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日本各地のグランピング施設15選
北海道から九州まで、自然の中で快適に過ごす
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テキスト:西山綾加
2020年10月1日から、Go To トラベルキャンペーンの対象に東京が加わることが発表された。旅の選択のなかでも、広大な大自然で3密を回避しながら楽しめるアウトドアを視野に入れる人は多いのではないだろうか。特に近年続々と新施設がオープンしているグランピングは、その人気に拍車がかかっている。
「グラマラス」と「キャンプ」を語源とするグランピングだが、グラマラスの定義はさまざま。物理的な快適さや手軽さから始まり、ホテル顔負けのサービスや、おしゃれな内装など多様化している。ここではそんな全国のグランピング施設から人気の施設をピックアップして紹介。好みの施設を見つけて、10月以降の計画の参考にしてほしい。
1. 北海道
アニマルグランピングノースサファリサッポロ
テントの中で動物と触れ合いながら一日過ごせる、日本初のグランピング施設。モルモット、プレーリードック、イグアナなど触れ合いやすい動物たちの中でも一番人気が『アザラシのいるコテージ』だ。まるでアザラシを飼育してるような贅沢な気分が味わえる。
人懐っこいアザラシは、客のいる方に自ら寄ってきてくれるのだそう。北海道の大自然の中、かわいい動物たちとの触れ合いは癒し効果が抜群だろう。
2. 福島
エンゼルフォレスト那須白河
東北最大級の愛犬への配慮も欠かさないドックフリーグランピング施設。24平方メートルもの広大なテントサイトは、区画ごとにフェンスで囲われているため庭先で愛犬をノーリードで遊ばせることができる。
そのほかにも、施設内には愛犬のための温泉や愛犬専用の食事などの設備が備えられている。愛犬とともに自然を満喫しよう。
3. 千葉
ザ ファーム
2万平方メートルの畑を持つ農園リゾート内のグランピングエリア。かつて耕作放棄地だった土地が、畑、宿泊施設、貸し農園、温泉、バーベキュー場などに変身した。
そんな広大な農地を生かし、園内では60種100品目の野菜を育てているほか、宿泊者は野菜の収穫体験が楽しめる。収穫時期に合わせた野菜を3種まで土から掘り起こしたり、もいだり、自然と触れ合えるアクティビティが人気だ。野菜はその場で調理することもできる。自ら収穫した野菜を味わう体験は、食と向き合うきっかけになるかもしれない。
4. 東京
サーカス アウトドア トーキョー
奥多摩湖近くの国立自然公園の中にあるグランピング施設。全部で五つの部屋は、それぞれサーカスにまつわる人々をモチーフに個性的なヴィンテージの家具がそろい、重厚な雰囲気がある。
オプションには、入り口でスマートフォンやパソコンなどの電子機器を預かる『デジタルデトックス』プランもあり、忙しい日常から離れて、自然の中で過ごす時間を楽しめそうだ。
5. 神奈川
日比谷花壇のステイ 里楽巣 フジノ
日比谷花壇初のグランピングができる宿泊施設、日比谷花壇の”STAY”「里楽巣 FUJINO」(リラックス フジノ)が神奈川県相模原市藤野に開業。「ココロも体も喜ぶ場所」をテーマに、大人がゆったりと楽しめる上質なステイ体験を提供している。
グランピングサイトには、雄大な山並みを望む広々としたパノラマデッキとカウンターテーブル、ドーム型テントを設置。藤野にある工房で作られた家具と、日比谷花壇ならではの植物を配したコーディネートで自然を感じながらリラックスできる。リビングのある洋室タイプと、グランピング施設には珍しい畳を敷いた和室タイプがあり、どちらも居心地の良さにこだわった造りとなっている。
6. 静岡
藤乃煌 富士御殿場
「グランピングを超えたアウトドアリゾート」をコンセプトに掲げる藤乃煌(フジノキラメキ) 富士御殿場では、全室で富士山ビューのロケーションが楽しめる。特に敷地の高台に位置するキャビンからは裾野まで広がる景色を堪能することができる。
