含まれていて、何が含まれていないのか、よく理解しておこう。

ピークシーズンを避ける。
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8. ピークシーズンを避ける。

旅行する時期は、休暇の費用に直接的に影響する。夏のプエルトリコ、もしくはユタ州パークシティやバーモント州ストウのような人気スキーリゾートなどは、「ショルダーシーズン(中間程度の混み具合の時期)」や「オフピーク」を狙って旅行すれば混雑が少なく、宿泊施設も航空券も割安になる。

同様にハリケーンシーズン(6~11月)にフロリダキーズ(フロリダ州)、ニューオーリンズ(ルイジアナ州)、チャールストン(サウスカロライナ州)などを旅行すると、大幅な割引が受けられることがある。

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フレキシブルになる。
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9. フレキシブルになる。

出発日や帰着日、休暇の長さに柔軟性を持たせることができれば、掘り出し物が見つかる可能性が高くなる。当初の予定から1、2日ずれるだけで、航空券や鉄道のチケットが半額になることも珍しくはない。

たまたま混雑してる便に乗った時には、その柔軟性がさらに生かされるチャンスかもしれない。

フライトの乗客が座席数より多い場合、一部の乗客は予約を取り消されることがあるが、強制的に予約を取り消す前に、金銭やバウチャーなどの補償と引き換えに席を譲ってくれる乗客がいるかどうかを尋ねることを、アメリカ運輸省は航空会社に求めている。

あなたの予定がフレキシブルであれば、航空会社からの申し出に応じてみるのもいいだろう。ただしその時は、補償や再搭乗に関する制限を必ず確認しよう。

宿泊の選択肢を広げる。
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10. 宿泊の選択肢を広げる。

有名チェーンや小規模ホテルがベストな場合もあるが、宿泊の選択肢は多くある。物件レンタルからホステル、グランピングまで、通常の宿泊施設の枠を超えて考えれば、より得するプランが見つかるかもしれない。

HomeExchange、HomeLink、Love Home Swapなどのホームシェアやホームスワップ、HouseCarers、MindMyHouse、TrustedHousesittersなどのハウスシッター、CouchsurfingやCouchersなどのカウチサーフィンも費用を削減する選択肢といえる。

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ラグジュアリーホテルの「お得」を見つける。
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11. ラグジュアリーホテルの「お得」を見つける。

ロイヤルティープログラムのポイントをためるために5つ星ホテルに泊まるなら、朝食が無料のホテル、子どもの宿泊が無料になるプラン、4泊目や5泊目が無料になる長期滞在プランなどを探すといいだろう。

新しいホテルや改装中のホテルも見逃さないように。全ての設備がオープンがしておらず工事中かもしれないが、ホテルのプレオープン期間や改装期間には、大幅な割引が適用されることがよくある。

無料のものはもらう。
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12. 無料のものはもらう。

飛行機の飲み物やスナック、消毒液、イヤホン、ホテルのシャンプーやリンス、歯ブラシ、カミソリ、ツアーにおける無料の水など、旅行中にはさまざまな場面で無料配布されるものが数多くある。

その時はまだ必要ないかもしれないが、手荷物に忍ばせておいて後で使ったり、旅行仲間と共有したりするのもいいだろう。節約になるだけでなく、細かいものを詰め込む必要がなくなり、出発当日の荷物を減らすこともできる。

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証明書を提示する。
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13. 証明書を提示する。

旅費から入場料、衣服など、所属先やメンバーになっている組織の証明書を見せることで割引になるものもある。

学生なら学生証や「国際学生証」などを、30歳以下なら「国際青年証」を用意するといいだろう。常勤の教師であれば、「国際教員証」の取得が可能だ。

緊急対応者、退役軍人、退職者向けの割引や無料サービスも多い。例えばMargaritaville at Sea社では、緊急対応者や退役軍人のために無料クルーズを提供している。

ロイヤルティープログラムに登録する。
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14. ロイヤルティープログラムに登録する。

面倒に感じるかもしれないが、クレジットカードなどのロイヤルティープログラムに登録することで、メリットが得られることがある。まず、どのような特典が自分にとって最も重要かを考えよう。

例えば、ファーストクラスに乗りたいのであれば、マイルや旅行特典が充実しているプログラムやクレジットカードを探すのがいいだろう。現在持っているクレジットカードにどんな特典があるか、ほかのカードと比較するのも大切だ。乗り換えの時期が来ていることが分かるかもしれない。

また、航空会社やホテル、レンタカーなどのロイヤルティープログラムに参加するのもいい。頻繁に旅行する人に無料の航空券や宿泊、アップグレードを提供してくれることが多いからだ。

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誠実なフォロワーになる。
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15. 誠実なフォロワーになる。

セールや期間限定キャンペーンを誰よりも早く知るために、よく使う航空会社、ホテル、クルーズ会社などをSNSでフォローするのは必須。得する情報を知るために各社の公式ウェブサイトを常に検索しなくていいので、手間も省ける。

「無料の日」を狙う。
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16. 「無料の日」を狙う。

美術館や博物館、遺跡などへ行くたびに入場料を払っていると、どんどん出費がかさんでしまう。こうした観光地の人気スポットの多くは、少なくとも週1回または月1回、入場料が無料になることがある。

旅程を立てる際に、見たい場所をリストアップし、入場料の詳細を確認するといい。公式ウェブサイトには子ども、高齢者、学生、現役軍人・退役軍人向けの割引料金とともに、入場料が無料または割引になる日が記載されていることが多い。

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食料品店に行く。
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17. 食料品店に行く。

当たり前のことだが、現地の人と同じように食事をすれば、大きく節約をすることは可能だ。宿泊施設にチェックインしたら食料品店へ行き、水や飲み物、スナックを買い込もう。朝食やピクニック向けのランチセットなどを選べば、さらに節約になるはずだ。

規約を読み飛ばさない。
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18. 規約を読み飛ばさない。

旅行商品を購入する際、ほとんどの人は小さな文字や難しい法律用語で書かれた規約を読み飛ばしているとは思う。しかし自分が何に支払い、支払ってないのかを理解することで、旅行時の不意の出費を防ぐことができる。

特に、隠れた料金には注意が必要だ。荷物の紛失や遅延があった場合、航空会社が無料で届けてくれるとは限らない。荷物の配送に同意する前に、条件などの確認を忘れないように。

ホテルに宿泊する場合は、レイトチェックアウトを頼んでみよう。チェックアウト時間に間に合わなかった時は安心できるし、無駄な追加料金が発生するのを防げる。

出発地や目的地で悪天候が予想される場合、航空会社は予約変更手数料を免除してくれることがある。航空会社に問い合わせるか、航空会社からの通知を待とう。

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ランチを豪華にする。
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19. ランチを豪華にする。

一流のレストランで食事をするのが好きな食通なら、ランチの予約しておこう。ミシュランの星付きレストランでも、ランチメニューはディナーと同じかよく似ていることが多いが大幅に割引されている。ランチの予約が取りやすいシーズンオフは、特におすすめだ。

荷物は預けない。
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20. 荷物は預けない。

受託手荷物、事前座席指定、コンコースでの食事など、旅費はかさみがちだ。整理整頓ができれば、便利な料金に「ノー」を突きつけることで、多くを節約することができる。

預け入れ荷物のコストを避けるには、荷物を軽くして機内持ち込み荷物だけで旅行することが一番。バッグ1つで旅行するのは、思ったより簡単といえる。処分しようと思っていた洋服は帰国前に旅行先で寄付し、宿泊先で用意されたアメニティーグッズを使えば、かさばる身の回りの小物を持ち歩く必要がない。

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キャッシュバックで得をする。
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21. キャッシュバックで得をする。

多くのクレジットカードには、カードに追加できる加盟店特典がある。カードのアプリにログインしたり、メールをチェックしたりして、ホテル宿泊の割引やホテルの予約、レストランでの食事、レンタカーの利用に対するキャッシュバックなどを確認しよう。

保険のオプションを確認する。
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22. 保険のオプションを確認する。

病気やけが、荷物の紛失など、旅行中の不意の事態に備えることは、予期せぬ出費を避けるために重要だ。現在、ほとんどの旅行商品の支払い時に海外旅行保険に加入するオプションが含まれていることが多いが、これらをクリックしてカートに入れる前に、すでに同じような海外旅行保険に加入していないか確認しよう。

クレジットカードの中には、そのカードで旅行の予約すると旅行保険や自動車保険などの保険を付帯するものもある。クレジットカード会社が提供する保険には、旅行キャンセル保険はあるが避難や本国送還の保険はない、自動車衝突・盗難防止保険はあるが人身傷害保険はないなどの制限がある場合があるので、どのような補償が受けられるのかを理解することが重要だ。

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無料で手に入るものに無駄遣いしない。
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23. 無料で手に入るものに無駄遣いしない。

飛行機の受託手荷物を預ける必要がある場合は、航空会社のクレジットカードやマイレージプログラムに登録するなどして、無料で預けられる方法を探そう。

JetBlueやユナイテッド航空など一部の航空会社では電話での航空券予約に手数料がかかり、スピリット航空では空港での搭乗券の印刷に25ドルかかる。オンラインで予約し、自宅で搭乗券を印刷するか、航空会社の無料アプリをダウンロードして搭乗券を表示することで、これらの手数料を避けることができる。

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バックパッカー向けのホステルや格安のカプセルホテル、中級クラスのアートホテルが豊富にある日本。この国では、殺風景で狭い画一的なホテルの部屋に代わる選択肢が、Airbnbしかないということはない。とはいえ、時には友人や家族と自分だけの空間でくつろげる「もう一つの我が家」を求めることもあるに違いない。

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