グランピングに欠かせない料理にも注目したい。おすすめプラン『グランピング・スタイル』は、ホテル出身のシェフが織り成すコース仕立てのアウトドア料理を客室まで届けてもらえる。テーブルセッティングからアウトドア器具の使い方、片付けまで手伝いがあり、至れり尽せりだ。
7. 長野
スノーピーク フィールド スイート 白馬北高原
スノーピークプロデュースのグランピングブランド、フィールドスイートの第1号施設として2019年7月にオープン。フィールドスイートのために開発された特別仕様のテントや、建築家の隈研吾とスノーピークのコラボレーションによるモバイルハウス『住箱-JYUBAKO-』からは、北アルプス白馬山の絶景を楽しむことができる。
料金は1泊7〜11万円(税別、1室2名で利用の場合/3食、滞在中のドリンク、長野駅からの送迎込)。とっておきのラグジュアリーなアウトドア体験はいかがだろう。
8. 石川
一里野高原ホテル ろあん
一里野高原ホテルろあんは日本三大霊山の一つ、白山の山間に位置する宿泊施設。ここでは、1日1組限定で大自然を堪能するグランピングプランがある。
岩間温泉から約10キロも引き湯する源泉掛け流し温泉や、地元食材にこだわった料理が魅力だ。食事はバーベキューもいいが『森のフルコースプラン』がおすすめ。ホテルスタッフによるフルサービスで、白山でのびのび育ったイノシシのリブロースを味わえる。低温貯蔵庫で寝かせた熟成肉は臭みもなく、うま味がすごいのだそう。施設ではヤギを飼育しており、山々の自然と動物との交流も楽しめる。
9. 滋賀
グランエレメント
「火・風・水・土」という自然の元素(エレメント)をコンセプトにした、滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹の大地で非日常が味わえるグランピング施設。
宿泊料金に食事やドリンク、アクティビティの利用料金などが含まれるオールインクルーシブ制。滞在中に会計の心配がなく、煩わしい日常を全て忘れさせてくれる。まるでフルコースのような豪華な食事は、各部屋のデッキでコンシェルジュの丁寧なサービスとともに味わおう。日本初上陸のティアドロップ型テントにも注目だ。
10. 京都
グラックス プレミアムキャンプリゾート 京都るり渓
京都市内から車で約1時間の好アクセスながらも、国の名勝や府立自然公園に指定される自然豊かな施設。9種類のグランピングサイトから好みに応じてセレクトできる。
宿泊者は、隣接したるり渓温泉本館を2日間無料で利用可能。ここでは温泉やサウナ、1万冊以上の書籍や漫画、雑誌を読みながらくつろげるランタンテラスなどの施設を完備している。「共感覚」をテーマにした一年中楽しめるイルミネーション、『シナスタジアヒルズ』などナイトアクティビティも充実だ。
11. 大阪
アーバン キャンプ ホテル マーブル ビーチ
2020年4月、大阪府泉南市りんくう南浜にオープンした関西最大級の大型公園内に位置するグランピングエリア。都市型のバーベキュー場として展開するザ バーベキュー ビーチの宿泊版でもあり、ジャグジー付きのホテルの居室でキャンプ体験ができる。
特におすすめは独立型ヴィラタイプの部屋。植栽やインテリアコーディネートは、真っ白なマーブルビーチの引き立てるポップな4色のキーカラー(ピンク、ライトブルー、イエロー、マリンブルー)をあしらっている。全ての部屋に付いている中庭(プライヴェートパティオ)から、そのままビーチへ駆け出そう。
12. 香川
ベッセルおおち 瀬戸内グランピング
日帰り入浴施設やレストラン、カフェ、居酒屋などが入った複合施設内のグランピング施設。
シーサイドデッキに設定されたテントからは瀬戸内海が一望できる。「東かがわの魅力をもっと多くの方に知ってもらいたい」というコンセプトから、 地元食材のバーベキュープランや、瀬戸内海でSUP体験、星空の下でのたき火など、地域の魅力を体験できるアクティビティが満載だ。
13. 高知
室戸ベース55
2020年7月1日、地質遺産、室戸ユネスコ世界ジオパークにオープンしたグランピング施設、室戸ベース55(MUROTO base 55)。ジオパークとは、地殻変動によってできた重要な地形、地質、独特な生態系や文化を体感できる場所のことだ。バイクライダー交流宿泊施設をリニューアルし、地球の動きを感じる場所で一味違った自然を体感することができる。
全てのインテリアには、イケアの家具を使用。公式サイトでは各部屋のコーディネート資料を一部PDFで公開している。旅先でお気に入りのインテリアに出合うことも、思い出の一部になりそうだ。
14. 大分
湯布院温泉郷グランピング九州 コモレビ
湯布院と別府の中間にある、おとぎの森の中にあるグランピング施設。チェックインから専用スタッフが付き、まるで物語の主人公になったかのような気分が味わえる。
カスタマイズされた最高の一日を提供することを大切にしており、誕生日やプロポーズなど、一人一人のシーンに合わせたサプライズも全力でサポートしてくれる。大切な一日を大切な人と過ごしたいときに最適なグランピング施設だ。
15. 宮崎
グランピング イン カームラナイハーバー
2018年にオープンした、宮崎県日南海岸国定公園中に位置する異国感を味わえるグランピング施設。大小のテントは、バリ、モロッコ、サンフランシスコ、アンダルシアなど、異国の都市をイメージしたコーディネートが施されている。そのほか、キャンピングカーやボートタイプの部屋もある。
南国リゾート宮崎を象徴する植物、ワシントニアパームやトゥクトゥクのレンタル(要予約)など、海外へ行けないこの時期に海外旅行気分を満喫してみては。日向灘を臨むウォーターフロントのロケーションも、おすすめポイントの一つだ。
自然の中で快適に遊ぶなら......
東京近郊のグランピング施設12選
近年、アウトドアアクティビティに注目が集まっている。しかしアウトドア初心者には、移動手段が限られたりテントやウエアなど専用ギアを集めたりと、少々ハードルが高いのが難点。大自然の中での宿泊には抵抗もある人も多いだろう。
そこで注目したいのがグランピングだ。このスタイルでは、設備が整っているためホテル感覚でアウトドアを楽しむことができる。ここでは、ギア収集も技術習得も必要のないグランピングを楽しめる都内近郊のスポットを紹介。家族や友人、恋人との旅行計画にも、グランピングを提案してみてはいかがだろうか。
動物と触れ合えるグランピング5選
さまざまなグランピング施設があるが、ここでは動物と触れ合うことのできるヴェニューを紹介。動物園の隣にある施設や、北海道の広大な大地で動物とステイ体験など、深まる秋に出かけたいスポットを挙げる。人混みを避け、息抜きに出かけてみるのはいかがだろうか。
関東近郊、週末に行けるハイキングスポット10選
日本の国土は約7割が森林に恵まれた山地でできている。東京で過ごしているとそのことを忘れがちだが、東京周辺にも自然に癒されるハイキングスポットがたくさんある。ここでは、日帰りと宿泊で楽しめる場所を紹介。各登山道には難易度から五つ星の評価と情報を記載している。
ハイキングのおすすめシーズンは秋。気温が低く空気が乾燥し、芸術作品のような紅葉が楽しめるからだ。また、春と初夏も快適。季節の花を鑑賞しよう。
東京、ベストアウトドアショップ6選
アウトドアサウナできるキャンプ場5選
近年盛り上がりを見せる野外で楽しむアウトドアサウナ。フィンランド式のテントサウナから、木屋の中で蒸気に包まれるイグルー式などそのスタイルは多様だ。今回は、そんなアウトドアサウナを楽しめるキャンプ場を東京近郊に絞って五つ紹介する。自然の中で、心と体をととのえる極上のひとときを堪能しよう。
キャンプサウナの入場は水着などの着衣式がほとんど。予約制のところも多いので事前に連絡の上、行くのをおすすめする。